檳榔あるいはパーン
<台湾のビンロウ販売ブース>K-7/DA16-50mm
ビンロウ椰子という植物があります。ビンロウの実を半分に切って石灰などを塗りキンマというコショウ科の植物の葉にくるんで、台湾やミャンマー、インドなどでは販売されています。
これをひたすら噛み続けると、化学変化によって唾液が赤くなってきます。これを噛むことを英語でベテルチューイングというそうです。ビンロウの英語名はベテルナッツ。ベテルチューイングには習慣性があり、噛んでいるとわずかに酩酊感を得られるのだそうで。
<ベテルナッツ>K-7/DA16-50mm
ビンロウの存在は前川健一の本などで知っていました。また、最初に台湾に行くに際して、情報を仕入れていたら、台湾でもビンロウが大流行で、ビンロウを販売する店にはかなり露出度の高い服の「檳榔小姐」と呼ばれる若い女性がいるというところまでわかっていました。
しかし、マイナスイメージとして、歯がボロボロになるとか、発癌性があるとかで購入して試してみようとは思わなかったです。今から10数年前の台湾では郊外に行くと檳榔小姐のブースがやたらあったのですが、ほとんどが車窓から眺めるくらいで、きちんと写真には撮れませんでした。
今でも少しはあるようですが、正面から写真を撮ると絡まれそうな危険が伴いそうです。
ところで赤く染まった唾液はどんどんたまってきて、どこかに吐き出せばいいのでしょうが、なんと台湾では禁止行為です。とはいえ、ちょっと外れに行くと、路上が血に染まったような箇所も見かけますが。
<ヤンゴンのキンマ売り>K-7/DA21mm
でも、台湾以外の国ではあまり好意的な目では見られていないかもしれませんが、赤い唾液を吐き出すことは禁止されていません。
でもビンロウやキンマ(タイでの呼び名)、パーン(インドでの呼び名)愛好者はできるだけ唾液を口にためているようです。
ヴァラナシーの裏町であるところへの行き方をきいたことがあります。相手は物売りだったと思うのですが、変な話し方をするのでした。口を開けっ放しのまま話します。子音によっては唇を噛んだり閉じたりする必要がありますが、その男性は口を開けたままです。
パーンを噛んで唾液をためていたのですね。それでもなんとか通じるものです。しかも英語で。
タイのスコータイからピッサヌロークに戻るバスでは、通路を挟んだ隣の席にキンマを愛好するおばあさんが座りました。唾液はたまってくるのですが、どうするのかというと、紙コップに赤い唾液を少しずつ吐き出すのでした。
最初はよくわからなくて、「この人重度の結核患者かも」などと思ってしまったくらいですが。
台湾のタクシーでもビンロウ愛好運ちゃんのクルマに乗ったことがあります。この人も紙コップに出してましたね。
あ、そういえば、バガンでも雇った馬車の運ちゃんがキンマ噛んでました。
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コメント
檳榔ギャル会いたかった!
もういないんですかね(^^ゞ
投稿: kimcafe | 2015年6月23日 (火) 20時38分
キンマ、パーン、ビンロウ。
私も何回も記事にしました。
初めてこれを見たのは学生時代に行ったインドでしてね。
それでなくても猥雑なデリーの街の至る所に赤いシミがあったんです。
すごいとこ来ちゃったなあって。
無くなる運命でしょうけど、あると懐かしいです。
投稿: スクムビット | 2015年6月23日 (火) 21時29分
kimcafeさん、こんにちは。
檳榔小姐、どうなんでしょう。
まともに目撃したことないですね。
街中じゃあのブースないんですよね。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年6月23日 (火) 23時54分
スクムビットさん、こんにちは。
ビンロウやパーンをたしなむ国の中では、インドが最初だったんですが、路上の赤いシミを目撃したのは台湾が最初ですね。
インドやミャンマーではパーンがやたらと簡単に売られていますよね。
さて、夏はどのくらい目撃するかです。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年6月23日 (火) 23時59分