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2019年6月24日 (月)

リメイクしてレコード大賞

かすてら音楽夜話Vol.60

先日の土曜日、大久保の「リスちゃん」にてヤムの会が行われました。リスちゃんの話はまた後日アップします。すでにkimcafeさんのところでアップされてますが。

Tomokonorock

<知子のロック>

この時ゲストとして元「知子のロック」の司会兼ベーシストであった「トーマスさん」(右からふたり目)をお呼びしました。もう誰も知らないと思うんですけど、1997年、彼らはCDデビューしまして、渋谷でのライヴに足を運び、ちょびっとばかり知り合いになったんですね。

その後彼らは解散してしまうんですが、facebookにてトーマスさんのお名前を見つけ、ネット上でのやり取りをしていたわけです。で、ヤムの会というと、タイカラオケとセット。その話をトーマスさんに振りますと、是非にということで約20年ぶりの再会となったわけです。

知子のロックはかつてのグループサウンズ風でもあるんですが、ベースになっているのか昭和の時代の歌謡曲です。それらをあちこちに散りばめているのです。で、そういうバンドでしたので、タイカラオケ、マラコーではありますが、トーマスさんがどんな曲で攻めてくるか楽しみだったんです。

で、ワタクシもしょっぱなにうたったのがこれです。

 

尾崎紀世彦、「また逢う日まで」でした。

Wikipedhiaによると、結構下積み長いみたいですね。その後ソロとなります。当時ワタクシもテレビなどで見ていましたが、急に出てきた新人みたいに思えました。トレードマークはもみあげです。YouTubeの映像では髭もありますが、当時はありませんでした。

1971年の曲ですが、当時このようなもみあげを生やす日本人はほぼ皆無でした。でも、エルビス・プレスリーとかトム・ジョーンズなどはもみあげを生やしていたんですね。でも、そんなことを知っている日本人はほぼいませんので、尾崎さんのもみあげは非常にインパクトがありました。

で、新人離れした歌唱力。この曲はあれよあれよという間に、日本レコード大賞と日本歌謡大賞のダブル受賞となります。やっぱり、曲も詞もいいもんな。作詞・阿久悠、作曲・筒美京平(編曲も担当)です。YouTubeの映像では2番のサビを1回で終わらせていますが、シングルでは2回繰り返します。

でも、「また逢う日まで」は実は焼き直しの曲なんですね。こちらもお聴きください。

 

はい。ズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」でした。

ズー・ニー・ヴーというのはグループサウンズに属するのでしょうか。わたしゃ、彼らを実際に映像で見たことがないと思います。音だけは聴いたことがあります。最大のヒット曲は「白いサンゴ礁」です。松田聖子じゃありませんよ。

リードヴォーカル、町田義人。彼はその後ソロに転じ、角川映画のテーマソングがかなりヒットしました。

で、この「ひとりの悲しみ」まったく売れません。曲は同じく筒美京平さん。聴けばわかりますね。作詞も阿久悠さんです。この曲を埋もれさせるのがもったいないと考えたディレクターが阿久悠氏に詞を書き直してくれるよう何回も頼み込んで、「また逢う日まで」が出来上がったとのことです。

めでたし、めでたしです。

でも、ズー・ニー・ヴーの「ひとりの悲しみ」結構ワタクシ的には好みです。で、なんと、DAMにありましたよ。「ひとりの悲しみ」。今度はこれ歌っちゃおうかな。マラコーはタイカラオケはパソコンから流しますが、その他の曲はDAMを使ってるんですね。

<追記>
ズー・ニー・ヴーの「ひとりの悲しみ」、引っ張ってきましたが、このブログ上では再生できませんので、そのままYouTubeに飛んでください。聴くことができます。町田義人さん、なかなかソウルフルな声です。こちらも、魅力的ですので。

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Music Talk」カテゴリの記事

コメント

大久保のベトナムから新宿のタイ^_^
そして昭和の東京へとフライト
楽しかったです。
唄えるならベースでなくボーカル
やってましたから^_^
モーラムシンタイプのバンド
やりたいですね。
エレキピン欲しいです。
どなたか譲ってください〜

投稿: トーマス | 2019年6月25日 (火) 23時05分

トーマスさん、こんにちは。
またいらしていただき、嬉しいです。
マラコーは土日となるとタイ人だらけになってしまい、ワタクシは肩身の狭い思いをするんですが、今回はよかったです。
もっとすごい人がバンコクのタニヤにあるAtessaというカラオケ屋にいます。
タイ語しか話せないタイ人なんですが、どういうことか30年前前後の日本の曲を弾く人です。
このギターに合わせて歌うのがすごい気持ちいいんですね。
それはともかく、今回のマラコーでインスパイアされたものもありますので、また音楽話を近いうちに記事にします。
またよろしくです。
エレキピン、楽器屋覗いてみましょうか。

投稿: ヒョウちゃん | 2019年6月25日 (火) 23時45分

なるほどねえ。
歌がヒットするかしないかって、必然ではないんですね。
歌詞を変えたからなのか、歌う人が違ったからなのか、その時代の要求だったのか。
みんな売れるように努力するけど、運も大きく作用する。
すごく不思議です。

投稿: スクムビット | 2019年6月27日 (木) 11時48分

スクムビットさん、こんにちは。
もし、「ひとりの悲しみ」が売れていたら、尾崎紀世彦は出てこなかったでしょうね。
で、ズー・ニー・ヴーはより長くキャリアを積めたかと。
歌詞が違うだけなんですよね。
アレンジまで同じです。

投稿: ヒョウちゃん | 2019年6月27日 (木) 21時54分

どうもです。
色々思いつくままに。
町田義人さん、世捨て人になったそうで。
誠に羨ましいです・・・
白いサンゴ礁は、某アイドルが
筒美氏の弟子だったのです。
なので 何度も聞いたことがあります。
ちなみに「また会う日 」も歌えるんですが
さすがに自分、1970年代は避けています。
さて クン ちゃんは30年程度ではなく、
今じゃ40年前後古い曲集ですかね。
でも なぜか、サザンのTUNAMI は有りなんです

投稿: ペンタのP | 2019年6月28日 (金) 00時57分

ペンタのPさん、こんにちは。
町田義人氏、「戦士の休息」。
角川映画「野生の証明」のテーマソングでした。
薬師丸ひろ子のデビュー作。主演は高倉健です。
ま、わたしゃ、「人間の証明」の方が好きですが。
とはいえ、ズー・ニー・ヴーの方が貴重です。
クンさんはおそらく、「恋するフォーチュンクッキー」はできないような気がします。
1970年代はわたしゃ、もろ被りでもう染みついています。
ミヤジだってそうなんじゃね。

投稿: ヒョウちゃん | 2019年6月28日 (金) 22時00分

おお!知子のロックのトーマスさんとカラオケ!!
つながっていましたねぇ。楽しそうでいいです!!

また逢う日まではカバー曲だったんですね、名曲は日の目をみて輝きましたね。
話をそらして申し訳ないですが、歌謡曲でカバー曲で思い出したのが「ハローグッバイ」。柏原芳恵でヒットしましたが、そもそもアグネスチャンが出した時は売れず。それが柏原さんがカバーして大ヒット。
ちなみに出だしの「紅茶の美味しい喫茶店」は南こうせつの実家だそうで。
カバー曲で埋もれた名曲がでてくるのはうれしいですね。

投稿: lastsmile164 | 2019年7月23日 (火) 17時13分

lastsmileさん、こんにちは。
ああ、やっぱり旧Fbeatの人が来ると、話が盛り上がりますね。
房さんあたりも加わってほしい今日この頃です。
「また逢う日まで」はカバーでした。
どこかで知っていたんですが、YouTubeに上がっていたので確認が早かったです。
柏原芳恵とアグネス・チャンですか。
それは知りませんでした。

話はあの時のマラコーに戻りますが、トーマスさんは「林檎殺人事件」なんかを歌われていました。
選曲がシブいですね。
後日になりますが、ワタクシもタイ人に交じって「ひとりの悲しみ」を歌ってきました。
なんら、違和感なかったです。アレンジ同じですし。

投稿: ヒョウちゃん | 2019年7月23日 (火) 21時56分

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