エキメッキとオリーブ
<旧トルコリラ紙幣>Coolpix880
トルコの旧札です。もう、15年も前になりますが、超インフレでして、百万、千万単位の札が日常的に使われていました。
いずれも初代大統領のアタチュルクが印刷されていましたが、下3桁の0は色を変えています。1といえば1000のことで、ミリオンあたりから単位が付け加えられます。
何とかならないかと思ったらデノミがようやく実施され、桁が小さくなりました。でも、物価は相当上がってしまったらしいですよ。
<ドネルサンド>Coolpix880
トルコといえばドネルケバブなんですが、サンドイッチに使われているのがエキメッキというずんぐりしたバゲット型のパンです。
これ、腹持ちが良すぎます。1本フルで頼むと、なかなか腹がすきません。半分くらいが適当かもしれません。
そのエキメッキですが、トルコではどこでも出てきます。しかもどこで食べても美味しいのです。つまり、どのパン屋が作っていても安定の味なんです。外はパリパリ、中はもっちりというフランスパンにも匹敵するものです。
<ある日の朝食>Coolpix880
まあ、当時はデジカメを軽視していましたね。角度を変えて撮るとかできるだけ迫って撮るとかしてませんよ。
ま、カメラ側もあまり性能が良くなくて、マクロがないとか、メモリーカードの価格がかなり高くて、パソコンも持参してませんから、ケチケチ最低画質で撮っていましたね。と、言い訳させてもらいます。
これはサフランボルというところでのホテル付属の朝食です。肉類が何もなくせいぜいゆで卵が付いているくらいです。
エキメッキはカットされて山盛りです。中央のプレートはビュフェから選んだものではなく、ホテル側が持ってきたものです。トマトにキュウリにブラックオリーブ。左側にチーズが添えられています。これは結構味わい深いです。
コーヒーではなくて紅茶、チャイです。インドのチャイと違いミルクと香辛料は入りません。トルコといえばターキッシュコーヒーがありますが、カフェにでも行かなければ飲めません。でも、ダブルのケトルから作るチャイは国民飲料といってもよさそうな飲み物です。気分は専用グラスでチャイを味わいたいですが、普通のカップでもそれなりに美味しいです。
<内容ほぼ同じ>Coolpix880
別の場所での朝食です。あまり変わりありませんね。
エキメッキにはバターやジャムを付けていただきます。ジャムよりもバターが合っているはずです。もともと遊牧民であったトルコ人ですから、乳製品はかなり質が高いです。ヨーグルトもトルコが発祥だとか。
エキメッキの一番おいしい食べ方は、はちみつとチーズを付けて食べることだとか。
あと、ブラックオリーブは欠かせません。地中海沿岸では嫌になるほどオリーブの木が植えられています。その収穫量は想像も付きません。オリーブ油を取るだけではなく、実も食用にします。熟成させたものと思いますが、この黒いオリーブがやたら美味し。
おかずはこれだけでも行けそうです。
数年前からトルコではIS関連とみられるテロが続発していました。でも、落ち着いてきたでしょうかね。行くならそろそろという気もしますが。第3候補にでもしてみましょうか。
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