功徳を積む
<百年市場図解>K7/DA16-50
サームチュック百年市場の続きです。あと数回このネタで引っ張りますので、よろしくです。
サームチュック百年市場は近くにほとんど役割を終えた運河がありますが、水上マーケットではありません。が、水とは切っても切れない関係があります。
<急勾配の橋>K7/DA16-50
ロットゥ乗り場とは真逆の入口はこの橋です。こんな急勾配であるということは、川に船が通るということを意味しています。この川がタージン川。どこかできいたことのある名前だと気づいたあなた、このブログの熱心な読者ですね。
そう、タージン川が登場するのは二度目。最初は2012年の夏のレポート、メークロン線で出てきました。この、タージン川の下流が、マハチャイとバーンレームです。メークロン線を分断する川です。
タージン川に沿って古い市場が展開しているということは、船による交易が行われていたということです。それにしても上流部とはもうしませんが、バンコクから120kmほど北上した地点までこうしたものがあるということは、当時の水上交易や水上交通が結構なネットワークを持ち、重要なものだったということがわかります。
まあ、アユタヤのことを考えれば驚くべきことではありませんが、チャオプラヤー川とは規模が違います。
<橋からの眺め>K7/DA16-50
川沿いに遊歩道のようなものができています。水上交通の要所でしたから、船着き場でもあったのでしょう。ちなみにこちら側には店が展開されていません。
<クルーズ船>K7/DA16-50
ここを訪れた人のレポートではクルーズ船も出ているとのことでした。しかし、船は存在していましたが、この日は平日だったせいかクルーズの呼び込みはありませんでした。
ここを歩くと、民家の生活が眺められます。まあ、民家といっても、百年市場の商店の裏側ということになりますが。うさんくさく見られても、困るので、ここをあとにします。
<亀売り>K7/DA16-50
カンと呼ばれる容器に亀が入れられています。売り物でしょうか。すると客がやってきました。
<タンブンなんだ>K7/DA16-50
をを、タンブンだったのですね。亀を川に流し、功徳を積む。寺院などでは鳥かごの雀を放鳥することによって、功徳を積む商売があるんですが、ここでは亀を川に放して徳を積むのですね。
そういや、ピッサヌロークのナーン川沿いでも、魚の幼魚をビニールに入れて売られていたのですが、あれもそうなのかも。
<2014/04/13追記>
kimcafeさんからトラックバックを頂きました。その記事「ウボンのタンブンセンターにて徳を積みましょう」に対して、トラックバックを送らせて頂きます。その、タンブンセンター訪れています。そのときの記事はここ。
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コメント
亀もタンブンなんですね~
魚と鳥は見たことあるけど
亀も・・・ってイキモノすべてなんでしょう
さる方は
海辺のスルメイカというネタで1週間書かれてますわ
ぜひヒョウちゃんも書き続けてくださいまし
(今月いっぱいくらい?)
投稿: trintrin | 2014年4月10日 (木) 10時34分
trintrinさん、こんにちは。
タンブンで1週間はちときついです。
あとはせいぜい、鳥かごの話くらいですし。
今度あちらに行ったら、タンブンしてみましょうか。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年4月10日 (木) 23時24分
河あるところにタンブンありですね(^^ゞ
トラックバックさせてもらいました
投稿: kimcafe | 2014年4月13日 (日) 11時50分
kimcafeさん、こんにちは。
ここじゃなくても、チャオプラヤー川のボート乗り場なんかで、よくやってますけどね。
亀のタンブンは初めてだったので、記事にしてみました。
トラックバックありがとうございました。
こちらからも、後ほど。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年4月13日 (日) 18時33分
市場内を歩いていたらカメがやってきて、どこから来たのかと思っていましたが、カメは川に流すためだったのですね。やってきたカメは馬鹿でかいカメでしたが。
投稿: とんび | 2014年4月14日 (月) 07時01分
とんびさん、三連投ありがとうございます。
とんびさんが目撃した亀はかなり大きいので、タンブン用ではないと思います。
タンブン用の子亀が逃げ出して、成長したという可能性はありますが。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年4月14日 (月) 21時30分