江ノ島+九份=モンサンミッシェル
いきなりタイトルからして断定的なんですが、一応そういっておこうと思います。
レンヌからモンサンミッシェル行きの始発バスは、パリ発のTGVがレンヌに到着する時間に合わせてあり、9:45出発です。所要時間は1時間15分。レンヌのバスステーション(gare routière)はかなり立派なんですが、なんとチケット売り場が閉鎖されていました。日曜日のためらしいです。
ではどうするかというと、ドライバーから購入するのです。片道12.7ユーロ。往復割引はなく、もちろんキャッシュオンリーです。
バスは路線バスっぽい部分もありますが、モンサンミッシェル宿泊者にも配慮し長距離バスのように車体に荷物スペースもありました。モンサンミッシェルを訪れる人は圧倒的にマイカー利用が多いようで、このバスは比較的空いています。それでも目立つ大陸からの中国人といったところですが、その中に日本語も聞こえました。東南アジアのマイナー観光地よりは確実に日本人がいるってことです。
<モンサンミッシェル模型>K-7/DA16-50mm
バス(だけでなくすべてのクルマ)はモンサンミッシェル島内には入りません。対岸の広大な駐車場でストップです。ここにはインフォメーションセンターがあり、無料のトイレとコインロッカーがあります。そして駐車場の一角から、無料のシャトルバスでモンサンミッシェルに向かうことになります。
<無料シャトル>K-7/DA16-50mm
バスで訪れた人ばかりでなく、マイカーや観光バスで来た人もこれに乗りますから、数台は待つことになりますか。わたしゃささっと乗り込んでしまいましたから、待ち時間ゼロです。
このシャトルバスは、前後に運転席があり、バックしなくていい構造なんでしょう。香港のスターフェリーみたいです。そして、おそらく電気で動くバスです。座席は少ないですが、20分ほどなので、近づくモンサンミッシェルでも眺めましょう。
シャトルを利用しない手もあります。有料の馬車に乗るか、歩くかです。歩いても45分ほどだそうで、歩いてみてもよかったかなと思いました。
<シャトル到着場所>K-7/DA16-50mm
モンサンミッシェルというと、このたび新しい橋が完成したニュースが伝えられました。古い堤防道路がモンサンミッシェル周辺に堆積物を集めてしまい、本来の「島」に戻るために作られたということなのですが、実はまだ堤防道路は撤去されてなくて、シャトルバスは堤防道路を通るのです。
上の画像の右側が新しい橋で、こちらは8月の時点で歩行者専用道路となっていました。堤防道路はシャトルバスとモンサンミッシェルに物資を運ぶクルマ専用です。新しい橋が機能するにはさらに遊歩道を作る必要がありそうです。
ちなみにここから島へは徒歩で10分程度。
<修道院と城門>K-7/DA16-50mm
見上げたところ。ここを一歩入ると激込みでした。
<名物のクッキー>K-7/DA16-50mm
「参道」とでもいうのですかね。道の両側には土産物屋がびっしり。こちら、「ラ・メール・プラール」のクッキー。未だに日本人観光客が金持ちであるという幻想にとらわれているのか、「まとめ買いするといくら」という日本語の貼り紙も。
ちなみにラ・メール・プラールとはホテルであり、レストランもやっているところ。ここのオムレツの調理実演が人気だそうで。ガイドブックを読まないワタクシは見逃しました。と、いうか、あの人出では無理だった気も。
<狭い坂道に土産屋>K-7/DA16-50mm
これですよ。この雰囲気、九份そっくりでしょう。歩くこともままなりません。
<修道院>K-7/DA16-50mm
参道を登り詰めると修道院です。ケチなワタクシは外観のみ。そのかわり、城壁の上を歩きました。
<沖合の砂州>K-7/DA16-50mm
遠浅の海です。対岸からも潮が引いたときに渡れるそうですが、ドロドロになること必至です。そういうツアーもあるとか。
こういうところは魚介類が豊富でしょうね。牡蠣の養殖場はなかったけど。
<堤防道路と新しい橋>K-7/DA16-50mm
左側が新しい橋です。ほとんど海がつながってないですね。干潮の時でもあったと思いますが。草原のように見えるところでは羊が放牧されていました。ここの塩分を含んだ草を食べた羊はローストになって、やはりモンサンミッシェルの名物料理となっています。
このあと、名物のオムレツを食べようと、レストランに並びましたが、終わって出てくるとさらに混雑していて、早めのバス(14:25発、それでも最終のひとつ前)でレンヌに戻りました。
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コメント
無料じゃないけど江ノ島には江ノ島だけの乗り物
江ノ島エスカーがございます
九份にもそんな乗り物あるのかしら~
投稿: trintrin | 2014年9月 3日 (水) 03時52分
海が繋がっていないといえば、シンガポールとJBの間もそんな感じですね。
投稿: 伊 謄 | 2014年9月 3日 (水) 14時56分
エスカーはやはり、江ノ島独特の乗り物ですね。
欧州の丘の上にある都市、たとえばペルージャやシエナには有料・無料のエスカレーターがあります。
モンサンミッシェルだと、前後どちらにも走ることのできる電気バスでしょうか。
九份はぼったくりタクシーとバスだけです。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年9月 3日 (水) 20時55分
そうそう、ジョホール海峡といいながら、堤防でせき止めているんですよね。
モンサンミッシェルは時々海で囲まれるそうですよ。
投稿: ヒョウちゃん | 2014年9月 3日 (水) 20時57分