目から鱗のシャン料理
ミングォンとマンダレーヒルを訪れた日の夕食話です。翌日はアマラプラ、ザガイン、インワのマンダレー近郊3都市巡りをするつもりでした。直近の旅行記などから、これにかかる費用が40000チャット程度かかることがわかっていたので、手持ちのチャットを計算して、この日の夕食は近所で安くあげるつもりでした。
試しにホテルのレセプションでクルマの手配ができるかきいてみるとできるとのこと。では、早速と頼むとUSドル払いです。ということは、40000チャットが浮くので、路線変更。バイクタクシーでシャン料理の評判のいい店、ラーショー・レイに行くことにしました。
ホテルのドアを開けると早速バイクタクシーの声がかかります。もう顔を覚えられたようです。ミングォンへの行き帰りのドライバーではありませんが、こちらのことはもう見抜かれています。「ラーショー・レイに行ってくれ」というと、待ち時間を含めて5000チャットとのこと。いや、待っていなくてもいいんだけどなと思いましたが、ラーショー・レイはかなり遠く、それほど賑やかなエリアではありませんでした。
入口の大きく開いた店です。入るとすぐのところに調理済みの料理がバットに並べられていました。ここで選ぶようです。いろいろあります。まだ魚のカレーを食べていなかったので、魚を指さします。あとは見た目で美味しそうなものを2品指さし。これで完了です。
<この日の夕食>GR DIGITAL
すぐそばの席に案内されました。ビールは何があるのかとたずねるとやっぱりミャンマービールのみです。ここはマンダレーなのでマンダレービールを期待したのですが。すでに調理済みの料理なので、続々と運ばれてきます。頼んだのは3品ですが、スープとご飯、生野菜はセットで付いてきます。こんな感じで豪華に見えます。お代わり用のご飯もボウルに入っています。
<ガーヒン>GR DIGITAL
まずはメインの魚カレーですね。ずっと前にダヌピューでナマズカレーを食べたことがありますが、そのときは魚のカレーそぼろ煮みたいな感じでした。全然違いますね。魚は川魚でしょう。でもナマズではありませんね。草魚やライギョ、鯉のような感じです。切り身を一度油で揚げてあるようです。臭みはまったくありません。
その切り身のまわりにカレーというか油がまとわりついているような感じですね。タマネギが多いですが、除去は楽かと思います。食べてみるとカレーというよりはお上品な魚料理という感じです。いうなれば魚の甘酢あんかけミャンマー版といったところでしょうか。
ミャンマーのカレーにせよ、インドのマサラにせよ、タイのゲーンにせよ、もちろん日本のカレーにせよ、カレーとビールというかアルコールは合わないような気がします。もちろん、タンドリーチキンや、ガイヤーンをはじめとするビールや他の酒に合う料理はありますが、カレーのように主食とセットで味わうものには酒は後回しでもいいかなと思っていました。
ですが、このガーヒンはご飯にもビールにも合いますね。つまり美味しいです。ベトナムの魚料理も形状こそ違え、どちらにも合います。これはかなり絶品です。
<鶏肉中心の炒め物>GR DIGITAL
鶏肉メインの炒め物です。インゲンとウズラの卵もいいですね。炒め物というよりは煮物みたいな感じです。わずかに唐辛子を使っていますが、まるで辛くありません。やさしい味で、日本人なら抵抗なく受け入れられる味です。これまた、ご飯にもよし、ビールにもよしです。鶏肉は小さく刻んでありますが、中には軟骨の部位も使っていてこれまたよしです。
<豆腐の炒め物>GR DIGITAL
こちらは麻婆豆腐から辛味を取り去ったような料理です。とはいえ赤いものが見えるのでわずかにスパイシーです。これもやさしくていい味です。
ワタクシが料理に取り組んでいると次から次へと客が訪れます。中にはミングォンで見かけた顔もあります。ファランの皆さんは少ないようですが、日本人、中国人、ビルマ人ごちゃ混ぜですね。ローカルの皆さんも多いです。彼らはひたすら料理を食べ、ご飯と野菜もお代わりして、ビールとは無縁のようです。彼らは回転が速いですね。
<野菜>GR DIGITAL
野菜はレタス中心です。手前の汁物につけていただくようです。こちらはコリアンダーのペーストが入っていて、ちょっと癖になりそうな美味さです。量は少ないですが。
<スープ>GR DIGITAL
今までのビルマ料理ではスープに酸味が感じられましたが、高菜漬けのようなものは使っていません。抵抗なくいただけます。ごく普通に味が付いていて本当に違和感がないですね。
あまりにも料理が美味しく、ご飯をボウルからお代わりしました。すごく満腹しました。料金はすべて含めて5000チャット。安い方だと思います。7年前のバガンやインレー湖ではビール込みでもっとしましたから。
ラーショー・レイ
住所 65, 23rd St., Between 83rd & 84th Sts.
電話 02-22653
営業時間 10:00~22:00
年中無休
ちなみに、シャンってシャン州のことです。タイの旧称シャム(Siam)がミャンマー風に訛ったものだそうで、シャン民族はタイ人と同類です。とはいえ、現在のタイ料理のように激辛唐辛子を使うわけでもなく、雲南のタイ族みたいに今のタイの原点みたいな感じなんでしょうかね。ちなみに、マンダレーはマンダレー管区ですが、シャン州とは隣り合わせ。
ミャンマーではシャン料理を見つけたらとりあえず入った方がいいというのが自分の中での原則になりつつあります。とはいえ、こういう美味しい料理にありついたのはこれで最後だったのですが。
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コメント
いいですね、シャン料理
正に目から鱗・・・ですね(^_^)
>タマネギが多いですが、除去は楽
助かります(^^ゞ
投稿: kimcafe | 2014年2月 5日 (水) 22時24分
かなり前の旅行体験で恐縮ですが、ミャンマーの料理は美味しいですよね。レベルが高いと思います。ベトナムもレベルが高いですが、ミャンマーも負けてないです。
投稿: おりんぴあ | 2014年2月 7日 (金) 00時31分
返事が遅れてすいません。
前にヤンゴンではシャン・ヌードルを食べたことがあります。またインレー湖もシャン料理だと思いますが、これほど美味くなかったですね。
ミャンマーにありながら、あまり油が気にならないのがシャン料理でしょうね。
美味いっす。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年2月 7日 (金) 20時08分
おりんぴあさんはかなり当たりのビルマ料理に遭遇したようですね。
自分の場合は、今までこれが一番ですね。
あとはドングリの背比べかな。
バガンでのカレー食べ尽くしが2番くらいで。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年2月 7日 (金) 20時13分