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2016年10月13日 (木)

一ノ瀬泰造とクイッティオ

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<国道6号線>K-7/DA50-200mm

シェムリアップ最終日の朝です。国道6号線を渡りこれから老舗レストランで食事をしようというところです。

国道6号線はポイペトからプノンペンまでを結ぶ主要道路です。交通量も多いのですが、このあたりには信号がなく、適当にクルマの間を縫って渡るしかありません。でも、早朝ですのでクルマの数はそれほど多くありません。

ま、国道6号線を渡ったといっても比較的宿から近かったです。

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<バンテアイスレイ・レストラン>K7/DA50-200mm

ここです。正装したウエイターウエイトレスが待ちかまえるシェムリアップが誇る老舗レストランです。こんなところで朝食なんて。さぞ高いのでしょうと思われそうですが、安いクイッティオがあるとのことです。

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<テーブル>GR DIGITAL

凄い丁寧な接客です。でも、メニューを持ってこないので頼みました。食べたことのない「クイッティオ・カムポット」というのに決めました。

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<調味料類>GR DIGITAL

インドシナ半島の麺料理は調味料が決め手です。タイの調味料セット4種類は有名ですが、カンボジアではこのようなものを使うようです。4種類じゃありませんね。

ラオスでは7種類くらいが並んでいました。ナムプラーに変わるものはラオスの魚醤ナムパーでした。他にすり下ろした生姜、エビベースの発酵品、透明な液体などがありました。

カンボジアでは唐辛子ペーストや白黒の胡椒などが置いてあります。胡椒はカンボジア自慢の品とのことです。

タイではどれをどのくらいと入れる量を決めているのですが、ラオスとカンボジアではどうやっていいか決めかねます。もっと麺を食べていかないと決まらないような気がします。だから、あまり入れすぎないよう適度に済ませます。

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<ドライタイプ>GR DIGITAL

おお、来ました。タイでいう「ヘーン」です。ほぼ見当だけで頼みましたが、ヒットします。あとは味ですね。

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<拡大>GR DIGITAL

干しエビがのっています。麺の下にはドクダミの葉が隠れています。黄色っぽいものはパイナップルのように見えます。でも、味が薄いですから、あまり熟していないパパイヤあたりかもしれません。さらには卵と豚肉ミンチも隠れていました。クイッティオにしては豪華版です。

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<頂きます>GR DIGITAL

これにタレをかけて頂きます。そして見た目は悪いですが、よくかき混ぜて全体を馴染ませます。いやー、美味そう。

かき混ぜていると、つい先ほどの香辛料についてはどこかに霧散してしまいました。だって、見た目美味そうじゃないですか。

一口。美味いです。麺は生麺です。もちろん米からできたものでしょうが、そうめんみたいな感じです。ちょっと柔らかいんですが、箸でつまんでも切れることはありません。

タレと麺と具が絶妙にマッチしていますね。量も割と多めです。カムポットとはプノンペンの南、シアヌークビルの東にある都市のことです。胡椒の産地として有名でカムポットの胡椒が東南アジア各国に輸出されているとのことです。

また、カンボジアの魚醤はカムポットで生産されているという情報もつかみました。以前カンボジアの魚醤はトンレサップ湖の魚と書きましたが訂正します。すいません。以前の記事は申し訳ありませんがそのままにしておきます。

おそらくクイッティオ・カムポットの由来は魚醤(トゥック・トレイ)ベースのタレなのでは。あくまでも推測ですが。

ともかく美味いものに出会いました。これでなんと、わずか2.5ドルですよ。老舗レストランで。嬉しいじゃありませんか。ちなみにクイッティオがあるのは朝だけだそうです。他の時間帯は1品6ドルくらいの料理になるそうです。

もちろん、この料理も麺部門にエントリーいたします。このあとさらに麺が増えていきますよ。

TripAdvisor

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<一ノ瀬泰造記念室>GR DIGITAL

わざわざ国道6号線を横切ってまでやって来たのは、わけがあります。「地雷を踏んだらサヨウナラ」の戦場カメラマン、一ノ瀬泰造が残した作品をここで展示してあるのです。

一ノ瀬泰造はシェムリアップではこの店に通いました。そして、アンコールワットに潜入し消息を絶ちます。地雷を踏んで亡くなったのではなく、クメールルージュにとらえられ処刑されたとされています。遺体はその後発見されシェムリアップ州に墓があるとのことです。

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<作品群>GR DIGITAL

勘定を済ませウエイターに部屋を見せてくれと頼むと、快く案内してくれました。ま、実際はここも食事の場所で、エアコンルームだったわけですが。

一ノ瀬泰造に合掌。

今日のクメール人

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<スラスランの少女>K-7/DA50-200mm

観光地スラスランで近づいてきた少女です。おそらく土産物売り。ここにいたのはファラン数名とワタクシですが、なにも買いそうにないことがわかったのか素早く立ち去りました。

そこをすかさずスナップ。んー、キミはまだ経験が足りん。

さて、長らくやってきたシェムリアップですが、ここでいったん終わりにします。次はプノンペン。「いったん」というのは、また終盤で取り上げるものもあるということです。何しろネタ満載ですから。

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コメント

いいですね
来年のクリスマスイブの朝食にします(^^)v

投稿: kimcafe | 2016年10月15日 (土) 22時28分


kimcafeさん、こんにちは。
そのころシェムリアップですか。
パブストリートでリベンジですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2016年10月15日 (土) 23時05分

ここ行ってみたいです!
自分も行くときにもっと調べておけばよかった。
ご飯も食べられるし、一之瀬泰造さんの写真も見られるなんて。そして一之瀬泰造さんが通った店だなんて!

次回は絶対に行きます!

投稿: prego | 2016年10月18日 (火) 20時27分


pregoさん、こんにちは。
一之瀬泰造が通った店があることは以前から知っていました。
で、今回たまたまですが、近くだったことがわかったので行ってみたんです。
接客が丁寧ですから、朝食だけでなく、昼食や夕食に行っても満足できると思います。
是非行ってみて下さい。

投稿: ヒョウちゃん | 2016年10月18日 (火) 20時51分

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