« 4つの洞窟寺院 | トップページ | ペナンの隠れ家 »

2013年10月 1日 (火)

マレーシアの小食館はフードコートなのである

イポー最終日でございます。

宿にはやっぱり朝食が付いていないので外に食べに行きます。ガーデンフードコートも計3回通っているので少々飽きてきました。なので、宿のすぐ近くにある、中国人のやっている小食館に行きます。例の、バナナ・リーフ・カレーの店の向かいです。

Mt0717

<店内>GR DIGITAL

ここは正式名称はあるんだろうけど、メモしてこなかったです。なので小食館。前面がオープンになっていて、中にはいるとこんなテーブルが並ぶところ。マレーシアのどこにでもあるような店ですね。

燒臘麺(チャーシュー・ミー)という文字が見え、これを頼みました。すると、レジのあたりから別のおばさんがやってきて、飲み物の注文を取り出しました。飲み物は紅茶にします。

Mt0716

<紅茶>GR DIGITAL

すぐにやってきた紅茶。ミルクというか、練乳たっぷりでやはりどこかチャイのテイストなのです。スプーンではなく、レンゲがついているというのも中国っぽいですね。おばさんは1.5リンギットを紙に書いて請求しました。ここで気づいたのです。ひとつの店に見えても、これはフードコートなのだと。

店内を見回すと、いくつもの調理のブースがあり、それぞれにマレー語と中国語で料理名が書いてあります。もちろん競合はせず、それぞれに異なる料理です。

ふと気づくと、後ろのテーブルにはなんとインド人の客がいました。食べているのは、ロティ・チャナイという、マレーシアで進化を遂げたインド料理です。とはいえ、小麦粉から作ったパン生地にカレーを付けて食べる料理に過ぎませんが。

そして、よく観察すると、ロティ・チャナイなどのインド料理を供する調理ブースもあったのでした。いやあ、町のただの食堂に見えてこれは侮れません。また、イポーは、ホワイト・コーヒーの産地として知られ、「なんとかホワイト・コーヒー」という店名のカフェがたくさんあります。しかし、これも純粋な喫茶店ではなく、主に料理を出す店なのです。こちらには入らなかったものの、システムはこの店とまったく同じと思われます。

Mt0718

<朝食セット>GR DIGITAL

そんな観察をしているうちに、チャーシュー・ミーがやってきました。ドライです。スープ付きです。料金は5.2リンギットで、こちらは麺を運んでくれたおばさんに払います。

Mt0719

<チャーシュー・ミー>GR DIGITAL

ドライタイプですが、タレが多めに入っています。茹でた空芯菜とチャーシュー。朝食としてはこれもひとつのゴールデンコンビなのではないでしょうか。そして、ネギが散らしてありますので、B級グルメの巨匠はこれをひとつひとつ除去することになるのでしょう。

麺との相性も抜群で、美味いです。

Mt0723

<ワンタンスープ>GR DIGITAL

そして、スープの中にはワンタンが入っていました。そして、青菜も。こちらもネギ入りですぜ。んー、それにしても、このメニューをワンタン・ミーといわないところが、チャーシューに自信があるということなのかどうか。

まあ、ワンタンの数はワンタン・ミーよりは少なかったですね。あるいは、ワンタンのように見えて、実は水餃子だったりして…。

小皿の唐辛子入りの醤油も麺に掛けると味が引き立ちます。マレー料理は辛そうに見えて、実はそれほど辛くないのですが、この小皿の唐辛子は、けっこうピリッと来ます。

それにしても、マレーシアのただの食堂がフードコートだったとは。ひとつの発見でした。同じタイプの店は、以前にペナンで入り、肉骨茶(バクテー)を食べたことがあるのですが、この時は親切な店員が飲み物からすべて請け負った感じなので、フードコート形式であるとはまったく気づきませんでした。

店を取り仕切っているのは、やはりレジにいた飲み物係のおばさんなのではないかと推測します。

| |

« 4つの洞窟寺院 | トップページ | ペナンの隠れ家 »

Food」カテゴリの記事

201308 Malaysia & Thailand」カテゴリの記事

コメント

 とにかく、食べることには困りません(笑)。

投稿: 伊 謄 | 2013年10月 1日 (火) 14時06分

伊 謄さん、こんにちは。
どこにでもある食堂ですからね。
入ってしまえばこっちのもんです。
イポーではよかったのですが、ペナンではラマダンあけが加わり、店はあっても席がないという状況に陥りました。
食べるのに苦労しましたです。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年10月 1日 (火) 23時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マレーシアの小食館はフードコートなのである:

« 4つの洞窟寺院 | トップページ | ペナンの隠れ家 »