WHO
かすてら音楽夜話Vol.71
<事務局長>*画像はネットから拾いました。
最近まったく話題に上がらなくなったテドロス氏です。この人の責任は大きいと思いますが、今更糾弾するよりも、今はCovid-19の収束に向かって各国頑張っていただきたいです。コロナがひと段落ついたら徹底的に膿を出していただきたいです。
<WHO旗>*同じくネットで拾いました。
んで、テドロス氏が事務局長を務めるのがWHO、世界保健機構ですね。本部はジュネーブにあるそうですが、スイスも感染者1万人越えです。あの人口の少ない国で。かつては日本人の事務局長もいたみたいです。
ここまでは前置きです。同じWHOでも、今回は「The Who」のお話。とりあえず、映像をご覧ください。
The Whoの「You Better You Bet」でした。デビューは1965年といまやThe Rolling Stonesに次ぐイギリスの長寿バンドだと思います。
デビューのころはモッズカルチャーを代表するバンドといわれました。モッズとは日本のみゆき族みたいなものですかね。モッズコートと呼ばれる軍用パーカー、細身の三つボタンスーツなどを着用し、服を汚さないためエンジンむき出しではないスクーターを移動手段としたようです。それで、夜な夜なクラブなどに出現しファッション自慢をしたり、特定の音楽を聴くという傾向があったみたいです。
日本のみゆき族はちょっとお金のあるお坊ちゃん、お嬢ちゃんたちだったでしょうが、イギリスのモッズは労働者階級なんですね。モッズはビートルズのデビューにも影響を与え、彼らがミリタリールックで登場するというところまで行ったようです。
メンバーはRoger Daltrey(ロジャー・ダルトリー、Vocal)、Pete Townshend(ピート・タウンゼント、Guiter)、John Entwistle(ジョン・エントウィッスル、Bass)、Keith Moon(キース・ムーン、Drums)がオリジナルメンバーです。ただし、キース・ムーンは1978年に薬のオバードーズで亡くなっています。
「You Better You Bet」収録のアルバム『Face Dances』は1981年の作品で、キース・ムーンの死後、元フェイセス(Faces、ロッド・スチュワートが在籍)のドラマー、Kenny Jones(ケニー・ジョーンズ)が加わりました。YouTubeの映像はケニー・ジョーンズがドラムを叩いています。
ほとんどすべての楽曲をギターのピート・タウンゼントが作っていますが、バンドの実態からすると、ヴォーカルのロジャー・ダルトリーが実権を握っていたようです。身長164cmと小柄ながら腕っぷしの強さでほかのメンバーを押さえつけていったようなところもあります。また、ダルトリーはメンバー中唯一ドラッグに手を染めませんでしたが、このあたりでほかのメンバーとの対立があったようです。
また、彼らは過激なパフォーマンスで知られ、ダルトリーはマイクを振り回し、タウンゼントはギターを破壊。キース・ムーンもドラムセットを破壊することで知られています。ダルトリー以外の3人はドラッグに染まっていましたので、ホテルの備品を破壊するような行為もありました。今だったら、わかった時点で謝罪記者会見、以降当分自粛となりますが、60~70年代のバンドはこんなのが当たり前ですからね。ドラッグについても同じことがいえます。
バンドは1983年にいったん解散。それまでかと思われましたが、1985年のバンドエイドで再結成されました。その後、ジョン・エントウィッスルの死や、ケニー・ジョーンズの脱退もあり、その後はサポートメンバーを入れて活動しているようです。そのサポートメンバーのひとりにリンゴ・スターの息子、ザック・スターキーがいます。
日本では地味な存在みたいですが、過激なパフォーマンスなど、その後のバンドにも影響を与えていますね。プロデビュー55年、実際には別名義でも活動していたのでそれ以上のキャリアがあるバンドです。昨年、アルバムもリリースしたようです。
ジュネーブに本部のあるWHOももっとさらに世界に影響力を与えていただきたい。←これがいいたかっただけですけど。
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