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2015年9月 6日 (日)

チェンナイのMarina Inn

今回の南インド旅行では予約したホテルは3箇所だけでした。インドということで、途中の行程が不明なところもあるので、現地で見つけたホテルを実際見てみて決めるという、かつてのバックパッカー旅行のような一面もありました。

結局はほぼ予定通りに回ることができ、すべて予約しても良かったかなとも思いますが、どこも満員で泊まれなかったということもなかったので、今回のように決めるところだけ予約して、あとは現地で見つけるのがいいのではないでしょうか。

それでは初めての宿泊地である、チェンナイのホテルを紹介します。

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<客室>GR DIGITAL

チェンナイの到着が22時です。これから宿を見つけるというのも相当の無理がある話ですから、素直にAgodaで予約していきました。1泊あたり約3700円でした。セミダブルのベッドひとつ。しかし、バスタオル(*1)が置いてなかったので、フロントに2回報告です。

一度目はすぐ持っていかせるとのことでしたが、来なかったので、フロントに再度出向き、「今くれ!」といいました。3泊目もそうだったな。表向きシングルルームなので、タオルが1枚のみです。ハンドタオル、フェイスタオルはありません。バスタオル1枚だけというのは、インドのスタンダードですね。

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<テレビモニター>GR DIGITAL

泊まったホテルはだいたい1000~2000ルピーくらいのところですが、なんとデジタル映像を受信できる薄型のモニターをほぼ設置していました。昔のブラウン管テレビは1箇所だけだったかな。まあ、テレビはほとんど見ないので関係ないんですが、何かの参考までに。

でも、まだインドは地上デジタルではないようで、そのままでは映像が映りませんから、映像をデジタル変換する装置が必要です。モニターの上にある物がそれで、リモコンは2個必要となります。結構面倒です。

モニターは韓国製か日本製がほとんどでした。

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<浴室>GR DIGITAL

やや狭いですが、問題ありません。ほとんどのトイレ(*2)にタイでお馴染みの尻洗い用ノズルがありました。やっぱ、これ導入しますよねえ。

ま、これがなくても、水をためる巨大なプラスチック製のバケツと小さな桶が用意されているので、慣れている人はトイレットペーパーがなくても大丈夫です。

ちなみにこのホテルはトイレットペーパーはあって、バケツと桶はありませんでした。

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<ポット類>GR DIGITAL

ミネラルウォーターはほぼ用意されていました。ポットと無料のコーヒー・紅茶が用意されているところは少ないです。

そして肝心のWiFiですが、ブラウザを開くとホテルのページに飛ぶので、ここでIDとパスワードを入力するシステムでした。でも、PCとスマホを同時にアクセスできません。これで、現地報告が遅れてしまいました。動作も不安定です。

チェンナイは大丈夫だったようですが、まだ計画停電(*3)を実施している都市もあります。ほとんどのホテルでは自家発電機を用意していて、問題ありませんが、都市部を離れると自家発電も効かなくなるところもありました。懐中電灯も必需品ですよ。

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<朝食付き>GR DIGITAL

設備等は今ひとつ。エグモア駅から徒歩5分というロケーションの良さは評価できます。そして、朝食付きなんですが、ただのビュフェではなく、南インドのティファンが揃います。これが嫌なら味気ないトーストです。

ま、揃うといってもイドリー(*4)、ワダ、ポンガル(*5)くらいですが。逆に肉類や卵類がありません。

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<3日目ともなると>GR DIGITAL

どうです?セルフの盛りつけながら、見た目綺麗になりましたね。毎日バリエーションを替えていたつもりなんですが、内容はほとんど変わりないか。

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<外観>GR DIGITAL

ここ、入管の係は知ってました。ホテルをきかれたんです。でも、ドライバーたちにはあまり知られていないようです。空港から乗ったクルマのドライバーはエグモア駅近辺で数回きいてましたし。

誰にでもお勧めとはいえませんが、ビジネスホテルみたいなものでしょうか。一応、毎日の掃除(*6)はありました。

今回泊まったホテルのレポもしつこくやってみます。

<註釈>

  1. バスタオルは用意されていることが多いが、小さなフェイスタオルが用意されていたところは1箇所のみで、ハンドタオルに至っては皆無でした。
  2. ホテルではほぼ洋式。ツーリスト向けレストランもほぼ洋式。しゃがみ式は列車くらいだったような。例のノズルはホテルくらいにしかない。でも、チェンナイの空港にはあった。また、水浴びをするインド人のために大きなバケツが用意されているとも。専用の蛇口もあります。
  3. 都市部でも地区によって行われるようです。そのときは自家発電機がうるさいです。
  4. アルファベット表記「Idly」。ここでは「イドリー」で統一します。米とウラッド豆のペーストを蒸しパン状にしたもの。チャトニとサンバルをつけて食べる。
  5. アルファベット表記「Pongal」米と緑豆のお粥。けっこう熱々。
  6. チェンナイを除きすべて2泊でしたが、ほとんどの宿は掃除しませんでした。その場合、もちろんタオルも替えません。

今日のインド人

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<シルク店の主人と従業員>K-7/DA16-50mm

見るだけOKといいつつ、デモンストレーションを始めました。日本人男性はやはりサリーは買わないと思うぞ。

このあと、別の店でクルタがあったので購入してしまいましたが。

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コメント

オフ会、ありがとうございました。直前までかなり迷っていましたが行ってよかったですよ。毎回というわけにはいきませんが、また東京へ行っておあいしたいです。賛同していただけるならほかの場所(海外、国内)でもやりたいですね。

3700円の安宿にしては結構いいところじゃないですか。インドだからのことかもしれませんが。ホテルのことにふれなかったり、ごく簡単にしか書かれてないことが多かったような印象をもっていますが、今回はとても詳しいですね。同じところにとまってみようかな。

投稿: とんび | 2015年9月 7日 (月) 20時53分

インドは誰の旅行記を読んでもきつそうですね(笑)

私にとってはアラブの国より大変そうです。

でも体力のあるうちに・・・なんですがね。

投稿: カルロス | 2015年9月 7日 (月) 21時32分


とんびさん、こんにちは。
京都からわざわざありがとうございました。
いつかは、「ヤムの会」海外オフを実現させたいです。
今まではこれはすごいというホテルは取り上げましたが、自分が泊まるような料金のところでは、インドではごく当たり前でしたから、紹介していませんでした。
今回はけっこうインド全体の(南インドだけかもしれませんが)グレードも上がったようなのと、ほとんどWiFiがあったので、その具合も合わせて紹介しようと思います。
でも、チェンナイの宿は前回のコルカタの宿と同じくらいですかね。
WiFiはちょっと向上してましたけど。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年9月 7日 (月) 21時58分


カルロスさん、こんにちは。
自分的には昔のインドより楽でしたが、バスが続くのはやはりきついです。
ま、移動が多いですから、しょうがないですね。
政情などは別にして、アラブ圏はけっこうツーリスト向けの交通手段もあります。
やっぱりアフリカ、地中海沿岸以外の地域の方がキツイでしょう。
インド未踏でしたら、是非とも南インドからどうぞ。
英語まあまあ通じますよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年9月 7日 (月) 22時03分

イドリ-って、先日のアジャンタで頼んだやつですか?
甘さのない白い蒸しパンみたいなもの。

食べてみて日本であまり流行らないわけがわかりました。
スクムビット

投稿: スクムビット | 2015年9月 7日 (月) 22時19分


スクムビットさん、こんにちは。
ワタクシも初めてのイドリーはなんだこりゃでした。
でも、癖がない分、だんだん慣れてきました。
サンバルかサブジーをつけて食べると、結構イケます。
日本だったら、プーリーは流行るかもしれません。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年9月 7日 (月) 22時36分

尻洗いノズルいいですね(^^ゞ
私にとってはウォシュレットより便利ですね
やっぱ、チェンナイのような大都会は疲れますね

投稿: kimcafe | 2015年9月 7日 (月) 23時26分


kimcafeさん、こんにちは。
これ、タイのホテルで初めて遭遇したときから、なんて便利なんだと思っていました。
前回のインドではコルカタにあるだけでした。
今回なかったのは2箇所だけです。
チェンナイ、別物ですね。
物価も高いし。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年9月 7日 (月) 23時58分

お召しでいらっしゃったクルタを
お買い求めになったのはこの記事のこと?
以前はバテック織のシャツお召しになって
会食へお見えでしたね
次回はターバンでぜひ!
アラビアのローレンスみたいな?

投稿: trintrin | 2015年9月 8日 (火) 08時45分


trintrinさん、こんにちは。
クルタはこの店にはなかったので、次で見つけて即購入しました。
でも、最近のインド人はクルタなんて着ないんです。
旅行中ひとりも見かけませんでしたし。
trintrinさんも、是非ともロンヂーでお越しくださいませ。

投稿: ヒョウちゃん | 2015年9月 8日 (火) 21時26分

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