絶景の場所へ
御者の兄ちゃんが提案し、若干プラスして絶景のポイントに案内してもらうことにしました。承諾すると、兄ちゃんの機嫌がよくなりました。
<外れにある建物>K7/DA21
このあと訪れるというバガヤー僧院を通り過ぎ、湿地帯の間を進んでいく。三基の建物が見えてきた。もはや誰も使っていないもので、これから行くという煉瓦造りのものは、焼け焦げたような跡もあった。
暗い内部で迷っていると、御者がやってきて上に上がるのだと角にある階段を指し示す。そこは絶景が開けていました。
<誰もいない>K7/FA35
不安定な屋上部分ですが、堪能させてもらいました。誰もいないと書きましたが、降りると3名の僧侶がいてどこから来たのかきかれました。
<仏塔>K7/FA35
隣はインドにあるような太めのストゥーパ。その向こうはタイ風のチェディ。太めのストゥーパにも登ることができました。
まったく手つかずで修復さえされていない。インワは観光地だから、 こうしたところも案内されますが、おそらくミャンマーにはこんなものは限りなくあるような気がします。
前回訪れたインレー湖ではその直前に外国人に開放されたという、インデインはかなりすごい遺跡でしたから。これから外国資本がどんどん入ってくるミャンマー、すごい観光資源が眠っているような気がします。
<バガヤー僧院>K7/DA21
最後のポイント、バガヤー僧院に到着。先ほど購入したチケットを見せる。マンダレー入域料のチケットには、5箇所の入場が可能で、それぞれでスタンプを押されます。チケットを使ったのはこのほかマンダレー王宮だけで、2箇所回っていないのですが、損した感じはなかったですね。
<すべて木造>K7/FA35
すべてが木を組み合わせて作られたというこの僧院は、未だに現役。とはいえ、遅い時間帯だったためか、ほとんど僧侶の姿は見かけませんでした。
<木の装飾>K7/FA35
チーク材なんでしょうね。これに細かい装飾が施されています。木材にはおそらく漆が塗られ、長年の風雨と高温に耐えているようです。
未だに世界遺産登録物件のないミャンマー。なんでも登録物件は元のままの保存状態を保つ必要があるからで、ミャンマーではどんどん新しくしてしまい、仏像の背後に人工的に後光をつけてしまうような傾向があり、これが引っかかるからだとか。
でも、ヨーロッパの基準なので、あちらの世界遺産もこれはどうかなというようなものがありますがね。
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コメント
なるほど、世界遺産に登録しないわけがよくわかりました。
宗教の関係施設は今でも生きていて、成長し続けていますからね。
歴史が不得意な私でもこういうところには是非行ってみたいです。
ミャンマーがうまく近代化してくれればいいんですけどね。
投稿: スクムビット | 2014年2月23日 (日) 22時28分
ミャンマーで世界遺産の暫定リストには9件あるそうで、バガンや今回のマンダレー周辺の都市群なども、含まれているそうです。
そして、上座部仏教の国ではたとえ荘厳な寺院でも、「遺跡」にならないと世界遺産には上がってこないですね。
でも、ミャンマーはそろそろ、世界遺産に物件が上がってくるのではないでしょうかね。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年2月24日 (月) 00時09分