<チダムバラム>K-7/DA16-50mm
ポンディからクンバコーナム(*1)に移動です。ガイドブックによると30分ごとに4時間半とあります。当然直行便があると思っていました。
チェックアウトの際に「次はどこへ?」という話になり、「クンバコーナム」と答えると、「カッダロール(*2)まで行って乗り換えですね」ということになりました。
早くも不穏な空気が流れますが、まずはバススタンドまで行ってもう一回きいてみることにしました。2箇所のエンクワイヤリーでたずねます。結論としては直行便はあることはあるようですが、時間帯が悪いらしく、チダムバラム(*3)での乗り換えということになりました。
チダムバラムまでは2時間弱で到着です。次のクンバコーナムまでの便を係にきくと乗客満載の今にも出るというバスを指さします。こりゃ無理だわ。次のバスは30分後でした。そのバスも、こちらがクンバコーナムといっているのに、他の地名のチケットを渡すんです。しかもやけに安い。すごく不安でした。途中長い休憩があり、ここで車掌も交代です。出発するとまたチケットの販売があり、ここでようやくクンバコーナムまでのチケットを切ってくれました。
待ち時間入れて5時間で到着です。ああ疲れたぜ。
<Dosa Plaza>GR DIGITAL
宿もねらったところに連れて行ってもらえず、WiFiもないインド人向けの宿で気分は暗いです。ポンディと大違いです。
クンバコーナムは街の中央をバスやトラックが駆け抜けていくところで、始終うるさかったです。でも商店とかは比較的充実しているんですよね。スーパー兼ショッピングセンターの脇にこぎれいなレストランを見つけました。ドーサプラザ。店内の作りはそのままファミレスですね。
<メニュー>GR DIGITAL
写真入りのメニューなどファミレスそのものです。店内の表示を見ていると、シズラー(*4)系列ということが判明しました。インドの他、ニュージーランド、UAE、オマーン、オーストラリア、バーレーン、カタール、アメリカとタンザニアに店舗があるようです。
初日は昼抜きだったので、ドーサではなくフライドライスです。
<ベジ・フライドライス>GR DIGITAL
ファミレスなんですが、ベジだけです。メニューのこれは黄色っぽく色が付いていたのですが、カレー風味もありません。ただのなんちゃって中華です。でも、量だけはこれでもかというくらいありました。
<アイスコーヒー>GR DIGITAL
飲み物はこれでしたが、もしかしたら、お子様向けだったかも。アイスクリームが最初から入っているんです。それに、子供だましみたいなストローだし。
これで165ルピーでした。
翌日も通い、今度はちゃんとドーサ(*5)を食べました。
<ロケット・マイソールドーサ>GR DIGITAL
ドーサを傘のようにして提供するところがあるとはきいていましたが、これでしたか。重量感ありそうに見えますが、中に具はありません。形とマイソール(*6)という地名とどう関係あるのかも不明です。
つけるものはこれまでのサンバルとチャトニとはかけ離れていますね。黄色い方がスパイシーです。唐辛子が入っていますが、激辛ではありません。白い方はやや甘みがあります。見かけ倒しのロケットといったところですか。
<グリーンサラダ>GR DIGITAL
ドーサだけでは腹が減りますから、サラダも頼みました。トマトやキュウリはごく当たり前の味なんですが、タマネギは水でさらすなんてことはしていないのでしょう。かなり刺激的です。そして、手前の緑の2本はピーマンにあらず。唐辛子でした。こちらは舌が麻痺しました。1本の半分食べるのが精一杯でした。
でも、このおかげで腸内が綺麗になったことはいうまでもありません。
<刺激的レモンティ>GR DIGITAL
飲み物はこちら。「Led Lemon Tea」という名称でしたが、やけにレモン味が強かったです。レモン味の人工甘味料をかなり加えたのではないかと思います。これで155ルピー。
客はまばらでしたが、中流インド人がやってくるようでした。フォークやスプーンが出ますが、彼らも手で食べていました。そして、片づけ専門のおじさんがひとりいて、テーブルをくまなく見回していました。おしぼりは出ません。
<註釈>
- アルファベット表記「Kumbakonam」。やたらと寺院が多いところ。ポンディから移動したからというわけではないでしょうが、やけに田舎に感じました。ムスリムがここから増えてきました。
- アルファベット表記「Cuddalore」。ポンディシェリーに隣接するタミル・ナドゥ州の県。
- アルファベット表記「Chidambaram」。人口わずか8万というものの国際空港があり、エアアジアが就航している。
- Sizzler。アメリカ発祥のファミリーレストラン。日本ではロイヤルホストとの関係も深かった。わたしゃタイのハジャイで入ったことがある。
- アルファベット表記「Dosa」。材料はイドリーと同じ。ペースト状にしたものをクレープのようにして焼いたもの。やはり酸味あり。スリランカでは「トーセイ」「トーサイ」と変化。
- アルファベット表記「Mysore」。カルナータカ州の都市でマイソール王国、マイソール藩王国がかつて存在した。
今日のインド人
<金ピカ野郎>K-7/DA16-50mm
クンバコーナムのメインストリート。つまりこの前をバスやトラックがばんばん走っていきます。その傍らに立つ金に着色された像。サングラスもしていて、ちょっと間違えばイカレたロックミュージシャンです。
正体不明ではありますが、このクンバコーナムでは著名な数学者を排出したとか。おそらくその人かと。
なんか今日はいつものインターネットエクスプローラーの調子が悪く、グーグルクロームでやってみました。表記などが崩れていたらすいません。
<追記>
金ピカ野郎とさげすみましたが、なんとこの人物はM.G.Ramachandran、略してMGRと呼ばれるタミル・ナドゥ州の元首相なんだそうで。失礼いたしました。pudinaさん、コルカタのNさんよりのご指摘でした。ありがとうございます。
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