貴重なアオザイ
典型的なベトナム的なものなのに滅多に見かけないのがアオザイです。
<アオザイ>K-7/DA50-200mm
こちらは、チョロンで見かけたアオザイの人です。短髪なのでおじさんに見えますが女性のようです。
もっとも、アオザイとは「長い上着」を意味するものらしく、女性専用のものではないのです。かつてベトナムで各国の首脳会議が行われたときアオザイ姿の某国首相や大統領が手をつないでいたシーンが報道されていたものです。
ま、それでもブログで追求するとなるとやはり「若い女性のアオザイ」でしょうね。
<統一会堂のアオザイ>K-7/DA50-200mm
もう一昔前のことになりますが、カメラを抱えた日本人旅行者が校門前でアオザイの女子学生が出てくるところを待ちかまえていたなんてことが話題になったことがあります。
ところが今やベトナムの学校ではアオザイが制服というところがぐっと少なくなってしまったようです。なんでも、週の特定日のみアオザイ登校になったともいわれています。
それだけ普段からアオザイを着ている人がぐっと少なくなっているのです。考えてみれば、自転車やバイクではあの長い裾が邪魔になりますよね。
現在アオザイを日常的に着用しているのは、高級ホテルやレストラン、ショップの従業員と、ある種の公務員だけです。
ある種の公務員とは、上の画像のような統一会堂のツアーガイドあたりです。このツアーはなんと無料で英語ツアーは30分ごとに催行されるそうです。所用1時間。これにくっついていけば思う存分アオザイ写真が撮れますよ。それに英語に自信のある人はいろいろと質問して、アオザイ美人とお話しすることもできます。
<ホー・チ・ミン廟のアオザイ>K-7/DA50-200mm
ここにもいます。やって来る人を入口まで導く係ですね。もう記憶もおぼろですが、中の荷物預かりもアオザイ姿だったような。ただし、廟の近くにはいませんので。
また、荷物預かりにはごく普通の制服の男性もいますけど。
<空港職員>GR DIGITAL
あとはこういう人たち。ベトナム航空だと、チェックインカウンターからアオザイ姿ですね。また、ベトナム航空がチェックイン業務を代行する航空会社ではアオザイがお待ちしています。
<業務代行>GR DIGITAL
もちろんベトナム航空の女性アテンダントもアオザイ姿です。ワタクシがタンソンニャット国際空港からはチャイナエアラインでしたが、アオザイ女性がチケットとパスポートチェックをしていました。
いやー、前回2009年の時は南部のソクチャンでアオザイ女子高生を目撃しましたが、今回はまったく見かけませんでした。
今日のベトナム人
<アオザイ美人>K-7/DA50-200mm
今回は人物ばかりだったので、もういいかなと思いましたが、しつこく行きます。
やっぱりホー・チ・ミン廟にて。この人がもっともフォトジェニックでありましたが、どこかのファランの頭が写り込んでいます。ちょっと残念です。
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コメント
こんにちは
ヒョウちゃん先だってはお世話になりました
民族衣装の衰退はどこも一緒ですねぇ
日本も和服文化が絶滅危惧されてます
実に悲しいことであります
アオザイ同様着てると制約が多い
(自転車乗れないっす)
投稿: trintrin | 2016年12月10日 (土) 09時38分
trintrinさん、こんにちは。
こちらこそ、お世話になっております。
ベトナムで誰もがアオザイを来ていたら、食傷気味になるかも知れません。
このくらいなのがちょうどいいのかも知れません。
そういえば、プノンペンで浴衣を着るカンボジア人を見ましたよ。
投稿: ヒョウちゃん | 2016年12月10日 (土) 14時58分