「シヴァの槍」という名のホテル
<ルームキー>GR DIGITAL
ティルバンナマライで泊まったのは、Trishul Hotelというところでした。バスでティルバンナマライのバススタンドに到着し、そのままオートリキシャで名前を告げて50ルピー也。
Agodaだと、時期が遅かったのか扱っていなかったのか出てきませんでしたので、予約なしで飛び込みです。もちろん空室ありで、2部屋見て決定です。
<エレベーター>K-7/DA50-200mm
外扉と中扉のあるエレベーターです。年季の入ったシロモノでしたが、故障することはなかったです。
<客室>GR DIGITAL
部屋も年季が入ってました。でも、清潔さは保たれていました。そしてある程度の広さがあります。チェンナイみたいに息が詰まりそうになることがありません。
チェックインしますと、これまた年季の入った従業員が丁寧に部屋の備品などを説明してくれました。チップが欲しいのかと思いましたが、そうではなく純粋に仕事でやっているようでした。一度食事で外出し、戻ると女性従業員を引き連れてシーツ敷きが行われました。じいさんの従業員がやれば済むと思われそうですが、このあたりは仕事の分業制と、カースト(*1)が関係していると思います。
<エアコン>GR DIGITAL
インド製ですが、きっちり効きます。ついでにいうと、エアコンのスイッチはややこしい場合があるので、切らないことをお勧めします。震え上がるほど冷えませんのでその点、インド製はいいかもしれません。
<トイレットペーパー>GR DIGITAL
新品丸ごと1個くれました。これはもっぱらティッシュ代わりとして使用しました。
<冷蔵庫>GR DIGITAL
中身は何もありませんでしたが、きっちりと冷えるものでした。チェンナイのホテルにもありましたが、コンセントの数が少なく、使いませんでした。ここは電気製品の近くに確実にコンセントがありますので、便利です。タオルは最初から2枚くれます。でもバスタオルだけです。それでもいい条件です。
<浴室>GR DIGITAL
ゲストハウスチックですが、広いので問題ありません。バケツ類ですが、エアコンが水漏れすることがわかったので、受け皿として使いました。もっともエアコンの水漏れはとんでもない豪雨が降った翌朝から始まったのです。それが関係しているかも。
<眺め>K-7/DA16-50mm
かなり大きな窓です。寺院とアルナーチャラ山が見えます。でも、細かい目の金網が張り巡らされていました。次の日、サルが窓の外にやってきました。金網も必然性がありますね。
<新聞>GR DIGITAL
ほぼ読みませんが、エグゼクティブになったような気分のサービスです。こういうサービスがあったのは、デリーのタージ系ホテル(*2)に泊まって以来でしょうか。でも、南インドでは普通のことみたいです。
<初回の朝食>GR DIGITAL
ポンガルとワダです。無理を言えばこれにイドリーもつけてくれそうでした。客はほとんどいませんでしたので、ほぼ希望が叶えられそうです。
<朝食2回目>GR DIGITAL
気分を変えて、イドリーにします。このイドリーはけっこう美味かった。あとでポンガルも追加されました。
飲み物はコーヒーが主体のようでした。なぜか「チャイ」は通じず、「ティ」は通じました。でも、コーヒーだけみたいです。
もちろん、部屋でWiFiが使えます。WiFiがあるからこそ、ねらい打ちしたホテルです。基本料金は1泊1200ルピーでしたが、諸税込みで1450ルピーほどになりました。部屋で洗濯物は乾くし、屋上に乾すこともできます。付属のレストランはベジとノンベジがありました。ノンベジに併設でバーもあります。
「トリシュール」というのは、シヴァの持つ三つ又の槍のことです。ケララ州(*3)に同じ名前を持つ都市があります。
<註釈>
- 「カースト制度」して学ぶことになりますが、制度化したものではありません。そして、バラモン・クシャトリア・バイシャ・シュードラの4身分だけというわけでもありません。ヴァルナ(種姓)とジャーティ(共同体)が複雑に合わさった仕組みをポルトガル人が「カスタ」呼び、インド人以外は「カースト制度」のように呼んでいるに過ぎません。基本4つの身分があり、その中で職業を基本とした共同体が無数にあり、その中で一生を全うするということです。職業や名前をきけばその人の基本的な社会的地位がほぼわかるという制度で、これを外国人にも当てはめようとするためか、やたらと一般人に職務質問されることが多いです。また、アウトカーストも存在します。
- インドのタタ財閥が運営するホテルグループ。
- ポルトガル人つまり初めてヨーロッパ人がインドにたどり着いた場所です。州都はトリバンドラム。
今日のインド人
<サドゥ>GR DIGITAL
アルナーチャレシュワラ寺院でサドゥと話をしたことは書きました。この人は近くにいたのですが、あまり話していません。でも、写真を取り出すと、アップで撮っていいと許可が出たので、かなり近づいて激写しました。
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コメント
ボーン・シャンカール!
トリシュルとは私の泊まるべき宿ではございますが、1450ルピーは高すぎます(^_^;)
オフシーズン、エアコンなし、温水なし、WIFIなし、冷蔵庫なし、新聞なし、朝食なしで550ルピーにならないもんでしょうか?(^^ゞ
新聞サービスはデリーのインペリアルホテルで1回だけ経験ありです
投稿: kimcafe | 2015年10月 3日 (土) 08時41分
古臭い内装とはいえ、超がつくほどのこともないものの、激安であることを考えると立派なものじゃないですか。もう15年になるインド旅行や8年になるスリランカ旅行のときに泊まったホテルことを考えると、この程度のランク(物価上昇分を差し引いてもう少し安値で考えて)のホテルはもっとしょぼかったような記憶があります。新聞はインドでもほかの国でも経験はありますが、もう少し上級のホテルの場合だったと思います。このホテルも今は激安ホテルですが、ずっと以前はそこそこ格式のあるホテルだったのかもしれませんよ。
投稿: とんび | 2015年10月 3日 (土) 17時10分
kimcafeさん、こんにちは。
エアコンなしにはできそうですが、550ルピーはきつそうですね。
歩き方の最安値の宿でどうにか500ルピー前後で、インドの物価を考えてもこれから値上げしそうですので、どんどん難しくなっていきそうです。
このあと、新聞のサービスは結構出てくるんです。
南インドはインテリが多いかも。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年10月 4日 (日) 01時41分
とんびさん、こんにちは。
物価は上がりつつありますが、やはり1000ルピーを超えると激安ってことはないですよ。
きちんとした従業員がいるし、サービスもいいので、ティルバンナマライでは上級ランクのホテルだと思われます。
ま、地方はある程度物価も安めということでしょう。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年10月 4日 (日) 01時45分