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2017年3月21日 (火)

美濃で客家料理

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<美濃>K-7/DA21mm

旗山から美濃へ移動します。バスで20分程度の隣町です。

ここはとりわけ客家が多く住んでいるのだとか。客家といいますと、もともと中国の中原(黄河下流域の平原)あたりに住んでいたものが戦乱を逃れ次第に南下し、福建省や広東省あたりまで移動・定住を繰り返して行きました。

もともと住んでいたところではないため、山間部などに定住し、客家同士のコミュニティを形成していきました。

中国が異民族である清に取り込まれる頃、福建から漢民族が台湾に移住をはじめます。その中に客家も含まれていて、台湾でも辺鄙な山間部などに定住していったとのことです。

ちなみに、現在の総統蔡英文は客家です。また、華僑の1/3は客家だともいわれています。客家出身の有名どころとしては鄧小平、リー・クアンユー、タクシンとインラック兄妹など。政治家が多いです。

その客家料理がここでは味わえるとのことで、店を目差します。

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<老劉粄條>K-7/DA21mm

ま、要するに「粄條」(米へんに反)という麺が客家料理だとのこと。当初は別の店を狙っていたのですが、激込みでここにしました。同様の食堂はたくさんあります。

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<本日の昼食>GR DIGITAL

乾粄條と猪脚です。

粄條は米から作ったやや幅広の麺です。「乾」なので、スープはわずかです。肉味噌のようなものがかかっています。

猪脚は要するに豚足です。コラーゲンたっぷりです。これも客家料理だとか。客家は食肉用の豚を飼っていても、肉の部分は漢民族に売り、自分たちは内臓や脚などを食べたとのことです。

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<乾粄條>GR DIGITAL

モヤシ、青ネギと鶏肉が入ります。スープとの絡まりもいいです。ちょうどタイのセンヤイくらいの太さでしょうか。食感も似ています。

タイの麺料理は客家起源ではないと思いますが、「クイッティオ」という言葉は中国から来ているようです。東南アジア好きとしては牛肉麺などの麺よりどこかしっくり来ると思います。全体的には淡泊なはずですが、肉そぼろのような茶色いものがインパクトを与えていて、美味いですね。

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<猪脚>GR DIGITAL

よく煮込まれています。しっかりと皮も付いていますが、これもまた柔らかく、トロトロになった肉部分とともに、箸ですーっと切れます。

ソースのようなものに浸っているのですが、猪脚から出た脂でしょうか。そのためかギトギト感は否めません。とはいえ、味がしっかりしているので、日本人好みではないでしょうか。口のまわりはべとべとになりますが。

ちなみにこの画像、左手でカメラを構えましたが、上下は逆にしています。左手の親指でシャッターを押すのです。

粄條が40元。猪脚が60元。安いですね。ちなみに、オーダーシート方式でした。

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<車窓より>K-7/DA21mm

美濃は観光スポットが点在していてそれぞれの場所が離れています。自転車を借りれば比較的簡単に行けるのですが、初日にベッドから転落した影響で借りることを躊躇しました。

この時期のコスモス。やっぱり南国ですね。レンタサイクルの店は美濃のバスターミナルのすぐそばにあり、観光客には声をかけてきますので、すぐにわかるかと思います。

今日のラオス人

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<島の子供>K-7/DA21mm

ラオス南部のコーン島にて。「ラオスに島?」という声が聞こえそうですが、あるんです。メコンがカンボジアに近くなるところはシーパンドンと呼ばれる島が点在する地域です。

また、このあたりは断層でも走っているのか、大きな滝がいくつかあります。

島の交通手段はバイクか自転車。ガイドについて、自転車を漕ぎ、到着したのが「リーピーの滝」でした。そのあたりで遊ぶ子供をスナップ。

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コメント

おはようございます
お花の写真
コスモスなんですね
てっきりレンゲかと・・・

きれいだわ~

投稿: trintrin | 2017年3月22日 (水) 08時32分

今日は台湾の研究してました
ここは、田舎ぽくていいですね
交通の便がよければ行きたいです(^^ゞ

投稿: kimcafe | 2017年3月22日 (水) 21時52分


trintrinさん、こんにちは。
日本だと真冬なんですが、台湾南部だと秋真っ盛りみたいな気候です。
ここ、バスを降りたくなりました。

投稿: ヒョウちゃん | 2017年3月22日 (水) 23時37分


kimcafeさん、こんにちは。
バスは頻発してます。
台鐵高雄と高鐵新左榮どちらからもOK。
なので、戻りの方がより頻発です。
ちなみに美濃ではチケット販売がないので、プリペイドカード使用となります。

投稿: ヒョウちゃん | 2017年3月22日 (水) 23時42分

美濃はのんびりしていていいですね。
自分の場合は、先に美濃に行ってからあとで旗山でした。
美濃をぶらぶらするのにどのくらい時間がかかるか読めなかったので。

投稿: とんび | 2017年3月25日 (土) 10時46分


とんびさん、こんにちは。
ワタクシもどちらが先でもよかったのですけど。
客家料理だけは味わいたいと思っていたので、美濃を昼過ぎくらいかなと考えてはいました。

投稿: ヒョウちゃん | 2017年3月25日 (土) 15時22分

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