7年後のダヌピューに行ってみた
2日目の夕食。いよいよ、あの油っぽいとよくいわれるカレーを食べることにしました。もちろんヤンゴンのことなので、この手のカレー料理屋というか、ビルマ料理屋はあちこちにあって、歩き方にもいくつか掲載されているのですが、7年前にも訪れた「ダヌピュー」という店に行くことにしました。
期間が短いということもありますが、ダヌピューには一度訪れただけだし、別のカレーも味わってみたいというものがありました。比較にもなるし。別の店にはヤンゴンに戻ってきたときにチャンスもあるだろうと考えてもいました。
当時の記録はここ。
<夕食セット>GR DIGITAL
いやー、当時とほとんど写真が変わってなーい。前の時はかき入れ時だったためか、2階に通され値段の入っていないメニューを渡されたのですが、店員がこちらの人数を確認すると、調理場というが各種カレーとおかずの入ったバットの前に案内されて、立て板に水の説明を受けました。
結局選んだのは、鶏肉カレーとオクラのサラダ。飲み物はやはりミャンマービールです。ここはミャンマービールのみのところで、大瓶だけです。注文が決定するとお誕生会の主役が座るような席にご飯とスープ、付け合わせの野菜がセットされて完了です。
<チャッターヒン>GR DIGITAL
本日の主役です。骨付きの鶏の足がひとつだけ。ご覧の通り、油の中にカレーと鶏があるといった感じです。でも、量的には寂しい感じですね。ちなみに、前回はナマズのカレー。食感はまったく異なります。
骨付きですが、意外にも身離れがよく、スプーンですいすいと切れていきます。特に苦労はしませんでした。熱々じゃないってこともありますが、特に鶏肉が叫ぶほど美味しいこともなかったですね。それよりも油の中に沈殿しているカレーが何となく美味いです。
ナマズの時には水分が飛ばされてしまっているためか、こういう感じのいかにもカレーという成分があまり沈殿していなかったんですよね。このカレーじたいは北インドのカレーよりもスパイシーではありませんが、何となくご飯に合います。
<オクラサラダ>GR DIGITAL
前回のサラダ類はレモンとタマネギでしたが、こちらにしました。店の人が「オクラ」という発音で紹介してくれました。まさかビルマ語でもオクラということはないだろうと思いますが。
食感は当然ねばねば感があります。ですが、このオクラもカレーの味がほのかにします。これもご飯に合いますね。でも量が少ないかなあ。
それらを補うのが、スープと付け合わせの野菜です。こちらは無条件でついてきます。また、ご飯もお代わり自由で、卓上にはご飯の入ったボウルも用意されています。
<スープ>GR DIGITAL
酸味のあるスープは以前と同じですね。高菜漬けのような野菜に、トムヤムにも入っているような筋張った野菜のようなものも入っています。これは、味わうようなものではなくスープの成分を抽出するものでしょうね。わかる人にはわかると思いますが。
この時フラッシュを発光させたつもりでしたが、しなかったようですね。店内は蛍光灯が煌々としていてかなり明るいんです。なのでそのまま光らずに撮ることになったのかも。スープはかなりの量があり、完食はしていません。
<生野菜>GR DIGITAL
こちらは内容一新されています。右から生のキュウリに、茹でたインゲン、茹でたニガウリ、カブでしょうか。見にくいでしょうがその奥に別の茹でた葉物野菜がありました。カブ以外は味わいましたが、まあだいたい想像通りの味です。味噌とかナムブリックが欲しいところです。
葉物はエグみがありました。もしかして、ドクダミか。
地元の客はご飯とスープ、野菜をかなりお代わりするようです。もちろん無料。わたしゃ、ご飯とカレー、オクラは完食。あとは半分も食べていませんが、ミャンマービールで満腹したような感じですか。
さて、各料理の個別の値段はわかりませんが、合計5000チャット也です。ちょうど向かいにビールを頼んでいない日本人旅行者がいたんですが、この人の会計は3500チャットだったから、ビールが1500チャットではないかと推測します。7年前は3200チャットだったから、1.5倍くらいの価格上昇でしょうか。
一応歩き方のレストラン情報のトップに載っている店なんですけどね。殺風景だし、カップル用、4人用の席はないしで、雰囲気はありません。客もどんどん入れ替わるので、食べたらおしまいみたいな感じです。
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コメント
このお店は自分も行きましたよ。当時は夕食セットというのはなかったのですが、チキンカレーを頼んだら野菜やスープもついてきました。ご飯やスープは食べきったら、おかわりを入れてくれました。2階にあがって食べた記憶があります。
投稿: とんび | 2014年1月16日 (木) 20時39分
私も自分が行った時と比べてみました
注文は豚カレーとカリフラワーの炒め物
それにやっぱりミャンマービール
それに野菜とご飯で定食ぽいですね(^^ゞ
油っぽいのを生野菜で消せるのがいいですね
投稿: kimcafe | 2014年1月16日 (木) 21時22分
てっきり日本語かと思っていましたが、オクラは英語ドイツ語フランス語でもオクラというようですね。
考えてみると私は小さい頃オクラを食べたことがなかったような気がします。
洋風野菜なのかな。
投稿: スクムビット | 2014年1月16日 (木) 21時39分
とんびさん、こんにちは。
以前の記事にもコメントを頂いていたので、存じていました。
「夕食セット」と書いていますが、システムは何ら変わっていません。注文したものプラス、ご飯、スープ、野菜盛り合わせですね。
混雑してくると2階に上がるようになるんでしょうね。
自分もそうでしたから。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年1月16日 (木) 23時25分
kimcafeさん、こんにちは。
確かにミャンマーの料理は油っぽいと思うのですが、いやになるほど油の洗礼を受けているわけでもないんですね。
短期間であまり感じなかったからか、もしくは自分が油に慣れているかですが。
ダヌピューの料理はそんなに変わっていないと思うんですが、炒飯とか焼きそばは以前ほど脂っこくなかったような気がするんですね。気のせいかもしれませんけど。
もうちょっとビルマ料理のカレーを見食べてみたかったです。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年1月16日 (木) 23時30分
スクムビットさん、こんにちは。
wikipediaで調べてみましたが、英語でも「オクラ」なんですね。で、アフリカ紀元の野菜みたいです。
日本語のオクラの方が外来語なんすね。
あの、ワタクシも何を隠そう、オクラを初めて食べたのは成人してからです。
不思議と家では出てこなかったです。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年1月16日 (木) 23時33分
私はマンダレーでビーフカレーを食べたのが印象に残っているのですが、あまり脂っこくなくて美味しかったです。ミャンマーのカレーは何気にレベルが高いように感じました。
投稿: おりんぴあ | 2014年1月17日 (金) 00時04分
おりんぴあさん、こんにちは。
マンダレーは、シャン州に近いのでシャン料理店がかなりありますね。
あとで記事にしますけど、シャン料理のカレーはワタクシも美味しかったです。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年1月17日 (金) 21時05分
オクラサラダがついたセットができたのかと思いました。了解です。
昨夜からソウルにきています。B級グルメ楽しんできますね。
投稿: とんび | 2014年1月18日 (土) 07時29分
とんびさん、こんにちは。
早くも海外なんですね。
今回はあまり食べ物の収穫がなかったので、ちょっと楽しみにしています。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年1月18日 (土) 12時07分