カンボジアのトゥクトゥク
<トゥクトゥク>K-7/DA50-200mm
カンボジアを初めて訪れたのは2003/2004年の年末年始でした。もちろんアンコール遺跡のみが目的でしたから、シェムリアップしか訪れていません。
当時シェムリアップではトゥクトゥクという乗り物は見かけた記憶がありません。バイクタクシーはありましたが。
2回目のカンボジアもアンコール遺跡が目的で、シェムリアップのみの訪問です。6年ぶりでトゥクトゥクが登場していました。ガイドブックにも遺跡への交通手段としてトゥクトゥクが紹介されはじめました。
<バックに広告>K7/DA50-200mm
シェムリアップのトゥクトゥクはバンコクなどを走るトゥクトゥクとはまるで違います。バンコクのは専用ボディを持つクルマに近いものですね。また、イサーンのトゥクトゥクはバイクを改造したタイプで進行方向に対して横向きに乗るものです。
そのどちらとも違います。
客席がある箱をバイクが牽引するものがシェムリアップのトゥクトゥクです。
<座席>GR DIGITAL
座席は前を向いて乗ります。トゥクトゥクというより自転車リキシャに似ているかも。でも、エンジン付きというのは凄いことで、荷物置き場に見える台をちょっと操作すると、向かい合わせの座席に変身します。
少なくとも4名は乗車できることになります。ま、インドじゃないので、わらわらと人が群がるように乗るようなところは目撃していませんが。
それに、このタイプは雨が降っても幌を降ろせよほどのスコールにでもならない限り濡れることはないと思われます。事実、オールドマーケットからスコールの中ホテルまで乗りましたが、まったく濡れませんでした。
で、シェムリアップからプノンペンに移動したのですが、ちょっと事情は異なっていました。
<あれ?>GR DIGITAL
なんかどこかで見たような。おお、インドのオートリキシャじゃないですか。これは、プノンペンに到着しホテルまで乗った「トゥクトゥク」です。インドよりも進化していることは、ドアが付いていたことです。
とはいえ、これはこのトゥクトゥクドライバーのこだわりらしく、ドアのあるタイプはこれだけでしたが。
<バジャイ製>K-7/DA50-200mm
とはいえ、シェムリアップで走っているタイプの方が多いです。でも、オートリキシャタイプもけっこう見かけます。エンブレムをよく見ると、インドのバジャイという会社のものです。つまり、オートリキシャそのものです。
この色合いはタミルナドゥ州のやつそっくり。でも、料金メーターはありません。
<少し改造あり>K-7/DA50-200mm
後部座席の側面にパイプのようなものを取り付け、強度を強めているようです。屋根もちょっと高くしてあります。
それに、前面には「Free WiFi」なんて書いてありますが、本当かな。
これで牛が闊歩していたらインドなんだけど。
よくわかりませんが、シェムリアップのトゥクトゥクはプノンペンあたりから入ってきたものかもしれませんね。それがプノンペンでは経済発展によって、インドのオートリキシャを輸入するようになってきたと。
隣国タイのトゥクトゥクを導入した方が安上がりな気もしますけどね。
カンボジアではどちらのタイプのトゥクトゥクもそれほどぶっ飛ばしませんから、けっこう便利な乗り物かもしれません。でもちょっと高めです。
今日のクメール人
<眠るドライバー>K-7/DA50-200mm
旧型のトゥクトゥクです。でも東南アジアの運転手ってどこに行ってもこんな感じで眠ってますね。
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コメント
クメール人というよりはヨクネール人に似ている(笑)。
投稿: 伊 謄 | 2016年10月19日 (水) 01時27分
伊 謄さん、こんにちは。
やはりお出ましですね。
今後何人もの眠る男女が登場予定です。
投稿: ヒョウちゃん | 2016年10月19日 (水) 20時49分