インドのクルマ
<アンバサダー>K-7/DA16-50mm
まだインド車を取り上げていませんでした。
アンバサダー、およそ60年以上前のモデルをインドでノックダウン生産したものですが、いまだ現役です。
もっとも、新車販売はとうとう終えたらしいですが、あとどのくらいで淘汰されることやら。
ま、それだけインドで乗用車といえばアンバサダーであり、アンバサダー以外はほぼ見かけないといった状態でありました。
<後ろ姿>K-7/DA16-50mm
撮影場所はポンディです。アンバサダーといえばタクシーでもあり、黒と黄色のペイントが当たり前です。白は非常に珍しいです。
インドは家電からロケットまで国産にこだわる頑固さがありますが、日本のスズキがインドで合弁のマルチ・スズキ・インディアを立ち上げ、アルトのエンジンをスケールアップしたものを販売するようになってから、一気にインド最大の自動車メーカーになりました。
今ではアルトの他、ワゴンR、スイフト、ミニバンのエルティガなどがあります。コーチン国際空港までの送迎車はエルティガでした。
<TATA Nano>K-7/DA16-50mm
こちらはインド最大の財閥タタが開発した、10万ルピーカー、ナノです。アルトが20万ルピーだったそうで、劇的に安くなり、インド人のマイカーがぐっと引き寄せられたのです。
廉価版は助手席側のミラーが省略されるとのことですが、これは付いていますね。
すでにナノは2台目となり、10万ルピーじゃ購入できなくなったそうです。
<バック>K-7/DA16-50mm
2台目はハッチバックが付いたとのことで、このクルマは2台目ですね。サイズも大きくなったようです。
外国メーカーも徐々にインドに進出し、今ではトヨタやフォルクスワーゲンも走っています。ただ、インド独特のクルマも展開しているわけで、トヨタ・エティオスなんてやつもあります。コンソールボックスにペットボトルを数本入れられ、それがエアコンで冷やすことができるそうです。
いまいちぴんと来ませんが、インドではキャッチーなことなんでしょう。
今日のインド人
<鈴なり>K-7/DA0-200mm
積めるものはなんでも積む。それも限界まで。これぞ正しいインドの常識。
リキシャなんかも限界まで乗るのがインドですが、やっぱり経済力が上がってきたのか、今回は見かけませんでした。
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コメント
白色のアンバサダー、珍しいですよね。
こんな記事がありました。
長い間インドの権力者に愛されてきたアンバサダーは、現在も官僚や政治家、高級将校の運転手付き自動車として使われている。青のアンバサダーは空軍、黒は陸軍、白は海軍と政治家用だ。
投稿: スクムビット | 2016年5月18日 (水) 08時17分
時代・・・ですが
アンバサダーだけだった頃と比べると、別の国になってしまったようでちと寂しいですね(^^ゞ
投稿: kimcafe | 2016年5月18日 (水) 21時36分
スクムビットさん、こんにちは。
アルトを紹介したところで、燃費偽装問題が発覚です。
ま、インドじゃ関係ないか。
アンバサダーの色、面白いですね。
確かに、役人とかが好みそうな感じです。
投稿: ヒョウちゃん | 2016年5月18日 (水) 23時29分
kimcafeさん、こんにちは。
今や、自動車は日米欧の主要メーカーが世界中で走り回っているので、アンバサダーみたいなインド独特のものが消えゆくということはちょっと悲しいことかも。
ヒンドゥスタン・モータース(アンバサダーのメーカー)もタタもがんばって欲しいです。
投稿: ヒョウちゃん | 2016年5月18日 (水) 23時32分