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2019年6月30日 (日)

ステージの陰で

かすてら音楽夜話Vol.61

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<路上ライヴ>KP/DA18-50mm

6月最後となりました。あと、1か月で旅立ちでございます。

とはいえ、ネタ切れ状態は否めず、そういう時に登場するのが音楽話です。

先日のマラコー、トーマスさんをお迎えして懐かしの70年代いや、昭和歌謡をぶちかましましたが、その続きのようなものです。

ちあきなおみという歌手がいます。正式に引退表明はしてないはずですが、ひっそりといつの間にか活動を停止してしまいました。

デビュー曲は「雨に濡れた慕情」。1969年のことです。その後、1970年に「四つのお願い」や「X+Y=LOVE」という曲がオリコンシングル週刊チャートで連続トップ10入りしました。この年の紅白歌合戦に初出場し、人気歌手の仲間入りをします。

ちあきなおみ、コロッケの物真似(というかデフォルメした形態模写)でも知られていますが、グラマーといっていいスリーサイズの持ち主なんです。連続トップ10入りのこの2曲、「お色気アイドル」みたいな形で扱われてもいます。トーマスさんの「知子のロック」も初期のころは「X+Y=LOVE」をカバーしていたようです。ヴォーカルの知子さんもかなりのグラマーでした。

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<某氏のオンステージ>GR DIGITAL

ちあきなおみは歌唱の他「元祖どっきりカメラ」や「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」などのバラエティー番組にも出演させられるほどで、歌手というよりはやや歳のいったアイドルみたいな感じの立ち位置だったのかもしれません。

それが、1972年にこの曲をリリースします。

ちあきなおみの代表曲かつ最大のヒット曲「喝采」でした。ワタクシがマラコーでトーマスさんとデュエットしたのも「喝采」でございます。YouTubeの映像ではフルコーラスではありませんが。

秋の発売でした。それがじわじわと売り上げを伸ばし、気づいてみれば1972年のレコード大賞を受賞することになります。ちなみにオリコンチャートは1位を獲得していません。最高位2位でした。なぜ1位になれなかったというと、16週間連続1位を獲得したメガヒット、ぴんからトリオの「女のみち」という曲があったからです。

ちあきなおみは国民的歌手、美空ひばりとよく比較されます。美空ひばりが感情をかなり表に出して歌うのに対して、ちあきなおみは感情を抑え淡々と歌う中にその思いがこちらにも伝わるようなところがありますね。

そして、この曲はちあきなおみの実体験に基づいて書かれたともいわれていますが、作詞の吉田旺によれば、自身の体験を元にしたものだそうです。でも、デビュー前のちあきなおみには兄のように慕っていた人物がいて、その人物は実際に亡くなっていたとのことです。偶然が重なった曲ですね。ちあきなおみの思い入れも出ますよね。

作曲は「北酒場」の中村泰士。「喝采」では♪♪♪という三連符が多用されています。サビの部分でいうと、「あれは 三年前 止める アナタ 駅に残し」 (太字着色部分)がそうです。三連符、インパクトが出ますよね。ここに限らず、全面に三連符が用いられています。これを淡々となしてしまうちあきなおみもタダものじゃないです。

「女のみち」には売り上げではかなわなかったものの、その後も多くのシンガーたちにカバーされたのが「喝采」ですね。ま、「女のみち」はカバーしたい曲とはいえませんが。

直接ここで映像を出してしまっても消される可能性があるので、リンクだけ貼っておきます。

JUJU版

JUJUというのは、ジャズ、R&B、ヒップホップ系の女性シンガーですが、守備範囲は広いです。そして、歌も上手いんじゃないでしょうか。NHKで三浦春馬と「世界はほしいモノにあふれてる」という紀行番組にも司会を担当しています。この番組、なかなかいいです。

スガシカオ版

スガシカオは、30歳でシンガーソングライターに転身した元サラリーマンです。ファンク系の曲が多いんですが、1966年生まれですから、「喝采」も自然と歌えるんでしょう。でも、スガシカオっぽくないかな。

エレファントカシマシ版

YouTubeの映像はNHK「Covers」で実際に演奏された音に、アップ元の人物がギター演奏シーンをかぶせたものです。ミヤジも1966年生まれで、なんとキーをちあきなおみと同じに設定してます。子供のころテレビでよく見てちあきなおみへのリスペクトも感じさせる内容ですね。石くんのギターのトレモロもいいなあ。
エレカシは「赤いスイートピー」も番組でカバーしてるんですよ。オリジナルとは別にカバーアルバムも出してほしいと思うのはワタクシだけじゃないのでは。

Kassai

 

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2019年6月29日 (土)

タイという国

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<フアラムポーン駅>KP/DA18-50mm

初の訪タイは2003年の春でした。当時ためていたノースウエスト航空のマイレージプログラムでチケットが簡単に取れたんです。その後、ノースウエスト航空自体が消滅し、後を引き継いだデルタ航空もバンコク路線から撤退してしまいましたが、もう1回マイルでバンコク往復をしております。

その後、1回の旅で年をまたぐこともありましたが、2003年以来毎年、タイを訪れていることになります。いったい何がいいんでしょうね。

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<アユタヤ>KP/DA18-50mm

2003年の時はバンコクに3泊し、アユタヤに移動してまた3泊しました。アユタヤからはロッブリーにも列車で出かけています。そしてバンコクに戻り、2泊。

タイ語は今も読めませんが、まったくもってちんぷんかんぷんの世界で、バンコクでは英語のメニューが確実にあるホテルのレストランで食事をしました。それでも、アユタヤへの移動はタクシーでモーチットマイに出まして、バスで向かいました。その日の昼食は市場でバミーナームを食べています。

今と違ってサンダルは履いておらず、靴下とスニーカーを履いていました。タイ語もわからずタイの習慣にも慣れておらず、それでもある程度の範囲を歩けたことで、その後のタイ訪問を繰り返すことにつながっていくのでしょうか。

ま、どこの国でも言葉をマスターしてから行くということはありませんので、やっぱりタイは旅がしやすいということに尽きるのでしょうね。

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<麺料理>GR DIGITAL

そのうち、タイの食堂にも入ることができるようになりました。言葉の不自由さはありますが、なんとなくわかってくれる。そのうち、料理名を覚えるようになり、タイの料理名が素材と調理法を組み合わせたものであることに気づきます。

こうなったら、タイの食堂も半ば制覇したようなものです。

余談になりますが、イタリアやフランス、スペインなどのヨーロッパのラテン系民族の料理も、素材+調理法という傾向があります。それに、あちらはアルファベット表記なので、単語を覚えやすいです。タイ語の世界では読めないけど耳で覚えるみたいなものでしょうか。

料理のバリエーションも増えます。麺類の種類、普通のものと揚げたものなどなど。

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<英語表記>KP/DA18-50mm

ロッブリーに行ったときはアユタヤから鉄道往復でした。この路線はまあまあ列車が走っているので、問題ありませんでした。

しばらくして、ナコーンパトムに列車で出向きましたが、この路線は列車が少なく、帰りはバスを探すことになります。でも、街中はすべてタイ語の看板だけでアルファベットというものがありませんでした。参ったなと思いましたよ。それでもなんとか、バス乗り場を探し当て、バンコクに戻ることができました。

その時からかなり経っていますが、タイの観光的要素のない地方都市でもアルファベットの文字や看板が増えてきました。長距離バスもタイ語とアルファベット表記のものが出てきています。それに、バス乗り場や駅でも簡単な英語を理解する者が出てきました。

そして、スマホの登場。これは画期的でした。ま、タイに限らず、インドでも中南米でも旅が楽になったことは間違いありません。

ま、こうしてタイに染まっていったわけですが、初めてタイだけを旅したのは2017年だけなんです。あとは、ほかの国と組み合わせてということが多いですね。

さて、今回もマレーシアと組み合わせてのタイです。

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2019年6月27日 (木)

マレー半島

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<マスジットジャメ>KP/DA21mm

次の旅でマレーシアを訪れるのは5回目となります。

最初はシンガポール往復チケットだけで、バスでマラッカまで行きました。

2回目はクアラルンプールからバンコクまで陸路での北上です。でも、クアラルンプールとマラッカがつながらないのが気持ち悪いので、日帰りでマラッカまで行きました。なんと戻りのバスが長時間待ちとなるため、タクシーと交渉してクアラルンプールに戻りました。いまなら、こういう無駄はしません。

3回目もクアラルンプールからバンコクまで北上したのですが、マレー半島のタイ領であるプーケットやラノーン、フアヒンに立ち寄りながらじりじりと北上しました。また、ペナンからランカウイも海路で訪れ、タイのサトゥーンへ抜けたので、海路による出入国も経験したことになります。

4回目がクアラルンプールとペナンだけに絞った旅です。マレーシア国内だけの旅はなんと初めてでした。それに、マレーシアから空路で出国するのも初めてとなりました。

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<ペナンのトライショー>KP/DA21mm

マレーシアって長期で旅するには向いていない国でしょうかね。ゆっくり旅しても半島部は10日もあれば回り切れちゃう気もします。ま、未踏のマレー半島東海岸とういう部分もあるんですが、いまいち食指も動かないし。

今回いや次回の旅はタイ国鉄(SRT、タイ王立鉄道)の通称「南本線」を使い、鈍行あるいはせいぜいタマダーの次に位置する「ラピッド」あたりに乗って、北上することがメインですね。これをバンコク往復でやろうとすると、行きか戻りのどちらかが無駄になるので、クアラルンプールから入ることにして、未踏のマレー鉄道、イポーから北も乗ってしまおうというコンセプトです。

でも、マレーシア5回目ですから、クアラルンプールとジョージタウンは何回も訪れていて、ちょっとばかり無駄な気もします。ただ、クアラルンプールでは観光的になりますが、まだ行ってないところもあるので新鮮味はありますね。

ジョージタウンは食い倒れになりそうですが、そんなに長くいるつもりはありません。

あと1か所未踏の都市がありますがこれは現地報告します。

やっぱりタイがメインになりそうです。同じようなルート3回目ですが、出入国ポイントはこれまでと違いますね。

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2019年6月24日 (月)

リメイクしてレコード大賞

かすてら音楽夜話Vol.60

先日の土曜日、大久保の「リスちゃん」にてヤムの会が行われました。リスちゃんの話はまた後日アップします。すでにkimcafeさんのところでアップされてますが。

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<知子のロック>

この時ゲストとして元「知子のロック」の司会兼ベーシストであった「トーマスさん」(右からふたり目)をお呼びしました。もう誰も知らないと思うんですけど、1997年、彼らはCDデビューしまして、渋谷でのライヴに足を運び、ちょびっとばかり知り合いになったんですね。

その後彼らは解散してしまうんですが、facebookにてトーマスさんのお名前を見つけ、ネット上でのやり取りをしていたわけです。で、ヤムの会というと、タイカラオケとセット。その話をトーマスさんに振りますと、是非にということで約20年ぶりの再会となったわけです。

知子のロックはかつてのグループサウンズ風でもあるんですが、ベースになっているのか昭和の時代の歌謡曲です。それらをあちこちに散りばめているのです。で、そういうバンドでしたので、タイカラオケ、マラコーではありますが、トーマスさんがどんな曲で攻めてくるか楽しみだったんです。

で、ワタクシもしょっぱなにうたったのがこれです。

 

尾崎紀世彦、「また逢う日まで」でした。

Wikipedhiaによると、結構下積み長いみたいですね。その後ソロとなります。当時ワタクシもテレビなどで見ていましたが、急に出てきた新人みたいに思えました。トレードマークはもみあげです。YouTubeの映像では髭もありますが、当時はありませんでした。

1971年の曲ですが、当時このようなもみあげを生やす日本人はほぼ皆無でした。でも、エルビス・プレスリーとかトム・ジョーンズなどはもみあげを生やしていたんですね。でも、そんなことを知っている日本人はほぼいませんので、尾崎さんのもみあげは非常にインパクトがありました。

で、新人離れした歌唱力。この曲はあれよあれよという間に、日本レコード大賞と日本歌謡大賞のダブル受賞となります。やっぱり、曲も詞もいいもんな。作詞・阿久悠、作曲・筒美京平(編曲も担当)です。YouTubeの映像では2番のサビを1回で終わらせていますが、シングルでは2回繰り返します。

でも、「また逢う日まで」は実は焼き直しの曲なんですね。こちらもお聴きください。

 

はい。ズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」でした。

ズー・ニー・ヴーというのはグループサウンズに属するのでしょうか。わたしゃ、彼らを実際に映像で見たことがないと思います。音だけは聴いたことがあります。最大のヒット曲は「白いサンゴ礁」です。松田聖子じゃありませんよ。

リードヴォーカル、町田義人。彼はその後ソロに転じ、角川映画のテーマソングがかなりヒットしました。

で、この「ひとりの悲しみ」まったく売れません。曲は同じく筒美京平さん。聴けばわかりますね。作詞も阿久悠さんです。この曲を埋もれさせるのがもったいないと考えたディレクターが阿久悠氏に詞を書き直してくれるよう何回も頼み込んで、「また逢う日まで」が出来上がったとのことです。

めでたし、めでたしです。

でも、ズー・ニー・ヴーの「ひとりの悲しみ」結構ワタクシ的には好みです。で、なんと、DAMにありましたよ。「ひとりの悲しみ」。今度はこれ歌っちゃおうかな。マラコーはタイカラオケはパソコンから流しますが、その他の曲はDAMを使ってるんですね。

<追記>
ズー・ニー・ヴーの「ひとりの悲しみ」、引っ張ってきましたが、このブログ上では再生できませんので、そのままYouTubeに飛んでください。聴くことができます。町田義人さん、なかなかソウルフルな声です。こちらも、魅力的ですので。

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2019年6月23日 (日)

タンブン

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<アマラプラ>K-7/DA21mm

上座部仏教で頻繁にみられる行為が、タンブンと呼ばれるものです。徳を積むことで前世から引き継いだ悪い行為を清算し、今はダメでも来世につなげるものといっていいでしょうか。

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<ルアンパパーン>K-7/DA21mm

上座部仏教では僧侶は現金収入を得られず、食事は人々から喜捨してもらいます。これが、托鉢ですね。ま、ほとんどすべての寺院では毎朝托鉢に出ますが、アマラプラのように篤志家から食料を毎日寄進してもらい、托鉢に出ないこともあります。でも、これは特殊なケースですね。

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<アユタヤ>KP/DA18-50mm

托鉢では僧侶は裸足になり、食べ物をもらう鉢を抱えて、一定の順路を回ります。人々は食べ物を差し上げることで徳を積むことになります。

最大のタンブンは僧侶になるということでしょうか。上座部仏教では男性は一度は出家することになっているそうですが、女性は出家できないんです。たまに、ピンクの袈裟を着たメーチーと呼ばれる尼僧がいますが、正式には僧侶ではなく、上座部仏教に寄り添って生きる女性ですね。

で、出家できない女性は息子を出家させたり、出家するほうも母親の徳を積むことがわかっているので大っぴらに拒否しないようです。托鉢の時、食べ物を差し上げるのも女性が多いですね。

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<コンケンの寺院>KP/DA18-50mm

直接現金のやり取りをするタンブンもあります。このように仏像の前に小さい鉢を並べ、ここに小銭を入れていくのです。タイではほぼ使われなくなっているサタン硬貨(100サタン=1バーツ)を使いますが、ちゃんとサタン硬貨に両替できるようになっています。これはやったことがあります。

さて、この賽銭のような現金収入はどこに消えるんでしょうか。寺院の修復費用などに充てられるんでしょうか。人気のある寺院ではこの額もばかにならないと思いますが、小さな寺院ではほとんど集まらないような気がします。

ちなみにラオスでは現金は紙幣のみなので、この習慣はないように思いますが、はっきり確認が取れていません。誰か、ラオスに行ったときに見てきてほしいものです。

ミャンマーではチャットのコインはあることはあるそうですが、すでに流通してないそうで、コインを投入する行為はもしかしたらタイだけかもしれません。その代わり、寺院などに出向くと、誰それがいくら寺院に寄進したなどという碑があったりします。

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<金箔貼り>K-7/DA50-200mm

これもまたタンブンでしょうか。金箔を買い、仏像に貼り付ける行為です。世界の最貧国ともかつていわれたミャンマーでは金箔の生産がかなり盛んです。また、ヤンゴンのシェダゴォンパヤーでは仏塔にダイヤモンドやエメラルドがちりばめられているといいます。その資金はどこから来たんでしょう。信仰というものはすごいものですね。

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<アソーク近くのご利益像>K-7/DA50-200mm

タイでは寺院でなくても街角などにご利益のある像が並んでいたりします。これは必ずしも上座部仏教のものではなく、エラワンの象(の像)のように、ヒンドゥの影響を受けたものも多いです。

ガネーシャが商業の神であったり、ここで拝むと願いが叶うなど、その後の口伝えで広まっていったものも多いです。チットロム伊勢丹前のいくつかの像も人気があります。

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<伊勢丹前>K-7/DA15mm

こんな風に花などを供えます。このあたりになってくると、タンブンというより願掛けみたいになりますが。

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<毎朝のお決まり事>K-7/DA50-200mm

タイならどこにでもある、サンチャーオという祠です。ここに毎朝、食事を運びます。誰が食べるというと、神々の食事なんですね。こちらのほうがタンブンに近いものがあります。

これも、上座部仏教というわけでもなく、ヒンドゥなども入り混じり、地母神信仰と結びついたものですね。

バリ島でも同じようなことが行われています。といって、インドでは街中で見るようなことはありませんが。

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<川に放す魚>K-7/DA21mm

寺院に行かなくてもタイ人はタンブン好きです。川や池のある所では各種魚や亀を放ちます。自然に帰すことで徳を積むことになりますが、ここではタンブン用の魚類や鳥などを扱う人たちがいて、立派な商売になってますね。

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<鳥を放つ>K-7/DA50-200mm

ま、タイ人は何かにつけてタンブンするようです。走行中のバスの運ちゃんも、ある廟の前に差し掛かるとハンドルから手を放し、素早く祈ることもあるとか。

日本人はそれを見て写真に撮ることくらいしかできませんが。

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2019年6月20日 (木)

スリランカの定番

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<キャンディ>KP/DA50-200mm

その後のスリランカはどうなっちゃったんでしょうね。欧米人の旅行者は回復してきたとのことですが、日本人は当分行かないんじゃないでしょうか。

海外安全ホームページで確認したらスリランカ全土レベル2です。「不要不急の渡航は止めてください」。もっとわかりやすい日本語はないんでしょうか。ちなみにタイ南部のナラティワート県はレベル3の「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」ですぜ。

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<海鮮チャーハン>PowerShot

ポロンナルワで非常に好意的な宿に当たったんですが、いかんせんこの近くに安いレストランがなかったことだけが残念です。食べるところ、あることはあるんですよ。

到着初日に歩いて5分ほどのレストランっぽいところに入りました。でも、ここはテイクアウェー専門みたいで、かろうじて店頭にテーブルがありここでも食べていけるよという感じのところでした。

できる料理が非常に少ないです。海鮮チャーハンを選び飲み物はファンタだけでした。これで、なんと驚きの750スリランカルピー。ご飯の量だけは非常に多かったですが。こういうところは止めましょう。

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<カリー&ライス>PowerShot

もうひと踏ん張りして15分ほど歩くとカルドウェラという、ポロンナルワのバスターミナルのあるところに出ることができます。でも、宿の前の道路は結構クルマがスピードを出しますし、暗くなってくると犬が出てくるような気もします。それに、宿でこの通りをオオトカゲが歩いているのを見ちゃいましたから、やっぱり近くで食べることとなりました。

看板にファミリーレストランとあります。でも、小屋のような建物でした。ここで、カリー&ライス。といっても当然日本のカレーライスではなく、かといってインドのカレーとも違いますね。そもそも、液体のようなものがかかっておりません。

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<いんげんとジャガイモ>PowerShot

唯一のカレーっぽい具です。

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<魚のフレークか>PowerShot

魚と書いたのはそんな気がしたからで、本当のところは全くわかりません。そもそも、魚の形が失われています。でも、スリランカでは強力なベジタリアンはそんなにいないんじゃないかとも思ったりして。

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<煮込まれた野菜>PowerShot

これは野菜ですね。でも、徹底的に切り刻まれています。それに何かの味付けでクタクタに煮込まれていますので、これまた元が何であったのかわかりませんでした。

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<中央部>PowerShot

これも野菜ですかね。濃い味で煮込まれた根菜でしょうか。これまた実態不明。

で、これらを混ぜ合わせたり単独で食べたりします。ご飯と一緒に。で、ご飯がかなりの量なのでだんだんと飽きてきます。この時はスプライトと合わせて230スリランカルピーでした。チャーハンの半額以下です。

ま、これだったらそんなに高い料金取れないでしょ。これなら、スリランカのどこに行ってもあります。絶対的安定の料理です。でも、インドのカレーと違って、後を引く味じゃないんですね。また、食べようという気が起こりません。

11日間しか滞在してなかったので、いろいろと食べ比べできなかったし。それに、スリランカはインドと違ってやや食べ物が高めですね。

インドと比較して、インドも毎食カレーですから飽きてきます。時になんちゃって中華に逃げることもあるんですが、4年前の南インドではポンディのフランス料理以外逃げ道はなく、結局南インド料理を食べ続けてきました。

スリランカはカレーだけじゃないんですね。微妙に西洋風の料理があったりします。これを無理矢理スリランカ料理だけ食べ続ければスリランカ料理の本質らしきものを捉える入口くらいにはたどり着けたかもしれませんが。でも、文句をいい続けてインドのカレーを食べていても、どこかおいしい部分はあるんですね。スリランカ料理はまだそこまで光る部分がないといいますか。

もしかしたら家庭料理はもっと美味しいのかもしれませんが。次、インドかスリランカか選択を迫られたら今のところ迷わずインドを選びます。

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2019年6月18日 (火)

たまには失敗もあります

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<パタヤ>KP/DA18-50mm

パタヤってところは目的をもって滞在するところではないみたいですね。楽にゆるゆる生活する。もう、観光なんて考えてはいけない。わたしゃ、昨年のパタヤが2度目の滞在だったもので、ビーチに行ったり水上マーケットに行ったりしましたが。

カメラなんて持ってちゃいけない。せいぜいスマホ一丁で。かばんやザックもなし。そのほうが身軽でパタヤを泳ぐようにさまよえます。ま、その反対のことをやってますので、パタヤでも記事が書けるんですが。そのあたり、パタヤに詳しいじんさん、どうなんすかね。

で、パタヤで滞在すると3回は飯を食うことになります。

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<朝食>PowerShot

パタヤといってもタイなので、タイ人向けの食堂はあるはずですが、見つけるのが難しく、こんな店に入り込みました。これは、ソイ・ブアカーオにあるVolareというところで、アメリカンブレックファスト。135バーツでした。

名前からしてイタリアンレストランなんだけど、朝はこんなのをやってます。ま、ファラン価格ですが、割と美味かったです。これでコーヒーのお替りが自由ならもっといいんですが。ハワイなんかでもこの程度の内容の朝食を食べさせるところがあったら、通いましたね。ま、値段はその倍くらいになるでしょうけど。

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<昼食>GR DIGITAL(画像は3年前のものです)

昼はその辺のフードコートで。これで100バーツはしないもんな。それにしっかりタイの味ですよ。ソイ・ブアカーオあたりだとフードコートがなかなかありませんね。3年前は泊まった宿の近くにタイ人向けの安食堂があったので良かったです。

やっぱりパタヤ滞在を繰り返してどこに何があるかを頭に叩き込んでおかなくてはなりません。ま、バンコクのBTS沿いのスクムウィット通り(ナナからエカマイあたり)もそうなんですが。そのあたりでいえば、わたしゃほぼ地図は不要です。もちろんスマホのマップもいりません。

で、夜ですこれは、やっぱり宿の近くで食べることになりますかね。

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<ビアリオ>PowerShot

夕食はゆったり楽しみたいです。やっぱりビールでしょ。泊まっていたスタッコート近くで初日に入ったレストランというかファラン向けでもある食堂、Devonshireが比較的静かで連日通いました。客はファランばっかりなんですが、バカ騒ぎをしない連中です。それに、ある種の女性を侍らせる輩もいません。

で、この時頼んだ食事が失敗です。

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<スーキー>PowerShot

スーキーというのはある種の麺料理です。麺は春雨。そこにたくさんの具が入っています。この料理、野営する日本軍の食事が由来ともきいています。食べるのは初めてです。メニューにあったので、頼んでみたんです。もちろん、メニューはタイ語ではなく英語でしたけど。写真も付いていたのですぐにわかりました。

具は海鮮類。といっても、エビとイカです。その他は野菜がたっぷり入っています。春雨は少なめでした。

これだけじゃ寂しいんでもう1品頼んだんです。

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<トムカーカイ>PowerShot

トムヤムにココナッツミルクを加えて具を鶏肉にしたものです。そんなに辛くありません。

でもさあ、ふたつとも汁物になっちゃったんですよ。やっぱりご飯ものかヤムあたりでしょうね。汁物はひとつで。

なんかメニューをひとつひとつ検討していくと、初物とか頼みがちで、トータルでどう?ってのをたまに忘れることがあります。

昔アユタヤで麺にカテゴリーされていた料理を頼んだら春雨スープだったことがあります。店員がしきりにご飯ものを勧めてきましたが。あれも、今考えればスーキーだったのかもしれません。

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2019年6月15日 (土)

名前のない寿司屋@歌舞伎町

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<歌舞伎町>PowerShot

昨年の夏の終わりごろの話です。kimcafeさんが海洋アジアの旅から戻られ、ヤムの会がここ界隈で行われました。

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<店>PowerShot

集まったのは男性ばかりです。歌舞伎町の迷路のようなところにあるこの店、「名前のない寿司屋」というのが本当に店名なんです。それにしても狭いよな。中はカウンターだけです。外の席にはテーブルもありますが、4人用くらいで、座り切れないです。それに雨が心配です。

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<メニュー>PowerShot

いろいろあるんですが、目玉商品は「ぶり1貫10円」ですね。10貫頼んでも100円です。ま、そればかりというのも「困った客」ですから、その他いろいろ頼みます。

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<サワーと突き出し>PowerShot

お通しが出ました。マグロの角煮ですね。それに飲み物を頼むのもデフォルトでしょう。レモンサワーを頼みました。サワー類はたくさんあり、ホルモンサワーというものもありました。それにしても、カウンターの向こう側に板さんひとり。注文を受ける人もひとりだけですから、なかなか大変そうです。

客もひっきりなしに来ます。

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<ぶり>PowerShot

やっぱりぶりからでしょうね。ごく普通のすしで特別美味しいわけではありません。でも、10円だからね。このあと、ぶりも20貫くらい追加注文しました。なんたって男6人くらいいましたからね。

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<イカと鮭>PowerShot

ここからは1貫100円くらいのレベルになってきます。それでもまあ安いかな。そういや、寿司屋ってロンドンの回転ずし以来かも知らません。すし自体はたまに食べますがスーパーのパックものだったりしますし。

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<アジ>PowerShot

4貫だけっていうのはこの時点で4人だったからですね。あとからふたり来ました。

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<玉子>PowerShot

個人的には頼まなくてもと内心思いましたが。これ結構普通の値段ですよ。

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<イカゲソ>PowerShot

これは美味かった。ここの寿司はなぜかワサビがあまり効いていないんです。出来たらカウンターにもワサビを置いておいてほしいです。イカゲソ、これも1貫が50円程度でしたかね。比較的安いものです。丸い皿に3貫ですが、この時点で2名加わったからですね。つまりもうひとつ皿があると。

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<タコ>PowerShot

ご飯ものですからね。腹にたまってきます。それに、椅子がなく1時間も立っていると疲れてきます。

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<しらす軍艦巻き>PowerShot

これも安いです。

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<エビとイカ>PowerShot

まだ行きますか。

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<塩辛>PowerShot

そろそろ締めですね。ま、かなり頼みましたからね。いいお値段でした。

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<マラコー>PowerShot

で、やっぱり最後はこうなっちゃうんですね。ちなみに、北関東から参加されたIshiさんはここから徒歩1分のカプセルホテルに泊まられていました。

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2019年6月13日 (木)

日高屋探訪・んーこれが…

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<正しいガパオ>PowerShot

つい先日のことです。

ちょっとした用事があり、勤務先近くの某商店街を歩いていると、目に入ったポスターが気になりました。

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<日高屋の新メニュー>iPhone5c

なんと、入口のドアに大きく貼りだしております。「めん1.5玉」というのもなんかいいんでは。

気づくと、入店しておりました。

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<壁のメニュー>iPhone5c

ここ、店員がひとりで対応です。しかも、その方、まだ若い女性でしたがやや日本語に難のある方です。多分中国あたりからの留学生のバイトでしょうね。さすが、エスニックタウン(と、わたしゃ、勝手に心の中で呼んでいます)。

このあたりは、結構外国人率が高くて、コンビニの店員が全員外国人であることも普通です。インドから西側の顔のけっこう濃い人たちが多いような気がします。

で、そんなことはともかく、この日高屋も壁につまみ類がずらっと貼り紙されているんですね。ワタクシの地元、多摩地区の日高屋と全然イメージが異なります。夕方の6時くらいでしたかね。次々と客が入ってくるんですね。その人たち、ラーメンとともにつまみを何か頼み、当然のようにして生ビールも頼んじゃうんです。なんか居酒屋状態ですわ。

で、唯一の店員に「ガパオ汁なし麺」を頼みました。タイ語でいうと、「バミー・ヘーン・クラッパオ」あたりになりますか。でも、タイでこんなメニューは遭遇したことはありません。

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<ガパオ汁なし麺>iPhone5c

来ました。ガパオと思しきものの他、生のキュウリも添えられています。これを混ぜて食べます。

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<拡大>iPhone5c

なんかシイタケみたいなものも入ってますね。一応、ひき肉みたいなものも混ざってます。

んー、しかしなんだこれは?まったく辛くありません。そばにあった調味料はラー油や醤油、胡椒などラーメン屋の定番です紅ショウガみたいなものもあったようですが、何も入れませんでした。

これってさあ、ガパオの何たるかを知らずに、見た目だけで作ってしまったものじゃないかな。

ホーリーバジルは一切使ってません。だから辛くないです。ホーリーバジルを使ってなかったら「ガパオ」を名乗れないでしょ。ま、安いから話のタネになるか。こうして記事にしてるし。誰か、日本在住のタイ出身の方、やんわりと日高屋に教えてやってほしいですわ。

タイに進出している日本の外食チェーン店だったら、このあたりはきっちりリサーチしていると思うので、こういうものは出せないと思います。てんやの「ナマズ天丼」とかCoCo壱番屋のご当地メニューとか、頑張っていると思いますが。

この記事ネタがないのであえて飛び込みで食べてきました。こういうこともたまにやります。

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2019年6月11日 (火)

旅のヒント・「ナコーン」の付く都市

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<ナコーンパトム>EM10/ED14-42mm

タイには「ナコーン」を冠する都市が多いです。ま、「都市」とか「町」といった意味でしょうからかなりあることになります。「バーン」の付くところも多いです。こちらは「村」とか「集落」あたりの意味かな。

最初に訪れた「ナコーン」はナコーンパトムでした。2006年でしたかね。バンコク滞在中にちょっと足を延ばしてみたのですね。列車の時刻表を見たら、フアラムポーンから行けるところで、すでに昼を回っていましたが、無事に到着。

当時、アユタヤからロッブリーという短距離の鉄道は利用していましたが、この辺りは未知の世界。よくよく考えてみれば、バンコクに隣接するかなり近いところでしたが。

その列車、三等席でしたが、フアラムポーンからスンガイコーロクまで行く長距離の急行(客車でした)で、三等席とはいえ、ほとんど指定席でした。当日買いのワタクシは席をたらいまわし。ま、座れたのでよしとしましょう。で、当時はスマホもなく、「ナコーンパトム」という駅に着くのはひたすら駅名表示を読むだけでした。もちろんタイ語が大きく書かれています。わずかに見える英語表記が頼りでした。

で、周囲に座っていた人にききまくりました。もちろん英語で。理解してくれたのは向かいにいた女子大生です。ま、なんのことはない、彼女もナコーンパトムで降りていきましたけど。

駅前でバミーを食べました。値段をきくと、「サム・サーン」ときこえ、33バーツ支払いました。今ならタイ語できけます。

そのあと、プラパトムチェディを見学し、まったくアルファベット表記のない街を探して何とかバンコク行き(旧サイターイ)のバスに乗ることができました。当時はまだロットゥが全盛ではありませんでした。ま、サイターイ近くでコンタイに倣って降り、結局はタクシーでフアラムポーンへ戻ったと。

次の「ナコーン」はナコーンタイ。北部にある小さなところで、ピッサヌロークからウドンタニーに行くバスで休憩時にちょっと降りただけです。

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<ナコーンパノム>K-7/DA21mm

その次がナコーンパノムです。2012年です。ここへはウドンタニーからバスでやってきました。でも、その前にサコーンナコーンという都市で休憩がありましたが。ここ、ナコーンパトムと間違いやすいですね。ナコーンパトムが「最初の都市」。ナコーンパノムは「山の町」みたいな意味のようです。

ここではメコンオオナマズの料理を食べたのはいいのですが、そのあとひどい腹痛に悩まされ、翌日は絶食して休養する羽目になりました。メコンオオナマズが悪いのではなく、どうも半生の卵を朝食べて中ったようです。

天気もいまいちでした。ま、雨季に旅しましたからしょうがないです。ここはかなり遠くですが、近くのタートパノムにも行きたいので、またいつか行くことになりそうです。また、メコンオオナマズをきちんと食べたいですし。

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<ナコーンラチャシマー>KP/DA18-50mm

ナコーンパノムからはムクダーハンに出て南ラオスを回り、ウボンからナコーンラチャシマーへとやってきました。でも、ここは別名の「コラート」の方が通りがいいですね。

街の中心にモー婦人の像があり、ここをラオスから救った救世主として今でも慕われています。ま、それくらいしかないんですが、周囲にクメール遺跡があり、結局3泊しました。

2017年にも2泊しましたけど。一応、イサーンに入るんでしょうけど、あまりイサーンぽくないところです。

その他、訪れていませんがアユタヤとピッサヌロークの間にナコーンサワン(天国の都)というところがあります。ラオスにもサワナケートというところがありますが。意味は同じでしょう。ここは、鉄道で通り過ぎただけです。

あといくつあるんだろう。

ここでは紹介しませんでしたが、南部にある「ナコーン」の付くところに今度の旅では立ち寄る予定です。ま、地図を見ればわかっちゃいますけど。鉄道の終着駅でもあり、街中に仏教遺跡もあります。南部なんだけどかつては仏教の中心地だったようです。

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2019年6月 9日 (日)

台湾のゆるキャラ集めてみました

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<台南の変な看板>K-7/DA21mm

ワタクシは当時を知りませんが、台湾は結構怖い国でした。なんといっても国共内戦からやってきた蒋介石の中国国民党が一党独裁でしたから。その時代に昔から台湾に居住していた本省人の弾圧が続きました。同じ漢民族といっても、蒋介石についてきた外省人は話す言葉も違いました。

蒋介石が亡くなり、息子の蒋経国が総統になります。副総統が本省人の李登輝でした。蒋経国の死により、李登輝が初の本省人出身の総統になります。こうしてようやく本省人への弾圧はなくなっていくのですが、李登輝にしても選挙で選ばれた総統ではなかったのです。

やがて、総統選挙が導入され、国民党と民進党の二大政党制になり民主化が実現したことになりますか。

白色テロの時代は日本語がわかるのは本省人ということで、日本語の看板もなかったんじゃないでしょうか。ま、正式に日本語教育を受けた本省人も80歳以上になっているはずです。でも、ワタクシが初めて台湾を旅した時には日本語で話しかけてくる爺さんも元気そうでしたが。いまや、台湾ではひらがなの「の」の字が平気で使われています。

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<アイスクリーム屋のワニ>K-7/DA21mm

多分怖い時代にはなかったと思われるのがこんなゆるキャラです。台南の美食街である安平にはこんなものがたくさんありました。これはアイスクリーム屋ですかね。写真は撮りましたが、よく覚えてません。ワニがアイスを持っているので、わかりましたが。

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<店主>K-7/DA21mm

多分同じ店です。そういや、台湾ではソフトクリームを長大にした名物ソフトもあったはずで、そういう店でしょうか。

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<エビ>K-7/DA21mm

ここはえびせんの店だったかな。機械で作るんですが、その時ボンという音が出ます。それをデモンストレーションのようにして店頭で実演していますね。

海に近い安平ですからエビの入手も簡単です。エビを使ったB級グルメもたくさんありますね。

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<緑のエビ>K-7/DA21mm

前のエビと一対になっています。色の違いはよくわかりません。緑のエビというのも実際にあったら気持ち悪いですが。

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<食べ物を想像できない>K-7/DA21mm

これはなんだかよくわかりませんね。商品のキャラクターだとは思うんですが。謎です。

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<西洋甲冑>K-7/DA21mm

ここは店でもなんでもなくて、普通の民家じゃないかな。トイレの案内とともに置かれたような気もしますが、関連性が全くなしです。鎧はわざわざこのために新しく作ったように見えます。

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<ソフトクリームのオブジェ>K-7/DA21mm

屏東というところにあった街角のオブジェです。なんでソフトクリームなのかよくわかりません。ここは街角のベンチになぜかシマウマのキャラがいるようなところですが、それも関連性が全くありません。

ヨーロッパの街角にこういうものが突如出来たら住民が即座に撤去するよう訴えを起こすと思いますが。

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<MRTの萌えキャラ>K-7/DA21mm

高雄のMRTではこうしたものが商品化されています。MRT職員の制服でもあるのかどうか。

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<台鉄キャラ>K-7/DA21mm

そのまんまですやん。でも、潔いと思いますね。

本当は檳榔屋のセクシーキャラなども撮ってみたいんですが。檳榔は相変わらず台湾で売れているようですが、ブースで売っているセクシーな衣装のお姉さんたちは激減しているとか。

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2019年6月 7日 (金)

バンコクラーメン対決

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<バンコク>K-7/DA21mm

最近はイムちゃんなどもできて、バンコクの中の日本人街ともいえそうなBTSスクムウィット線のアソークからプロンポンあたりでも、なんとかタイ料理を気軽に味わえるようになってきました。

ですが、ちょっと前はこのエリアに泊まっていると、なかなかタイ料理にはたどり着けなかったことも事実です。なんでそんなところに泊まるかというと、便利だからです。BTSで移動するので、自動券売機が壊れていない限りタイ語の数字を話す必要もありませんし、明朗会計です。

このエリアは表立っては日本語看板があり、タイ以外の外国料理レストランばかりです。そういうところをタイ料理にこだわると、ホテルの高級タイ料理レストランか、ソイの奥までしらみつぶしに歩き回りようやく食堂に出会えるかといった感じでした。

ま、だいたいの人はそこらのお気軽に味わえる日本料理に落ち着くことになると思います。

そうしたところに、「らあめん亭」なんかが出てきて、まっいいかと入ってしまうんですが。

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<ひやしらあめん>PowerShot

らあめん亭、最初に入ったときは値段も安かったように感じましたが、このひやしらあめんは220バーツです。東京で食べる冷やし中華とほとんど変わらない価格ですね。でも、味はかなりしっかりしてるんだよな。

従業員はほとんどタイ人です。厨房にいるのは白衣にやはり白い帽子を被ったタイ人で、日本の職人のような動きをしています。客をさばくのは紺の衣装の女性たち。メニューが日本語表記で当然注文も日本語ですが、受け答えは日本語でやり取りします。このあたりはよくトレーニングされていると思います。日本語が上手いというわけではなく、客とのやり取りに必要最低限の言葉やメニューがインプットされています。

ここ、最初は「店内撮影禁止」という張り紙がありました。なので、思ったほどここのラーメンの画像がありません。数年前から張り紙はなくなりました。いまや、ブログをやってない人でも食べ物の写真を撮ってインスタグラムやFacebookに上げるのが当たり前になってきましたから、当然の処置でしょう。

らあめん亭にはホームページがあって、創業者はもちろん日本人で、ただのラーメン屋というわけではなく、ラーメン中心の中華食堂みたいなものを目指しているようです。

ここ、飲み物をたずねられますが、「お茶で」というと、無料のお茶が出ます。

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<8番ラーメン>GR DIGITAL

おそらくバンコクだけでなく、タイ中にある日系ラーメンチェーンです。一番安い8ちゃんラーメンが80バーツくらいですかね。忙しそうなバンコクの店ではドリンクのことはあまりきかれませんが、地方の店では頼むのがデフォルトみたいになっています。そうすると100バーツ超えちゃうんだよな。

量はやや少なめかな。メニューは結構工夫していろんなものを出していますね。新しいメニューも時折見かけます。味はどこも一緒ですよね。チェーン店ですから。

ここは石川県の国道8号線に最初の店ができたそうで。それが店名の由来になってますね。必ずついてくるナルトに「8」の数字が記されています。関東には進出してませんね。海外店舗はタイと香港だけのようです。

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<らあめん一番>PowerShot

スクムビットさんおすすめのここに行ってみました。プロンポンのエンポリウムの真横にあります。

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<ラーメン>PowerShot

ここも、ほぼ内容はらあめん亭と変わりません。厨房の男性タイ人とフロアにいるタイ人女性従業員だけでやっています。メニューもほぼ日本語だけ。客とのやり取りも日本語だけ。

ただ、ラーメン120バーツと安めです。飲み物も強要されないし、グラスの冷たい水も出てきたように思います。実にシンプルなラーメンです。これは醤油ラーメンですが、塩も味噌もほとんど変わりないでしょう。バミーじゃちょっと足りないなというときにはぴったりかもしれません。

安さでいうと、鶏そば七星が80バーツ未満。腹を満たすにはプロンポンのグランドラーメン旨いですかね。

ま、こんなものばかり食べていると、ほとんど日本の物価感覚と変わりなくなってきますが。

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2019年6月 3日 (月)

もう一人のピアノマン

かすてら音楽夜話Vol.59

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<駅のピアノ>K-7/DA16-50mm

以前このカテゴリーでビリー・ジョエルを取り上げました。ワタクシのジェネレーションでいうと、自分でピアノを弾いて歌う偉大なアーティストはやっぱりビリー・ジョエルなんです。1977年にアルバム『Stranger』に収録された「Just The Way You Are/素顔のままで」でグラミー賞最優秀楽曲省(Song Of The Year)と最優秀レコード賞(Record Of The Year)をダブル受賞。それからは飛ぶ鳥を落とす勢いで売れました。

日本でいうと、原田真二とかいましたね。

でも、それ以前から現在まで活躍してきた偉大な歌うピアニストがいます。Elton Johnです。なんたって、ワタクシが初めて購入した洋楽のEPシングルは「Crocodile Rock」なんです。当時、どういうわけか近所の電気屋でレコードを販売していました。よく考えると、そこでよくぞ洋楽のシングルを売っていたなと思います。

余談になりますが、「クロコダイル・ロック」はビルボードのシングルチャート1位を獲得していますが、その後この電気屋でRasberriesの「I Wanna Be With You(明日を生きよう)」(ビルボード16位)なんてものまで置いてあったんですから、電気屋の主人、相当な洋楽ファンだったのではないかと。

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<当時の風貌>

で、当時は洋楽を紹介するテレビ番組はほぼありませんでした。すでにビッグな存在のすでに解散してしまったビートルズの映像などはありましたが、エルトン・ジョンの情報はもっぱらラジオでした。楽曲はすごくいいなと思って、レコードを購入したのですが、そこで初めてエルトンの風貌に触れたわけです。

何だこりゃ、ですよ。その後、二度とエルトンのレコードを購入することはなかったんですが、曲は凄いですよね。で、この人、なんか変だなと思ったら両性愛者だったんですね。わかりやすくいうと、両刀遣いです。あの、フレディ・マーキュリーと一緒ですわな。1984年にはドイツ人女性と結婚してます(その後離婚)。そして、2005年には同姓結婚してます。

風貌からすると、若くしてすでに禿げ上がっていますがその後植毛手術し、視力矯正にも成功しているようです。

フレディ・マーキュリーはエイズで死んでしまいましたが、エルトンは元気ですね。でも、友人をだいぶエイズで亡くしているようで、1992年以降、シングルの全収益を自ら設立したエイズ基金に寄付しているそうです。

ビリー・ジョエルが「ピアノマン」なら、エルトン・ジョンは元祖「ロケットマン」です。では、お聴きください。

 

んー、トランプ氏、北の委員長とエルトンをどこかで結び付けているのかもしれません。あるいは、まったく知らないか。ともかく、ビリー・ジョエルよりもビルボード1位獲得曲が多く、音楽性もより深いです。エルトン・ジョンがデビューしたのは1969年ですが、ビリー・ジョエルは1971年。メジャーになったのはもちろんエルトンがずっと先です。でも、二人の歳の差はたったの2年。エルトン・ジョン、1947年生まれ。沢木耕太郎と同い年ですね。ビリー・ジョエル、1949年生まれ。

この二人、長年ジョイントツアーもやっていました。

ちなみに、イギリスではナイトに叙勲されてます。両刀遣いだけど。

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2019年6月 2日 (日)

コピルワックを頂く

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<カフェたけのは>PowerShot

2月のとある土曜日の巣鴨です。スクムビットさんがバリ島からコピルワックといわれるコーヒーを持ち帰り、trintrinさんの行きつけの喫茶店で試飲会を行うことになりました。

それがここです。

店には若きマスターとそのパートナーでしょうか。ふたりで切り盛りするお店でした。

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<これらをお試し>PowerShot

手前はジンジャーコーヒー。ききなれない名称でしたが、スクムビットさんがコピルワックを手に入れたところで試飲されて気に入ったものだとか。右がコピルワックです。やー、楽しみです。

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<コピルワック>PowerShot

客のイメージに合わせてコーヒーカップを選んでいるとのことです。これ、自分のですが、どういうイメージなんでしょうね。

コーヒーを淹れると、薄い油の幕のようなものが表面に浮くとのこと。それはいいものの証明だったかな。マスターの直伝です。

わたしゃ、何も考えずに普段はミルクと砂糖を投入しますが、とりあえずブラックでいただきます。おお、何も入れないのにほんのりと甘いです。これはジャコウネコ(ルワック、シベット)の腸内発行によってつけられたものでしょうか。また、ジャコウネコはコーヒーの実に限らず、フルーツも食するので、それがコーヒーに移ったものでしょうか。

ともかく、谷中にある喫茶店では1杯1500円だとか。インドネシアでは古くからある最高のコーヒーなんですが、これが産業になることを覚えたインドネシア人たちはジャコウネコを飼育し、半ば強制的にコーヒーの実を食べさせることを始めました。ま、いわば養殖です。とはいえ、味に違いがあるわけでもなし。

出自はともかく、美味しくいただくことができました。

若きマスターの鑑定も本物。よかったですね、スクムビットさん。

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<オリジナルチーズケーキ>PowerShot

こういうものも出ました。これまた美味しい。また、コピルワックもまだ余りがありまして、1杯にはやや足りない量でしたが、2杯目もいただくことができました。今度も各自に合わせて異なるコーヒーカップです。いったいどれくらいのコーヒーカップを用意しているんでしょう。

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<ジンジャー風味>PowerShot

こちらの鑑定はコーヒーというよりは、ジンジャー風味をつけた紅茶飲料だそうで。チャイの仲間ですか。バリ島はヒンドゥの島ですが、チャイのような飲み物はありませんね。

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<カヤジャム>PowerShot

海外出張の多いスクムビットさんのお土産です。毎度ありがとうございます。その他、アーユルヴェーダ石鹸もいただいちゃいました。

お約束。スクムビットさんはいい人だ。

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