噂のマカロニスープを試してみた
香港からマカオに行こうとする日の朝、茶餐廳(機種依存文字かもしれません。「庁」の旧字体です。)に行くことにしました。
<泰哥餐廳>K-7/DA21mm
太子のあたりに数軒この手の店がありました。「安い」「早い」でも「味はいまいち」のカフェでもあり食事も取れる、香港人がほぼ毎日行くような店です。
香港の朝食というと、雲呑麺や各種のお粥というのが定番でしょう。でも、彼らが毎日のように食べるものはもっと庶民的なものです。
そのひとつにマカロニ+スープというものがあります。これがもう、どこでもまずいと評されるシロモノで、なんで香港人はこれを食べ続けているのか、体験することにしたのです。
<早餐セットA>GR DIGITAL
混雑する時間を避けて7時くらいに来てみました。店内は割と細長く、壁際にファミレスにありそうなデコラの4人掛けテーブルがあり、中央に小さめの2人掛けテーブルが並びます。
どこに案内されるかではなく、自分から空席を見つけて勝手に座ります。4人用のテーブルがあいていたので、そこにします。メニューはテーブル上に置いてあり、すかさず現れたウェイトレス(普段着のオバサン)に指さしで注文です。
セットAはマカロニスープの他、2品選べ、飲み物も選ぶことができます。もっとも、マカロニを「出前一丁」にすると、3HKDくらいの追加で、飲み物もアイスにすると追加料金が発生します。
<ソーセージエッグにトースト>GR DIGITAL
他の2品がこれです。いろいろありましたが、わかりやすさから、腸仔(ソーセージ)と煎蛋(香港風目玉焼き)を選び、2つめは厚多士(厚焼きトースト)です。2品も付くのですが、結局はひとつのお皿に収まっています。
<マカロニスープ>GR DIGITAL
注文して2分もたっていないと思いますが、電光石火の早業で注文の品がやってきました。茶餐廳ではこの素早さが売りのようです。
でも、箸とかスプーンなどのカラトリーが付いてきません。おばさんを呼ぼうかと思っていると、ほぼ同時に注文の品が届けられた隣のオヤジさんがテーブル脇の引き出しからフォークとスプーンを取り出しました。ああ、こうなっているんですね。そこには紙ナプキンまでありました。
おそるおそる啜ってみます。んー、味は薄いですが、そんなにまずくはありませんね。ちなみに、このマカロニは、「鮑魚腿通粉」です。真偽のほどはわかりませんが、アワビの切れ端とハムがのっています。アワビとハムの塩味で薄味のスープもある程度味が加味されるような感じです。
ですが、マカロニはふにゃふにゃ、トーストやソーセージ、目玉焼きもごく普通。あ、ちなみに飲み物はミルクティ(奶茶、機種依存文字で「女」へんに「乃」です。)でした。このミルクティがけっこう濃いめで、イギリス本土やインドのチャイの味を引き継いでいるような気もします。
ちなみに料金は26HKDと激安。粥麺専家で単品頼むよりも絶対お得ですね。味さえ気にしなければ…。
| 固定リンク | 0
「Food」カテゴリの記事
- 台湾の日式咖哩新事情(2024.02.22)
- シーロムの水没オフ(2024.01.26)
- ランプーンのバミー(2024.01.21)
- チャンタブリーのふたつの市と海鮮ガパオ(2024.01.09)
- シャコと胡椒(2024.01.05)
「201512 HK-Macau-Shen Zhen」カテゴリの記事
- 激安飲茶の店へ(2016.07.15)
- 経済特区の街並み(2016.07.12)
- 経済特区に何があるというのですか?(2016.07.09)
- 経済特区への道(2016.07.06)
- 茶餐廳で公仔麺(2016.07.03)
コメント
なんで「マカロニ」なんでしょう
おコメのほうが安いイメージあるんだけれど
このスープはスプーンで召し上がるの?
おはし?
投稿: trintrin | 2016年2月 8日 (月) 09時16分
trintrinさん、こんにちは。
マカロニですから、イギリス由来ではありませんね。
でも、あまり美味しくなくても毎日食べ続けるというスタイルが、イギリスっぽいような。
スープタイプなので、わたしゃスプーンで頂きました。
おそらく、正しい方法は決まっていないと思います。
投稿: ヒョウちゃん | 2016年2月 8日 (月) 21時04分