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2019年10月30日 (水)

南部の寝釈迦

2019年8月9日(金)

ハジャイに舞い戻り、昼食後に出かけたのがワットハートヤイナイ(Wat Hat Yai Nai)という寺院です。頑張れば歩ける距離ですが、モタサイを利用しました。市内から3kmほどあり、50バーツかかります。

でも、この名前、発音が難しいのではないかと思います。ハジャイ(Hat Yai)が丸ごと入るんです。ハジャイのことをガイドブックなどでは「ハートヤイ(ハジャイ)」なんて書き記してますよね。でも、誰も「ハートヤイ」なんていわないんです。南部の訛かというと、そうでもないようで、おそらくタイ人はハジャイと読むのでしょう。ちなみに、マレー人は「ハニャイ」といっていました。

結局モタサイドライバーには一度「ワットハートヤイナイ」と告げたものの、全く理解してくれず、ガイドブックの写真を見せましたそれだけ有名ということですね。でも、なんて発音するんだろう。

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<寝釈迦のある建物>KP/DA18-50mm

結局バイクは境内に直接乗り付ける感じになりました。そこからの眺めがこんな感じ。

この大きな建物には長さ35mのリクライニングブッダが横たわっています。ワットポーのリクライニングブッダよりひと回り小さいです。

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<寝釈迦>KP/DA18-50mm

高さは15mとワットポーと同じくらいですね。ワットポーとの違いは、自然な色合いでしょうか。ワットポーでは、黄金に着色され、寝釈迦像すべてが建物で覆われています。ま、東京ドームみたいな感じで。

ここの寝釈迦像はドームには違いないんだけど、後から屋根を付けました的ないわば西武球場ですかね。完全に覆われていません。

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<人物との比較>KP/DA18-50mm

手前で参拝客が祈ってますね。大きさの比較にもってこいです。人物の前にも小さなリクライニングブッダがあります。これ、レプリカというよりは、原型ではないでしょうか。

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<胎内>KP/DA18-50mm

裏手に回りますと、リクライニングブッダの中に入ることができます。おそらくこの寺院に古くから伝わる古い仏像や僧侶の像を並べてあります。それと、プラクルアンなどの仏教グッズの売店にもなってました。

見て回ることができるのは平面のスペースだけですが、はしごと扉がありましたので、もっと上に行くこともできそうです。でも、そこは鍵が掛かってました。特別な日に公開されるのかどうか。

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<おみ足>KP/DA18-50mm

ワットポーではここに見事な螺鈿細工が施されていますが、こちらはどこか人間らしい足ですね。

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<顔>KP/DA18-50mm

平日の午後ということもあってか参拝客で賑わうということもありませんでした。

敷地もかなり大きいところです。付属の学校もあります。

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<狛犬替わり>KP/DA18-50mm

2頭の象が寝釈迦を守っております。

戻りもモタサイを利用しました。どうしようかと境内を出て、ペッカセーム通りにぶち当たろうというところでモタサイが待ってました。先ほどのモタサイとは違うバイクでした。ハジャイ駅までやはり50バーツ。

今日のコンタイ

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<モタサイドライバーその4>KP/DA18-50mm

ハジャイの街角で客待ちしていたドライバーです。一応、ハジャイのモタサイでは客もヘルメットを被らされます。つーか、タイの交通法でそう決まっているはずですが、ソンクラーみたいに緩いところではヘルメットを渡されません。

 

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2019年10月29日 (火)

ハジャイといえばキャセイゲストハウス

2019年8月7日(水)~10日(土)

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<ハジャイのカラフルな街並み>KP/DA18-50mm

タイ国鉄でバンコクを目指す旅ですが、BPサミラービーチホテルに泊まるミッションと、ナコンシータマラートへの支線に乗る目的もあり、ハジャイにはソンクラーを挟んで前後1泊ずつしました。効率は悪いですが。

パダンベサールから列車でハジャイに到着し、直行したのはかの有名な「キャセイゲストハウス」です。

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<かつてのキャセイ>KP/DA18-50mm

まだ、タイのsimは手に入っていませんが、ネットにつながってなくても自分の位置がわかる、「Maps me」というアプリでキャセイの前までやってきました。なんと移転です。閉ざされたシャッターに移転した場所が表示してあります。通りの斜め向かいですか。わかりやすいですね。

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<入口>KP/DA18-50mm

おお、ここです。どうやら看板はそのまま持ってきたみたいですね。Google Mapによると、ここも別のゲストハウスだったみたいです。キャセイが買収したんですね。部屋数も増えているはずです。

入口にはキャセイツアー担当のおばさんが座っています。そこを通り抜けるとフロントですね。

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<フロント>PowerShot

またしても出してしまいましたが、ここのフロントの画像がこれしかありません。一瞬驚きましたが、タイなんだから受け入れましょう。

移転前の料金、ダブルのノンAC、300バーツが350バーツになってました。エアコンありとかトリプルとか部屋の種類は増えていますが、シングルはありませんでした。デポジットを100バーツ取られます。

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<202号室>PowerShot

部屋は基本的に同じだと思いますが、ちょっとばかり違いはありました。こちらは8月7日に泊まった2階(イギリス式なので、実質3階)の部屋です。割と清潔感ありますよね。タイル張りだし。ダブルということになっているので、タオルも2枚付きます。

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<ほぼすべての調度品>PowerShot

箪笥、テレビ、デスク、鏡、ごみ箱、プラ椅子、扇風機、以上です。箪笥の中は埃をかぶっているということもなく、奇麗でした。存分に使わせていただきました。

じっとしていると暑いです。扇風機は常に稼働です。窓も開け放ちます。窓の向かいは別のビルですが、ほとんど人気がなく、夜以外はカーテンも開けてました。汗だらだらということはありませんが、じんわりと暑いです。

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<提供品>PowerShot

クリスタルというミネラルウォーターです。大きなホテルだと、これの瓶タイプが多いですね。提供されるのは1本のみです。部屋に最初から置いてありました。

このゲストハウスは毎朝掃除をきっちりやります。その時に補充されるのだと思います。到着は朝10時頃でしたが、問題なくチェックインできました。

灰皿があって部屋番号と一致しません。よくわかりませんが、前のゲストハウスのものをそのまま置いてあるようです。それに、全館禁煙なんですよね(喫煙所はあります)。

それに、薄い石鹸が1枚。

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<これ便利>PowerShot

ティッシュというより、実際トイレットペーパーを使ってます。でも、あると便利です。

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<トイレ兼シャワー室>PowerShot

電気式の給湯器がついていました。以前のキャセイは水シャワーだったとか。やった、温水シャワーじゃんとか思っていると、給湯器の調子が悪く、結局は水シャワーでした。でも、ここで水シャワーを浴びて部屋に戻ると、涼しく感じます。

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<303号室>PowerShot

こちら、8月9日に泊まった3階の部屋です。ノンACのダブルという点は同じです。

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<ベッド>PowerShot

同じですね。ただ、こちらのレイアウトはベッドが壁に寄せてあります。タオル2枚の下にあるのは、タオルケットです。暑いのでほぼ使わないんですが。

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<調度品>PowerShot

プラ椅子が背もたれ付きになりました。こちらも清潔感あります。

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<四口延長コード>PowerShot

これ、前の部屋にはなかったんです。あるとないとでは大違いですね。ツーリストのブロガーには必須です。

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<給湯器>PowerShot

今度の部屋はしっかりお湯が出ました。エアコンがないことを除けば、地方の安いホテルと変わりませんね。

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<廊下のテーブル>PowerShot

扇風機を回してもやっぱり部屋は暑いんです。ファランにはたまらないでしょう。そのためか、各階の廊下にはテーブルと椅子があります。当然エアコンは入りませんが、少しひんやりしています。この手すりに洗濯物を干す人もいましたが、絶対部屋干しのほうがよく乾きます。自分の場合、下着とシャツは毎日洗いますが、全部乾きました。

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<2階のバルコニー>PowerShot

喫煙所でもあります。バルコニーがあるのはここだけ。部屋が暑くてたまらないときはここに避難ですね。

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<バルコニーからの眺め>PowerShot

向かいは旅社の入ったビルでした。1階部分は店舗が入ってます。そして、夜遅くなると、ケバケバしい格好の女性がじっとしてますね。なんだかおわかりかと。

アロースターから1泊ずつを4日間。そのうちの2日、ここで過ごしました。意外に快適でした。暑いタイでノンエアコン、結構慣れてきました。また、地方のゲストハウスで挑戦しそうな気がします。インドでもありかもしれませんね。

<追記>
客室数は以前の数倍になっています。いつ行っても絶対泊まれますね。そんな感じなので、別の宿泊客をあまり見かけてないです。ファランが数名いたかな。あと、アフリカ系アメリカ人が隣室でした。以前のキャセイは食堂でくつろいでいれば、客同士の会話も生まれたでしょうが、今はほとんど無理かな。

トラックバック機能がなくなりましたので、参考記事ということで、kimcafe トラベリング「ハジャイの定番安宿 キャセイゲストハウス、けっこう気に入りました」をリンクしておきます。

今日のコンタイ

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<ビーチのポニー>KP/DA18-50mm

サミラービーチではなぜか乗馬体験ができます。馬が有名とも思えませんが。そういえば、フアヒンでもビーチにこういう人たちがいますね。タイ人はビーチに来ると馬に乗るというのがある程度決まっているんでしょうかねえ。

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2019年10月27日 (日)

廃線跡・旧ソンクラー駅

2019年8月9日(金)

1泊だけとあわただしいソンクラーです。チェックアウト時間は12時なので、それまで観光することにしました。

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<港>KP/DA18-50mm

ソンクラー湖側の港へ。沖合にはコヨー(Ko Yor)という島があり、そこに渡るボートかフェリーもあるんじゃないかと思いましたが。

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<漁船>KP/DA18-50mm

ここではないようです。

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<もう一つの港>KP/DA18-50mm

こちらはどうでしょうか。

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<タイ海軍>KP/DA18-50mm

いたのは軍艦でした。海側はいい港が作れないようです。遠浅なんでしょうか。

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<城壁>KP/DA18-50mm

1830年代に築かれたという壁です。向かいは国立博物館。その前あたりにしか残ってません。

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<時計塔>KP/DA18-50mm

変わった形です。このあたりに昔の写真が展示してありましたが、時計塔の形は同じですね。タイの地方都市は時計塔が中心部にあることが多いです。ハジャイにもあって、現在は中心部とずれてますが、ロットゥ乗り場になっています。

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<旧ソンクラー駅>KP/DA18-50mm

住宅地の間を進んでいくとここに出ました。1978年に廃止されています。ハジャイから1日7往復あったとのことですので、ここでも沢木耕太郎がなぜこの列車に乗らなかったのかという疑問は残りますね。

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<駅名標>KP/DA18-50mm

ホームや線路は荒廃してしまいましtが、整備すればまだまだ使えそうです。

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<駅カフェ>KP/DA18-50mm

なんかいいですね。駅舎もしっかり残っています。

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<テーブル>PowerShot

ここならカフェボーランが安く飲めそうです。

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<駅舎>KP/DA18-50mm

今でも列車がやってきそうな感じですね。2011年に前を通りかかったような記憶がありますが、ここまで綺麗じゃなかったような気がします。

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<猫と鼠>KP/DA18-50mm

徒歩でビーチまで戻りました。この先がレストラン街です。そう、レストラン街といえば、前はカブトガニを店の前に並べてあったんですが、見ませんでした。カブトガニの卵、カイメンダータレーはここでは味わえず、ずいぶん後で味わうことになります。

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<人魚像>PowerShot

サミラービーチのランドマークですね。あわただしく観光し、荷物を作って再びハジャイへ。

今日のコンタイ

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<モタサイドライバー>KP/DA18-50mm

ホテルから国立博物館までわずかに20バーツでした。ロットゥ乗り場からホテルまでの半額ですが距離は倍以上ありました。たぶん、荷物がなかったからと思います。

ソンクラー、物価が安いんじゃないかと思いますね。ハジャイでは同様の距離が50バーツしました。

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2019年10月26日 (土)

ムスリム食堂で夕食

2019年8月8日(木)

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<ビアレストラン>KP/DA18-50mm

ソンクラーではホテルレストランで夕食を取ろうと考えていたのですが、宴会らしきものに使用されていて、入ることができませんでした。外で済ますしかないのですが、松林のレストラン街にまた行くのもどうかなと思っていました。ホテルを挟んでそのレストラン街は北側です。逆方向に行ってみると、しばらくして現れたのがこんな感じの店です。

雰囲気は良さそうで、バンドが入っています。でも、ちょっとうるさいかなと思い、パスしていくと最後に現れたのがムスリムがやっている店でした。当然アルコールはないのですが、バンドもいないし、静かなのでここに決めます。

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<抹茶アイスと水>PowerShot

髪を覆った女性がメニューを持って現れます。ですが、そのメニューはタイ語は当然として、あとはマレー語が書いてあるだけでした。わずかに写真があったので、ある程度見当をつけてタイ語で注文しました。

飲み物はチャーイェンとテーブルにあったミネラルウォーターです。

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<本日の夕食>PowerShot

来ましたね。蛍光灯の元なので、色合いが独特です。

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<ヤムタレー>PowerShot

なんたって「ヤムの会」の一員ですから、こういうものにしてみました。海鮮のヤムです。ありそうなものを適当に想像を働かせ、海沿いということでこれにしてみました。

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<イカ>PowerShot

ヤムタレーとか海鮮物を頼むと必ず入るのがイカと小エビですね。当然メインのひとつのイカ。でも、新鮮なんです。当然美味いです。パタヤなども海の街ですが、ここまで新鮮じゃないような感じがします。

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<小エビ>PowerShot

こちらも定番の小エビ。でも、完全に殻を取り去り加工しきってしまった卸のエビより、フレッシュでこれまた美味いですね。イカモエビも茹でてあるんですが、なんか違う。

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<貝>PowerShot

殻がついていないのでよくわかりませんが、ムール貝に似たミドリガイでしょうか。味は変わらないと思います。貝まで入っているヤムタレーは珍しいと思います。そしてこれまた美味いです。

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<カオパットクン>PowerShot

タイ風エビチャーハンです。エビが見えてませんけどね。これまたアロイですよ。上品な味です。

ナムチム(タレ)も用意されていましたが、あまり使わなかったです。辛さの指定もしてません。でも、タイ人ではないと判断されてか、ほとんど辛くなかったです。

でも、なんか美味いですね。料金は170バーツと安いですね。ビールないですけどね。イムちゃんで頼むより安いんじゃないかな。カオパット、50バーツ。ヤムタレー、80バーツ。抹茶アイス、30バーツ。水、10バーツ。という内訳です。安くて美味い、これは大事ですね。

 

料金を払い、ビーチ沿いを歩きます。すると、どうしてもビアガーデンからライヴの音がきこえてくるんです。特に、ムスリム食堂のすぐそばにあった店のライヴがよかったのでビデオを撮ってみました。この女性と男性中心のバンドが交互に演奏していました。

こういう店がいくつかあり、隣接しているところもあるんですが、音が被らないんでしょうかね。そして、明らかに下手な演奏もありました。アマチュアっぽいんですね。ビデオの店は半分プロが出ているんじゃないかな。

今日のコンタイ

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<海辺のふたり>KP/DA18-50mm

なんかあまりタイ人っぽくないんですが。とはいえ、BPサミラービーチホテルの客でしょうから、こういうスタイルのタイ人がいないわけでもないですね。

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2019年10月24日 (木)

沢木さんご宿泊、BPサミラービーチホテル、謎に迫る

深夜特急の足跡を追うVol.34

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<BP Samila Beach Hotel & Resort>KP/DA18-50mm

一応、沢木耕太郎氏の「深夜特急」とテレビドラマ「劇的紀行・深夜特急」の追っかけみたいなことをやっております。

当然ながら、沢木氏がソンクラーで泊ったとされるのがここですね。深夜特急の中では「サミラーホテル」という名前になっていますが、同じでしょう。サミラービーチにあるホテルはここだけで、「白亜の殿堂」のように見えたとのことですので、間違いありません。99%合っていると思います。

ということで、今回1泊だけしてみました。

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<魚の部屋番号>KP/DA18-50mm

ハジャイからロットゥとモタサイで到着しました。一応、タイでは高級に分類されるホテルだと思います。BPというグループ名が冠されています。ハジャイにあと2軒BPグループのホテルがあるようです。もう1か所どこかにあったようですが、メモを控え忘れました。ま、グループといってもホテル事業はそれほど大きくないようです。その他の関連会社についてはよくわかりません。

ここが肝心なんですが、高級に分類と書きましたが、それは地方レベルであって、ホーチミンのマジェスティックやジョージタウンのイースタン&オリエンタルほどの値段はしません。ぶっちゃけ、1泊5200円ちょっとでした。もしかしてAgodaのポイントを使用したかもしれませんが、まあ、大したことはありません。

それでも、一応高級ですから、かなり早い時間にやってきてすぐさま部屋を用意してくれました。しかもですよ、予約ではマウンテンビュー(カオタンクワンが見える)だったんですが、シービューにアップグレードしてくれました。このあたりの対応は柔軟で好感が持てます。

今回のホテルレビューはまるで欠点がないので、部屋の様子は画像で紹介しますけれども、一味違った持論を展開したいと思います。

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<客室、広いです>PowerShot

深夜特急は若き頃の沢木氏がデリーからロンドンまでを乗り合いバスで旅するという実体験に基づいて書かれています。その前段階でエアインディアの途中寄港地である、香港とバンコクに立ち寄り、バンコクからは陸路でシンガポールまで行くということも取り上げられています。この、ソンクラーはチュムポーンから乗った列車で腕に入れ墨のある男性から「ソンクラーはいいぞ」といわれてやってきた記述があります。

こういうところで勘違いしてしまうのが、深夜特急はノンフィクションですべて実体験に基づき書かれていると思ってしまうことです。7割くらいはそうかもしれないんですが、ワタクシも長年深夜特急を研究してきましたので、ちょっとした疑問が生まれたんですね。

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<客室、ベッド側から>PowerShot

ここでいい切ってしまいましょう、深夜特急は実体験を基にした小説であると。

沢木氏はその時海外に出たのが3回目です。最初は柳済斗vsカシアス内藤のボクシング東洋ミドル級タイトルマッチを取材するため韓国に行き、2度目は磯崎新氏のインタビューのためハワイに行っただけ。純粋初めてではなかったですけど、いきなり香港でベンツの君に勝手に案内されて重慶マンションに長逗留したり、チュムポーンで同乗してきた若者に案内されたホテルが怪しげだったり、極めつけはペナンの同樂旅社ですね。

こうも偶然にいくら当時のアジアとはいえ、そのような曖昧宿ばかりにたどり着かないのではないかというのが疑問の一つです。

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<冷蔵庫、瓶のミネラルウォーターのみフリー>PowerShot

ヒントはシンガポールでお世話になる現地駐在員です。沢木氏は旅に出るまで、TBSを母体とする「情報調査」という月刊誌をベースに活動していました。そのTBSのネットワークを駆使というか、香港、バンコク、クアラルンプールなどの特派員の連絡先くらいは控えてきたことと思います。その情報を基に、重慶マンションや曖昧宿にもぐりこんだのではないかというのが、ワタクシの推測です。

同樂旅社についていえば、ペナンのフェリー乗り場から徒歩で1時間近く歩かねばたどり着きません。その間に沢木氏が満足しそうな安宿はかなり存在したはずです。

で、このホテルに戻りますと、ハジャイで列車を降りて乗り合いタクシーで乗りあったおばさんの話でやってきたことになっています。ホテルの外観でかなり悩み、フロントで値段をきいて一瞬やめようかと思ったとありますが、フロント階に降りてきた日本人の現地駐在員に「このホテルはどうですか?」などときいて、結局は泊まることになるんです。

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<当然バスタブです、別にシャワーも設置されてました>PowerShot

現地駐在員、またしても偶然のようですが、TBSの特派員なのではないかと考えます。つまり、バンコクあたりでも連絡は取っていたと思いますが、ひとつ慰労も兼ねてソンクラーで落ち合おうという話があったのではないかと。

ソンクラーですが、別にホテルはここだけじゃありません。現在のロットゥ乗り場からすぐのところに、安そうなホテルやゲストハウスもあります。わざわざ、「サミラーホテル」をまるで狙ってきたようにも思えます。

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<洗面セット>PowerShot

沢木氏は「若き実力者たち」の印税をそっくり持って旅に出たといわれています。当時のこのホテルの値段がいくらかわかりませんが、1泊だけなら、問題ないでしょうし、TBSがらみでいえば、高度成長期の海外で働くサラリーマンのことですから、宿泊費、滞在費も出してくれていた可能性はありますね。

偶然といえば、インドの当時カルカッタに到着し、さてホテルはどうしようというときに、エアインディアのディレイで乗り継ぎに失敗したバングラデシュ行きの青年に用意されたオベロイホテルにただで泊ってしまうというのも、できすぎでしょうか。

また、テヘランで磯崎新夫妻が泊まっていたホテルの名前がわからず、ホテルリストからかたっぱしに電話して居所を見つけるというのも、かなりすごいことです。

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<バルコニー>PowerShot

まあ、深夜特急の中では実際に訪れていない場所については想像で書いていないので、半分はルポルタージュ的に記述を起こしていると思いますが、要は新聞の連載小説ですから、読者を惹きつける何かインパクトのあることも必要だったのだと思います。

ワタクシ的にはこれからも、沢木氏が深夜特急やその後の関連作品等で訪れた場所については今後も探っていこうと思ってます。内容が半分フィクションであっても、彼が足跡を残したことには違いないのですから。

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<ウェルカムフルーツ>PowerShot

ホテル紹介にちょっと戻ります。

このフルーツはチェックイン後、昼食を食べに行き、カオタンクワンに行き戻ってきたら置いてありました。タイでリンゴというのも、なかなかすごくないですか?

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<朝食券>PowerShot

全室朝食付きです。1室2名なので、券は2枚です。ここでのワタクシの名前はAGODAという人らしい。

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<ホテルレストラン>PowerShot

ごく普通のビュフェです。

その例の駐在員夫妻とこのレストランで会話したことになっています。このホテルにはほかにレストランがないので、ここで間違いないでしょう。夕食はここでと考えていたんです。ですが、なにかの祝いの宴に使用されていて、夕食はあきらめました。

2011年の元旦にここでとんびさんと食事してますから、まあいいかと。

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<朝食の一部>PowerShot

あとは、コーヒーとジュース、ごく普通のビュフェの内容を取って食べました。警察の制服やポロシャツ(背中にどこかのポリスと書いてある)を着た人が多かったです。

沢木氏がソンクラーで残した足跡はホテルくらいで、あとはサミラービーチで泳いだとあります。ちなみに、ビーチで海に入っている人はふたりしかいませんでした。街の観光もしてませんね。

今回ちょっと変わったアプローチでしたが、いかがだったでしょう。

今日のコンタイ

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<祈る>KP/DA18-50mm

カオタンクワンにて。そういや、ソンクラーやハジャイではモスクを見ませんでしたね。どこかにあると思うんですけどね。

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2019年10月21日 (月)

ソンクラーの丘

2019年8月8日(木)

2011年の元旦にソンクラーを訪れています。ですが、ハジャイから日帰りのため、海岸とその先にある岬のようなところを回っただけでした。

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<カオタンクワンのリフト乗り場>KP/DA18-50mm

ソンクラーはのっぺりとしたハジャイと違って、地形が特徴的です。東側にタイ湾、西側にソンクラー湖があり、海と湖に挟まれるように市街が展開しています。その間にあるのが「カオタンクワン」と呼ばれる小高い丘です。

ちなみにソンクラー湖はタイで最も大きい湖です。

ビーチからおよそ徒歩10分程度で麓に着きます。リフトがあるとのことで、この辺りにはかなり観光客がいました。

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<王族ですかね>PowerShot

こんなものが飾られていました。亡命してしまった前首相のインラックということは現在のタイではありえませんので、王族のだれかではないかと。一応カラーですが、王女などとしてもずいぶん前の写真なのでは。

このあと、別の都市で小高い丘に登ることになりますが、いずれも王族の写真がありました。

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<斜行式エレベーター>PowerShot

往復料金30バーツです。リフトといっても斜めに上がるエレベーターです。ま、「エレベーター」のイギリス英語は「Lift」ですから間違いはありません。

ちなみに、チェンマイ郊外のドイステープという山にも大型の斜行式エレベーターがあります。あっという間に到着ですが、これは楽です。

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<プラチェディルアン>KP/DA18-50mm

エレベーターを降りると、あまり広くないところに仏塔が建っています。この周りには英語でかなり面白い教訓みたいなフレーズが記されています。

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<仏塔>KP/DA18-50mm

チェディというくらいですから、スリランカから伝わった由緒正しい仏塔です。タイの仏塔にはあとふたつ様式があり、細かい彫刻が施されたクメール式の「プラーン」と細長いラオス式の「タート」があります。

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<僧侶の像>KP/DA18-50mm

位の高い僧侶だったのですかね。

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<王族の像>KP/DA18-50mm

軍人なのかなとも思いましたが、現チャクリー王朝のラーマ何世かでしょう。ソンクラーのあたりはかつては仏教が盛んだったようですが、その後イスラムが浸透し、チャクリー王朝になってからタイの領土に組み込まれたとのことです。

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<丘からの眺め>kP/DA18-50mm

ちょっと上がっただけですが眺めはいいですね。右側がソンクラー湖です。

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<獣神>KP/DA18-50mm

チェディからやや下がった場所にワットプラケーオにもありそうな神の像がありました。

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<仏塔に巻かれた布>KP/DA18-50mm

かなり静かな場所です。せいぜい観光客が写真を撮り合うくらいです。周囲はもちろん森林です。森に近づくと、ちょっと不気味な物音がします。なんだろうと思ったら、猿でした。

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<ゴミ箱を漁る猿>KP/DA18-50mm

カオタンクワンではおとなしいものでしたが、平地にも出没するようです。ここは泊まっていたホテル近くのゴミ箱ですね。

この時は特にどうということはなかったんですが、この後訪れる場所でだんだん猿が多くなり、さらに活発化していきます。でも、タイ人は猿が出ても同ということなくふるまってますね。

今日のコンタイ

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<モタサイドライバー>KP/DA18-50mm

ハジャイのワットハートヤイナイから市内へ戻るときに利用したモタサイドライバーです。雰囲気渋いですね。ハジャイは当然南部の都市ですが、肉体労働系は中国系タイ人はほぼいませんね。

典型的なタイ顔って感じですね。

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2019年10月19日 (土)

ソンクラーで初ビール

2019年8月8日(木)

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<ロットゥ内>PowerShot

ソンクラーに移動しました。ハジャイには1泊だけです。出来たらハジャイ到着とともにソンクラーまで行ってしまいたかったのですが、ソンクラーで沢木耕太郎氏の泊まったホテルの予約が1泊しか取れませんでしたので、仕方ありません。

ゲストハウスをチェックアウトしまして、昨日見に来た時計塔付近まで歩きます。やっぱりバスはバスターミナルから出るみたいでした。ゲストハウスの受付のカトゥーイがいっていた通りですね。

時計塔ではロットゥの関係者がわらわらと寄ってきまして、あっという間に乗車です。以前と同じように籠が回ってきまして、ここに料金を入れます。隣の男性に値段をききます。34バーツだそうです。8年間で4バーツの値上がり。安いですね。

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<ソンクラーの人魚像>PowerShot

そして、宿にチェックイン。もう昼ですね。散歩しつつ昼食のレストランへ。

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<まずはリオー>KP/DA18-50mm

ビーチには松林が並んでいて、そのあたりにレストランが連なっています。ここで気を付けることはムスリムの店を避けることです。なぜならビールがないからですね。その判別ですが、看板に直接ムスリムとアルファベットで書いてあったり、看板の下地が緑だったり、月と星が描かれていたりするので、わかりやすいです。

早速、リオーとナムケーン(氷)をもらいました。料理はイカの炒め物とカオパットプーです。

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<来ました>PowerShot

目の前が海といっても、絶景には程遠いですね。でもいい感じです。ビールはタイに入って初めて。ジョージタウン以来となりますので、3日ぶりです。

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<イカの炒め物>PowerShot

ここのメニューはタイ語だけです。とはいえ、写真入りでした。指差しで注文です。小エビも入ってます。ほかの具材はトマト、タマネギ、ピーマンです。ややスパイシーですね。美味いです。

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<カニ入り>PowerShot

プーはカニです。カニを食べるのはかなり久しぶりです。海に近いので、それでも安いですね。カニは一部殻がついていましたが、簡単に外せます。上品な味ですね。これもまた美味いです。

やー、量もたっぷりありますので、大満足です。

お会計、440バーツ。ま、ビール飲みましたからね。さ、ソンクラー観光ですね。

今日のコンタイ

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<孤高のサックス吹き>KP/DA18-50mm

ホテル前の海岸でサックスを吹き鳴らす男性。趣味でやってそうですが、サックスのケースの中にはお金があります。こういう人も出現しているタイですか。

お知らせ
ココログがまたもや不調みたいです。コメントをつけても反映されないことが多くなっています。スマホ版ではしっかり反映されてます。原因不明ですが、新しい記事をアップしたり、新しいコメントがつくと、PC版ではそこから反映されるようです。まったく困ったもんですが。

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2019年10月17日 (木)

物価の高いハジャイの朝食

2019年8月8日(木)

ハジャイの宿については前後1泊ずつ同じところに泊まっています。同じような部屋ですが比較もあるので、後で記事にします。

そのゲストハウスのあるあたりには食堂らしきものがないわけでもありませんでしたが、早朝からやっているところが見当たらず、ちょっとだけ歩きました。

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<店内>PowerShot

二パット・ウティット通りは1~3まであり、ゲストハウス前は2です。回り込んで駅に近い1に出てみると、清潔感のある麺屋がありました。ここにしましょう。

席について店の様子を撮りましたが見事に逆光です。

壁にできるものが写真っぽいイラストで描いてあります。ワンタンメンができますね。しかもタマダー(普通)とピセー(スペシャル)があります。では、バミーで行ってみましょうか。「バミーナーム・キアオ・ピセーお願いします」え?飲み物は何にするかって?カフェイェーン…ないそうです。ま、いっか。テーブルのミネラルウォーターでいいかな。

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<テーブル>PowerShot

テーブル上はこんな感じでした。水は大小あります。そして、調味料が6種類。右側のものは普通の中国醤油だと思います。それを除けば5種類です。バンコクで麺を食べるときは、砂糖、粉末唐辛子、酢漬け唐辛子、ナムプラーの4種類なんですが、地方に行くと種類が増えますね。ラオスに行くと、7~8種類になります。

ハジャイは地方都市の中でも食べ物の値段が高めです。この店に来て分かったのですが、麺に大小があり、大が50バーツ、小が40バーツでした。で、外国人が来ると大小とか予想もしていませんので、全部大にされるようです。ま、屋台ではほぼ一律50バーツになるようです。ハジャイは屋台もあるんですが、割としっかりした店が多いですね。

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<来ました>PowerShot

かなりしっかり調理されたワンタンです。それに、チャーシューものってますね。野菜は空心菜っぽいです。

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<アローイ>PowerShot

大ですから割と量があります。バミージャップガンほどじゃありませんが。これからソンクラーまで移動しますので、しっかり食事しておこうという算段です。

でも、これは優しい味です。美味いですね。

額に店名が書かれています。タイ語は読めませんが、繁体字で美亜蛋麺とあります。「美」と「亜」の組み合わせ多くないですか?でも、こんな看板があるってことはここも華人系タイ人の店でしょうかね。

食べ終わり、値段をきくとレジを打ってレシートをくれました。58バーツでした。小さな水のボトルが8バーツですね。レジ打ちしてレシートをくれる麺屋というのも珍しいです。

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<ウルトラセブン付き駅のコーヒーショップ>PowerShot

コーヒーが飲めませんでしたので、コーヒー屋台を探します。結局は駅の店となりました。ちなみに、駅のチケット窓口に行くのはセキュリティチェックを受ける必要があります。

このコーヒー、カフェイェーンでしたが、なんと50バーツですよ。スタバよりは安いですが、ちょっとという値段です。街中の屋台ではその半額。

今日のコンタイ

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<胸を張る>PowerShot

ソンクラーのロットゥ終点から宿まで乗ったモタサイのドライバーです。ちなみに、距離は短かったですが40バーツでした。多分、荷物があったからですね。

キャリーバッグはドライバーがハンドル部分にもたせ掛けるように置いてくれました。これだったらもっと活用してもいいですね。ハジャイ付近ではまともなタクシーがまだあまり走っていません。軽四輪のシーローはありますが。

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2019年10月15日 (火)

ハジャイのガパオクン

2019年8月7日(水)

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<タイ入国スタンプ>PowerShot

パダンベサールで押されたスタンプです。タイは数年前から陸路入国(というか航空機を使わない入国)については年2回までと決定しました。そのため、スタンプの上に手書きで「1/19」と書き込まれています。2019年の1回目ということでしょうか。

ま、別に今年の大みそかまでにあと2回陸路入国は致しませんので、何ら問題ありません。もっとも、この回数が付記されたスタンプが多くなってくると、イミグレ側もある程度警戒をしてくると思われます。

さて、ハジャイです。

ゲストハウスにチェックインし、両替をしました。ハジャイは街中に両替所が多いところで、ほぼどこも同じようなレートです。それを基準とすると、1バーツが3.53円となります。タイバーツはなかなか日本円に対して強いですね。

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<dtacのブース>KP/DA18-50mm

その後simを購入しました。購入したのはdtacという会社のものです。選んだ理由はこのブースしか見当たらなかったからです。ま、慎重に探すと、ショッピングセンターの奥などにtrueもAISもあったのですが。使い勝手は悪くなかったです。比較的、trueが安定しているように感じますが、trueを入れておくと、街中のtrue wifiなどを拾ってしまうので、それよりはめんどくさくないですね。

日本でいうと、セブンイレブンの強力なwifiを拾ってしまうようなものでしょうか。

その後、バスやロットゥ乗り場を見に行き、その帰り。

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<威圧的な寺院>KP/DA18-50mm

ハジャイは3回目なんですが、まともに散歩したことがありません。最初はとんびさんと連日のオフをしたため、2回目は1泊だけですぐにプーケットに行ってしまったためです。

キムヨン市場近くに朝僧侶が托鉢に出てきます。ならばそのあたりに寺院があるだろうとそちらに向かうと、こんな寺院がありました。

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<もうひとつの寺院>KP/DA18-50mm

どちらも敷地いっぱいに建物が建ち、仏像や瞑想の部屋などはすべて建物の中という様式で、あまりタイの寺院っぽくありません。それに、どこか開かれた感じがしません。

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<フードコート発見>PowerShot

寺院から通りに出てみると、屋台の集まった一角に出てきました。これはクーポンやカードを使わないフードコートですね。どちらかというと、マレーシアのフードコートに近いものがあります。ただ、飲み物の注文を取る係はいません。

ここで夕食にしましょう。

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<内部>PowerShot

テーブルも多いし、清潔な感じです。店もたくさんあります。迷いますね。

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<ここに決定>PowerShot

ガパオ各種の店がありました。店番のお姉さんにガパオクン(エビ)を頼みます。エビというのが珍しいですね。画像では髪を結ってもらっている人ですね。家族経営でしょう。

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<スイカシェイク>PowerShot

飲み物はこれです。25バーツ。ガパオ、特にタイ南部の料理というわけではありませんが、唐辛子とホーリーバジルを使ってどの程度スパイシーなのか人体実験です。

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<来ました>PowerShot

ハジャイはなぜかわかりませんが、食べ物が高いんですね。バミーなどの麺類もバンコク中心部と同じく50バーツします。ご飯ものも同様です。このガパオは70バーツしました。

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<拡大>PowerShot

一応、カイダーオ(星卵、卵焼き)もつけてもらいました。卵なしだと50バーツくらいでしょうか。バジルの他、赤く存在感を見せつけているのが唐辛子です。極小のプリッキヌーは使われていなかったです。かなりの辛さです。

タイ南部の辛さ基準というものがいまいちわかりにくかったですが、イサーン並みに辛く作るのが当たり前みたいです。

そして、エビはトムヤムなどにも使われるような大ぶりのものです。これはいいですね。

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<ナムチム>PowerShot

こんなものも持ってきていたようです。調子に乗ってかけすぎると腹に来ますね。まだ、タイに入って初日ですので、やや自制しました。

6年ぶりのハジャイでしたが、街中にドミトリーを持つような新しく作られたホテルも数か所できていました。

今日のコンタイ

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<ムスリムの屋台>KP/DA50-200mm

ハジャイの中心部では夕方から屋台が出ます。そこで働いているのは8割方ムスリムですね。

ハジャイの街自体はタイ人または中国系タイ人が多く、固定の店はほとんど彼らがやってますが。ムスリムはハジャイ近郊からやってくるんでしょうね。

ハジャイの街ですが、以前より警官と兵士の数は減ったような気がします。でも、商業施設に入るときは簡単なチェックがありますね。テロ対策ですね。

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2019年10月14日 (月)

スーパーの緑のキャップ

世界のミネラルウォーターVol.22

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<KK dringing water>PowerShot

クアラルンプール到着時に初めて購入したのがこの水です。一見不夜城とも思えるチャイナタウンですが、12時近くなるとほとんどの店がやっておりません。

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<KK>KP/DA18-50mm

ここで購入しました。チャイナタウンのローカルスーパーかと思ったのですが、クアラルンプールではどこに行ってもあります。24時間営業は貴重です。

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<スルタン通りに2軒>KP/DA18-50mm

チャイナタウンの北限とでもいえそうなスルタン通りになんと2軒もあります。その他大通りに出てもこの赤文字のKKはあるんです。密度からするとすごいことです。たぶん、クアラルンプールではごく普通の当たり前のスーパーではないかと思います。

で、先ほどのミネラルウォーターですが、600mlで1.2リンギとそのサイズでは一番安い水でした。できたらこの水をできるだけゲットしたいと思っていました。ちなみに、ワタクシの水事情ですが、初めに大小のペットボトルを購入します。あるいは、宿に小さなペットボトルが用意されている場合、購入するのは大きいものだけです。いずれにせよ、外出時には小さいほうを持ち歩き、宿に帰ってきたら空ボトルに大きいほうから水を満たすというパターンです。

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<KKの緑キャップ>PowerShot

同じKKストアでこれを見つけました。やった、1.2リンギとか思っていると、料金は1.5リンギなんです。

あとで、見てみると、こちらは正真正銘のミネラル含有でした。白いキャップはただのドリンキングウォーターです。ミネラル分が入っているだけで0.3リンギ高くなるんですか。

ま、自分でも「マレーシアのペットボトル、キャップ問題」という記事を書いています。白いキャップは蒸留または濾過水。青いキャップがミネラルウォーターだと。ちょっぴり緑も取り上げてますが、意表を突かれました。

ちなみに、このKK、セランゴールで取水されクアラルンプールの企業が販売しているようです。そのあたりはマレー語表記ですが、なんとなくわかります。マレーシアでは結構製品の成分とか細かく書いてあります。以上のデータは緑キャップのものです。白いキャップは細かく見なかったです。

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<Bleu>PowerShot

こちら、プトラジャヤ&サイバージャヤ駅のコンビニで購入しました。容量600mlで1.6リンギ。セランゴールの地下水を使用し、ミネラル含有です。これはクアラルンプールあたりでもよく見かけます。

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<Summer>PowerShot

こちらは、1500mlで1.9リンギという安さです。ペナンで初めて見かけました。その後は安いのでこればかり買ってました。

ミネラル分はなしで、シャーアラムで取水され、タイピンの企業が販売しています。クアラルンプールでは見ませんでした。

ジョージタウンの雑貨屋で1.0リンギの水を売っていたんですよね。これだと思いましたが、よくよく見ると、500mlなんです。

20セン(リンギ以下の単位)から30センあたりの攻防ですが、個人的には結構バカにできないと思ってます。KKの水はスーパー専用ですね。タイのセブンの水、テスコロータスの水みたいなものでしょうかね。

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2019年10月12日 (土)

マレーシア・タイ3度目の国境越え

2019年8月7日(水)

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<チケット>PowerShot

ホテルを早朝7時くらいにチェックアウトしました。駅まではクルマを呼んでもらいます。やってきたのはタクシーじゃなくてホテルのクルマでした。タクシーも専用車も15リンギでした。

国境のパダンベサールまで5.7リンギです。この時間帯で順調にいけば10時前にはハジャイに到着します。

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<パダンベサール行きコミューター>KP/DA18-50mm

やってきたのはこんなタイプでした。かなり旧型のコミューターです。やっぱり、クアラルンプール近郊のお古をこっちに回しているんですね。

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<車内>PowerShot

空いているとはいえない状況です。旅行者はほとんどいなさそうですが、荷物の多い人が結構います。タイとマレーシアを行き来する行商みたいな人でしょうか。

それでも、アロースターから何とか座れました。座席はすべてロングシートでした。

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<パダンベサール到着>KP/DA18-50mm

国境の駅です。人の流れは黄色いベストを付けた人物の左側に行きます。そこにはチケットの回収係がいました。チケットを始めて回収されました。

ここからはイミグレーションを通りますので画像がありません。でも、その気になれば撮れたと思いますが。

人の流れは階段を上がります。イミグレーションの表示もありませんので、近くの係にききます。別の階段を降りるのだそうです。

降りると、マレーシアとタイのイミグレーションの中間に出ました。まずチケットを買うんだそうです。ハジャイまではなんと50バーツ。バンコク-アユタヤほどの距離もないと思いますが、特別料金でしょうね。

そのチケットを見せるとタイの出入国カードをもらえます。急いで記入し、改めてマレーシアの出国手続きをします。そしてようやく、タイの入国審査を受けるといった具合です。なんか、一部の順番が間違ってる気もしますが、仕方ありません。自分の前に並んでいたファランのいかにもバックパッカー然とした男性はかなりしつこく調べられていました。ワタクシもタイを出国するeチケットを見せることになりました。

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<パダンベサール駅>KP/DA18-50mm

ようやく乗り込みます。すでに出発時間を過ぎていたので写真を撮れませんでした。タイの列車はコミューターの向かいのホームに停車していたことになります。かなり長いホームで途中イミグレもあることから互いの列車は見えませんでした。

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<列車内>PowerShot

エアコンのない車内となりました。ごく普通のタイの列車です。でも、メンテナンスはかなり良かったです。タイに入りましたが、ムスリムの姿は目立ちます。

先ほどのイミグレーションにはsimカードを売るような店はありませんでしたが、発車してすぐの間はマレーシアの電波が来ていました。facebookにも投稿できたくらいです。次の駅はすぐでした。ここで電波が切れます。

厳密にいうとパダンベサールの駅は完全にマレーシア領なんでしょう。

ともかく、国境を越えました。3回目です。いずれもマレーシアからタイに入るルートです。1回目はブキッカユイタムーサダオの陸路(ロットゥ)。2回目はクア(ランカウイ)ーサトゥーンの海路。

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<すれ違い>KP/DA18-50mm

バンコクからパダンベサールまでの特急とすれ違いました。パダンベサールーハジャイの区間は2往復のみです。途中の駅は数えるほどでした。

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<ハジャイ到着>KP/DA18-50mm

あっけなくハジャイ到着です。10分くらいの早着ですので、かなり余裕のあるダイヤを組んでいますね。

アロースターからだと、8:33のコミューターで9:16パダンベサール到着。1時間の時差がありますので、8:55の列車で9:50にハジャイ到着となります。もう1本は、13:33→14:16。14:40→15:35。

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<ハジャイ駅>KP/DA18-50mm

昔から特徴のある駅でしたが、ホテルもできているとは。

それでは行ってみましょう今日のコンタイ

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<路上のコーヒー屋台>KP/DA18-50mm

それにしても、また台風がやってきています。せっかくの三連休もなんだかなですね。それと、ラグビーワールドカップは中止の試合が相次ぎ、これまた拍子抜けする感じですね。

さて、ハジャイでは特にやることもなかったですが、simを購入したり、両替したり、交通機関の確認に出向いたりであわただしかったです。冷たいものでも飲まないとやってられませんやね。マレーシアだと、店に入るかコンビニで買うかなんですが、タイは路上のコーヒー屋台がたくさんありますからすごく楽です。

やっぱりタイはいいわ。

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2019年10月11日 (金)

マレーシアの鉄道まとめ

単純に自分が乗ってきた区間に限ります。

A KLIAトランジット、KLIAエクスプレス

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<チケット>PowerShot

KLIAエクスプレスとKLIAトランジットは同じ路線を走りますが、KLセントラルでは改札とホームが異なります。空港までは料金は同じですが、チケット売り場もまた異なります。この場所がなかなか見つけづらいです。

わざわざ空港に行くのにKLIAトランジットを使う人はいないでしょう。でも、途中わずかに観光地があるので、利用するケースも多いかと思います。今回はマスジットプトラ(ピンクモスク)に行くのに使いました。

通常であれば自動券売機で円盤状のトークンが出てくると思います。ただでさえ高い料金なのでクレジットカードを使い、往復で購入してみると、LCCの搭乗券のようなチケットが出てきました。料金もわずかに割り引かれています。

このチケットは右側のQRコードを改札で読み取らせて入場します。でも、自分の場合、帰りのプトラジャヤ&サイバージャヤでは読み取ってもらえず、結局職員が別のところから入れてくれました。マレーシアは比較的東南アジアではこういうことが先進的ですが、ソフト面はいいとしてもハード面が追い付かないところがあります。

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<車内>KP/DA18-50mm

空港専用線を利用した通勤通学用ですから、大きな荷物置き場はありません。でも、棚があります。小さなスーツケースくらいはここで収まります。つり革があるというのが特徴ですね。

車両は新しかったですが、それは時の運でしょう。古い車両もあります。

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<プトラジャヤ&サイバージャヤ駅>KP/DA18-50mm

通勤通学用といっても、自分が利用した時間帯はガラガラでした。ラッシュアワーがあるとすれば朝夕でしょうか。

KLIAエクスプレスも座れなかったことがありません。ま、あれは高いですから次回、時間が許せるようならバスを使いたいと思います。ちなみに、KLIAエクスプレスのKLセントラル駅ではここで荷物を預けてチェックインのできる航空会社もあります。香港と同じですが、閑古鳥が鳴いていました。カウンターもたくさんありますが、職員は一人しかいませんでした。

マレーシアはエアアジアを生み出したLCC先進国ですからあまり荷物を預けることがないのかもしれません。

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<KLIAエクスプレスのチケット>PowerShot

KLIA2(LCC専用空港)、KLIA、KLセントラルだけしか止まらないのがKLIAエクスプレスです。チケットもクレジットカードが使えますが、プラスチック製のリサイクル可能なものが出てきます。

B KTMコミューター(クアラルンプール近郊)

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<最新型車両>KP/DA18-50mm

クアラルンプール近郊ではKLセントラル-シャーアラム間に乗車しました。一度、KLセントラルからバトゥケーブスに行こうと思い、チケットを購入してホームに降りたら、バトゥケーブス行きの表示されていた時刻が消え、いつまでも来ないという状況に陥りました。その時はそのまま出てきましたけど。

 

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<その前のタイプ>KP/DA18-50mm

先頭車両が流線型でないタイプです。でも、内部はほぼ同じでしょう。

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<内部>KP/DA18-50mm

その内部ですが、結構新しいです。駅の表示なども出ます。でも、文字が小さいですね。かなり混雑することも多いです。荷物用の棚はありません。

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<トークン>PowerShot

ふつうはこれです。駅員によってはカード式のチケットを出すこともあります。KLIAエクスプレスと同じリサイクル可能なタイプが普通でしょう。

でも、今回KLセントラルからシャーアラムまで乗ったときは、もっと厚みのあるクレジットカードサイズのものを渡されました。なんと、カード料金3.0リンギ。ICチップが入っているようで、たぶんチャージ可能ですね。自分の場合は窓口でこのカードを出して行き先を告げてカードに入金してもらいました。

もしかしたら、これでバスにも乗れるのかもしれません。次がいつになるかわかりませんが、試してみましょう。バタワースなどの北部のコミューターには使えません。

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<車内の演奏>PowerShot

その車内で突如始まった演奏です。これで稼いでいるわけでもなく、いわばボランティアです。隣に座ったマレー人女性がスマホで日本語に翻訳された文によれば、ポートクランで文化的な催しがあるのだとか。この列車に乗っている人はほとんどそこに行くとのことでした。このグループも早くも列車の中で演奏を始めてしまったようです。

 

こういうこともあるんですね。

C KTMコミューター(北部)

バタワースとパダンベサール間、バタワースとパダンレンガス間にコミューターが走り出しました。この区間が電化されたためですね。

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<チケット>PowerShot

窓口でチケットを購入すると紙製のいかにも鉄道切符を渡されます。

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<北部コミューター>KP/DA18-50mm

クアラルンプール近郊を走るものと同じタイプです。

なんと駅名表示もKL近郊のままでした。

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<座席>PowerShot

長距離列車仕様とでもいいましょうか。車両によってはロングシートもあったようです。

8月6日のアロースターまで乗った列車は信じられないくらい新しかったですが、翌日国境まで乗った列車は一昔前に走っていたようなタイプでした。この件は後日の国境越えにて報告します。

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2019年10月 8日 (火)

安いけど気合の入った大型ホテル

2019年8月6日(火)

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<街角のアブドゥルラーマン>KP/DA18-50mm

どこかペナンのウォールアート風。アロースターはマレー人比率の高い都市ですが、実はここはチャイナタウンです。ま、気づかずに通り過ぎるくらいの規模ですが。

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<ホテル外観>KP/DA18-50mm

ほぼアロースターの中心にあるのが、今回泊まったHotel Grand Crystalです。

中心部とはいうものの、やや場末感ありますね。ザイールモスクに徒歩5分くらいなんですが、前の通りはクルマがようやくすれ違いできる程度の幅です。にぎやかさに欠けるんです。でも、それは静かであるということで。

自然もいっぱいです。タイほどじゃありませんが野良犬もいます。そして、ホテル前の側溝からはオオトカゲが顔を覗かせるというくらいですね。

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<客室>PowerShot

到着したのは12時前でした。もちろん、チェックイン時間の前です。まあ、かたいことはいわないだろうと思い、直行してみると、すぐに部屋に通されました。

客室数は100以上ある大型ホテルです。レセプションから見える中庭にはプールまであります。アロースターは1泊だけなんですが、土地勘もないのでAgodaで予約していきました。一応口コミなども読み、便利そうで安いところをとったつもりです。1泊約2400円でした。

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<カーテンを開けた状態>PowerShot

ドアを開けるとカーテンを閉め切ってあったので、カーテンを開けて明るい感じにします。木目調のフローリングですが、ごく普通の床に貼り付けただけでしょうね。でも、悪くないですよ。テレビはブラウン管タイプの古いやつです。ま、どっちみち見ないんで関係ないですが。

広さは十分ですね。

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<窓際のソファ>PowerShot

ここに電気ポットとコーヒーカップ、ティーバッグとスティックコーヒー(3 in 1)、小型のミネラルウォーターが置いてありました。でも、コンセントをさせる場所ではないので、電気ポットを使用するときにはデスクに移しました。

水はペットボトルではなくて、パックされてストローを挿して飲むタイプのものです。こういうのはタイではありませんね。

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<冷蔵庫>PowerShot

中身すっからかんです。でも、かえって好ましいです。つーか、マレーシアでは安宿レベルでは冷蔵庫がないことが多いです。暑いアロースターで冷やした飲み物が飲めるということは嬉しいことです。ま、ホテルを名乗っているんだから冷蔵庫はあって当たり前ですね。

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<電話とリモコン>PowerShot

久々の電話です。クアラルンプールにはありました。このあと電話のある部屋に泊まるのはごくわずかとなります。リモコンはテレビのものです。

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<業務用エアコン>PowerShot

これ、冷えすぎるんですよね。温度調節はなかなかうまくいきません。適度に冷えてきたら一度切ります。でも、すぐつけることになりますが。スイッチは壁にあるのでちょっと不便です。

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<トイレと洗面>PowerShot

ごく普通ですが、今回はバスタブ付きです。

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<石鹸とシャンプー>PowerShot

同じような価格帯のタイのホテル(だいたい地方)と比べると、だいぶいいですね。あちらはまずシャンプーは付きませんし、石鹸も薄いものになります。この辺りはマレーシアのホテルの意地でしょうか。

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<使い捨てスリッパ>PowerShot

こういうものも備わっています。ランドリー用の専用の袋もありました。

マレーシアでは地方のホテルに泊まるとフルサービスなんでしょうね。ペナンやクアラルンプール、マラッカあたりでは期待できませんが。ジョホールバルのホテルでは、冷蔵庫の缶飲料がすべて飲んでいいことになっていました。特に値の張るホテルじゃありません。

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<キブラ>PowerShot

イスラム圏ではなくてはならないものでしょうか。でも、マレーシアでは華人の経営するホテルもあるので、ないことも多いです。

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<ティッシュボックス>PowerShot

これまたありそうでなかなかありません。だいたい、トイレットペーパーで代用ということが多いです。

下のルームサービスメニューは意外に安かったです。頼んでないけど。

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<注意書き>PowerShot

ドアロックの注意です。日本語が書いてあります。これもまた珍しい。ちなみに日本語を話す従業員はいません。

このホテル、外出時にドアノブのボタンを押してドアを閉めると、外から鍵では開かなくなるというものでした。1回やってしまって、係を呼びました。部屋にいるときだけ使えますね。

ま、ざっとこんな感じでした。古ぼけたホテルでしたが、悪くはないですね。

ただ、ホテルなんだけど、夜中は玄関を完全にロックします。

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2019年10月 6日 (日)

Aman Centralのフードコート+変なトイレ

2019年8月6日(火)

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<Aman Central>KP/DA18-50mm

アロースターの弱点、それは商業施設かなと思いました。ホテル近くのセントーサはしょぼすぎでしたし。そのほかの店舗というものもほとんど見てません。

メインストリートを北に歩きます。アロースタータワーの向かいにかなり大きい建物がありました。それがAman Centralです。

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<内部の吹き抜け>KP/DA18-50mm

入ってみると、クアラルンプールみたいに人の多さは感じませんでしたが、クアラルンプールに負けないくらいの店舗が入っています。お決まりのように上階は映画館とゲームセンターなどです。その他にスマホショップやPC関連、ブランド品店などが入っています。

ペナンのプランギンモールよりもあか抜けてます。

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<レストラン街>KP/DA18-50mm

一番上から一つ下がったあたりがレストラン街でした。ま、わたしゃ海外に出ると異様に日本食を食べたくなるという悪い癖がありますが、我慢します。すき家の値段を見てみましたが、結構高いです。すき家でも家族連れで来るようなレストランとして認知されているようです。

また、DAISOとメイソウが入ってました。どちらも均一価格ショップですが、DAISOが5.5リンギ、メイソウは5.0リンギ均一でした。メイソウは価格は安いですがはっきりいって使えそうなものを売ってません。DAISOでエコバッグの小さいやつを購入いたしました。

というのも、マレーシアではコンビニなどではレジ袋をくれず、どうやらプラスチックごみを出さない運動に賛同しているようなんです。ま、いつもはエコバッグを用意していくんですが忘れたんです。よしよしと思っていたら、アロースターのコンビニでいくつか買い物をしたら何にもいわれずにレジ袋に入れてくれたという落ちも付きましたが。

細かいところは地方には通達しきれないんでしょうか。台湾なんかは地方でもきっちりしてます。レジ袋は有料です。国民性・民族性の問題でしょうかね。

さて、本題です。レストラン街ではあまり食べたいものがなく、どうしようかと思っていたら、もうひとつ下の階にフードコートを見つけました。ここで夕食としましょう。

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<本日の夕食>PowerShot

フードコートは席数が多かったです。周りの店でメインディッシュを頼み、飲み物は別のブースで頼むタイプです。トレイがあるので、ひとりでも苦労しません。

メインディッシュはNasi Tomatoという店で頼みました。なんでトマトかというと、ご飯がトマトで色付けされているからみたいです。入ったことはありませんが、ランカウイのクアにも店があったような気がします。

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<Nasi Tomato Sambal Ayam Manis>PowerShot

すべての料理に「ナシトマト」が付きます。サンバルはマレーシアやインドネシアでの定番の調味料ですね。ややスパイシーですが、決して腹に影響が出ないものです。画像の赤い部分がサンバルですね。

アヤムは鶏肉。マニスは甘いといった意味です。強引に訳すと、甘めのサンバルソースのチキンとなりますか。その鶏肉、衣がついていて、フライドチキン状態です。ひとつひとつは小さいです。角切り野菜はキュウリとピーマン。ちょっとだけニンジンが入ってますか。卵は追加してもらいました。

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<スープ>PowerShot

鶏の出汁のスープでした。割と充実している内容ですね。このセットで7.9リンギ。飲み物はアイスのホワイトコーヒーで、3.2リンギとやや高めです。

フードコートにしてはいい味出しています。ここ、テーブルも奇麗で、フードコートにいることを忘れさせそうな感じがします。それに、屋内で冷房も効いていますからサテなど煙の出るものは扱っていないんですね。

飲み物の料金はアレですが、食べ物は満足できました。

Aman Central、結構侮れませんが、アロースター、ここ以外しっかりしたものを買い物できるところがあるんでしょうか。スーパーさえ見なかったですからね。

新型トイレ

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<埋め込み式ノズル>PowerShot

Aman Centralでトイレに行ったところ、このようなものを発見しました。

東南アジアのトイレにはほとんど事後処理用のノズルが付いていて、水で洗い流せます(というか、現地人は指を使ってしっかりと洗い流すはず)。そのノズルにはホース状になっていて、位置を選べます。

こちらは便器に埋め込み式。ウォシュレットじゃありませんよ。便座の右側のコックをひねると水が噴出するようになってます。出る位置は動かせないので、自分でちょうどいい位置に動く必要がありますね。

ま、考え方によってはウォシュレットやほかのメーカーのシャワートイレと同じですね。温水は出ませんけど。

でも、こういうのは初めてだったので、ちょっと感動しました。

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2019年10月 3日 (木)

ふたりの首相

2019年8月6日(火)

引き続きアロースターです。

前にも述べましたが、アロースターはマレーシアの総理大臣を2名輩出しています。

Raman

<トゥンク・アブドルラーマン>*画像はネットから引っ張ってきました。

英領マレーシアが独立し、マラヤ連邦成立時の首相で、その後シンガポールとボルネオ島を含んだマレーシアになった時も引き続き首相であった人物です。

Mahathir

<マハティール・ビン・モハマド>*画像は同様にネットから。

マレーシアの首相を22年続け、日本を見本にするルック・イースト政策を打ち出した人物です。なんと、昨年首相に返り咲きました。現在94歳というのは、世界最高齢の政治指導者なのではないかと思います。

このふたりがアロースター出身で、その生家が公開されているので、訪れてみました。

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<ゲート>KP/DA18-50mm

まずは現首相のマハティールの家へ。市の南側にあり、こんなゲートを通っていきます。

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<ケダ川>KP/DA18-50mm

しばらくすると橋が現れ、ケダ川を渡ります。

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<この先>KP/DA18-50mm

橋の道路沿いにマハティールの生家があります。

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<マハティールの生家>KP/DA18-50mm

この小さな家がマハティールの生まれた家です。現在はかなり管理されていました。

入ると、係がやってきて記帳させられました。内部は写真撮影禁止です。高床式の部屋数4つくらいの家ですね。このくらいの家でも寝室が2つくらいあったので、大家族であったようです。

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<パビリオン>KP/DA18-50mm

小さな家を中心にいくつかの建物が周りを囲んでいます。どうやら、マハティールに関する資料やビデオを流すような設備のようですが、すべて公開されていませんでした。まだこれからといったところですかね。

市の中心部というか宿泊したホテルから徒歩で20分あまり。それでもなんか疲労感がありました。かなり暑かったんです。おそらく、軽い熱中症になりかけだったのかも。仕方がないので、ホテルに戻り、水シャワーで身体を冷やしました。

初代首相アブドゥルラーマンの生家、ルマムルデカはホテルから近くにありました。大通りからちょっと入ったようなところで、ここにそんなものがあるのかという雰囲気です。

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<ルマムルデカ>KP/DA18-50mm

こちらのほうが、かつて人が住んでいたという感じがします。敷地も広いですね。無理やり後から建てられたようなパビリオンもありません。

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<二階建ての住宅>KP/DA18-50mm

これがアブドゥルラーマンの生まれた家です。高床式ではなく、二階建てのしっかりした住宅ですね。マハティールの家よりも裕福な感じです。

内部はやはり写真撮影禁止です。記帳も致しました。すべての部屋に入れますが、画像はないんですね。

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<所有したボート>KP/DA18-50mm

彼は首相引退後もここで暮らしていたようです。アウトドアを好んだようで、このボートで近くの水路から出かけて行ったみたいですね。

マハティールはその後あの生家で暮らした様子はありませんでした。

アブドゥルラーマンはマレー人と華人の対立した事件の余波を受けて首相を辞めたようで、志半ばでやるべきことが自分でできなかった思いはあるでしょうね。

一方、マハティールはほぼすべてのことをやり遂げ、引退して悠々自適の暮らしだったようです。かといって、アロースターには暮らさず、まさかの92歳での首相復帰。この後どういう人生が待っているのでしょうか。

ふたりの首相、どちらが幸福度が高いんでしょうね。

今日のマレー人最終回

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<ペナンの魚屋>PowerShot

どうも肉や魚は男性が扱う商売みたいです。まあ、ほとんどどこの国に行ってもそれは同じような気がしますが。

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2019年10月 1日 (火)

マレーシアで最も美しいモスク…ただし今のところ

2019年8月6日(火)

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<ザイールモスク>KP/DA18-50mm

アロースターの自慢のひとつがこのモスクです。駅からホテルに向かう途中に見えてきました。ホテルからも徒歩圏内というか、歩きで5分もかかりません。

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<正面>KP/DA18-50mm

はっきり触って確かめたわけじゃありませんが、総大理石作りと思われます。玉ねぎ型のドームと細長いミナレット(尖塔)が中東諸国にあるモスクと同じような感じです。

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<覗き構図>KP/DA18-50mm

ワタクシがマレーシアで初めて訪れたモスクは、マラッカのカンポンクリンモスクでした。現存するマレーシア最古のモスクといわれますが、木造建築であまりモスクっぽくない建物でした。建設時期は18世紀後半です。

ようやくモスクっぽい建物に出会えたのはクアラルンプールのマスジットジャメでした。マスジットジャメは1909年の建設でなんとイギリス人の建築家によって建てられたものでした。その後、石造りのモスクも今回のピンクモスク、ブルーモスク等訪れましたが、20世紀後半の新しいものが多かったです。

ザイールモスクは1912年に建てられました。ここまで気合の入った建築としたのはケダ州のスルタンの肝いりなんだろうと思います。ちなみに、マレーシアにはほぼ各州にスルタンがいて、その持ち回りでマレーシア国王に誰かが選ばれます。政治的実権はないので名目だけですが。

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<ライトアップ>KP/DA18-50mm

夜はこんな感じでライトアップされます。奇麗ですね。

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<夜の外観>PowerShot

35mm換算で24mmと、今回持参したPENTAXのレンズより広角が使えるPowerShotでも撮ってみました。解像度はやっぱり落ちますね。

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<時計塔>KP/DA18-50mm

ザイールモスクの周辺にはこのようなものもあります。この時計塔には記念碑もあってなんと日本語で説明が書いてありました。ザイールモスクとは道を挟んで向かい合っています。

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<バライノバット>KP/DA18-50mm

時計塔と大通りを挟んで反対側にあります。打楽器の楽団が演奏する会場として建てられた(歩き方の説明)とか。なんか想像がつきませんね。でも、ユニークな建物です。

ちなみに、バライポリスが警察署。バライボンバが消防署です。

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<バライブサール>KP/DA18-50mm

現在はケダ州の公式行事に使われるとか。ザイールモスクの周りにはこんなものが集まっています。確か、ケダ王宮博物館もあるのですが、個人的に博物館や美術館はゆっくり見ている時間がないということで、今回はパスです。確か無料ですが。

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<広場>KP/DA18-50mm

地名の文字を広場に置きました。プトラジャヤもこれがありましたね。時計塔とバライノバットが向かい合っています。右寄りにアロースタータワーもあります。

クアラルンプールのペトロナスツインタワーやKLタワー、マラッカの新しいタワー、ペナンのコムタなど、マレー人は結構高い建造物がお気に入りみたいです。

ともかく、アロースターまで来ると、マレー人の比率がぐっと上がります。それでも、小さなチャイナタウンはあるんですが。

今日のマレー人

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<チョウラスタ市場のおばちゃんたち>PowerShot

野菜売り場には女性が多かったです。ちなみに、左が客で右が売り手。

マレーシアではほとんど人物写真が撮れませんでした。タイだったらカメラに気づいてもおおらかにやり過ごしてくれる感じなんですが、マレーシアはどこか撮りにくいです。ま、それだけ東南アジアの中でもプライバシーがより存在するってことなんでしょうけど。

つうことで、「今日のマレー人」はそろそろ終わります。

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