ペナンの隠れ家
イポーからペナンに移動しました。移動手段はやはりバスです。ちなみに、歩き方にはイポーのバスステーションは「ゴペン」とあるのですが、ワタクシがタクシーで移動したのはアマンジャヤ・バスステーションです。
宿でチェックアウトするときに行き先を聞かれ、「アマンジャヤですね」といわれてやってきたのですが、かなり近代的なバスステーションでした。こちらは、イポーの北、アロースター方面に向かうバスが発着するようです。地図上ではゴペン・バスステーションはイポーの南にあるので、クアラルンプールなど南から来るバスが発着するようです。
<Cintra Heritage House>K7/DA16-50
今回の移動では行き先はペナンではなく、バタワースを経由する便を図らずも選ぶことになりました。たまたま、バスの呼び込み合戦みたいなものに遭遇して、チケットを買った会社のバスがそういうものだったのですね。
なので、バタワースでフェリーに乗り換え、宿までは歩いて向かいました。4泊したのはシントラ通りとチュリア通りの交差点にあるCintra Heritage Houseでございます。
<客室>GR DIGITAL
ここは古いショップハウス(床屋だったらしい)を改装した宿で、木造建築です。客室は1階と2階にあり、2階には靴を脱いで上がります。自分の部屋は2階でした。狭いドアを開けて入ると、古い家具に囲まれた空間が現れます。
<窓>GR DIGITAL
狭いと思えたドアは観音開きゆえのことで、ロックを解放すれば難なく入ることができました。ライトを付けても暗めの部屋で、カーテンを開こうと思っても、カーテンはなく、すべてマレー式の木製の窓です。ガラスはなく、窓を開け放つか、明かり取り用のシャッターを開くかです。明るくなるのはいいですが、すべて廊下から丸見えになってしまうので、こんな状態にしておきました。
<浴室>GR DIGITAL
客室から一段高くなったところにある浴室。お湯もふんだんに出て、いうことありません。石けんは置いていませんが、備え付けの機械に液体石けんが詰められています。また、市販のミネラルウォーターも置いてありませんが、ラベルを剥がしたペットボトルに水が詰められています。
フロント横にカフェがあり、ここでウォーターサーバーから自由に補充できるとのこと。ランカウイの宿も同じようなことができました。ちなみに、このウォーターサーバー、冷たい水もお湯も出ます。また、部屋には電気式ポットもありました。
<お呼ばれした朝食>GR DIGITAL
翌日の朝食です。実はここもまた朝食なしのプランです。…というか、シングルルームには朝食が付かないようです。ですが、この日ラマダン開け(ハリラヤ・プアサ)だったため、特別な振る舞いだったようです。
<豪華なビュフェ>GR DIGITAL
こんな感じで食事が用意されています。毎日こうだったら、凄いことでしょうが。けっこう美味しかったです。とはいえ、個人的には「朝食は別のところで食べる」意識が強くて、ジョージタウンでは行く前から「ここで食べる」というものがあったのですね。なので、ここで軽く済ませたあと、2度目の朝食に行きましたが。
<廊下より>K7/DA16-50
こんな感じで、宿泊客もよく記念撮影しているところを見かけました。ここは共有スペースで、雑誌と灰皿が置いてありました。1階の中庭(ちょうどこの下)も共有スペースですね。
WiFiはもちろん来ています。ところが困ったことに、自分の泊まった部屋にはテーブルがなく、別の共有スペースでブログの更新などをしていました。そちらにはきちんとした机があり、エアコンも使えるので重宝しました。ただ、宿の従業員が眠る部屋でもあるらしく、あまり深夜だとだめかも。
いい感じなんですけどね。基本的に、部屋の入口に「掃除してください」などの札を掲げていないとタオル等は替えないようです。どういうことか、自分の泊まった部屋にはその札がなくて、タオルはフロントでもらっていました。また、フロントが24時間営業じゃないというのも、ちょっと辛い。ハリラヤ・プアサの夜、近くで花火などが上がったのですが、見に行こうと思っても、すでにドアが閉まっていたり、朝7時頃外出しようと思っても、やはり誰もいなかったり。
ペナンの次にはランカウイにフェリーで行くのですが、これが早朝のことで、タクシーを頼むと、自ら送迎車を出してくれました。有料ですが。
何でも、昨年からの営業だそうで、こうした古い民家やショップハウスを改装した宿が、ジョージタウンのチュリア通り近辺には増殖中です。まあ、これからきちんとしたホテルのノウハウを吸収して、だんだんよくなっていくんでしょう。いちお、シントラ・ヘリテージ・ハウスは80点くらいかな。難点はありましたが、近くのホテルよりは断然いいし、同じようなタイプの宿の中ではかなり安い設定です。
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コメント
私もこの近くのショップハウス改造のゲストハウスに泊まったことありますが、ボロボロでお化けがでそうで怖かったです(^^ゞ
夜トイレに行くのも怖いんですが、従業員のおばさんが階段のところに寝ているので安心でした
投稿: kimcafe | 2013年10月 5日 (土) 23時16分
確か飲茶の店の向かいあたりにあった宿ではないかと。
実はkimcafeさんのブログを読んで、シントラ・ヘリテージ・ハウスがあの宿を進化発展させたものかと思っていたのですが、まったく違いましたね。
予約のない若いツーリストが飛び込みで泊まろうとしていたのを目撃しましたが、条件が合わなかったのがそのまま去っていきました。
現在は宿としてやっていないような気もします。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年10月 6日 (日) 00時43分