« リバプールの2つの大聖堂 | トップページ | マージーサイド »

2014年10月30日 (木)

チャイナタウンとワンタンメン

Fe1818

<リバプールの中華街>K-7/DA16-50mm

リバプール大聖堂前の道を下っていくと壮麗な門が登場します。ここがリバプールの中華街です。

Fe1821

<漢字の世界>K-7/DA16-50mm

ここだけは漢字が堂々と使われています。簡体字ではなく繁体字です。すなわち現在の中華人民共和国からやってきた人たちが作ったのではなく、香港や台湾のように第二次世界大戦以前にやってきた中国人が作ったものです。

Fe1826

<中華風パーキングメーター>K-7/DA16-50mm

ここの通りの名前はもちろん英語ではありますが、香港のように漢字を当てた名前もありました。

Fe1827

<人気なし>K-7/DA16-50mm

ここでそろそろ昼食でもと思いましたが、あまり人気がないんです。門のある通りは短いもので、200mくらいで終わってしまいます。ですが、この門から少し外れたところにも中国系の写真館もあったほどですから、チャイナタウンとしての広がりはもっと大きいと思われます。

14年前の時、YMCAから歩いてきて、ここで夕食を取りました。どうやら夕刻から本格営業のようです。

Fe1839

<ワンタンメン>GR DIGITAL

しかし、前日にリバプール到着後、駅までのだいたいの距離を把握するため外出したときに、Noodle Barなるものを見つけていました。ここで食べていきましょう。

レジにて注文。もちろん英語でした。ワンタンメンとコーラで6.9ポンド。安そうに感じますが、当時1ポンドが外為相場で170円くらいでした。日本の銀行で180円くらいですから、1300円弱ですよ。

麺は香港の雲呑麺のようにコシが強く、鹹水くさいものでした。あのゴムのような感触がよみがえってきます。ワンタンはゴロゴロ入っているんですが、このあたりが香港のワンタンとちょっと違ったかな。

でも、ヨーロッパでスープ麺というのはなかなかお目にかかれません。やはり、スープがあると、ずるずるという音がするのが好まれないのではないかと思います。でも、イギリスではワンタンメン以外にもスープ麺が何種類もあるんですね。えらい!

そして、ヨーロッパのチャイナタウンですが、イギリス以外ではあまりお目にかかったことがなくて、それは歴史的な景観をぶちこわしてしまうから、周囲にとけ込むような作りにしてあるんだと思っていました。中華系レストランはけっこうあるんですが。

とはいえ、調べてみると、パリ13区(まあ外れの方ですが)には大規模なチャイナタウンがあるようです。イタリアではそういうところは見つけられないのですが、中華系レストランはけっこうあって、簡体字を使ったメニューだったりして、近年大陸を脱してきた中国人がやっているようなところでした。もちろんスープ麺は見つけられず、やきそばのようなものが多かったです。

そうしたところの中国人はどこか大陸の常識を引きずっているもので、大陸からの観光客の匂いを感じさせます。リバプールの中国人たちは外見以外はそんなことはありません。

| |

« リバプールの2つの大聖堂 | トップページ | マージーサイド »

Food」カテゴリの記事

201408 France & England」カテゴリの記事

コメント

あの辺りの中華街の門を越えた部分はイマイチ治安が良くないところもありますね。寂れた中華街です。自分は門から400メートルぐらい入った中華系スーパーでよく日本関連の食品を買ってました(^^)v。

投稿: おりんぴあ | 2014年10月31日 (金) 00時35分

イギリスではけばけばしい中華系の赤も心なしか落ち着いた色に見えますね。
二枚目の写真の金文字も中国だったら赤地に金で書くところ、黒字に金にしているのでシックに見えます。

ワンタン麺に1300円、やっぱり高い!

投稿: スクムビット | 2014年10月31日 (金) 21時26分

おりんぴあさん、こんにちは。
治安いまいちだったですか。知らなかったです。
中華系スーパーは割とありますね。
レンヌにも、パリ北駅にも、ドーバーにもありました。
ムスリム系スーパーもよくありますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年10月31日 (金) 23時14分

スクムビットさん、こんにちは。
イギリスは何気ない商店のカラーリングなどが凄く優れている気がします。
色遣いが凄く斬新で、他のヨーロッパの国よりもひときわ映えて見えます。近いうちに記事にしましょう。
ひと桁のポンドでも、凄く高いですね。金銭感覚違ってきますよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年10月31日 (金) 23時18分

イギリスの中華街なら、シーシャカフェじゃなく、阿片カフェとか欲しいですね(^^ゞ

投稿: kimcafe | 2014年11月 1日 (土) 17時23分

こんにちは!
イギリスにはこんな立派な門がある中華街があるんですね。
ヨーロッパ風の建物と漢字の看板がまたいい雰囲気!
ワンタン麺、ワンタンすごい量ですね!!
高いだけある~

投稿: prego | 2014年11月 2日 (日) 10時54分

kimcafeさん、こんにちは。
やばいですよ!
今時イギリスでも阿片はないだろうと思いますが。
今、ヨーロッパで流行っているのが電子タバコですね。
副流煙はありませんが、はき出すと煙が出ます。
これあちこちで見かけました。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年11月 2日 (日) 15時39分

pregoさん、こんにちは。
ロンドンにもあります。
ここで夕食とも考えましたが、宿から遠く断念しました。
イギリスの麺、ブライトンでも頂きました。
味的にはリバプールの勝ちです。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年11月 2日 (日) 15時44分

ワンタンメンにネギと白菜?

投稿: trintrin | 2014年11月 3日 (月) 12時38分

trintrinさん、こんにちは。
ワンタンメンに合いそうもない野菜ですが、香港などよりぐっと緯度の上がるイギリスですから、仕方ない面もありますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年11月 3日 (月) 17時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: チャイナタウンとワンタンメン:

« リバプールの2つの大聖堂 | トップページ | マージーサイド »