土色と白
ミングォンはいかにも乾季の東南アジアという感じで、未舗装の粘土質の道を歩いて回りました。
<ミングォン・パヤー>K7/DA21
これは完成していれば世界最大の仏塔になるはずだったもので、建設者のボードーパヤー王が亡くなって、建設も途絶えたものだそうです。しかも、山を切り崩して作ろうとしていたというのが凄いですね。ちなみに世界最大の仏塔はタイのナコーンパトムにあるプラ・パトム・チェディです。
歩き方の地図だとほぼミングォンの中程にあるんですが、あっという間に到着してしまいました。右側の白いものが見えているところが正面で、あまり時間もないので正面だけ拝見させていただきました。
でも、入ろうとすると係が制し入域料を払うようにいわれます。正面右手に入域料金を支払うブースがあり、ここで3000チャット払います。USドル払いは不可。ちなみに、ミングォンとザガインの入域チケットは共通ですが、ザガインでは支払う場所がなくチケットチェックもありませんでした。パスポート提示も必要です。
<崩れたライオン像>K7/DA21
ミングォン・パヤーに亀裂が入っているのがおわかりでしょうか。地震の爪痕です。ミングォン・パヤーの正面には巨大な石の塊みたいなものがありますが、これがパヤーを守るライオン像のなれの果てです。これも地震で崩れてしまったそうです。
ライオン像というと狛犬同様左右一対なんですが、ここのは巨大すぎて片方のみしか写せませんでした。木がじゃまだし。もっと正面から撮ろうとすると、エーヤワディー川あたりまで下がらないと無理な感じでした。
<ミングォンの鐘>K7/DA21
さらに歩いていくと、こんな巨大な鐘をつるした建物があります。この鐘はミングォン・パヤーのために作らせたそうですが、未完に終わったため、こちらにあるとのこと。日本だったら、国宝級のものでしょうが、観光客がやたらとがんがん鳴らしていましたね。
<シンピューメェ>K7/DA21
ひときわ目を引く白い建造物。このあたりでミングォンの観光スポットはおしまい。こちらは、ボードーパヤー王の次の王、バーヂードー王が亡き夫人を偲び作らせたもの。シンピューメェが夫人の名前だとか。
今までやたらと金箔を使用する輝くパヤーばかりでしたが、白い仏塔というものもいいものですね。チェンマイにもこんな白く引き締まった寺院がありました。CMとか映画の撮影にも使われそうなところですが、入口でのおばさんたちの下足争奪戦は凄いです。
<仏像までもが白い>K7/DA21
仏塔のまわりを小さな祠のようなものが無数に取り囲み、その中にも小さな仏像が安置されています。それも白く塗られているんですね。
<ダブルの仏像>K7/DA21
シンピューメェの一番高い場所にはこんな仏像が。これ、正面から見ると一体のみですが、その背後にもう一体仏像が隠れているんですね。こういう感じのものがミャンマーには実に多いです。
<ポンドー・パヤー>K7/DA21
こちらはもっとも船着き場に近いところにある小さな仏塔。ここも白がまぶしい。
<サットーヤ・パヤー>K7/DA50-200
ポンドー・パヤーとミングォン・パヤーの中間あたりにある建物。観光ルートからだと裏から入るようになりますが、実は正面はエーヤワディー川の方を向いています。本堂の上部は金色をしていますが、あとは潔いくらいの白一色です。
<川で洗濯と水浴び>K7/DA50-200
こんな風景も見かけます。エーヤワディー川での洗濯と、ついでに水浴びですか。ちなみに、自分が乗ってきた船の従業員も水浴びをしていたようで、濡れた髪でしたね。ついでにお肌のトリートメントなのか、タナカもつけていました。男性だったんですが。
駆け足でミングォンを紹介しました。写真がめちゃくちゃ多いので、概要みたいに紹介しましたが。観光スポットが集まっていて徒歩でも十分回れるミングォンは、マンダレーからちょっと足を伸ばすのに最適です。
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コメント
ミングォンですか
見どころ多そうですね
今度行ってみようっと!(^^ゞ
注:5年後かな
投稿: kimcafe | 2014年1月28日 (火) 20時59分
5年後なんていわないで、是非ともタチレクもしくはミヤワディから陸路で訪れて欲しいものです。
マンダレー周辺ではここにしかない麺料理があるので、是非とも次にご検討を。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年1月28日 (火) 21時37分
ミンゴゥンはいかずにピンルーウィンにいきました。どうしてだたったか忘れましたが。
昔はミャンマーの仏塔はパゴダで、自分のいったときもパゴダでしたが、いつのまにかパヤーっていうように変わったようですね。意味は同じでしょうが、ミャンマー式の発音にしたのでしょう。ビルマをミャンマーにかえたのと同じで、最初は抵抗感もあるのでしょうが、なれればどうということないんでしょうね。
投稿: とんび | 2014年2月 1日 (土) 03時00分
歩き方の表記がパヤーになったということは、間違いなくビルマ語なんでしょうね。
ミャンマーでも外国人向けの表記ではパゴダを使っているところもまだまだありますが、ミャンマー国民はパヤーといっているんじやないでしょうか。昔から。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年2月 1日 (土) 11時13分