喜捨と逆喜捨
<宿前の托鉢>K-7/FA35mm
お待たせしました。ルアンパバーンの托鉢です。
上の画像はちょうど宿の出口あたりからのものです。このように下ってきて、そのあと左の狭い道に曲がっていきます。なんとすごいロケーションなんでしょうか。この宿を選んだのは正解。
<ワット・アムにて>K-7/FA35mm
初日は托鉢の列を追いかけましたが、翌日はちょっと遠征して、寺の出口から狙ってみました。ワット・アムという国立博物館の隣の寺院です。
スタート直後なのでまだ真っ暗です。この旅で唯一ストロボを使いました。ホントはマナー違反らしいです。
動画も撮ってみました。托鉢はこのように僧が身体の右側に鉢を置いて、右側の人から喜捨されるものとばかり思っていたのですが、ワット・アムでは逆です。
ま、出発直後で例外中の例外なんだろうと思います。
<学校前では渋滞>K-7/DA15mm
ともかく僧侶も喜捨する方もびっしり並んでいるんですよね。頂く方も、ここはすっ飛ばしてということはもちろんいたしません。そんなことをすると、ありがたみがなくなりますからね。
頂く方も、これが唯一の食糧自給手段です。もっとも、托鉢に出る僧侶たちは出発前に朝食を食べているという説もあります。とはいえ、ここで受け取った食べ物を、昼食と朝食にしていることだけは決まっています。僧侶は昼以降の食事はしないのです。
となると、鉢の中身はどうなってくるのか気になるところです。
<逆喜捨>K-7/DA15mm
これですよ。なんか、僧侶が逆に食べ物をあげているように見えませんか?次の動画で確認してください。
ね、どんどん食べ物を捨てていくように見えませんか?鉢の中身も満杯です。
ルアンパバーン3回目でしたけど、このようなシーンは初めて見ました。用意された籠やケースの前には、どことなく貧しそうな人が跪いています。この籠やケースは次のものも用意されていて、たまってくると交換されるのです。
本当の逆喜捨なのか、途中で満杯になった鉢を調整するためのものなのか、実際のところはわかりませんが。
<托鉢よ永遠なれ>K-7/DA21mm
それにしても、他の地域の上座部仏教の僧侶が知ったら、羨ましくなるような場面でした。とにかく、ルアンパバーンとアマラプラのマハーガンダーヨン僧院では僧侶はほとんど苦労せずです。
あんなにたまった鉢、見たことありません。
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