旅のヒント・鉄道
夏の旅すでに発表済みです。
マレー鉄道とタイ国鉄南本線を使い、クアラルンプールからバンコクまでを北上します。
<KLコミューターのチケット>KP/DA21mm
なんでそんなことをするのか。ひとつには、マレー鉄道が、タイ国境のパダン・ベサールまで完全電化されたということがあります。この電化により、列車の本数が増えました。そして、バタワースとパダン・ベサールの間はクアラルンプールと同じくコミューターが走るようになったんです。
2013年の夏の旅では同じくマラッカからバンコクまで北上する旅をしました。でも、鉄道はほとんど眼中にありませんでした。当時はイポーまで電化され、ETS(Electric Train System)という、座席指定の特急型電車が走っていました。興味があったので、乗っています。そのETSもバタワース行き、パダン・ベサール行きと延長されています。
早い話が、イポーから北を乗ってしまえばKLから北方面のマレー鉄道には完乗できるということです。余談ですが、2017/2018年の旅でクアラルンプールとペナンを旅しました。この時、KLからバタワースまでチケットが取れれば乗るつもりはありました。でも、2日くらい前に窓口に並びましたが取れませんでした。
すべての路線をコミューターが結んでいれば何にも問題はありませんが、コミューターが走る区間は一部なので、どうしてもETSに1回は乗る必要があります。そのETSは60日前からネットで購入できるので、これだけは忘れないようにしたいですね。
また、バタワースという駅ですが、本線から外れた盲腸線みたいなところの終点です。もし、クアラルンプールから国境のパダン・ベサールまでチケットを取ることができても、その列車はバタワースを通りません。つまり、KL-バタワースとバタワース-パダン・ベサールまで最低2回は乗らないと、鉄路はタイまで続かないことになります。
簡単そうですが敷居は高めかも。
<SRTの気動車>KP/DA18-50mm
一方、タイ国鉄(正式にはタイ王立鉄道、SRT)では、チケットの事前購入は行うつもりはありません。というか、すべてOrdinary(普通:各駅停車)かせいぜいRapid(止まらない駅もあり)の三等座席なので、すべて当日の購入となります。
もちろん、パダン・ベサール-ハジャイ-バンコク中央駅(フアラムポーン)の間には特急も走っていますが、やや早いもののあてがいぶちのコンビニ飯(レンジで温めるだけ)が出るだけなので、ここを鈍行列車で数回に分けて乗っていこうというものです。
当然ながら、ノンエアコン。自然の風だけが頼りです。でも、こういう列車にはローカルの物売りがたくさん登場するんですね。バナナの葉で舟形の容器を作りそこにご飯とおかずをのせた小ぶり丼とか、一口サイズの汁なしクイッティアオとかですね。他にも工夫を凝らしたものが持ち込まれるようです。これは楽しみですね。
予定では1回だけ結構長時間乗りっぱなしという区間がありますが、まあ何とかなるでしょう。降りたところはほぼ観光地なのでそこに数日滞在しながらゆるゆるバンコクを目指します。
ここでのヒントとして、以前トンブリーからカンチャナブリー方面に乗っていることと、フアラムポーンからナコーンパトムまで乗っているので、もしかしたら最後だけバスかロットゥになるかもしれません。その間だけいい時間帯のものがないんです。
この旅は、下川裕治氏の「鈍行列車のアジア旅」という著書がヒントになりました。
今度は長旅なので、しかも雨季ですから防水使用のPENTAX KPがメインカメラになりますね。
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