わしらの「深夜特急」(2)
個人旅行をするきっかけになったのは、1998年の暮れから1999年の年頭にかけてのネパール旅行でした。
<ボダナート>K7/DA21mm
この時は勤め先の同僚を誘い、終始馬鹿話で盛り上がるという楽しい旅でした。まあ、経由地の香港でRA機が到着しないというアクシデントがあり、空港のベンチで毛布を借りて1泊という体験もあったのですが。
この旅がきっかけとなり、翌年やはり別の同僚を誘い、香港とマカオを回りました。誘った同僚というのが、なんと海外が初めてという人で、自分が添乗員的な役割を買って出たのですが、同時にそれは自分の「旅のキャリアアップ」でもあったのです。
そして、その数ヶ月後、初めて一人きりでポルトガルを旅し、宿の見つけ方や航空機のストップオーバーや乗り継ぎなどを体験し、2001年のイタリア26日間で完全に仕上げたという感じです。
沢木氏はひとり旅について、「自分自身と向き合う」、「自分と対話する」、「旅を通して自分の心の中をのぞき込む」という表現をしています。同時に、二人以上の旅は楽しいが自分と向き合うことができず、旅が深いものにならないともいっています。その通りですね。
自分の旅がヨーロッパ中心から、アジア、特に東南アジアにシフトしていったのは、2008年のタイ・ラオス・雲南の旅からといえます。雨季でも無理をしなければ、のんびりではあるけれど面白いルートを回ることができることに気づいたのです。
そうしているうちに、バンコクから中国の景洪までとシンガポールとバンコクまでを陸路で結んでいることになりました。もろ、深夜特急のルートです。
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コメント
深夜特急というとやはり飛行機を使わずにヨーロッパまで行けるかですよね
タイ・ミャンマーが開いたので、あとはミャンマー・バングラ、またはインドが開けば完璧なんですけどね
もし、開いたら旅行者がわさわさいくかもですよ(^^ゞ
私は沖縄・台湾の航路にも復活してほしいなあ
投稿: kimcafe | 2014年6月13日 (金) 22時39分
kimcafeさん、こんにちは。
別ルートでいえば、韓国に渡り、フェリーで中国に出て、シベリア鉄道またはカザフスタン経由でヨーロッパまで到達可能なんですが。
まあ、わたしゃ、カルカッタからでOKです。
イランのビザ申請がかなり面倒らしいです。
インドはいいんですが、パキスタンとイランへの入国が難関ですかね。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年6月13日 (金) 23時59分