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2014年3月17日 (月)

メーチーさん

再びミャンマーに戻ります。

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<シュエダゴォン・パヤーの尼僧>K7/DA21

ミャンマーでは頻繁に尼僧を見かけます。なぜかはわかりません。

一方同じ上座部仏教国のタイやラオスではほとんど見かけません。

上座部仏教国では尼僧のことを「メーチー」と呼ぶようです。おそらくはタイ語でしょうが、「女性の修行者」というような意味のようです。そして、上座部仏教では女性が比丘尼になるシステムは早いうちに滅んだそうで、彼女たちは自主的に修行に励んでいるという存在だそうです。

自主的な修行者であるため、茜色の僧衣(袈裟)をまとうことができず、お布施の分配もないとのこと。

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<工房に現れたメーチー>K7/DA21

それでも托鉢にはでることができるようです。しかし、素足ではなく、サンダル着用。托鉢用の壺も金属製のもので、通常の僧侶とは違うようです。

これはあくまでも、「僧侶の托鉢」とは違うということなのかもしれません。

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<ウーベイン橋のメーチー>K7/FA35

微妙な位置づけのメーチーですが、それだけミャンマーで仏教が盛んということなのかもしれません。

この記事はいつかのためにネタとしてとっておいたのですが、スクムビットさんの記事「ヤンゴンの朝に、小さい尼さんたちのお経が響く」にインスパイアされました。

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コメント

ありがとうございます。
微妙な立場のメーチーのようですが、ヤンゴンには大勢いますね。
どういう仕組みなのでしょうか。
剃髪するのはそんなに気軽なことではないはず。
気になります。

投稿: スクムビット | 2014年3月18日 (火) 08時19分

スクムビットさん、こんにちは。
ヤンゴンばかりでなく、バガンにもマンダレーにもたくさんいます。
タイやラオスに比べたら、人口比100~200倍くらいなんじゃないでしょうか。というか、わたしゃ、タイとラオスではメーチーを見かけたことがありません。
いちお、wikiで検索すると、出てきますよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年3月18日 (火) 20時39分

袈裟のいろの違いはそこにあったんですか?
勉強になりました

投稿: trintrin | 2014年3月19日 (水) 08時14分

trintrinさん、こんにちは。
そういうことになりますね。
それにしても、当時は男尊女卑ということでもなかったんでしょうが、けっこう凄いことです。
タイなどでは、金持ちの僧侶もたくさんいるようですが、ミャンマーじゃ僧侶になりきれないメーチーさんがたくさんいますので、このあたりがGDPの差のようなものに現れていますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年3月19日 (水) 20時53分

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