ポルトの年代物ホテル
<サンベント駅>MZ-3/FA28-105mm
ポルトガルのヴィアナ・ド・カステロからポルトまで列車でやってきました。時は2003年。ユーロ導入後初のポルトガルです。この時はマドリッド往復チケットだけ購入し、スペインとポルトガルを回ったのです。
<1910年開通>MZ-3/FA28-105mm
サンベント駅はポルトの中心にありますが、長距離列車の止まる駅は郊外にあるカンパニャンという駅です。ですが、乗り換えなしで到着しました。
<アズレージョ>MZ-3/FA28-105mm
サンベント駅は古いだけあって駅の壁面に見事なアズレージョがあります。アズレージョとは陶板で作った壁画のようなもので、ラテン語系の「青」という言葉通り、青のモノトーンで描かれます。香港にはありませんがマカオには結構あります。
<年代物エレベーター>MZ-3/FA28-105mm
駅について宿を探します。当時、宿のネット予約はありましたが、途中の行程などがあいまいだったので、旅の最初と最後くらいに限られていました。もちろん、パソコンを持ち歩くこともなく、WiFiなんてものはありません。当然、スマホもなく、ガイドブックなどの情報をもとに探し歩くことになります。
ですが、駅前のリベルターデ広場を取り囲むようにホテルが結構あります。そのどれかということで、駅から徒歩数分のHotel Peninsularにチェックインします。名前は大仰ですが、値段も安く古いホテルです。自分で扉を開けて乗り込む年代物のエレベーターで上階に向かいます。
このエレベーター、どれくらい使っているものか不明ですが泊まっている間に使用禁止になりました。メンテナンス中だったのか、単に壊れたのか。
<客室>Coolpix880
ツインですがシングル料金で利用できました。間違いなく空いています。ヨーロッパですから、水は置いてありません。エアコンもありません。イベリア半島では当時エアコンはあっても旧型だったり、送風機だけだったりという具合。
そんなに暑くならないはずなんですが、8月は結構暑くなります。窓を開けて外の空気を取り入れればそんなにしんどくないです。
このあたりでは建物全体が石造りで外の熱気を取り入れなければ、ひんやりした空気を夜まで保ってくれるという理屈ですが限界を超えるともうダメです。ここ4泊しましたが、暑くて仕方ないということはありませんでした。ただ、窓を開けておくと、窓の外に鳩の巣があるのか、やたらと鳩が集まって来るんです。窓開放は最低限にとどめます。
<トイレとビデ>Coolpix880
ラテン系の国ですからビデがあります。当時はタイ式を取り入れていなかったので、使用することはありませんでした。
<バスタブ付き>Coolpix880
さすがはクラシックホテルです。バスタブがあります。お湯の出もさすが。でも、ほぼシャワーでしたが。結構バスタブのあるホテルは少ないです。
<朝食付き>Coolpix880
簡素な朝食ですが付いていました。同じくリベルターデ通りのペンサオンに泊まったことがありますが、コンチネンタルスタイルの朝食付きでした。ユーロ導入直後ではありましたが、ポルトガルで朝食を外で食べると結構するでしょう。物価的にはエスプレッソの値段が隣国スペインの半額でしたが、今ではそんなこともないでしょうね。
<リベルターデ広場>MZ-3/FA28-105mm
ポルトからはスペインに戻る計画でした。バスがあるはずでしたが、チケット探しに奔走しました。結局Eurolinesのバスチケットを代理店で購入できましたが、ホテルのフロント女性が結構心配してくれましたね。
見た目、想像ですが自分と同じくらいの年代だと思いましたが、あっちは学生あたりと勘違いしていたような気もします。
んー、金があったらまたポルトガルには行ってみたい。まあ、当分先かな。
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