チャイナタウンとワンタンメン
<リバプールの中華街>K-7/DA16-50mm
リバプール大聖堂前の道を下っていくと壮麗な門が登場します。ここがリバプールの中華街です。
<漢字の世界>K-7/DA16-50mm
ここだけは漢字が堂々と使われています。簡体字ではなく繁体字です。すなわち現在の中華人民共和国からやってきた人たちが作ったのではなく、香港や台湾のように第二次世界大戦以前にやってきた中国人が作ったものです。
<中華風パーキングメーター>K-7/DA16-50mm
ここの通りの名前はもちろん英語ではありますが、香港のように漢字を当てた名前もありました。
<人気なし>K-7/DA16-50mm
ここでそろそろ昼食でもと思いましたが、あまり人気がないんです。門のある通りは短いもので、200mくらいで終わってしまいます。ですが、この門から少し外れたところにも中国系の写真館もあったほどですから、チャイナタウンとしての広がりはもっと大きいと思われます。
14年前の時、YMCAから歩いてきて、ここで夕食を取りました。どうやら夕刻から本格営業のようです。
<ワンタンメン>GR DIGITAL
しかし、前日にリバプール到着後、駅までのだいたいの距離を把握するため外出したときに、Noodle Barなるものを見つけていました。ここで食べていきましょう。
レジにて注文。もちろん英語でした。ワンタンメンとコーラで6.9ポンド。安そうに感じますが、当時1ポンドが外為相場で170円くらいでした。日本の銀行で180円くらいですから、1300円弱ですよ。
麺は香港の雲呑麺のようにコシが強く、鹹水くさいものでした。あのゴムのような感触がよみがえってきます。ワンタンはゴロゴロ入っているんですが、このあたりが香港のワンタンとちょっと違ったかな。
でも、ヨーロッパでスープ麺というのはなかなかお目にかかれません。やはり、スープがあると、ずるずるという音がするのが好まれないのではないかと思います。でも、イギリスではワンタンメン以外にもスープ麺が何種類もあるんですね。えらい!
そして、ヨーロッパのチャイナタウンですが、イギリス以外ではあまりお目にかかったことがなくて、それは歴史的な景観をぶちこわしてしまうから、周囲にとけ込むような作りにしてあるんだと思っていました。中華系レストランはけっこうあるんですが。
とはいえ、調べてみると、パリ13区(まあ外れの方ですが)には大規模なチャイナタウンがあるようです。イタリアではそういうところは見つけられないのですが、中華系レストランはけっこうあって、簡体字を使ったメニューだったりして、近年大陸を脱してきた中国人がやっているようなところでした。もちろんスープ麺は見つけられず、やきそばのようなものが多かったです。
そうしたところの中国人はどこか大陸の常識を引きずっているもので、大陸からの観光客の匂いを感じさせます。リバプールの中国人たちは外見以外はそんなことはありません。
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