タミル・ナドゥ州営バスの旅
旅の前半チェンナイからカニャークマリまでの移動はすべてバスでした。まずは動画をごらんください。
これはティルバンナマライからポンディまでの間で撮影しました。ブレを修正していますが、それでも揺れ方などがわかるかと思います。
<タミル・ナドゥ州営バス>K-7/16-50mm
乗った本数。
チェンナイ-カーンチプラム往復。チェンナイ-マハーバリプラム。チェンナイ-ティルバンナマライ。ティルバンナマライ-ポンディシェリー。ポンディシェリー-チダムバラム、チダムバラム-クンバコーナム。クンバコーナム-ティルチラパッリ。ティルチラパッリ-マドゥライ。マドゥライ-カニャークマリ。10本ということになりますが、マハーバリプラムからの帰りは市営バス。これを入れれば11本になります。
<市営バス>K-7/DA16-50mm
州営バス、市営バスとも中身はほとんど変わりません。車掌はしっかりいますし、運行距離の違いかも。ただ市営バスの一部路線にはエアコン付きのものがありますから侮れません。ですが、タミル・ナドゥ州営バスにはエアコンは決してありません。
では料金です。安いものです。
チェンナイ-カーンチプラム、47ルピー。
チェンナイ-マハーバリプラム、40ルピー。市営バスは27ルピー。
チェンナイ-ティルバンナマライ、110ルピー。
ティルバンナマライ-ポンディシェリー、47ルピー。
ポンディシェリー-チダムバラム、42ルピー。
チダムバラム-クンバコーナム、34ルピー。
クンバコーナム-ティルチラパッリ、59ルピー。
ティルチラパッリ-マドゥライ、80ルピー。
マドゥライ-カニャークマリ165ルピー。
値段と距離が比例しないところがインドなんでしょう。チェンナイ-ティルバンナマライはかなり高いですが、もしかしたら所要時間と関係あるのかもしれません。
<座席>K-7/DA16-50mm
座席は左側2席。中央通路を挟んで右側3席の5列シートです。ごらんの通りオンボロでリクライニングも付きません。当然ながら座席指定などなく、適当に座りますが、前方はほぼ女性と老人が座るようです。
<車掌>K-7/DA16-50mm
チケットの販売からバスの発着までを管理するのが車掌です。この車掌はカーキ色の制服のようなものを着ていますが、ドライバーと同じく淡いブルーのシャツにブルーのパンツ姿も見かけます。
けっこう権力者で、座席の入れ替えなどもこの人の裁量で決まります。チケットは肩から提げたマシンで行き先の書かれた紙切れが出てきます。こういうことはけっこう進んでいますね。
<荷物置き場>K-7/DA16-50mm
後ろの入口とその前の座席の背もたれの間に空間があり、主にここに荷物を置くことにしました。はじめのうちはチェーンで固定したりしましたが、誰も持っていきませんし、興味も示されませんので必要ないでしょう。でも、ここはバスにひとつだけしかないんですよね。
<荷棚>K-7/DA16-50mm
その場所がふさがっていたら、荷棚にあげましょう。ワタクシのキャスターは一番小さい部類ですが、それでも入れるのに苦労します。また、すべての座席に荷棚があるわけでもありません。
<料金所>K-7/DA16-50mm
行き先が同じでも経由地がけっこう違うバスもあるみたいで、バイパス経由だったり高速を使うものもあります。
でもやっぱり遅いですね。1時間あたり30kmも走ればいい方なのではないかと思います。決して100km/h走行などはありません。
乗降口は前後に2つあるのですが、後方の入口がないものもありまして、こちらには乗りませんでしたが、かなり長距離を走るものではないかと思います。たぶん途中休憩もあるでしょう。
ワタクシが乗ったバスはほとんど路線バスの延長でして、途中休憩もほぼありません。5分程度ならあると思います。
ちなみにケララ州では長距離バス1回、路線バス1回きりでした。
けっこうキツイ乗り物ですが、目的地まではほぼ確実に毎日便があるので、夏の旅もできたようなものです。
今日のインド人
<チャイ屋のオヤジと客>K-7/DA16-50mm
マドゥライの引っ張るチャイ屋で撮影していたら、自分も撮って欲しいと客にいわれて撮りました。
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コメント
昔々の旅のことですが、ケララからタミールに移ったらバスがすっかり変わったのを覚えています
しかも、コダイカナルではレディファースト制で、女性が全員乗ってから男が乗るというのが守られてました(ただし、始発のみ)
南部のバスは窓が木製カバーで閉められるようになっていた(雨よけ)ような
投稿: kimcafe | 2015年12月20日 (日) 22時37分
kimcafeさん、こんにちは。
タミル・ナドゥ州営バスもトリバンドラムやエルナクラムに乗り入れていますね。
外見はケララ州営バスもぼろっちい感じでしたが、乗ってみたらケララの方がいいですね。
ケララ州営バスは一瞬窓ガラスがないと焦りました。
雨が降ったらどうするんだろう。
タミル・ナドゥ州営バスは窓ガラスが閉められます。
とはいえ、構造的に無理な場合もありますが。
バス移動中雨が降らなかったのが奇跡的でもあります。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年12月21日 (月) 21時20分
私は前回久しぶりに1、2時間バスで移動して、ずいぶん綺麗になったなあと思っていたのですが、こうやって見るとボロいですね(笑)
州営バスだと荷物の置き場は困りますね。
私営のちょっと高いバスはちゃんとトランクがありますが、昔私のリュックが誰かのギーまみれになったことがありました!
州営でも長距離バスだと今でも屋根の上に乗客の荷物を積むのかな?(北インドだけかも?)
投稿: pudina | 2015年12月22日 (火) 21時58分
pudinaさん、こんにちは。
ボロボロですね。
荷物置き場は限られているので、取り合いです。
クンバコーナムから乗ったバスで、「そこはワシのじゃ!」みたいな爺さんがいて、「荷物上げてあげますから」みたいにして凌いだことがありました。
州営バスは基本助手とかいないですから、屋根にトランクやリュックはありません。
米袋とかそれこそ大荷物は誰か雇って屋根に上げてもらうか、自分でやるかでしょう。
知り合いがキャスターでバス旅をしたことで、今回リュックにはしませんでした。
もうわたしゃ、荷物を担がないバックパッカーです。
投稿: ヒョウちゃん | 2015年12月23日 (水) 00時41分