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2014年1月30日 (木)

歯磨きチューブとシャンプー

旅行中のレポートで書きましたが、すでに到着時に歯磨きチューブとシャンプーの中身が不足気味でした。ヤンゴンまでは何とかなっていましたが、どうしても補充する必要があるので、町歩きの最中にでも見つけ次第買っておこうと思っていました。

マンダレーに到着して近所を歩いていた途中の雑貨屋に立ち寄り、歯磨きチューブを見つけました。特に外国のスーパーなどに行くと徳用のものしか見つからなかったりしますが、ちょうど家庭用より少なめのものがあり、すかさず購入しました。

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<タイ製のコルゲート>GR DIGITAL

文字がビルマ語ではありません。それに見覚えのあるパッケージ。コルゲートです。いろいろ調べていたら、成分に問題があるのか日本では輸入禁止になってしまったらしいです。そういえば最近あまり見かけないし。

もちろんラミネートチューブで、さわやかなストライプのジェルが出てきます。だいたいこのタイプで1年半、旅行回数にして3回、60日分くらいは持つかな。今までメキシコでも購入したことがあり、使用感はまったく問題ありません。800チャットだったような。

サイズなんですよね。日本でならばコンビニで売られているくらいのものがちょうどよいのです。コンビニのある国ならば簡単に手に入ります。でかすぎても困りますね。

その後、ダイヤモンドプラザというショッピングセンターを見つけ、シャンプーもゲットしました。その地下にスーパーがあり、品揃えはバンコクのスーパーと遜色ありませんでした。ただ、日本製品はほとんど見かけません。

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<シャンプー>GR DIGITAL

こちらも見た目よりも容量で選んだという感じです。英語が並ぶパッケージですが、タイ製。クールだのメントールだのトニック系のシャンプーみたいですが、裏にはスカルプの文字もあり、頭皮ケア用のリンス成分を含まないやつですね。1650チャットでした。

シャンプーはポンプを押したり、容器の腹をへこましたりして、中身がスムーズに出てくるものですが、これはかなりどろっとしていました。しかもブルーの液体。なんか泡立ちが悪いんですよね。もちろん、最後まで到達すればすっきりと洗い流せますけど。今まで使っていたものとは使用感がまるで違う。

ちなみに、常用していたのは海洋深層水入りのもの。でも、最近見つかりません。これ、あまりにもどろっとしているので、次の旅には持参せず、現在家でたまに使っています。それに、ボトルがけっこうちゃちなんで、壊れてしまう可能性もありますから。次回は近くのスーパーでこのくらいのサイズのボトルを購入していこう。

いやあ、日本製のシャンプーのボトルはかなり持ちますよ。少なくとも10回程度の詰め替えが可能ですから。

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2014年1月28日 (火)

シャン・カオスエって…これは

ミングォンで一通り観光を終え、あとはマンダレーに戻るだけです。とはいえ、小1時間ほど時間が余っているので船着き場に近い食堂で昼食を食べていくことにします。

メニューがあったかどうか。店を仕切っているおばさんにきくと、シャン・カオスエという単語が聞き取れました。何たって、マンダレーでは麺を食べ損なっているからなあ。ここは即決でそれに決めます。飲み物はコーラにしました。しばらくすると、コーラを持ってきました。をを、訳のわからないメーカーのコーラではなくて、コカコーラですよ。かつてはコカコーラもペプシも輸入されていなかったので、ミャンマー国内で独自のコーラを生産していたようですが、これも民主化の影響なんでしょうね。

さて、シャン・カオスエがやってきました。

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<シャン・カオスエとのことだが>GR DIGITAL

箸はありません。傍らのボウルに突っ込まれたフォークとスプーンで頂くことにします。

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<唐辛子>GR DIGITAL

をを、唐辛子も添えられます。これをつぶして好みの辛さに調節するのですね。ひとつつぶして投入します。手前の赤いものも乾燥唐辛子だなと思ったんですが。奥の袋が気になります。何かなと思い袋の中身の残りを出すと、手前の乾燥唐辛子みたいなものが出てきました。

この様子を見ていたおばさんは、もうスープに入れてあるからみたいなことをいうんです。ん?と思って、麺を食べてみると、なんか懐かしい味がするんです。…というか、これ、インスタントラーメンそのものやないけー。

乾燥唐辛子みたいに見えるのも当たり前で、トムヤム味のインスタントラーメンなのでありました。んー、まあ味はそんなに悪くないです。でも、麺の感じが日本の袋入りのインスタントラーメンそのものです。これに、地元で取れた野菜と鶏肉を入れたものです。なんてこった。

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<デザート>GR DIGITAL

最後にこんなものも持ってこられました。食べてみるとかりんとうそのものです。これでしめて3000チャットなんですが、どう見ても高いですね。日本円ではチャットのゼロをひとつ取ったのがだいたいの金額ですから。

タイでもこれは100バーツしないでしょ。とてもローカルな食堂に見えたんですけどねえ。船着き場から遺跡に向かうすぐの店、気をつけましょう。

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2014年1月26日 (日)

土色と白

ミングォンはいかにも乾季の東南アジアという感じで、未舗装の粘土質の道を歩いて回りました。

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<ミングォン・パヤー>K7/DA21

これは完成していれば世界最大の仏塔になるはずだったもので、建設者のボードーパヤー王が亡くなって、建設も途絶えたものだそうです。しかも、山を切り崩して作ろうとしていたというのが凄いですね。ちなみに世界最大の仏塔はタイのナコーンパトムにあるプラ・パトム・チェディです。

歩き方の地図だとほぼミングォンの中程にあるんですが、あっという間に到着してしまいました。右側の白いものが見えているところが正面で、あまり時間もないので正面だけ拝見させていただきました。

でも、入ろうとすると係が制し入域料を払うようにいわれます。正面右手に入域料金を支払うブースがあり、ここで3000チャット払います。USドル払いは不可。ちなみに、ミングォンとザガインの入域チケットは共通ですが、ザガインでは支払う場所がなくチケットチェックもありませんでした。パスポート提示も必要です。

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<崩れたライオン像>K7/DA21

ミングォン・パヤーに亀裂が入っているのがおわかりでしょうか。地震の爪痕です。ミングォン・パヤーの正面には巨大な石の塊みたいなものがありますが、これがパヤーを守るライオン像のなれの果てです。これも地震で崩れてしまったそうです。

ライオン像というと狛犬同様左右一対なんですが、ここのは巨大すぎて片方のみしか写せませんでした。木がじゃまだし。もっと正面から撮ろうとすると、エーヤワディー川あたりまで下がらないと無理な感じでした。

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<ミングォンの鐘>K7/DA21

さらに歩いていくと、こんな巨大な鐘をつるした建物があります。この鐘はミングォン・パヤーのために作らせたそうですが、未完に終わったため、こちらにあるとのこと。日本だったら、国宝級のものでしょうが、観光客がやたらとがんがん鳴らしていましたね。

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<シンピューメェ>K7/DA21

ひときわ目を引く白い建造物。このあたりでミングォンの観光スポットはおしまい。こちらは、ボードーパヤー王の次の王、バーヂードー王が亡き夫人を偲び作らせたもの。シンピューメェが夫人の名前だとか。

今までやたらと金箔を使用する輝くパヤーばかりでしたが、白い仏塔というものもいいものですね。チェンマイにもこんな白く引き締まった寺院がありました。CMとか映画の撮影にも使われそうなところですが、入口でのおばさんたちの下足争奪戦は凄いです。

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<仏像までもが白い>K7/DA21

仏塔のまわりを小さな祠のようなものが無数に取り囲み、その中にも小さな仏像が安置されています。それも白く塗られているんですね。

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<ダブルの仏像>K7/DA21

シンピューメェの一番高い場所にはこんな仏像が。これ、正面から見ると一体のみですが、その背後にもう一体仏像が隠れているんですね。こういう感じのものがミャンマーには実に多いです。

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<ポンドー・パヤー>K7/DA21

こちらはもっとも船着き場に近いところにある小さな仏塔。ここも白がまぶしい。

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<サットーヤ・パヤー>K7/DA50-200

ポンドー・パヤーとミングォン・パヤーの中間あたりにある建物。観光ルートからだと裏から入るようになりますが、実は正面はエーヤワディー川の方を向いています。本堂の上部は金色をしていますが、あとは潔いくらいの白一色です。

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<川で洗濯と水浴び>K7/DA50-200

こんな風景も見かけます。エーヤワディー川での洗濯と、ついでに水浴びですか。ちなみに、自分が乗ってきた船の従業員も水浴びをしていたようで、濡れた髪でしたね。ついでにお肌のトリートメントなのか、タナカもつけていました。男性だったんですが。

駆け足でミングォンを紹介しました。写真がめちゃくちゃ多いので、概要みたいに紹介しましたが。観光スポットが集まっていて徒歩でも十分回れるミングォンは、マンダレーからちょっと足を伸ばすのに最適です。

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2014年1月24日 (金)

バイクと船でミングォンへ

マンダレー2日目は、ミングォンに行くことにしました。ミングォンはマンダレーとはエーヤワディー川の対岸にあたり、船で上流に向かうことになります。船着き場はけっこう遠いので、バイクタクシーで行くことにします。

ホテルを出るとバイクタクシーの声がかかりますが、4000チャットとか高いことをいいます。事前に最近マンダレーを訪れた方の書かれた旅行記を読んでいたので断ります。まあ、ちょっと歩けば次のバイクタクシーが現れるだろうと。すると後ろからやってきました。こちらのドライバーは2000チャットでいいとのこと。旅行記の通りです。マンダレーでのバイクタクシーは後部座席に乗るとき、ヘルメットを渡されます。

さて、ミングォンへの船着き場ですが、けっこう距離があります。しかも、朝のマンダレーはけっこう涼しく、ヨットパーカーを着ていて正解でした。バイクは確かに船着き場に到着しましたが、なんと、ミャンマー人用のところに着いてしまい、外国人用の船着き場まで向かい直すことにします。外国人旅行者は一般の渡し船には乗ることができません。

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<エーヤワディー川>K7/DA21

こちらの船着き場にも数多くの船が待機しています。チケット売り場ではパスポートを提示します。パスポート番号や名前を控えられ、宿泊先まできかれました。料金は5000チャット。もちろん往復です。片道料金の設定はないようです。

もし、この船に乗れない場合はチャーターとなるようですが、そういった団体もいくつかあったようです。チケットにはアルファベットで船名が書かれていたのですが、まったくどの船かわかりません。ただ、外国人専用なので続々と集まってくるツーリストの動向を見ていけばいいわけで、心配ご無用でございました。

さて、バイクタクシーのドライバーが何か言いたそうにしています。すでに料金は支払っていますが、どうしたことでしょう。すると、英語のできる知り合いを連れてきて「帰りの時間に待っているので、同じ料金でホテルまで乗って欲しい」とのことです。もちろん、OKです。

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<乗船開始>K7/DA21

やはり乾季のためか水量が少なく、土手を降りて船づたいに乗り込むことになります。これだけ船が多いと、すべての船が岸に接岸することはできないのでしょう。それにしても、50人ほどの外国人旅行者ですが、いったいどこに隠れていたんだという感じです。圧倒的に多いのが欧米系で東洋系は少数派です。日本人は自分を含めて3名。話をしたわけではありませんが、いずれも某有名ガイドブックを持っていたのでわかりました。中国人はさらに多いです。ほぼ全員簡体字を使用する大陸出身者でしょう。そして、コンタイがいました。しかもカトゥーイのカップルです。じぇじぇじぇですね。

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<船室より>K7/DA21

上のデッキに座りたかったのですが、すでに座席がなく下の船室に落ち着きます。エーヤワディー川は東南アジアを代表する大河のひとつですが、メコンなどとはまったく川の様相が異なりますね。「お汁粉色」ともいわれる茶褐色ではないし。流れも穏やかな感じです。川幅は2kmくらいかなと思っていましたが、どうも中州があるようでその倍以上はあると思われます。

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<材木船>K7/DA50-200

やってきた船は材木船でした。というか、切り出したチーク材を下流に運ぶために、そのチーク材で筏を組み立て、数ヶ月かけて運んでいくというものです。筏の上には小屋があり、ここで生活もしているようですが、タグボートのようなもので曳航されている感じです。

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<特設の手すり>K7/DA21

ミングォンへは1時間ほどで到着です。戻りは下流に向かうので40分ほどでした。ミングォンの船着き場にはそんなに船がありませんが、岸には直接着けられません。頼りない板を渡し、両端に乗務員が立って竹を支えます。これが手すりとなるわけですが、転落する人もなく無事に渡り終えられたようです。

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<ミングォンのタクシー>K7/DA21

バガンでは馬車がタクシー代わりでしたが、ミングォンでは牛です。牛車というわけですか。優雅そうですが、すべてを徒歩で回っても十分に時間があるので、利用しませんでした。10:00頃到着で戻りの船が13:00発なので、3時間しかありませんが、これで観光して食事もできます。

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<アッパーデッキ>K7/DA21

食事を済ませて素早くアッパーデッキを確保しました。適当に風が吹くので、快適です。往復ともこちらを確保できれば最高です。

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<バイクタクシーのドライバー>K7/DA21

英語はだめでしたが、行きたい場所はわかってもらえて、料金交渉も英語で大丈夫です。この人のバイクには後日また乗りました。けっこうしっかりした上着を着てますね。やはり冷えますからね。

前回の記事から間隔が空いていますが、画像の加工に手間がかかりました。なんとですね、PENTAX K-7のローパスフィルターのゴミですが、すでにヤンゴンから付着していたのです。これを消すのに時間がかかりました。強いコントラストのところではあまり目立たなかったのですが、空などに映りこんでいるのですね。

まだまだ画像があるので、間隔が空いたら、これだなと思っていただいてけっこうです。ああ、めんどくせえ。

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2014年1月19日 (日)

マンダレー散策

マンダレー空港からのプリペイドタクシーは1時間もかからず予約していた宿に到着しました。Hotel Yadanarbonという。ヤダナボンですよ。どこかのキャラクターみたいな名前ですが、ミャンマーでは割と一般的な言葉らしく、ヤンゴンでもヤダナボンの文字を見ることができます。

一通り荷物整理して、まずは街歩き。

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<KFCのパクリ>K7/DA21

ただ漫然と歩いていたわけではなく、近くにあるという麺の店に行こうとしていたんですよね。宿の前はバイクタクシーのたまり場みたいで、さっそく乗らないかとのお誘いがありましたが、これを丁重にお断りして、歩き出します。

マンダレー市内は計画的に作られたようで、碁盤の目のようにまっすぐな通りが交差しています。それぞれ番号が振られているので、比較的わかりやすいです。そしたらアメリカの某有名フライドチキンチェーンから頂いたようなネーミングの店が現れました。

民家のようにも見えますが、このあと中心部のダイヤモンド・プラザあたりにもあったと思います。

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<水瓶>K7/DA21

ミャンマーでは家屋の前などに水瓶が置かれ、中の水を誰でも使ってよいことになっています。寺院や仏塔に多いのですが、中にはウォーターサーバーのようなものもあります。

麺の店は結局特定できず。何しろ文字が読めないことと、歩き方の地図がかなり大まかだったというのがありますが。その後、安いカフェを見つけ、ここで麺でもと思いましたが、今は麺の時間ではないらしく、お断りされました。

昼間でしかやってなく、しかも売り切れたら終わりという「ミシ」という麺を食べさせる店だそうですが、宿のレセプションで情報仕入れた方がよかったですかね。

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<交差点の表示>K7/DA21

こんな感じでだいたいの位置はわかるようになっています。とはいえ、ひとつのブロックは250mくらいあり、すでにけっこう歩いていました。これらの交差点にはほぼ信号がなく、道も舗装が崩れてしまったような状態です。

駅まで行けば何かあるだろうと思いました。その途中を片側2車線のメインストリートが横切り、横断するのがかなり大変です。この通りには信号がありますね。

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<マンダレー駅>K7/FA35

裏手から入りました。もっと歩いていれば食堂などもあったようです。画像は東側から。宿も東側にあります。ここから眺めたところ、Mandalay Donutという店を見つけ、ここで昼食にします。

ショーケースにパン類が並び、言葉が通じないので指さしでオーダー。マクドナルドのようなレジにて支払います。ここで、ホットコーヒーも注文。激安の2100チャットです。

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<コーヒー>GR DIGITAL

ミャンマーのコーヒーは3 in 1が多いとききましたが、ここのはインスタントではなさそうです。あらかじめ、練乳が入っていて、砂糖とミルクは袋入りですね。

店は、店員がお揃いのユニフォームを着ていて、若い人で賑わっていました。しかし、照明がいったん消えます。停電。すぐに復旧しましたが、自家発電なのかどうか。

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<ミャンマー風サンドイッチ>GR DIGITAL

ロール状になっていた具入りのパンです。レンジで温めたらしく、やや小さくなっていました。注文した品はテーブルまで持ってきてくれました。具はハムと野菜だったような。けっこう美味いです。

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<串もの>GR DIGITAL

ソーセージともうひとつはなんでしょうかね。肉の味がしたので、ソーセージの一種でしょうが。テーブルにケチャップとマスタードがあり、これを付けて食べます。至って普通。ともかく安くて、気軽ですね。

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<ダイヤモンド・プラザ>K7/DA21

宿から数ブロック離れたところにあるショッピングセンターです。歩き方の地図にはヤダナボン・センター(またヤダナボンだ)というのがありましたが、そちらはまだ工事中で、こちらのダイヤモンド・プラザがマンダレー随一の商業施設のようです。

なんでもここにはDAISOがあるとのことでしたが、看板はあったものの、どうも撤退してしまったようです。物価と見合わなかったのではないでしょうか。

地下にスーパーが入り、品揃えなどはタイと変わりません。最上階にレストランなどがあり、あとのフロアはいずれも個人の商店のようです。中には、ブランド品などもありますが、バンコク郊外あたりのショッピングセンターとあまり変わらないかも。

別棟の建物とは上部でつながり、そちらは映画館などになっていました。入口でセキュリティチェックがあります。

あまり収穫のなかった散歩ですが、ダイヤモンド・プラザの上階とこの周辺に味はともかく、外国人でも食事できそうな店を見つけられたので、まあよかったかな。

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2014年1月18日 (土)

you're safe with us

ヤンゴンのホテルを早朝チェックアウト。クルマは昨日のうちに手配済み。空港からよりも安く、8000チャットでOK。そして嬉しいことに、朝食セットの弁当を手渡してくれた。

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<朝食セット>GR DIGITAL

空港までは1時間もかからず到着。クルマを降りると荷物を運ぶという人物が現れるが、これを断り建物へ。あれ、ヤンゴン航空(Yangon Airways)のチェックインカウンターがない。きくと、もうひとつの入口があり、そちらにあるとのこと。

ミャンマーの国内移動に飛行機の手配を頼むとたいていエア・バガン(Air Bagan)を勧めてくるが、やはり便数が多いのとFokker 100というジェットエンジンの機材を持っているからだろうと推測します。

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<国内線ロビー>K7/DA21

胸に赤いヤンゴン航空のシールをつけられ、待合室で朝食を頂きます。ゆで卵にパン2種類。紙ナプキンに包まれたものはバナナ。こちら、国内線ロビーは以前とまったく変わらず、預け荷物も人力で運ばれていったような感じ。

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<マイクロバス移動>K7/DA21

チェックインカウンター前では手荷物も検査がありますが、手持ちのミネラルウォーターもそのまま持ち込めてしまいました。戻りの時も同様でこんなことができるのはミャンマー国内線だけでしょうね。

ヤンゴン航空のマンダレー行きの札が掲げられ、飛行機まで移動します。日本の路線バスではなく、マイクロバスでした。ミャンマーの国内線は、いくつか航空会社があるのですが、主要都市に向かう便はほぼ同じ時刻に飛び立ちます。なので、シールを貼られるのだと思いますが、同じ時刻にしておけば、何らかのトラブルで振り替えも楽だからということをきいたことがあります。本当かな。

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<ヤンゴン航空マンダレー行き>K7/DA21

ヤンゴンの空港がかなりリニューアルしたとはいえ、国内線の機材が古いものなので、建物と直結は不可能。なので、バス移動なんですね。やはり、ATR 72というプロペラ機だったか。初めて乗ったのはドンムアン空港からシェムリアップに向かうときだったなあ。その後、タイ国内やラオスでも乗ったことがありますが、最後に乗ったのは前回のミャンマーだった。

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<ロゴ>GR DIGITAL

座席は指定されていました。一部フリーシートという機材もあります。ATR 72は滑走距離が短く滑らかな離陸ですね。ただしその際に水蒸気のように見えるものがダクトの排気口から出てくるのが御愛嬌ですが。

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<ボックス弁当>GR DIGITAL

何となくおしゃれな箱ですね。中身はホテルの弁当とあまり変わりませんが。you're safe with usというのが、ヤンゴン航空のうたい文句なんでしょうか。

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<パン3種類>GR DIGITAL

真ん中のカステラみたいなのが異様に甘かったです。手もべたつきます。でも割とサービスいいんじゃないですか。

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<ドーナツキング>K7/DA21

宿に到着してマンダレーをちょっと歩いたら、箱の弁当を作っている店がありました。おそらくミャンマーで全国展開している店なんでしょうね。その後同じようなコンセプトの店に入りましたが、ドーナツばかりではなく、スナック類や軽食も頼めますね。

さて、マンダレーには1時間半くらいかかります。機材が違いますが、バンコク・ヤンゴンよりも時間がかかります。だが、無事に到着。

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<元日本の路線バス>K7/DA21

これで移動。マンダレー空港もかなり新しいのですが、前記の理由により建物までは乗り換える必要があります。そこではごく普通に荷物がベルトコンベアーで運ばれました。

マンダレーとバンコクの間には、エア・アジア、タイ国際航空だけでなくバンコクエアウェイズも就航していたんですね。うーん、もっと早く知っていれば。

マンダレー市内までは40kmくらい離れているらしく、移動はプリペイドタクシーのみです。シェアタクシーという手もあるらしいですが、シェアできそうな人は見つかりませんでした。料金は12000チャット。

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<TOYOTA Mark II>GR DIGITAL

料金を支払い、クルマまで移動。意外にもポンコツではなく、トヨタのマークIIでした。助手席に謎の男性が乗り込んだのがよくわかりませんでしたが。空港からほとんどは高速道路ですね。一部有料区間あり。でも、自転車なども入り込めてしまう緩さ。ここに距離を表示する道標があったのですが、マイルを使っていたようです。

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2014年1月16日 (木)

7年後のダヌピューに行ってみた

2日目の夕食。いよいよ、あの油っぽいとよくいわれるカレーを食べることにしました。もちろんヤンゴンのことなので、この手のカレー料理屋というか、ビルマ料理屋はあちこちにあって、歩き方にもいくつか掲載されているのですが、7年前にも訪れた「ダヌピュー」という店に行くことにしました。

期間が短いということもありますが、ダヌピューには一度訪れただけだし、別のカレーも味わってみたいというものがありました。比較にもなるし。別の店にはヤンゴンに戻ってきたときにチャンスもあるだろうと考えてもいました。

当時の記録はここ

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<夕食セット>GR DIGITAL

いやー、当時とほとんど写真が変わってなーい。前の時はかき入れ時だったためか、2階に通され値段の入っていないメニューを渡されたのですが、店員がこちらの人数を確認すると、調理場というが各種カレーとおかずの入ったバットの前に案内されて、立て板に水の説明を受けました。

結局選んだのは、鶏肉カレーとオクラのサラダ。飲み物はやはりミャンマービールです。ここはミャンマービールのみのところで、大瓶だけです。注文が決定するとお誕生会の主役が座るような席にご飯とスープ、付け合わせの野菜がセットされて完了です。

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<チャッターヒン>GR DIGITAL

本日の主役です。骨付きの鶏の足がひとつだけ。ご覧の通り、油の中にカレーと鶏があるといった感じです。でも、量的には寂しい感じですね。ちなみに、前回はナマズのカレー。食感はまったく異なります。

骨付きですが、意外にも身離れがよく、スプーンですいすいと切れていきます。特に苦労はしませんでした。熱々じゃないってこともありますが、特に鶏肉が叫ぶほど美味しいこともなかったですね。それよりも油の中に沈殿しているカレーが何となく美味いです。

ナマズの時には水分が飛ばされてしまっているためか、こういう感じのいかにもカレーという成分があまり沈殿していなかったんですよね。このカレーじたいは北インドのカレーよりもスパイシーではありませんが、何となくご飯に合います。

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<オクラサラダ>GR DIGITAL

前回のサラダ類はレモンとタマネギでしたが、こちらにしました。店の人が「オクラ」という発音で紹介してくれました。まさかビルマ語でもオクラということはないだろうと思いますが。

食感は当然ねばねば感があります。ですが、このオクラもカレーの味がほのかにします。これもご飯に合いますね。でも量が少ないかなあ。

それらを補うのが、スープと付け合わせの野菜です。こちらは無条件でついてきます。また、ご飯もお代わり自由で、卓上にはご飯の入ったボウルも用意されています。

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<スープ>GR DIGITAL

酸味のあるスープは以前と同じですね。高菜漬けのような野菜に、トムヤムにも入っているような筋張った野菜のようなものも入っています。これは、味わうようなものではなくスープの成分を抽出するものでしょうね。わかる人にはわかると思いますが。

この時フラッシュを発光させたつもりでしたが、しなかったようですね。店内は蛍光灯が煌々としていてかなり明るいんです。なのでそのまま光らずに撮ることになったのかも。スープはかなりの量があり、完食はしていません。

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<生野菜>GR DIGITAL

こちらは内容一新されています。右から生のキュウリに、茹でたインゲン、茹でたニガウリ、カブでしょうか。見にくいでしょうがその奥に別の茹でた葉物野菜がありました。カブ以外は味わいましたが、まあだいたい想像通りの味です。味噌とかナムブリックが欲しいところです。

葉物はエグみがありました。もしかして、ドクダミか。

地元の客はご飯とスープ、野菜をかなりお代わりするようです。もちろん無料。わたしゃ、ご飯とカレー、オクラは完食。あとは半分も食べていませんが、ミャンマービールで満腹したような感じですか。

さて、各料理の個別の値段はわかりませんが、合計5000チャット也です。ちょうど向かいにビールを頼んでいない日本人旅行者がいたんですが、この人の会計は3500チャットだったから、ビールが1500チャットではないかと推測します。7年前は3200チャットだったから、1.5倍くらいの価格上昇でしょうか。

一応歩き方のレストラン情報のトップに載っている店なんですけどね。殺風景だし、カップル用、4人用の席はないしで、雰囲気はありません。客もどんどん入れ替わるので、食べたらおしまいみたいな感じです。

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2014年1月13日 (月)

やっぱり行くでしょ、シュエダゴォン・パヤー

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<WiFi使えます>K7/DA15

昼食を食べたあと、通りに止まっていたタクシーでシュエダゴォン・パヤーへ。なんと、3000チャットで、7年前の倍額。まあ、値切ったりしなかったというのもありますが。

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<禁止事項>K7/DA21

到着したのは東参道の途中。参道の間を道路が横切っていることになります。タクシーを降り、横断歩道を横切って参道に入りかけると禁止事項の立て札が。よくわかりますが、最後の「スパゲッティ・ブラウス」というのにはちょっと笑った。

ここでサンダルを脱ぎ、手持ちの袋に入れます。登り詰めていくとそのままシュエダゴォン・パヤーなのですが、手荷物検査所と外国人料金徴収所が待ちかまえています。

なんと、外国人料金は、8USドルまたは8500チャット。なんか、高くないか。そのかわりといってはなんですが、境内の地図みたいなものがついていましたが。そして、おきまりのシールを胸に貼られます。

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<シール>GR DIGITAL

これ、1日有効らしいですよ。以前も胸に貼っていたものが落ちてしまい、係のチェックを受けたのですが、またしても、落としてしまい、係が「これは大事なものだから、なくなさないように」と、持ってきてくれました。テカる素材の服は注意が必要です。

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<大仏塔>K7/FA35

ほとんど解説不要だと思いますが、上座部仏教には8つの曜日があり、水曜が午前と午後に別れています。この大仏塔のまわりにはそれぞれの曜日の廟があり、誕生日の曜日ごとに人々が祈っています。

ここでは4本のレンズを使い分けていろいろ撮っていきましたが、重くて大変でした。そのため、レンズを収納するためにシャンバッグを購入したほどですが、重いので1本だけは宿に置いておくようになりました。

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<ボー・ミン・ガウン像>K7/DA15

この人、ミャンマーのスーパースターみたいな人で、詳しくはここを参照。ここにはもっと大きな像があったようなのだが、なぜか撤去されていました。タバコの好きだったボー・ミン・ガウンですが、実は境内は禁煙。それでも、ここでタバコをくわえさせたり、札を挟んだりするようですね。

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<ヤンゴンのJK>K7/DA21

最後にサービスカット。学校行事でしょうか。見学に来ていたようです。あまりタナカ使用率高くないなあ。

<2013/01/27追記>
ボー・ミン・ガウンのことですが、「Myanmar Eye」の「道の向こうのンガータッジーパゴダへ」という記事に、タバコを供える由来が書かれてありました。トラックバックさせていただきます。

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2014年1月10日 (金)

スーレー・パヤー行っとくか

実質ミャンマー初日は、寝過ごすようなこともなくやるべきことをこなすべく行動しました。宿の朝食を食べ、ボーヂョー・アウンサン市場へ。これは目と鼻の先です。泊まったホテルは中の下くらいのランクでしたが、今ヤンゴンにはビジネスマンがどんどん来ていて宿泊料が高騰しています。場所はトレーダーズ・ホテルの向かい。サクラタワーまでほんの少し。好位置ですね。

トレーダーズ・ホテルの向かいがヤンゴン駅の裏側で、その隣がボーヂョー・アウンサン市場です。まずはここでロンジーを購入しておこうと思ったわけですよ。空港では100USドル両替しているものの、マンダレーでは両替も難しかろうと、ここにある銀行でもう少し替えておこうかなと思ったんですが、市場は開いていたもののほとんどの店が開店前で早すぎました。ちなみにここに到達するまでに怪しい日本語遣いのインド系ミャンマー人がいろいろ話しかけてきました。また、托鉢の格好をした小坊主どもが何かくれと鉢を差し出します。ヤンゴンの小坊主どもは要注意ですよ。

しょうがないので、元来た道を引き返し、スーレー・パヤーへ。

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<スーレー・パヤー>K7/DA21

以前は無料で入ることができましたが、今は2USドル必要です。これを払うと服に支払い済みのシールをつけてくれます。ミャンマーはシールの好きな国で、シュエダゴォン・パヤーも同様だし、空港では航空会社のデスティネーション別のシールをつけてくれます。

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<支払い済みシール>GR DIGITAL

そして、ミャンマーでは寺院と仏塔に入るためには、素足になる必要があります。靴下やストッキングもだめで、正真正銘素足です。でも、希に靴下履いたままの人もいますが。で、下足の預かりがありますが、わたしゃ手持ちの買い物袋に入れて余計なお金を使わないようにしました。

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<水掛け>K7/FA35

シュエダゴォン・パヤーに比べると規模も小さく、中心の仏塔のまわりを歩けるようになっているだけです。ところどころに仏像が安置してあり、人々はここで祈ったり瞑想しています。その脇にはこのような小さな廟のようなものがあり、ここにどんどん水を掛けていきます。

仏像に見えると思いますが、もしかすると仏教よりもさらに根付いている民間信仰の「ナッ」という神の像かもしれません。

また、ミャンマーには数多くのインド系住民がいますが、ほとんどロンジー姿でやはりこういうところにお参りに来ていますね。どこかにヒンドゥ寺院もあるかと思うのですが、見かけることはなかったです。

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<滑車で動く鳥>K7/FA35

こういうものがありまして、前回は気づかなかったものです。何か祈願用のお札を購入して、ここに納め、仏塔に運ぶものです。とはいえ、お札は自動的に仏塔には入らないので、そのまま戻ってくるだけですが。

ここで、自分にしては珍しく動画を撮りました。YouTubeに初めてアップしてみましたので、まあご覧になってください。

このあともいくつか動画を撮りました。徐々にアップしていきますので、よろしくです。

チェンマイのワット・チェディ・ルアンにも、こんなものがありました。ただ、そこではお札ではなく、聖水を中央のチェディに掛けるというものでしたが。

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<タンブン用の鳥>K7/DA15

入口ではこんな放生をして徳を積むという鳥を勧めてくる女性たちがいましたね。なんかホームレスっぽいんですが、入場料を徴収する手前にも朝から寝込んでいるホームレスがいました。以前は見かけなかったような気がします。マンダレーにもバクシーシの人いましたねえ。

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<手相見ます>K7/DA15

スーレー・パヤーの外周です。ここには、小さな店が入るようになっていて、この一角は手相占い。ビルマ人は占いごとが好きなようです。

また、別の一角にはネットカフェとか、ツアー会社、デジタルの証明写真屋も入っていました。

ヤンゴンの中心部はスーレー・パヤーを中心に設計されたようです。ここは、大きなロータリーになっていて、歩道橋があるばかりか、その歩道橋からも入場できるようになっています。

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2014年1月 8日 (水)

おや…油が

ミャンマーへはタイ国際航空で向かいました。TG643という11:45発のバンコク行き。向かい風が強かったためか、15分ほどの延着です。ところが、スワンナプームでは飛行機と建物が直結されず、バスに乗り換え。この時点ですでに次のTG305、ヤンゴン行きの搭乗開始時間となっていました。

バスを降りると息つく暇もなく次の乗り場へ。おかしいな。前のミャンマーの時も同じような時間帯だったと記憶している…。今調べてみたら、成田発が1時間早いTG641でした。それにしても、こういうチケットを売ってはいけないよ。もっともそれを購入したのは自分なんだけど。

ともあれ、走って搭乗口に向かったら、名前を呼ばれたし、自分が席に着くとすぐさま出発です。いや、危なかった。そして、到着したヤンゴン・ミンガラドン国際空港では飛行機にタラップが横付けされ見覚えのある元日本の路線バスが出迎える…ということはなく、建物と直結されたのでした。

床も壁もぴかぴかしている、ほぼ我々がイメージする国際空港のまんまです。変わりましたね。前回はイミグレーション前に自分の名前を書いた札を持ったミャンマー人(アライバルビザを頼んだ旅行社の職員)が出迎えて、脇の小部屋でビザスタンプを押してくれたものです。そして、イミグレの係官の脇をそのまますり抜け、もうバゲージクレームの前に出ていた。

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<ミャンマービザ>GR DIGITAL

上の画像はすでにミャンマー出国後のものですが。

ちょっと小ぶりながらもタイのイミグレーションのようなブースを1分で通過。でも、ここで別室に向かうように指示されていたインド系に見える旅行者を数名見かけました。

あまりにあわただしい乗り継ぎだったため、荷物が出るか心配だったのですが、これも無事。そして、100USドルを両替。昨年あたりから経済制裁が緩和されて、いくつかの銀行と両替所でそのまま両替できるようになっています。それまではブラックマーケット頼りだったんですよね。でも、両替できる通貨はUSドル、ユーロ、なぜかシンガポールドルのみです。日本円は使えません。空港ではどこもレートが同じで、1USドルが982チャット。空港タクシーは10USドルまたは、9000チャット。こういう両方使える場所では素早く計算して安い方で払います。

空港からヤンゴンの中心部まではかなり距離がありますが、30分程度で到着します。それでもけっこう疲れたです。さあ、メシを食べに行くか。空港から市内までちょっと観察した感じではバスを除き20年落ちみたいな日本の中古車はほとんどなくなっていました。5年から10年落ちくらいでしょうか。それに、最近の日本車事情を反映してか、ほとんどがオートマチックトランスミッションなんです。マニュアル車なんて見かけません。そんな感じですが、ミャンマー最大の都市、ヤンゴンでも街の明かりは薄暗く、あまり遠くまで出かけられません。

ここは、かつて入ったことのある日本料理屋にしよう。あそこは安かったし、などと思っていたら、見事になくなっていました。しょうがないので、ホテルの近くにあるサクラタワー最上階にある、The Thiripyitsaya's Sky Bistroへ。

簡単なものでいいやと、ミャンマービールの生と、ミャンマー風炒飯です。

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<ミャンマービールの生>GR DIGITAL

ミャンマーにはミャンマービール、マンダレービールなどいくつかのブランドがあるんですが、ここはミャンマービールだけ。…というか、今回短期間だったこともあってか、入る店どこもミャンマービールのみという結果に。

このグラスで300mlくらい。元々イギリスの植民地だったところですから、グラスにもきっちり容量が書いてあり、ここまでという線が引いてあります。正確ではありませんが、ハーフパイントというところでしょうか。他に、もちろん瓶のビールもあるんですが、ミャンマーでは瓶を頼むよりも生、ドラフトビールを頼んだ方が安くつくんですね。

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<炒飯>GR DIGITAL

タイ米よりもさらにぱらぱらのミャンマーのご飯。東南アジアの人が好む目玉焼きがデフォルトなんでしょうか。しかも、黄身が半熟にもなってないよ。ウドンタニーの卵事件もあるのでちょっと警戒していたんですが、この旅行中は大丈夫でした。このあともう一回とろとろの黄身に出会いましたが、その後は気をつけるようにし、卵もよく焼いてもらうようにしてます。

さて、炒飯なんですが、割とあっさりしていました。ミャンマーの料理はミャンマーの人がいつも食べているカレーだけでなくて、中華系もかなり油を使い、焼きそばも炒飯も脂っこいのが特徴です。でもこれは食べていても、口のまわりがべとべとになりませんでしたね。炒飯の具は一応鶏肉です。見えませんけど。

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<付け合わせのタマネギ>GR DIGITAL

赤くかかっているソースのようなものがかなりスパイシーでございました。ご飯にもこれをかけたいほどです。

単品ごとの料金はわかりませんが、ビールと合わせて8000チャット。この時は何とも感じませんでしたが、高いですね。とはいえ、ヤンゴンでも超一流企業の入るサクラタワー最上階ですから、夜景も綺麗だしこんなものでしょうかね。

話は翌日昼へ。ヤンゴン、かなり小綺麗な店も出てきています。入ったのは、ボーヂョー・アウンサン市場対面にあるセントラルホテル近くにある店。the Cafe bbqというところ。入口にメニューが置いてあって、鶏肉というかフライドチキン主体の店のようです。

アイスモカとジャマイカン・フライドチキン+炒飯のセット。

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<アイスモカ>GR DIGITAL

最上部にクリーミーな泡のようなものが。ここに文字のようなものが書かれていますが、もう崩れてしまってますね。中間部にいわゆるミルク入りのコーヒー。たぶん砂糖も入ってるな。そして、一番下の層にはどろりとしたチョコレートが。

豆にこだわる日本人にとってモカとは、イエメンのモカ港から積み出されるエチオピア産のモカ・マタリだったりするのですが。どうもシアトルに本拠のある某コーヒーチェーンが、コーヒーにココアの粉を散らしたものを「モカ」と称しているように、東南アジアでも「モカ」という飲み物は独特の進化を遂げているようです。とはいえ、これで2500チャットですね。

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<ジャマイカ風フライドチキンと炒飯>GR DIGITAL

なんかメニューの写真と違うんだけど。でもチキンはけっこう美味かった。炒飯はほとんど脂っ気ないです。というか、これが炒飯?という物足りなさかも。置くに見えているのはピクルスですね。

ここ、店員が制服を着ていて、エアコンもがんがん効いています。雰囲気的にWiFiも使えそう。メニューによれば韓国風のやつもあって、キムチ入り炒飯もあった感じです。このプレートの下の紙には、英語で店のコンセプトが書いてあって、スペインで調味料を見つけ、それを我が社のチキンと組み合わせてみたいなことが書いてありました。

テーブルも4名が座って、それぞれの料理を無理なく置けるファミレスのような感じです。こちらのプレートは4500チャットですが、モカと合わせてさらに10%のTAXみたいなのがついて、7700チャットでした。まあ安いかなと思ったりしていましたが、交通費、アウンサン市場で交換レンズ用に購入したシャンバッグなどと合わせてすでに、40USドル近く使ってしまっているわけですね。

ちなみに前回は、食事代でもビール頼んで5000チャットをわずかに超えるくらいでしたから、やはり物価がかなり上がっています。絶対同じ日数を過ごすならば、タイの方が安上がりですね。へたするとマレーシアでも安上がりかもしれません。物価の上昇に伴って、ミャンマーの料理も油をあまり使わなくなってきているのかもしれません。

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2014年1月 6日 (月)

想い出にさよなら

かすてら音楽夜話Vol.32

その日、ヤンゴンの空港にいました。これからバンコクへのフライトです。搭乗できるようになり、乗り込みます。ちょうど機体の出入り口に新聞が置いてあって、いつもならば見向きもしませんが、バンコク発行の読売新聞があったので、1部もらって席に着きます。ちなみに、読売は大手新聞の中でもバンコクで印刷しているので、好き嫌いは別にして一番早い日本のニュースが読めるんです。他の社は、日本で印刷したものを送っているらしい。

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早速読売に目を通すと、ヘッドラインに大瀧詠一の訃報が目に入りました。なんてこった。

大瀧詠一(「大瀧」はライターとしての名前、シンガー/アーティストとしては「大滝詠一」となります)との出会いは、父親が運転するクルマのラジオから流れてきた「ナイアガラ音頭」でした。なんだ、これはと思ったものです。ちなみに、「ナイアガラ音頭」はアルバム『Niagara Triangle Vol.1』に収録されていて、リード・ヴォーカルは大滝詠一ではなく布谷文夫。もちろんあとで知りました。

大瀧=ナイアガラ、わかりますよね。元々大瀧詠一ははっぴいえんどのオリジナルメンバーで、リードヴォーカルとギター担当。他のメンバーは、鈴木茂(リードギター)、細野晴臣(ベース)、松本隆(ドラムス)という構成。はっぴいえんども評価は高いもののそれほど売れたわけでもなく、解散後ソロになってからの大瀧詠一も異様に売れませんでした。それでも福生に自宅兼スタジオを構え、実験的な作品を作り出していったのです。

そして月日が流れて1981年、初めて聴いて心をぐっと引き寄せられるイントロの「君は天然色」がメディアに流れはじめます。アルバム『A Long Vacation』、有無をいわせず購入に向かいましたねえ。これは売れた。発売当時は塩化ビニールのLPレコードだったのですが、その後のCD化に伴い、ソニーレコードの栄えあるシリアルナンバー1がついたほどです。それにしても、あの「ナイアガラ音頭」の人なのかと。

食えない時代に実験的な試作を重ねた結実ですね。その後も佐野元春・杉真理と『Niagara Triangle Vol.2』のコンピレーションアルバム、松田聖子をはじめとして森進一から小林旭に至るまでの楽曲提供など一時は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

その後社会人となったワタクシは、大瀧さんのアルバム、関係するアルバムや書籍も買いあさり、いっぱしのナイアガラーとなったわけです。ちなみに、『Niagara Triangle Vol.1』では、山下達郎・伊藤銀次と組んでいます。山下達郎の説明は不用でしょうが、伊藤銀次はもう終わってしまう「笑っていいとも」のオープニングテーマ「ウキウキWatching」の作者で、ウルフルズのプロデュースや「イカ天」(三宅裕司のイカすバンド天国)の辛口審査員などもつとめました。

Ithoginji

そうした関連する人たちもフォローしていましたねえ。今はなきNiftyserveのパソコン通信会議室、fbeatなどでも、「次に『Niagara Triangle Vol.3』をやるとしたら誰と組むか」などと激論を交わしたものです。

 

さて、追悼の曲は『Niagara Triangle Vol.1』から「幸せにさよなら」です。元々伊藤銀次の曲でアルバムでは伊藤銀次がリードヴォーカルを取っているんですが、シングルとしてもリリースされ、こちらを取り上げています。

こちらは、伊藤、山下、大滝と交互にヴォーカルを担当していくもので、けっこう気に入っています。

葬儀には元はっぴいえんどのメンバーも駆けつけ、棺を担いだとか。この人が日本のPops/Rockに与えた影響は多大なものがあるはず。今頃布谷さんと音頭のセッションを繰り広げているのかもしれませんね。

★YouTubeの映像は伊藤銀次の弾き語りによる「幸せにさよなら」に変更しました。

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2014年1月 4日 (土)

激変ミャンマー旅の概要

本日早朝の便で無事戻りました。

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<シュエダゴォン・パヤー>K7/DA15

まずは日程からご報告。

  • 2013/12/26 成田-バンコク-ヤンゴン~ヤンゴン泊
  • 2013/12/27 ヤンゴン泊(ヤンゴン市内観光)
  • 2013/12/28 ヤンゴン-マンダレー~マンダレー泊
  • 2013/12/29 マンダレー泊(ミングォン、マンダレー観光)
  • 2013/12/30 マンダレー泊(マンダレー、アマラプラ、ザガイン、インワ観光)
  • 2013/12/31 マンダレー-ヤンゴン~ヤンゴン泊(マンダレー観光)
  • 2014/01/01 ヤンゴン-バンコク~バンコク泊
  • 2014/01/02 バンコク泊(バンコク市内観光)
  • 2014/01/03 (バンコク郊外観光)バンコク-(機内泊)
  • 2014/01/04 -成田

今回7年ぶりとなるミャンマーでした。前回はヤンゴン市内の日系旅行会社、Myanmar PLG Travel & Toursにてアライバルビザから移動手段と宿泊先まで手配しての旅でしたが、今回はツーリストビザのアライバルはなくなっていて、ビザは東京のイーニングという会社にお願いしました。

これが到着後に、やはりヤンゴン市内の日系旅行会社、Sanay Travel & Toursに移動手段を頼み、宿は自分で手配しました。

ほとんどメールですんでしまうので楽ではありますが、自分のメール設定にこの時期トラブルが発生していて、ちょっとめんどくさかったです。

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<マハーガンダーヨン僧院、食事の列に並ぶ僧侶たち>K7/FA35

今回は前回訪れていなかったマンダレーを中心にしました。それでも、ヤンゴンは2回目ではありますが、スーレー・パヤーとシュエダゴォン・パヤーを再訪しています。

短期の割には移動がかなり多く、できるだけ効率的に回ったつもりですが、どうしても寺院やパヤー中心となり、思い切り足の裏が汚れています。もちろんよく足の裏を洗うのですが、かなり黒ずんできていて、取れるのに時間がかかりそうです。

そのためかどうか今回はあまり食を楽しむ余裕はありませんでした。その点は残念ですが。

それにしても、ミャンマー物価が上がりましたね。7年前はほとんど移動手段を手配済みで、チャットで払ったのは食事代程度でたったの80USドルしか両替しなかったのですが、今回は250ドル必要としました。食事も交通費も2倍くらいになっています。

同じくらい旅行するならば、やはりタイの方がお金はかかりませんね。

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<ザガイン・ヒル>K7/DA21

最後はデモで揺れるバンコクに移動しました。航空券手配の段階では今回のデモなど予想もしなかったことなんですが、最後の最後までバンコクに泊まるかパタヤあたりに逃げてしまおうか迷ったのですが、結局はバンコクにしました。

それは、いったんデモが収まりかけたような動きがあり、その段階でAgodaのボタンをポチッと押してしまったからなんですね。結局デモはまだ続いていますが、自分が滞在していた限りでは影響は感じられませんでした。まあ、よかったです。

バンコクでは、9つの寺院巡りをし、バンプリー水上マーケットを訪れてきました。

それからこの時期なんですが、ヤンゴンは秋、マンダレーは晩秋、バンコクは初夏くらいの感じですかね。いずれも乾季でしたので雨はまったく降らず、ほとんど汗もかきませんでした。ただしバンコクの午後はちょっと暑くなります。逆に、マンダレーでは朝晩半袖では風邪を引きそうなくらい冷え込みます。

カメラは、久しぶりに単焦点レンズを持ち出しました。15mm、21mm、35mmと50-200mmのズームです。レンズ4本というのは、かなり重く、状況に応じて2本か3本持参という状況でした。つまり、1、2本は宿に置いておくということです。

FA35mmという、フィルムカメラ時代のレンズはいいレンズなんですが、いかんせんちょっと重いかも。今回PENTAXからデジタル専用の35mmが出たので、こちらを買ってしまうかもしれません。

また、ミャンマーも東南アジアの時流に乗って、宿にWiFiのある宿が増えてきています。もちろん、すべてアクセス可能な宿を取ってきたのですが、電力事情が安定しないからか、ちょっと弱い感じですね。持参のネットブック、そんなときに限って、更新プログラムのインストールなどというメッセージが出まくってしまい、大変遅かったです。

こちらのパソコンも寿命ではないにせよ、そろそろ買い換えかも。ただし、街歩きや観光にタブレットを持参して重さとの苦行はしたくないので、キーボードのあるモバイルPCになると思います。

さて、次回からはミャンマーのレポートをしていきます。その前まで続けていた夏の旅のレポートはいったん中断して、ミャンマーに専念していきますので、よろしくです。

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2014年1月 2日 (木)

やっぱりバンコクは暑かった

昨日はお休みしまして、コメントのみ入れさせていただきました。

さて、その後ですが、無事バンコクに到着。明日の夜の便で戻ります。ですが、荷物を預けてというのもなんなので、もう1泊分宿は確保してあります。そのかわり、今回はいつもの定宿Centre Point Sukhumvit10ではございません。この時期1泊8000円なんで、荷物置き場と出発前のシャワーのためにそんな大金ははたけませんので。

ただし、部屋からはCentre Pointがよく見えるし、WiFiも受信できます。つまりは、ソイ8の宿ですね。ここもソイの奥でトゥクトゥクサービスがありますが、スクムビット通りまで歩いてもそんなに時間はかかりません。実はこの宿、2008年にタイ・ラオス・雲南の旅をしたとき泊まったことがあるんです。

さて、バンコクですが、今のところデモの影響はございません。交通機関も通常通り動いていると思われます。たぶん、1日はタイでも休日なので動きがなかったと思われます。本日2日は果たしてどうだったかよくわかりません。チットロムとサヤームの間に警察本部みたいなところがあるんですが、ヘルメットと楯を持った武装警官が結構いましたが。街中ではそんなに殺気だった様子は感じられませんでした。

今日はどこかの水上マーケットにでも行こうかと思ったのですが、新年でもあるし、9つの寺院と祠を回ることにしました。1日でタイ人にとって縁起のよい数字である9つの寺院や祠を回って願掛けをすることが最近のはやりでもあるようです。それぞれ金運などをはじめとする願い事が寺院や祠によって違うようですが、そのあたりはマイ・ペン・ライで行きました。

ということで、最初はチットロムへ。ここには、エラワンをはじめとする3つの祠があるので、まずこれを片付け、BTSとMRTを乗り継ぎ、ワット・フアラムポーンへ。結構大きな寺で、願掛けの勢いがすごかったです。そして、フアラムポーンで食事をして、ワット・トライミットへ。黄金仏が有名で、数年前寺院が新しくなりました。でも、このあたりからじわじわと暑くなり始め、それほど有名でなくてもいいかなと、チャイナタウンにある4つの寺でお茶を濁してきました。これ、まともにやると時間も体力も必要ですね。

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<ライトアップされたスーレー・パヤー>K7/FA35

本日のサービスカットでございます。

そんな感じで、明日もどこかに行きます。たぶん近所でしょう。やはり水上マーケットかな。報告は帰ってからになると思います。それでは。

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2014年1月 1日 (水)

一路平安

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

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<シュエダゴォン・パヤーの仏像>K7/DA50-200

実は旅行前に「新年の挨拶用」に記事を作っていったのですが、この際なので、報告も兼ねて挨拶代わりにしたいと思います。マンダレーでは王宮を訪ねましたが、あとは何もしていません。本当に移動だけですね。

今いる宿はAgodaで安い部類のところなんですが、なんとスーレー・パヤーのすぐ近くで最高のロケーションです。ライトアップされた仏塔が綺麗です。一応、ここで表示される日付はすでに年が改まっているのですが、日本とは時差2時間半のため、まだこちらでは旧年中です。まあ、そんなことをいっても、敬虔な上座部仏教の国ですから、1月1日が新年の始まりじゃないんで、マスコミでは騒いでいそうですが(タクシーのラジオは浮かれていました)、街中ではいつもと同じようなものです。

こちらの日付で明日になったら、バンコクに移動します。午前中ちょこっとだけ活動できますが、まあロンジーでも買いに行きますわ。明日も宿に入るのが遅くなりそうだし、もうミャンマー終わっちゃっていますので、報告はなしにします。明後日はありかもしれませんが。

さて、旧年中は当ブログ、Cafe de Castellaへのたくさんのアクセス、ならびに叱咤激励のコメント、ありがとうございました。一昨年にも増して、コメント数がかなり増加しています。これも皆さんのおかげ。昨年はスランプもあまりなく、更新が途絶えるということがなくてよかったです。今年もそうありたいですな。

今年も旅先からのレポート並びに、帰ってきてからの駄文をまき散らしていきますので、つきあってやってくださいませ。今年の行き先はまだまだ不透明なんですが、アジア中心となりそうです。でもまあ、世界情勢はどう転ぶかわかりませんので、その間を縫いながら、旅をしようかと思っています。

それでは、今年もCafe de Castella並びに酔狂な管理人共々、よろしくお願いします。

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