かすてら音楽夜話Vol.54
<ガンガー>K-7/FA77mm
画像は内容と全く関係ありません。7年前のヴァラナシーです。
暑さも少し和らいできたかな。日本印度化計画なんて曲もありますが。これはまたいつか。
さて、今回はVan Halen(ヴァン・ヘイレン)を取り上げます。ハードロック関連でKISSを取り上げたんですが、思わず筒美京平大先生まで出てくる始末で、中途半端ではあったので。
まずはお聴きください。
アメリカのバンドです。デビューは1978年ですから今年で結成40周年。おめでとうございます。
オリジナルメンバーはDavid Lee Ross(Vo)、Edward Van Halen(G/Key)、Michel Anthony(B)、Alex Van Halen(Ds)の4人です。
デビュー曲は「You Really Got Me」というイギリスのバンドキンクスのカバーでした。新人ながらに大音量、派手なアクション、ギターのエディの超絶テクと勢いはとどまらず、デビュー6年目の1984年にリリースした『1984』(ここからキーボードも導入)でビルボード週間アルバムチャート2位まで上り詰めました。ここからシングルカットされた「Jump」がビルボード週間シングルチャート1位となっています。
名前に人名が付くバンド。結構アメリカには多いです。J.Geils Band(リーダーの名前)、Steve Miller Band(リーダーの名前、ボズ・スキャッグスが一時在籍)、Fleetwood Mac(ミック・フリートウッドとジョン・マクビーから。ややこしいことにPeter Green's Fleetwood Macと名乗っていたことも)、そして、Bon Jobiね。
彼らは弟のエディと兄のアレックスのヴァン・ヘイレン兄弟から。兄弟の生まれはオランダでのちにアメリカに移住した音楽一家ということです。兄がギター、弟がドラムセットを手に入れたそうですが、エディがドラムの借金返済のためアルバイトに励んでいるうちにアレックスがドラムに手を出してめきめき上達してしまい、そのまま楽器交換となったとか。
それがなければ、エディのライトハンド奏法もなかったわけで。そして兄弟そろって進学したカレッジでデイヴとアンソニーをバンドに引きずり込み、メンバーがそろったわけです。
デイヴはあのアクションと歌唱力ですかね。長髪の金髪をなびかせてシャウトする姿に、それまでのヘビーメタル/ハードロック系にはなかったセクシーさが取り入れられました。バンド全体のビジュアルもばっちりです。
アンソニーはバーボンのジャックダニエルが好きだそうで、ビデオでもジャックダニエル仕様のベースを弾いています。
バンドはこの頃が絶頂でしたかね。ワタクシも『1984』だけは購入しています。なのに、デイヴがソロ活動専念のために脱退。後任にはギターも弾けるサミー・ヘイガーが加入しています。ま、そのあと遂にビルボード週間アルバムチャート1位も獲得するんですが。サミーの時代はビジュアルが今ひとつだな。でも、アメリカ人はそのあたりあまり気にかけないみたいですが。
ま、ヴォーカルはバンドの顔ですから、いってみればストーンズのミック・ジャガーが脱退し別のヴォーカルが入ってもそれはストーンズではないでしょう。
その後サミーも脱退と加入を繰り返し、現在はデイヴが復帰しました。その代わり、ベースのアンソニーは脱退し、ベースはエディの息子のウォルフガングが担当しています。デイヴの髪もだいぶ寂しくなりましたが。
この曲、シングルカットされましたが、大ヒットには至っていません。でも、TVKの「ライブ帝国」などに曲が使用されています。
ワタクシ告白すれば、ヘビメタ系、ハードロック系はいまいちとっつきにくかったんです。ドロドロしているし、うるさいしで。ま、若かったからですかね。Van Halenを見ていると、メロディもしっかりしているし、歌も上手い。そしてビジュアルが面白いです。ま、スコーピオンズとかZZ Topとかディープパープルあたりにはいかないと思いますけど、聖飢魔ⅡもLed Zeppelinもきっちり受け入れています。
さて、昨日スリランカのETAっていう、アメリカのESTAのようなものをゲットしました。ちょっとめんどくさかったです。
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