« カーン川とメコン | トップページ | 喜捨と逆喜捨 »

2015年2月24日 (火)

ダイニングパブに行ってみた

Fe2497

<パブの看板>K-7/DA16-50mm

久々イギリス話ってことで。

オックスフォードからロンドンに戻り、夕食を食べようとさまよっておりました。いつもと違い、ヴィクトリア駅を通り越すような道を歩いていると、ごく普通のパブの上階にレストランらしきものを見つけました。

Fe2496

<パブの二階へ>K-7/DA16-50mm

バグ・オニールというパブです。パブは名前がけっこう凝っていて、ヴィクトリア駅正面近くには「シェークスピア」なんてところもあります。

そして、あのような名物看板が掛かっていますから、どこもパブを始めて軽く100年以上経過しているようなところばかりです。中には、そのような店もあるでしょうが、パブは経営が苦しくなると、建物ごと売りに出されて、新しいオーナーが経営するパブに生まれ変わることもあるそうです。また、ビール会社が店を買い取ってしまい、その店舗に契約のパブリカン(パブのオヤジ)を置くこともあるそうです。

とはいえ、パブはその名前を引き継ぐことも多いそうです。外見上は系列店なのか独立したオーナーの店なのかは見分けにくいです。

んで、ちょっと規模の大きいところになると、店の二階(呼び方は一階)や地下にダイニング専用の店を作ったりします。これぞ、ダイニングパブです。それがようやく見つかり、突撃してみました。

Fe2484

<まずはビール>GR DIGITAL

二階にもビールサーバーがあります。ここで薦められたのが、「カスク・エール」というもので、店の売りみたいです。飲んでみると、ゴハンに合いそうな感じです。美味いです。

ダイニングパブといっても、ほとんどレストランと変わりません。いくつかあるセットメニューの中から、「House Platter」というものを選びました。

Fe2487

<店内>K-7/DA16-50mm

二階はネクタイ姿のウェイターとメイド服のようなオバサンとで切り盛りしています。メイド服みたいに見えるのですが、イングランドの飲食従事者の伝統的衣装なのかもしれません。

それにしても、雰囲気あります。パリのブラッスリーといい勝負です。

Fe2488

<料理>GR DIGITAL

説明をよく読めばよかったのですが、トースト付きでした。イギリスでは特に頼まなくてはパンが付かない原則がここで崩れました。その点を危惧してガーリック・トーストも別注したんですが。

内容は鶏肉の腿の部分の甘辛炒め、そのすぐ横には貝柱が隠れています。同じような色合いなのでわかりにくいですが。

そして、調理されたソーセージを切ったものと、魚肉の加工品を揚げたものに、チーズをかけたクラッカー状のチップス。これらを手前のソースで頂きます。ボリュームありすぎでしょ。

Fe2489

<味がしっかり>GR DIGITAL

イングランドの料理はこれまで味が薄い、味がないに等しい、グレービーソースだけの味などと酷評してきたのですが、この料理は味が濃いです。日本人ならば、これ合格でしょう。

イングランドの人たちも、こういう味に飢えているんじゃないでしょうかね。もちろん家庭ではこういうものは作らないでしょうし。たまにはダイニングパブに行ってみるかと、けっこう賑わっていましたよ。

ちなみに気になるお値段は、チップ込みで25.5ポンドでした。ある程度納得の金額です。

Bag O'Nails

閑話休題。
2月14日(土)のテレビ朝日系列、「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」という番組の中でワタクシがナコーンパノムで味わってきたメコン大ナマズの料理写真が使用されました。

Tv001

<プラーブック料理>GR DIGITAL

これです。この料理を食べたからというわけではありませんが、このあと猛烈な腹痛が起こり、翌日は観光どころではなかったという曰く付き。

2月28日(土)10:00~11:45にも再放送されるそうです。この画像、番組の割と早いほうに出てきます。テロップにはブログ名とハンドルネームも。

面白い番組でした。お時間ある方、是非ともご覧ください。

| |

« カーン川とメコン | トップページ | 喜捨と逆喜捨 »

Food」カテゴリの記事

Restaurant」カテゴリの記事

201408 France & England」カテゴリの記事

コメント

ビクトリアステーション!懐かしい。
はるか昔、この駅から15分ぐらい先のところにホームステイしていたことがあるんです。
もう駅の名前さえ覚えていないけど。
ロンドンによくあるフラッツという二軒続きの長屋の屋根裏部屋に暮らしていました。
主人は保険のセールスマンで、豊かな家ではなかったけど、まさにセンスあるガイジンの暮らしをしていたなあ。

投稿: スクムビット | 2015年2月25日 (水) 21時15分

これは旨そうですね
でも、やはり量がね(^^ゞ
サラダも欲しいっす

投稿: kimcafe | 2015年2月26日 (木) 22時22分


スクムビットさん、こんにちは。
あこがれのホームステイですね。
ワタクシも一度くらい体験してみたいです。
字面からすると「二軒長屋」なんて、わびしさを感じますが、ロンドンですから、豪華とはいえなくとも、十分満足するようなところなんでしょうねえ。
今度バンコクあたりでホームステイ先を見つけてみたいです。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年2月26日 (木) 23時03分


kimcafeさん、こんにちは。
お帰りなさいませ。
美味いです。これ。
間違いなく、自分の中では「イングランドで美味いものランキング」第1位です。
量は半端ないです。
でも、サラダを別に頼むと、嫌になるほど出てきそうで、それも困りますね。
そういや、この時はあまり繊維質のもののことは考えませんでした。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年2月26日 (木) 23時07分

イギリスでは食べ物に苦労するかと思えば、結構おいしそうなものもありますね。このようなのを食べることができるなら、イギリスの食べ物はまずいっていう食文化伝説は過去のものですね。量も少ないとか言う心配は不要ですね。値段も高いとは思うけど、めちゃくちゃというほどでもないし。

投稿: とんび | 2015年3月 1日 (日) 15時36分


とんびさん、こんにちは。
なかなかダイニングパブがなかったんですが、ヴィクトリア駅近くでは2軒確認しました。探せばもっとあるでしょうが。
これ以外では中華とインド料理が双璧だったんですが、現在イタリアンが急増中みたいです。
実はリバプールで頂きました。
値段は高め。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年3月 1日 (日) 20時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ダイニングパブに行ってみた:

« カーン川とメコン | トップページ | 喜捨と逆喜捨 »