東屋の下で
深夜特急の足跡を追うVol.18 世界のミネラルウォーターVol.13
ターティアンまでやってきたのはワット・ポーを訪れるためでした。なんとですよ。入場料100バーツになっていました。一昔前、初めてここを訪れたときは、入場料20バーツでした。今から6年ほど前は50バーツに値上がり。それほどありがたいか、涅槃仏といったところです。
<タイでもっとも有名なリクライニングブッダ>K-7/FA35mm
すごい混雑です。確かにバンコクでも有数の観光スポットではあるのですが、こんなに混んでいたというのは記憶にありません。ま、考えてみれば、混雑する乾季にバンコク有数の観光スポットを訪れたというのが久しくなかったです。
観光はしても、高額な入場料を取る場所を避けて、ひたすらマイナースポットを回っていたともいえます。観光客は圧倒的に欧米からのツアー客が多いです。いわゆるファランです。
<靴の袋>K-7/FA35mm
この涅槃物の入る建物には裸足になる必要があるのですが(靴下可)、靴やサンダルを預からなくなってしまいました。各自でこんな袋に入れて、あとで袋だけ返却するのです。観光客が多すぎて、下駄箱が足りなくなってしまったのではと推測します。
そのかわり、この建物にはいるときのチケットチェックがなくなりました。と、いうことは、コンタイに紛れて入場し、○△見することも可能かと。よい子は真似してはいけません。
<ミネラルウォーター付き>K-7/DA21mm
そして100バーツの見返りにか、ミネラルウォーターと交換できる紙片がチケットに付いていました。そこらのミネラルウォーターじゃなくて、ワット・ポー特製、入口の守り神と本堂の写真が印刷されたビアチャーン・ウォーターです。
冷たくていいんですけど、かさばるので、持参のペットボトルに注ぎ足しました。
まだ旅に出て最初の方だったので、思わず真面目に観光しそうになってしまいました。わざわざここに来たのは深夜特急のミッションなのです。
深夜特急のここの描写はかなり長く、引用するにはちょっと骨なので、簡略して書くと、以下のようになります。
ある日、ワット・ポーまでやって来ると、見知らぬ夫人から手招きされついて行ってみると、宗教的儀式が行われているところでした。そこで僧侶による「金撒き」が行われましたが、沢木さんはお金を拾うことができず、近くにいた女子学生4人組が差し出すお金をもらうことにし、しばし彼女らと英語を介して簡単なタイ語のレッスンをすることになります。
翌日もここで彼女らに会うという約束をし、沢木さんは再びワット・ポーに現れますが、女子学生は姿を見せず、日本語学校に通うサングラスの生地屋の男性と対峙するという下りです。
<東屋>K-7/DA21mm
大沢たかお扮する「劇的紀行・深夜特急'96」でも、ワット・ポーはでてきて、金撒きやサングラスの男性は省略されているものの、こんな東屋の下で女子大生とタイ語のレッスンをすることになります。
お礼にサイトゥン(ビニール)入りのカフェ・イェーン5人分を買って戻ると、彼女たちは姿を消していたというオチです。
ただこれだけなんですけどね。ワタクシにとっては重要です。
涅槃仏の入る建物と本堂の間にはこのような東屋が3つくらいあります。特定することは難しかったですが、ここかなー。
<これもタンブン>K-7/DA21mm
今度来るときには、タンブンしていきましょうかね。瓦に願い事を書いて、いずれ屋根に飾ってもらうというものです。入場料くらいだったらタンブンしてもいいや。
| 固定リンク | 0
「Temple/Church」カテゴリの記事
- タイ最大の大聖堂+初詣(2024.01.03)
- チェンマイの中心と3人の王(2023.12.21)
- 地味ながら素晴らしい寺院(2023.12.16)
- ランプーンの素晴らしい寺院とランタン祭り(2023.12.10)
- チェンマイで最も格式のある寺院(2023.12.03)
「Midnight Express」カテゴリの記事
- チャイナタウンと謎のバトゥ通り(2023.01.19)
- Sawaki Quest~クルンテープーチュムポーンの列車の謎(2023.01.07)
- 沢木さんご宿泊、BPサミラービーチホテル、謎に迫る(2019.10.24)
- バトゥフェリンギで残り香を探す(2019.09.16)
- ハワイの沢木氏(2019.02.26)
「Mineral Water」カテゴリの記事
- ニッポンの炭酸水(2021.10.21)
- ビアチャーン水の新種+タイで飲んだもの(2020.04.11)
- スーパーの緑のキャップ(2019.10.14)
- バーンパインのありがたい水(2019.04.14)
- スリランカの水(2019.04.13)
「201412 Bangkok & Luang Phabang」カテゴリの記事
- ようやくの運河ボート(2015.04.28)
- ワット・サケット(2015.04.25)
- カオサン観察(2015.04.22)
- 髪から湧き出る水(2015.04.20)
- クルンテープの柱(2015.04.19)
コメント
ビールを仕込むときに使う水かしら?
瓦のタンブンしなかったなら
成田でしましょう
きっとイイコトがあると思う♪
エヘヘ
投稿: trintrin | 2015年1月14日 (水) 08時26分
ご無沙汰してます。
円安の影響大ですね。換金レート悪すぎでびっくりしました。
最近は一年に一回くらいのペースの訪タイですが赤シャツ騒動やこの間の陸軍のクーデターやらの影響で観光客激減の時期ばかりでした。それはそれで寂しい雰囲気なんですが。ワットアルン僕も毎回訪れてますが活きよいよく入場料あがりますね〜。お隣の王宮500バーツくらいまで上がるんじゃないかと戦々恐々です。ブログフォローありがとうございます。ひょうちゃんもタンブラー移転ですか?リンクもそのまま移転してますのでこれからも宜しくお願いします〜。
投稿: ヤブ | 2015年1月14日 (水) 11時14分
trintrinさん、こんにちは。
確かビアチャーンはアユタヤに工場があって、このミネラル水もアユタヤ製造だったかと思いました。
サントリーも同じようなことをやっています。
まあ、どの会社でもいい水を転用すると思います。
成田でタンブンですか。
ワット・サケットで現金を直接タンブンする飾りみたいなものを見てきましたが。(これは後日)
お菓子でも持っていきますか!
投稿: ヒョウちゃん | 2015年1月14日 (水) 22時59分
ヤブさん、こんにちは。
レート悪すぎて困っちゃいます。
今のところ、タイは暫定の軍事政権ですが、情勢だけは安定しているので、どっと観光客が増えたのではないかと思います。
王宮&ワット・プラケーオは歩き方によれば数年前から500バーツです。
ま、あそこは、残りのチケットでウィマンメーク宮殿に入ることができるのですが、行く人は1/4もいないんじゃないかな。
さて、新サイトにちょっとおじゃましてみました。
ココログは2000MB容量があって、まだ1/4にも達していませんでした。
なのでこのペースで行っても、あと30年近く継続できますので、移転はないなあ。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年1月14日 (水) 23時08分
実はワット・ポーは行ったことありません
ワット・プラケーオも王宮もないんです
入場料100バーツだと永久に行かないかも(^^ゞ
瓦の願い事ならいいですねえ
京都の寺でタイ人の一行がやはり瓦の奉納をしてました
投稿: kimcafe | 2015年1月15日 (木) 20時13分
kimcafeさん、こんにちは。
いやもう、こうなったら、限りなくコンタイに近づいて、無料で何も問題なく拝観するという、ミッションがkimcafeさんには課せられているんでしょう。
ワット・ポー、とある入口から入ると境内だけはフリーで歩けます。
寝釈迦はどうでもいいですが、エメラルド仏くらいは1回くらい眺めた方がいいかもしれませんよ。
1000バーツ高すぎですが。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年1月15日 (木) 22時15分