トルコ式ピザ各種
トルコの続きを行きます。
トルコには様々なピザがあります。イタリア起源とは考えられず、名称も「ピザ」ではありませんが、よく似ています。味もほとんど同じです。
<ピデ>COOLPIX 880
サフランボルについた日に味わった「ピデ」です。ピザ生地に相当するのは、小麦粉で間違いないでしょう。チーズはありませんが、使ったものもあります。挽肉はもちろん羊の肉です。さっとレモンを搾って頂きますが、想像以上に美味いです。
ご飯代わりに注文したので、おかずも頼みましたが、ついに、食べ切れませんでした。それだけ量が多い。このピデは楕円形ですが、イタリアのピザに似ています。
<メブラーナ・ピデ>COOLPIX 880
サフランボルから、アンカラで1泊し、トルコ中部のコンヤにやってきました。コンヤは神秘的イスラム教団、メブラーナ派が存在したところです。このメブラーナ教団はケマル・アタチュルクの政教分離政策によって、解散させられましたが、その祈りの踊り、「旋舞」は今でも上演されます。
そこで頼んだのが、これでした。画像ではカットされていますが、全体的な形は、舟形で、生地の両端は折り返されているものです。メブラーナ・ピデがそうというわけではなく、舟形で折り返しのあるピデの方が一般的かもしれません。その折り返しの間の窪みの部分に具を入れて焼きます。
チーズを使っているということもありますが、イタリアのピザの味にかなり近いです。ただ、トマトソースを生地に塗らないので、その点が違いますね。これも量がかなり多いので、ピデだけで腹一杯になりますね。昼食くらいにちょうどいいか、やや持てあますかです。
<ラフマジュン>COOLPIX 880
イスタンブールに戻り、日帰りでイズニックにやってきました。湖のある小さな都市です。かなり時間がかかるので、着いたら早速昼食です。
ロカンタに入ります。「ロカンタ」とは食堂のような意味で、ここにラフマジュンがありました。画像の通りに、ピザそっくりです。ただし大きさは半分以下です。カッターで切って食べるというよりは、そのままかぶりつきましょう。
あまり、チーズ系のものは使っていなかったようですが、美味いです。量もひとりでちょうどいいくらいです。見つけたら積極的に頼みましょう。ピデはどこにでもあると思いますが、ラフマジュンはなかなかないです。
これらのものは、ほとんど当たりはずれがなく、これを頼んでおけば安心の一品ですね。
これらの料理にビールがあればいうことないんですが。ちなみにトルコはムスリムが99%というところですが、ワインもビールも生産する国です。そして、飲酒するムスリムもかなりの割合ですが、レストランやロカンタでアルコール類を置いている割合がかなり少ないです。おとなしく、チャイでも飲んでいろということなんでしょうか。
| 固定リンク | 0
« シンプルなトルコ飯 | トップページ | 船旅 »
「Food」カテゴリの記事
- 台湾の日式咖哩新事情(2024.02.22)
- シーロムの水没オフ(2024.01.26)
- ランプーンのバミー(2024.01.21)
- チャンタブリーのふたつの市と海鮮ガパオ(2024.01.09)
- シャコと胡椒(2024.01.05)
「03a Turkey」カテゴリの記事
- また行きたい国、トルコ(2020.07.11)
- トルコのロカンタ(2018.05.20)
- エキメッキとオリーブ(2018.04.29)
- 東京ジャミィ(2016.07.16)
- 想い出のイスタンブール(2015.07.09)
コメント
羊の肉、うまそうですね。
確かに羊の肉は独特の匂いがしますが、それは実は牛肉も同じ。
慣れるとその匂いそのものが、旨さの元になるような気がします。
日本ではジンギスカン以外で食べることはあまりありませんが、もっと食べられるようになってもいい。
ただこういう食べ物は地元で食べるのが一番美味しさを感じるのかもしれませんね。
投稿: スクムビット | 2014年7月13日 (日) 16時34分
羊肉はとんでもない匂いを発するものもありますが、トルコ料理ではよく押さえられています。
ただ、全般的にいえることですが、冷めてくると、いけませんね。
熱々が一番です。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年7月13日 (日) 21時05分
物凄いボリュームですね。これはこれで好きです。ドイツでもトルコ風ピザは移民系の人がよくやってます。
投稿: おりんぴあ | 2014年7月13日 (日) 23時01分
ピデは舟型なんですね
切られる前に「ちょっと待って写真撮るから」と止めましょうか(^^ゞ
どれも旨そうです
投稿: kimcafe | 2014年7月14日 (月) 21時35分
ケマル・アタチュルクの関連本で知りましたが、オスマン・トルコ時代はドイツと同盟国だったので、このあたりからドイツ留学とか、移民が盛んになったようです。
ドイツではドネルケバブだけでなくて、ピデやラフマジュンもあるってことですね。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年7月14日 (月) 21時36分
いや、もう切られた状態で出されました。
切ってあっても、舟形を保っているものも、「歩き方」には載っています。
わたしゃ当分トルコはなさそうなので、kimcafeさん、お願いします。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年7月14日 (月) 21時40分
トルコもまた行ってみたいのですが、行ってからもう10年以上たってしまいました。何度か計画はたてかけたのですが。
投稿: とんび | 2014年7月25日 (金) 22時41分
ワタクシも、10年が過ぎ去ってしまってます。
この間に、トルコリラがデノミを実施し、ユーロと肩を並べるような価格となってしまいました。
そう簡単には行けませんね。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年7月25日 (金) 23時35分