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2020年5月31日 (日)

ウイグル料理

★緊急事態宣言前のヤムの会です。

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<乾杯>PowerShot

3月の三連休初日、ヤムの会が行われました。場所は新宿なんですが、初台というところです。京王線で新宿から1駅。それでもって、初台駅からも駅直近ではなく、やや新宿よりです。微妙なところなので、新宿から歩いて行きました。

今回はkimcafeさんの帰国報告でもあります。また、Ishiiさんも無事ご帰国。おふたりとも帰国時の隔離とかはこの時実施されていませんでした。いやあ、微妙なところだったですね。

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<羊の舌サラダ>PowerShot

今回はウイグル料理です。

ワタクシ、実は中国の新疆ウイグル自治区に行ったことがあります。都合2回ですね。なので、ある程度は彼の地の料理には馴染みがあると思っていましたが、この会場(シルクロード・タリム)の料理は全く違いました。ま、考えてみればその時はツアーでもあったし、ウイグル人がいつも食べている当たり前の料理とは、無縁の世界ですから当然といえば当然ですね。

でも、羊の舌はネパール料理屋で食べたような。

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<シシカバブ>PowerShot

これは定番ですね。臭みもなく、美味しいです。

もちろん、彼の地でも食べました。新疆ウイグル自治区は「東トルキスタン」ともいわれます。現在のカザフスタン、ウズベキスタンなどのっ中央アジア諸国は「西トルキスタン」と呼びます。両地区はトルコ系民族が居住してます。文化は非常に近いです。ウズベキスタンにも行ったことがあるんですが、そこでも「シシャリク」と呼ぶ、羊肉の串焼きを食べました。

先に食べたのはシシャリクで、とても美味しいと思いました。新疆ウイグル自治区のシシカバブはやや疑問の付く味でした。その違いは?シシャリクはミンチ肉が多く、香辛料を多めに使っていました。シシカバブは肉の塊をそのまま切って串に刺して焼いたもので、香辛料はあまり使われていませんでした。どちらかというと、肉の味を生かしたような味わいです。

タリムのシシカバブは新疆ウイグル自治区のものより肉の塊が大きかったですが、上手く焼けています。日本人は羊肉に慣れていないので、日本人向けにアレンジしたものなのかもしれません。

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<大盤鶏>PowerShot

鶏肉とジャガイモの炒め物です。これは、ウイグルでのやっぱり定番ですかね。奥に見えているのは幅広のきしめん風です。調理場で手打ちで作っていました。

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<麺を投入>PowerShot

残った汁の中にきしめんを入れます。これが美味いです。

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<羊のレバー炒め>PowerShot

これも、臭みがなく美味しかったです。ウイグルでのツアーになると、毎日羊攻めです。美味いものはありますが、さすがに飽きてきまして、ツアーメンバーの間では料理が羊かどうかで箸の伸ばし方が違ってきましたね。

でも、タリムの料理は飽きませんね。

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<ミートパイ>PowerShot

中にミンチ肉が入ってます。これも美味い。

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<ラグメン>PowerShot

店の人は「元祖ラーメン」といってました。今度は幅広麺ではなく、うどんくらいの太麺ですね。これも、手打ちです。

Ishiiさんによれば、黒酢をかけていただくとのこと。小麦粉麺のルーツがウイグルにあるのか、果たして中国の粉食文化圏にあるのか、微妙なところですが、シルクロードによって伝播されイタリアでパスタになり、日本でうどんになったことだけは間違いありませんね。

戦利品

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<ミャンマーのミルクティ>PowerShot

Ishiiさんのお土産です。ミルク、砂糖、紅茶のスリーインワンです。カップにあけてお湯を注ぐだけ。美味しかったです。

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<コカキャンディ>PowerShot

こちら、kimcafeさんの南米土産です。

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<中身>PowerShot

キャンディと申しましたが、口に入れるとボロボロ崩れてきます。味は独特ですね。南米ではコカの葉をお茶にしたりします。ごくわずかですが、危ない成分も含まれてますが、特に身体に影響は出ませんね。

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<BNKのエコバッグ>PowerShot

タイでは昨年の後半あたりから、レジ袋を無料で付けなくなりました。これはリクエストです。ありがとうございます。

でも、今のところ出番がないんですね。

シルクロード・タリム

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2020年5月29日 (金)

レトロなバーンマイをちょっとだけ紹介

2020年1月2日(木)

この日本当に店が閉店だらけで、昼食を食べただけなんですが。ちょっとだけ画像で紹介します。

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<タイ人アーティストの作品>OMD10/ED14-42mm

入口近くですかね。名前は忘れましたが、最近のタイ人の作品です。主に路上などで見かけるようです。壁のペイントとかですね。ま、これを知ったのは「タイ一択」というサイトですが、そこの管理人がこの画像を自己紹介で使っています。

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<価格表>PowerShot

どこかの店の前に掲げてあったものです。タイ語と繁体字で表記してあります。「珈琲」(やや字体は異なりますが)なんて文字もあるので、売られているものの定価ですかね。

でも、コーヒー1バーツってのはどれくらい昔のものかと。レトロ感は出ます。

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<昔のポスター>PowerShot

これもタイ文字と繁体字の併記です。思いっきりレトロ感出ますね。ここ、100年以上歴史があります。さすがにポスター自体が100年ものとはいえませんが。

「深夜特急」で主人公がヤワラートの生地屋に連れていかれ夕食をごちそうになる場面があります。その生地屋は中国人で、家の中では中国語を話す設定でした。さすがに現在のチャイナタウンでは二重言語の人はいないと思いますが、もしかすると、このポスターが作られた当時は、中国語しか話せない華僑がいたのかもしれません。あるいは、タイ文字を読めないとか。

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<空いていた店>PowerShot

生活必需品だけでしょうね。蓋のしているものの中味は総菜とかでしょうか。

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<中国式の廟>OMD10/ED14-42mm

入口からすぐのところです。裏側が道路に面しています。

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<中ほどの祭壇>OMD10/ED14-42mm

今の廟からそれほど離れてないところです。廟とこれでバーンマイを守っているとでもいうような気もします。

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<船のへさき>OMD10/ED14-42mm

飾りのついた船がここにありました。昔使っていたものではなく、カオパンサーとかオークパンサーなどで川に浮かべられるんじゃないでしょうか。

川に近い寺院などに行くとこういうものがよくあります。さすがはかつて水上交通の要所だったところです。タイの水上マーケットはたいてい水上交通の経由地ですね。一応、観光用の定期船もやっているようでした。

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<物流用のボート>OMD10/ED14-42mm

パーム椰子を運んでます。

じゃ、そろそろおいとましますか。

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2020年5月26日 (火)

人気のないバーンマイ百年市場

2020年1月2日(木)

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<入口>OMD10/ED14-42mm

バーンマイに到着しました。5年ほど前にも訪れている場所です。ローカル市場で通常営業は土日の週末だけです。以前訪れた時も同じく1月2日で、金曜日でした。発作的に行ったので営業日までは考えてませんでしたが、半分以上の店がやってました。カレンダー上は1月1日は休日なので、その続きみたいなもので、まあやってるだろうとの思い付きだけできました。

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<運河と橋>OMD10/ED14-42mm

でも、8割方店は閉まっていました。んー、あの時は何だったんだろうか。やっているのは飲食店くらいですね。

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<名物おじさん>K-7/DA21mm*以前の画像です

同じ場所です。5年前、そこそこ観光客もいたんですね。で、この橋の中ほどにアユタヤ時代ともいわれる服装のおじさんが微動だにせず立ってます。名物男なんでしょう。

で、この橋を渡るとこのおじさんとすれ違いました。これからパフォーマンスをするというわけでもなく、この人の日常の姿ですかね。

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<バーンパコン川>OMD10/ED14-42mm

メインの通りは本当に閑散としていました。もういい時間ですので、飯でも食いますか。

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<レトロ食堂>PowerShot

川に面した食堂が営業してました。すべてが木造りです。エアコンは当然なく、扇風機と自然の風が頼りです。残念なことに川に面した席は取れませんでしたが、吹き抜ける風が心地いいです。

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<メニュー>PowerShot

これはタイ語のページですが、英語表記もありました。ま、見れば料理名くらいいえますけど。kimcafeさんは英語表記のものの中にタイ語表記の同じものでなぜか値段が安いものを発見してました。

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<カオパット・ムウ>PowerShot

こういうところにいましたが、なぜか魚ではなく豚肉のカオパットを頼みました。ごく普通です。飲み物は水です。ミネラルウォーターを飲んだのかな。氷を頼んだ記憶があります。

総額67バーツと半端。

タイ猫

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<やっぱり暑いのか>PowerShot

ほとんど休業中の商店街で撮影。普段は売り物が並べられるはずの棚の上です。奥に商品っぽいものがありますが、無断で盗っていくひとはいないんでしょうね。

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2020年5月25日 (月)

日本のポップス界のプリンスはビートルズ愛に満ちていた

かすてら音楽夜話Vol.76

どうもです。今回は「しょうたく」さんのリクエストにお応えして、杉真理(すぎ・まさみち)を取り上げます。

1973年、島根県から上京した女子学生は慶應義塾大学に入学し、軽音楽サークル、リアルマッコイズに加入しました。1学年上の上級生は「ピープル」というバンドを結成し、翌年のヤマハポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)に出場することになります。ピープルには彼女も参加することになります。

この、島根県から上京した女子学生は竹内まりやであり、ピープルのリーダーが杉真理でした。

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余談ですが、この時期の慶応の人材が凄いです。下川裕治に蔵前仁一、さらにはB級グルメの巨匠までいたんですから。

杉真理はその後大学を中退し、「Mari & Red Stripes」をいうバンドを率いてレコードデビューします。ここには竹内まりやも参加していました。このバンドは不発に終わり、杉真理も急性髄膜炎で療養生活を送り、短いブランクを作った後、1980年にCBSソニーに移籍しソロとして再デビューします。竹内まりやは1978年にソロデビューしてますので、見事に後輩に差をつけられたことになりますね。

当時、杉真理はほとんどメディアには登場せずワタクシが名前を知るようになったのは、新聞のテレビ・ラジオ欄あたりだったかと思います。絶対女性だと思ってましたね。誰でも「すぎ・まり」だと思うじゃありませんか。

で、杉真理の曲や声が耳に入ってくるようになったのは日産自動車とのタイアップ曲、「Catch Your Way」が頻繁に流れたからですね。

名前と顔が一致するようになったのは1982年の大瀧詠一の企画、「Niagara Triangle」に参加し、『Niagara Triangle Vol.2』というアルバムを出すようになってからでしょうか。ちなみに、このアルバムはグループとしての曲は「A面で恋をして」だけで、あとは個人の作品が収録されたコンピレーションです。参加しているのは御大である大滝詠一、佐野元春、杉真理です。

当初は杉真理ではなく、五十嵐浩晃(シングル「ペガサスの朝」などがヒット)ではないかともいわれていました。トライアングルですので3人で組むことが前提ですが、佐野元春はともかく、杉真理は第3の男ですかね。とはいえ、大瀧詠一のお眼鏡にかなったということは、磨かれていない原石みたいなものです。才能のない人とは組むはずがありません。

ちなみに、その前にも『Niagara Triangle Vol.1』というアルバムを出していて、ここでは山下達郎と伊藤銀次(笑っていいとものテーマソング「Uki Uki Watching」の作者。初期のウルフルズをプロデュース。イカ天審査員。)と組んでいました。ここで組んだ4人とも現在も生き残ってます。

 

ナイアガラトライアングルの活動と並行し、「バカンスはいつも雨(レイン)」がグリコのCMに使われます。

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出演するのは堀ちえみですから、全国区ですね。でも、杉真理の出演はありませんので、「あれを歌っているのは誰?」みたいになります。「バカンスはいつも雨」は杉真理最大のヒットでしょう。

CMでは歌詞を変えてあるショートヴァージョンですね。ロングヴァージョンはこちら

聴いてもらえばわかると思いますが、ソロの杉真理はロックではなく、さりとて歌謡曲でもなく、当時も半分死語になりつつあったニューミュージックでもなく、「ポップス」という言葉に集約されるのではないでしょうか。杉真理のあだ名は「杉さま」「杉ちゃま」です。シティポップスの殿下、プリンスといったところが似合う人ですね。

とはいえ、彼の根底にあるのはビートルズなんです。『Niagara Triangle Vol.2』収録のこの曲をお聞きください。

 

杉真理、「Noboby」でした。見事にビートルズへの愛があふれた作品ですね。ちなみに、バックコーラスは佐野元春で、本当にジョンとポールが日本語で歌っているような感覚になります。佐野のパワフルなコーラスが効いてますね。

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その後現在までも杉真理はソロシンガーとしてキャリアを継続していますが、彼はたくさんの人たちとコラボレーションをとるのが好きなんです。

BOX(杉真理、松尾清憲、小室和之、田上正和)、Piccadilly Circus(杉真理、松尾清憲、伊豆田洋之、風祭東、橋本哲)、須藤薫&杉真理などなど。

 

BOXの「What's Time~Temptetion Girl」のメドレーでした。ビートルズの影響を受けつつも見事にオリジナル感を出してますよね。ビートルズのフレーズを取り入れず、マージービート風の音を再現する。ちなみに、ベースの小室和之はポール・マッカートニーが使用するヘフナーの左右対称形のものを使っています。

また、後のPiccadilly Circusでは左利きのベーシスト(ポール・マッカートニーが左利き)、風祭東が参加してます。

杉真理の参加するコラボはこれだけではないのですが、自分のやりたいことをとことん進めていく人なんでしょうね。

そして、これも杉真理作品です。「ウイスキーが、お好きでしょ」(作詞:田口俊、作曲:杉真理)を聴きつつ、お別れしましょう。

 

こちら、浜崎貴司(元Flying Kids)版でした。Victor公式なので、削除されません。

杉さん、現在NHK FMで「ディスカバー・ビートルズ」をいう番組をやってます。聴き逃しても「らじる★らじる」で1週間以内なら再生できますよ。

★リクエスト募集中です。

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2020年5月24日 (日)

バーンマイ百年市場まで

2020年1月2日(木)

にわかに音楽ブログみたいになってきましたが、年末年始のレポもあります。別に引き延ばしているわけではありませんので。

この日もkimcafeさんと相談し、バーンマイ百年市場に行くことにしました。これが最後のオフになります。

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<フアラムポーン駅>OMD10/ED14-42mm

kimcafeさんが借りていたアパートはSRT東本線のクロンタン駅にごく近いです。バーンマイ百年市場のあるチャチューンサオまではエカマイからソンテオもあるのですが、シーロムに泊まっているのでMRTでフアラムポーンに出るのが便利です。

チャチューンサオ行きの10:10の列車がありますので、余裕ですね。kimcafeさんとは車内で待ち合わせですよ。

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<367列車>OMD10/ED14-42mm

この列車ですね。以前バーンマイに行った時も列車で行きました。この時は別の予定をしていたんですが、急遽変更しましてバーンマイに行くことにしたんです。たまたま、フアラムポーン付近にいたので列車を利用しました。その時の列車はディーゼルの編成でした(アランヤプラテート行き)。今回はチャチューンサオ止まりのオール客車の編成です。しかも、結構長いですよ。

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<あまり見ないツートーンの客車>OMD10/ED14-42mm

2019年の夏にハジャイからナコンシータマラートまで各駅で移動しましたが、その時乗ったのがこの色のツートーンの客車でした。

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<ロングシート>OMD10/ED14-42mm

中なこんな感じです。つり革もあるベンチシートの客車です。客車ですから、ドアは端にあるだけで車両の途中にはありません。その結果、超ロングシートとなりました。やっぱり快適性に劣るためでしょうか、乗客は今のところ少ないです。

チャチューンサオあたりまではバンコクまで通勤・通学圏になりますかね。つり革がある超ロングシートでも問題ないでしょう。でも、地方路線では勘弁してよですね。

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<クロスシート客車>OMD10/ED14-42mm

やっぱりこっちですよね。こちらの車両のほうがそこそこ乗客が乗っています。はじめのうちはボックスを独占でしたが、発車間際に向かいにふたり座りました。

ちなみに、チャチューンサオまでは13バーツという運賃です。チケットを買った窓口の前に並んでいたおばさんは、IDカードを見せ、現金を渡さずにチケットを受け取っていました。無料列車はなくなったときいていますので、老人割引でしょうか。

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<ほぼ人の家の庭>PowerShot

これ、フアラムポーン(クルンテープ駅、またはバンコク中央駅)からすぐのパヤタイ駅です。あるいはそのひとつ隣のマッカサン駅だったかな。

ここからはエアポートリンクの高架下を走ります。

この辺りは単線なんですが、徐々に整備されてきて複線区間が現れ、路床などもコンクリート製の枕木になったりします。これは東本線が貨物輸送に使われているためです。特に、シラチャの先にあるレムチャバン港はタイの重要な国際貿易港ですので、力を入れるのは当然です。でも、バンコクに最も近い辺りは荒廃してます。

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<検札>OMD10/ED14-42mm

クロンタンでkimcafeさんが合流です。乗車位置はfacebookのmessengerというアプリで連絡しました。ここまで30分程度です。

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<チャチューンサオ駅>OMD10/ED14-42mm

ここ止まりなのでわかりやすいですね。所要時間は1.5時間程度です。

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<ソンテオ>OMD10/ED14-42mm

駅前の通りにやってくる白にイエローのラインの入ったソンテオに乗車します。なんと8バーツという安さです。バーンマイに行くかどうか一応訊ねたほうがいいかと。ちなみに、話しかけたのはワタクシです。

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<到着記念>PowerShot

つうことで、無事到着でしたが…。続きます。

今日のコンタイ

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<ボックスの客>OMD10/ED14-42mm

ミラーレスの得意分野。ファインダーを使わなくともこんなことが至近距離で可能です。よい子は真似しちゃいけません。

★この旅レポもあと数回で終わります。これからはどうしても「かすてら音楽夜話」が多くなるかと思いますが、過去の未発表レポとか、様々な企画は考えてますので、ネタ切れになることはなさそうです。
でも、早く旅に出られるようになってほしいですね。音楽話のリクエストも募集してますよ。

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2020年5月22日 (金)

Artisan-音の職人

かすてら音楽夜話Vol.75

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<パリのとある教会>K-7/DA16-50mm

本日はスクムビットさんのリクエストにお応えして、山下達郎を取り上げます。

Songs

山下達郎はなんとワタクシの大学の先輩にあたりますが、入学3か月で中退して1973年にSugar Babe(シュガーベイブ)というグループでデビューしました。フォークロック系のグループで、大貫妙子も在籍していました。

たった1枚のアルバム『Songs』(1975年)は、大瀧詠一(プロデュースや作曲時の名前。アーティスト名義は「大滝詠一」)のナイアガラレーベルから発売されましたが、まったく売れません。大瀧詠一自身も1980年のアルバム『A Long Vacation』や、シングル「君は天然色」の大ヒットで知られますが、それまではかなり趣味的な曲作りを行い、ナイアガラレーベルもほとんどが大瀧自身の嗜好に合ったような人たちで占められ、ほとんど売り上げを気にしない太っ腹なところがありました。

山下達郎はそのデビュー前に自分のやりたいことを『Add Some Music To Your Day』という自主制作盤で表現していました。これが、伊藤銀次経由で大瀧のもとに伝わり、レコードデビューにこぎつけたといえます。

とはいえ、このバンドでは活動困難になり、レコードデビューからわずか1年余りで解散します。

ただ、知る人ぞ知るバンドとして、その後のバラエティ「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマとして、「Down Town」(作詞:伊藤銀次、作曲:山下達郎)をepoがカバーしてます。ご存じの人も多いでしょう。リンク1

シュガーベイブ解散後、達郎はソロに転じますが、アルバムの質は高かったもののこれまた売れません。とはいえ、オリコンの週間アルバムチャート100位以内には入っていたので、コアなファンはいたはずです。その間にプロデュース、エンジニアリング、楽曲提供等の楽曲制作力を高め、「愛を描いてーLet's Kiss The Sun」(1979年)がJALの沖縄キャンペーンのタイアップにつながります。

そして、1980年「Ride On Time」が日立マクセルのCMとタイアップし、達郎自身も出演しました。これがオリコンシングル週間チャート3位となり、一般的に認知されたと思います。同曲収録のアルバム『Ride On Time』もオリコンアルバム週間チャート1位に輝きました。

Tatsuro

1982年には竹内まりやと結婚します。いやあ、当時はこのニュースにショックでしたね。山下達郎の風貌ですが、ロン毛にルックスもいまひとつ。相手の父親は大社(現出雲市)町長で、アメリカに交換留学もしたほどの才媛かつ出雲大社前の老舗旅館のお嬢様なんですよ。

でも、当時所属レコード会社が一緒で、楽曲提供からアレンジ、バックミュージシャンとしての起用などから達郎の音楽的才能に惹かれたものだったらしいです。

Christmaseve

この後もコンスタントにアルバム制作を続けていましたが、再び注目されるようになったのはシングル「クリスマス・イヴ」がJR東海のキャンペーンとタイアップされるようになってですね。リンク2

「クリスマス・イヴ」は1983年のアルバム『Merodies』からのシングルカットですが、JR東海のキャンペーンは1989年です。もともと、クリスマスシーズンにはひっそりと「クリスマス・イヴ」のシングルを再発していたのですが、この年ついにオリコンシングル週間チャートで1位を獲得します。

山下達郎はRCAからアルファムーンに所属レコード会社を移籍しています。デビューした当時はCDは存在せず、アナログ録音のLPやEPでした。これをさかのぼり、アナログをデジタル化したり、それでも満足せず、CDとして発売したものも含めデジタルリマスターし、再発するという作業に没頭するようになります。RCA時代のものも手掛けています。こうなると、完璧さを求めていく「音の職人」とでもいうような存在なんですね。

達郎自身の作品だけでなく妻の竹内まりやのアルバムもデジタルリマスターまでしてのけるのですから、こだわりは人一倍です。そのため、自身のアルバム制作はどんどん少なくなっていくのです。『Artisan』から『Cozy』までが7年の空白。次の『Sonorite』も7年。次の『Ray Of Hope』も6年。そして、2011年以来ニューアルバムは発売されていません。とはいえ、シングルやタイアップもあるので、忘れたころにアルバムがリリースされる可能性はありますね。

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山下達郎の楽曲提供はかなりあるのですが、最も有名なのがKinKi Kidsに提供した「硝子の少年」(作詞:松本隆、作曲:山下達郎)でしょうかね。ちなみに達郎はスマイルカンパニーという事務所に所属していますが、元社長が小杉理宇造という人物で、その後ジャニーズエンターテイメントの社長に就任しています。つまりは関係が深いのです。

この「硝子の少年」ですが、ジャニー喜多川氏に相当プレッシャーをかけられたそうです。つまりはチャート1位を取れと。でも、見事に1位を獲得します。個人的な意見ですが、ジャニーズのタレントの中でKinKi Kidsはかなり音楽的な才能があると思っています。歌もうまく、「Love Love愛してる」などで、一流ミュージシャンたちにもまれ、ギター演奏や楽曲も作ることができるようになったんですね。SMAPや嵐にはないものを持ってます。

そんなキンキとの比較ですが、達郎がセルフカバーしたものと聴き比べてください。これは腐っても達郎です。リンク3

山下達郎のライヴに数回行ったことがあります。ライヴの掟みたいなものがあるんですよ。すなわち、オープニングから客は席を立ちあがらない。ラストくらいではさすがに総立ちになるんですが、サンデーソングブックなどで繰り返し本人から自身の音楽を良い環境で聴いてほしいというあらわれですね。同時に曲に合わせて客が歌うことも控えます。これまた上記の理由のひとつです。

また、MCもすごく達者で時には30分近く喋るんです。これまた、曲の制作過程や曲の背後にあるものを説明しようということのあらわれですね。とにかく音に妥協のない達郎らしさがここにあると思います。

そして、達郎は自身の著作権に対して断固たる姿勢を取っています。YouTubeには公式チャンネルはありません(竹内まりやも同様です)。いわば、一個人がアップしたものは違法アップロードで著作権違反となるため、見つけられ次第削除になるんです。これは、音楽で生活している人にとって至極当たり前のことです。ま、このブログとしては残念なんですけど。そのため、今回リンクを貼っておきながらブログ記事に乗せていないのはすべて個人がアップしたものなんですよ。その点、ご了承ください。

それでも、ワーナーの公式チャンネルで唯一山下達郎の楽曲がアップされていたのを発見しました。それを聴きつつ、本日の締めとさせていただきましょう。

 

引き続きリクエストお待ちしています。

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2020年5月21日 (木)

チョンノンシーのレックシーフード

2020年1月1日(水)

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<エラワン廟>KP/DA18-50mm*画像は2017年のものです

バンコクに戻ってきました。滞在時間36時間ほどでございます。これは、短い時間のうちにオフ会をやるべきなんでしょうね。

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<レックシーフード>PowerShot

つうことで、またしてもkimcafeさんと待ち合わせです。旧暦で物事が進むタイですが、この日はカレンダー上では休日なので、店が閉まっている可能性もかなりあります。一応電話して確認し、やってきたのがここです。

チョンノンシーにあるレックシーフードです。滞在しているサラデーン・シーロム地区からBTSで1駅ですが、徒歩でやってきました。

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<店内>PowerShot

店は冷房のある部分とない部分に分かれています。非冷房のエリアの一番入り口に近いところに席を取りました。ドアのある向こう側がエアコンの効いたところです。トイレもそちらにあります。

ノンエアコンなんですが、それほど暑くはなかったです。この季節、夜はエアコンをつけなくても快適に眠ることができます。エアコンをつけっぱなしだと、寒くなってくるくらいです。これ、異常気象だとこの季節でもかなり暑くなる時があります。この年はごく普通だったということで。

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<乾杯>PowerShot

いいすね。何をいわなくともナムケーンを持ってきてくれます。こうしてやや薄めのビールを飲むのがタイのビールに合ってますよね。至福の時間です。

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<オースアン>PowerShot

もやしと牡蠣の炒め物です。というか、牡蠣にとろみをつけて炒め、ほとんどシャキシャキ状態のもやしの上にのせたものです。やっぱりシーフードなんだからこうしたものを食べたいですよね。美味いです。

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<牡蠣はこぶり>PowerShot

牡蠣は小さいですが、もやしと一緒に食べると最高ですね。ちなみに、よくいわれるのが「牡蠣はRの付かない月には食べてはいけない」というものがありますが、タイでは通年味わえる料理です。

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<カニ肉揚げ>PowerShot

カニ肉を詰めてボール状にして揚げたものですね。

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<アローイ>PowerShot

よく揚げてあります。これも美味いです。この料理は初めてですね。まあ、ひとりで来てなかなか注文できる料理じゃありませんね。

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<雷魚料理>PowerShot

でかいですね。雷魚を開きにして焼いたものです。シーフードが売りの店ですが、川魚です。タイではあまり海の魚は食べないような。せいぜいサバとプラトゥーくらいでしょうか。

これもよく焼けていて美味いです。

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<シーソーハイ>PowerShot

本当は別のものを頼んだはずなんですが、これが来ちゃいました。メニューの指差し部分を間違えられましたかね。

4つの材料を使った料理みたいです。魚の練り物がいくつか入って揚げたものみたいですね。ま、それなりに美味しかったのでよしとしましょう。

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<コームウヤーン>PowerShot

シーフードの店ですが、あったので頼んじゃいました。定番の美味さですね。

ふたりでビールも頼んで、600バーツくらいだったかな。やや高めでしたが、複数人いることでいろいろな料理が楽しめました。

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<その後>PowerShot

お決まりで、タニヤに。あー、この日以来カラオケ行ってないです。

最後のヤムの会でチャンスがあったんです。緊急事態宣言前でしたが、自粛いたしました。嗚呼、次はいつ?

今日のコンタイ

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<豆を炒る>OMD10/ED14-42mm

バーンマイ百年市場のおばさん。以前もここが休みの日に来てみたんですが、店は半分くらいやってました。でも、この日は見事にクローズ。生活必需品みたいなものは少しやってましたが。

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2020年5月20日 (水)

草野マサムネとT.Rexの関係

かすてら音楽夜話Vol.74

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<ロビンソンデパート>*画像はネットで拾いました

今回Spitz(スピッツ)を取り上げます。と、いうのも先日Puffyを取り上げたところ、なかなか面白い映像が見つかったからです。

ちなみに、画像がなんでタイの商業施設なんだと思われるでしょうが、「わかるひとにはわかる」ですよ。スピッツのスマッシュヒットとなる「ロビンソン」という曲がありますが、これは草野マサムネ(スピッツのヴォーカル)がタイに旅行に行ったときにロビンソンデパートを見てタイトルに流用したことが知られています。

では、Puffyとスピッツというか草野マサムネの関係ですが、Puffyの実質ファーストアルバム『Jet CD』で「愛のしるし」という曲を提供しているのです。

YouTubeではソニーの公式チャンネルでは上がってませんので、ググってみたらスピッツもセルフカバーしていたんですね。

ソニー公式ではありませんがPuffyのミュージックフェアでの「愛のしるし」はこちら。なお、共演しているのはフジファブリックというバンドで、スピッツではありません。ミュージックフェアのものですね。司会を仲間由紀恵と軽部真一が担当しているので2016年以降のものです。

では、スピッツの「愛のしるし」、お聴きください。

 

「愛のしるし」、作詞・作曲は草野マサムネです。Puffyのオリジナルでは奥田民生がアレンジを担当しています(『Jet CD』のすべての楽曲を奥田民生が編曲してます)。

スピッツのセルフカバーでは彼らのシングルヒット、例えば「空も飛べるはず」、「ロビンソン」、「チェリー」などのプロモーションビデオなどではかなり真面目な作りになっているんですが、「愛のしるし」では遊び心に満ちていますね。

そして、Puffyとはかなり違うアレンジがなされています。でも、ここには元祖とも呼べるイギリスのグラムロックバンドが影響を及ぼしているんです。

 

スピッツの「愛のしるし」のイントロに使われるギターのフレーズが、こちら。

T.Rexというバンドです。曲は「Get It On(Bang A Gong)」です。リードヴォーカルはマーク・ボランという人で、草野マサムネが弾いているギターまでギブソンのフライングVという、同じものです。

一応、YouTubeでは「Live」と表記してありますが、音源はオリジナルですね。映像だけはテレビ番組あたりのものではないかと思います。そして、貴重なことにピアノにエルトン・ジョンがジョイントしてます。

そしてもうひとつ。

 

こちらは、T.Rexの「20th Century Boy」でした。スピッツの「愛のしるし」では1番と2番の後半に挿入されるフレーズが、「20th Century Boy」のイントロのフレーズと一緒です。

浦沢直樹のコミックを映画化した「20世紀少年」でもT.Rexの「20th Century Boy」が使われていたので、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。ちなみに、原作者の浦沢直樹は漫画も描いていましたが、ロック少年でもあり、明星大学で軽音楽部に所属していたそうですが、1学年先輩に元Street SlidersのHarry(村越弘明)がいて、そのすごさに自身のバンド活動をあきらめたそうです。

スピッツはそうそう遊び心を顕著に出すバンドではないと思います。では、「愛のしるし」のPVでのはじけっぷりは何なのかというと、奥田民生がPuffyで随所にビートルズテイストを取り入れたことへの、アンサーソング的なものがあったのではないでしょうか。

<お知らせ>
ワタクシ、旧Niftyserveの音楽フォーラム(Fbeat)というところで、こんな話を毎晩でもありませんがやっていたんですね。
超独善的に好みも狭いんですが、こんな曲を取り上げてくれ、このアーティストを取り上げてくれという、リクエストも募集いたします。なお、クラシック系統や超エスニック系はできないと思いますが、ドメスティックな歌謡曲からかつてのニューミュージック、J Pop、ロック、英米のロック・ポップス系あたりならなんとか対応したいと思いますので、メールでもコメントでもどんどんくださいませ。
よろしくお願いします。

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2020年5月18日 (月)

サイタイマイの食事あれこれ

2019年12月29日(日)、2020年1月1日(水)

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<サイドカータクシー>PowerShot

ノーブルナイトゲストハウスをチェックアウトしまして、メインストリートに出ると、荷車のようなものをバイクの横に付けたサイドカーが待機していました。カンチャナブリーにはこれが結構多いんですよね。大きな荷物も載せられるので便利です。

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<バンコク行きバス>PowerShot

運ちゃんは直接バス乗り場まで連れて行ってくれました。バスターミナルには入らず、交差点のすぐ近くにあるバス会社でした。このバスが110バーツです。

安いなと思いましたが、来た時のVIPミニバスとそう変わりませんね。本当はゲストハウス街から出るロットゥが便利かなと思ったんです。旅行会社を見て歩きましたが、以前利用したことのある旅行会社では扱っていませんでした。

戻りは、サイタイマイ(南バスターミナル)まで行かずに途中で降りてもよかったんですが、サイタイマイからフアラムポーンまで行く市バスがあるみたいなので、終点まで乗りました。あと、昼食時間にちょうどかかるというのもありました。

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<サイタイマイ>PowerShot

無事到着です。ほとんどの乗客は途中で降りてしまいました。そりゃそうですよね。バスはピンクラオあたりでUターンしてサイタイマイに到着しますから、時間の無駄というものです。

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<クイッティアオ・ルアの店>PowerShot

ロットゥ乗り場に面する店です。オープンな作りですが、屋根はあります。手前のメニューはタイ語オンリーでございます。なので、口頭注文。

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<コーラ>PowerShot

飲み物は水だけとはいかない雰囲気で、コーラにします。「コーク」じゃ通じないだろうから「コカコーラ」です。

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<バミーヘーン>PowerShot

豚肉入りのスープなしバミー、バミーヘーン・ムウです。

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<拡大>PowerShot

混ぜてない状態です。豚肉よりもルークチンの存在のほうが強いですね。砕いたピーナッツがかかっているのも珍しいです。

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<ハーブ>PowerShot

ミントの葉のみです。でも、別添えはバンコクではパヤタイの店で経験があるのみ。イサーン当たりでは当たり前ですが、こういうものがあるのはやっぱり嬉しいです。

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<スープ>PowerShot

すまし汁風じゃなく、まるでバミーナームのスープをそのまま凝縮したようなものが出ました。これを少し麺にかけてもよかったかもしれません。でも、かなり美味いほうです。

料金は67バーツでした。麺が50、コーラが17でしょうか。それとも、45+22かな。

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<別の店のバミー>PowerShot

カンチャナブリーに向かう時も食事してます。待ち時間が2時間以上ありましたので。

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<ルークチン各種>PowerShot

こちらは、もっと奥まったところにある店です。練り物がたくさん入ってます。白いルークチンとミートボール状のルークチン。魚と肉ですかね。それにはんぺんみたいなものも入ってます。

こちらは45バーツ。クイッティオルアの店のほうが美味しかったです。

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<セブンのピザパン>PowerShot

まだ時間があったので、こんなものも買っちゃいました。何もいわなくてもレンジでチンしてくれます。こちらは、15バーツ。

サイタイマイはチケット売り場が3階です。乗り場は1階。食堂やレストランは散らばっていて、導線がよくないです。もうちょっと使いやすいといいんですけど。

今日のコンタイ

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<焼きバナナ屋台>OMD10/ED14-42mm

スリウォン通りの屋台のおばさんです。電話をしつつバナナを焼きます。

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2020年5月16日 (土)

混雑するカンチャナブリーの宿は

2019年12月29日(日)~2020年1月1日(水)

カンチャナブリーではNorble Night Guest Houseに泊まりました。

以前、kimcafeさんが絶賛されていたゲストハウスです。記事1記事2。飛び込みでもいいかなとか思いましたが、混雑する時期でもあるし、予約しました。

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<入口>OMD10/ED14-42mm

ゲストハウス街のほぼ中心にあります。ですが、メインストリートから路地を少し入ったところにあって、環境的には静かです。

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<料金表>PowerShot

Agodaで予約しましたが、なんと現地払いです。しかもクレジットカードは受け付けないとのことで、3泊分2100バーツの現金払いです。

レートで見ますと、スタンダードルームなんすね。しかも朝食付き。朝食はなくていいんですが、「朝食あり」の選択肢しかなかったです。それに、スタンダードルームは2名となっているので、自動的に朝食も2名分になるんですか。なんか損した気分ですね。

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<部屋の外の廊下>PowerShot

案内されたのは食堂のある建物の2階部分でした。この廊下は靴で歩けますが、裸足で過ごしたくなるような木の心地よさがあります。それに、各部屋にテーブルと椅子が備わっています。この部分は喫煙可能です。風通しもいいので、ここに洗濯物を干しました。よく乾いてくれます。

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<客室>PowerShot

内部はかなりこじんまりしています。それでもなんとか、キャリーバッグを開くだけのスペースはありました。床から壁から天井まで木製です。ちょっと気になったのは天井部分の照明が古く、点灯するまで妙な音がしたことですかね。点いてしまえば音はしなくなるんですが。

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<客室>PowerShot

テレビは旧型です。ま、見ないんで、どうでもいいです。その下の冷蔵庫はやはりうれしいです。廊下側には窓があるんですが、人が通るので、カーテンは閉め切りです。一番奥の部屋だったら開けておけますね。その分やや部屋が暗くなりました。反対側には開かない窓があり、そちら側にはほぼ何もないので、カーテンは開けておけます。

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そちら側には鏡台があったのでブログの更新はそこで行いました。

ここ意外にもコンセントが多かったです。

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<シャワー・トイレスペース>PowerShot

さすがにここは木造りではないですね。このあたりはタイの安ホテルまたはゲストハウスに泊まっているような感じがします。洗面の蛇口は水だけが出ます。

トイレは洋式でノズル付き。当然バスタブはなく、電気式温水器の付いたシャワーのみとなります。

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<唯一のアメニティ>PowerShot

シャンプーとボディソープ替わりでしょうか。石鹸もあったと思いますが、忘れました。

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<ネーム入りミネラルウォーター>PowerShot

ゲストハウスで名前入りのボトルを出すとは、なかなか珍しいです。これは、毎日2本付きます。外テーブルに置かれることが多かったです。

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<サービス>PowerShot

こちら、ウェルカムドリンク代わりですね。宿まで歩いてきたので助かりました。

部屋にはエアコンがあります。部屋を閉め切っていると熱がこもってきますが、夜間などは切っていました。外のテーブルと椅子で過ごすほうが気持ちがいいかも。

翌日戻ってきたら掃除がされてませんでした。部屋の鍵は旧式で、外に出るときは鍵をフロントに預けますが、その際掃除の有り無しに分けたキイドロップになっていました。次からは掃除ありに鍵を置きます。

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<食堂>PowerShot

ここで朝食を取ります。奥にはプールがあります。周りにはベンチもありますね。

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<メニュー表>PowerShot

値段がついてますが、朝食は料金に含まれてます。朝食でできるものは4種類くらいでした。よくわからないのが、このメニュー表では路地の奥にある「ポンペンゲストハウス」の名前が入っていたことです。経営が同じなのかどうか。

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<朝食1回目>PowerShot

チェックインの時に朝食のクーポンが渡されます。これは魚のお粥です。砕けた米をよく煮込んだジョークですか。飲み物は紅茶かコーヒーが選べます。

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<朝食2回目>PowerShot

ファランの定番みたいなやつです。トーストは2枚ですが、食べではあります。なぜか初日はフルーツを忘れられました。

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<朝食3回目>PowerShot

1回目とそう変わりませんが。こちらはシーフードのお粥とのことです。タイのシーフードということはイカとエビですね。初日のお粥は川魚でしょう。

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<プール>PowerShot

ほぼ誰も入ってませんでしたが。この下に降りる階段があり、やや広そうな部屋がありました。そこからはクウェー川がよく見えます。ゲストハウスの入口から食堂にかけての建物ではすべての部屋にシャワーがあるようでした。

路地を挟んだ反対側に安い共同シャワーの部屋があるみたいです。でも、料金表には書いてないんですよね。静かな環境でお勧めではありますが、ちょっと料金は高くなっちゃいましたかね。

ワタクシが見かけた中で安いところは400バーツというのがありましたが。通りの反対側の奥です。

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2020年5月14日 (木)

追悼浅野孝巳さん

かすてら音楽夜話Vol.73

訃報が入ったのは12日のことですが、11日にゴダイゴのギタリスト、浅野孝巳さんがお亡くなりになりました。突然死だったようです。

ジャッキー吉川氏がお亡くなりになったばかりですが、次々にこうした人たちが旅立たれます。ま、しょうがないっていえばしょうがないんですが。

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<カトマンズ>K-7/DA21mm

なんでカトマンズが出てくるかというと、その昔ゴダイゴがカトマンズでコンサートをやったことがあるからです。2011年の夏、インドからスノウリ経由でネパールへ陸路越えしまして、陸路での最終目的地がカトマンズでした。その時、ゴダイゴにまつわる記事を書いてます。

YouTubeのリンクは生きているんですが、ブラウザーの設定をいじらないと表示できないみたいです。これは、昨年3月にココログの設定が変わったからですね。

カトマンズはまだ計画停電をやっているのかな。今もおそらくは、資源もない国ですから電力は貴重でしょう。ゴダイゴのコンサートを行うために、その日のカトマンズは全面送電を止めて、コンサート会場のみ使えるようにしたという伝説があります。真偽のほどは不明ですが。

では、ワタクシの最も好きな「銀河鉄道999」(English Version)をお聴きください。

 

ほぼオリジナルメンバーでの演奏です。懐かしの「夜のヒットスタジオ」ですね。でも、なぜか野外での収録。ライヴ感ありますね。桜田淳子、山口百恵、森進一、野口五郎、ピンクレディ、みんな若いです

ゴダイゴのメンバーですが、タケカワユキヒデ(Vocl)、ミッキー吉野(Keyboard)、浅野孝巳(Guitar)、スティーヴ・フォックス(Bass)、トミー・シュナイダー(Drums)というラインナップです。

もともとは、タケカワユキヒデのソロアルバムに「ミッキー吉野バンド」が参加する形で制作がすすめられましたが、バンドとタケカワユキヒデが合体する形でゴダイゴとなりました。

タケカワユキヒデの右側でギター演奏するのが浅野さんですね。

メンバーについて述べます。バンドの中心は何といってもミッキー吉野です。なんと、16歳であのゴールデンカップスに参加していました。その後、バークレー音楽院に留学した才能の持ち主です。

タケカワユキヒデは東京外国語大学卒業(英米語学科)。その後、ソロ活動を始めます。英語に堪能な人ですが、ゴダイゴの英語詞は奈良橋陽子が担当してます。ま、英語が話せてもそっちの才能はなかったということで。とはいえ、ほとんどの楽曲は彼が作曲してます。ミッキー吉野はアレンジを担当してます。

スティーヴ・フォックスは日米のハーフでミッキー吉野とバンドを結成したのち、やはりバークレー音楽院に留学。1980年に宣教師になるためゴダイゴを一時脱退します。後任は吉澤洋治という最年少メンバーになります。再結成したゴダイゴではスティーヴ・フォックスも復帰しました。現在も牧師として働きながらゴダイゴのメンバーを務めています。

トミー・シュナイダーですが、3代目のドラムスです。前任は浅野孝巳の実弟、浅野良治でした。

このメンバーがゴダイゴ全盛期ですね。「銀河鉄道999」では最終盤のサビ、♪The Galaxy Express 999 Will Take You On A Journey/A Journey To The Starという部分がリフレインされますが、オリジナル音源で聴くと、タケカワユキヒデひとりで多重録音しているかのようにきこえます。でも、ライヴ映像ではミッキー吉野がカバーしていたんですね。これは結構すごいです。はっきりいってライヴバンドですわ。

さて、ギターの浅野孝巳さんですが、映像ではほとんどギターを弾いているもののソロを取るわけでなく、タケカワユキヒデの隣に位置しているものの、ギターの音は聴こえませんね。ま、これはスティーヴ・フォックスのベースについても同様なんですが、バンドの中心となる音が、ほぼミッキー吉野のキーボードやシンセサイザーから生み出されることに起因しているでしょう。それに、「銀河鉄道999」ではホーンセクションも入っているので、あまり目立たないかな。

でも、経歴がかなりすごいです。

10代からプロミュージシャンとして活動をはじめ、「The M」や「チャコとヘルスエンジェル」に参加ののち、ミッキー吉野バンドに参加します。

 

チャコとヘルスエンジェル、「雨に濡れて」でした。このバンドはワタクシ的には記憶にないんですが、知子のロックのトーマスさんがfacebookのコメントで教えていただきました。

「銀座Now」などに出演していたみたいです。アイドルバンドですね。映像でも浅野さんはわかると思いますが。このバンド、レコーディングではスタジオミュージシャンを使っていたみたいで、浅野さんも苦労したみたいです。でも、浅野さんもプロミュージシャンとして活動していたので、ギターのスタジオミュージシャンがギターソロのパートは「自分でやんなよ」と計らってくれたようです。

今後のゴダイゴ、どうなるんでしょうね。ま、イーグルスもグレン・フライ亡き後も活動しているみたいですから、浅野さんのためにもぜひともゴダイゴは活動継続していただきたいです。

☆旅の話題はまだあるんですが、音楽話、かなりネタがあります。こんな時期ですが、皆さん、ついてきてくださいね。

<追記>
YouTubeの映像、外部ブログでは再生できないということで、ご迷惑おかけしております。そのまま、YouTubeに飛んでいただければ大丈夫です。これ、ズー・ニー・ヴーの「ひとりの悲しみ」以来だわ。

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2020年5月12日 (火)

脱力系女性デュオの仕掛人は

かすてら音楽夜話Vol.72

1996年のとある日、旅好きでかつ音楽好きなワタクシに「アジアの地名を連発している曲がヒットしている」と教えてくれた人がおりました。当時も現在もですが、それほどテレビ等のマスメディアをチェックしているわけではなく、その情報は初耳だったのですが、やがてワタクシの耳にも届くようになりました。

Puffy

それがPuffyでした。

そのころパソコンがあって、インターネットもつながっていたならば、いち早く情報はつかんでいたと思いますが。

 

Puffyは大貫亜美と吉村由美のデュオです。もともとはそれぞれがソニーミュージックのタレントの卵的なトレーニングを積んでいました。亜美のソロデビューがほぼ決定していたのですが、二人でデュオを組むことを自ら提案し、受け入れられたことからPuffyは誕生します。

この二人の育成にゆだねられたのが奥田民生(元ユニコーン、当時。現在は再結成)です。アジアの地名を連発している曲、「アジアの純真」がデビュー曲となります。作詞・井上陽水、作曲・奥田民生ですね。

この二人組はさほど期待をされていたわけではなく、奥田に任されたのですが、作詞に井上陽水を起用し、バックのメンバーには奥田のバンドをそのまま起用し、合宿まで行って二人を鍛えていったとのことです。二人ともアイドルと呼ぶにはやや年齢が高かったのですが、二十歳そこそこの女子をそこまでやるかという具合まで追い込んでいったそうです。

これ、大手の芸能事務所に所属していて、既定の路線で売り出そうとしていたらできなかったことですね。楽曲は職業作詞家と職業作曲家、いわゆる「先生」のものが用意され、先生直々の指導もしくは、ヴォイストレーニングの専門家が付き、一糸乱れぬ振付のトレーニングなどもされていたことでしょう。

そういう例の最たるものがPink Ladyですが、Puffyはその対極にあります。デュオでありながらほぼユニゾン。ワンフレーズを亜美と由美が交代でソロを取る。振付はほぼなし。もちろんこぶしも回しません。もう力が全く入ってない自然体のままのデビューとなりました。

当初は「アジアの純真」を含むデビューアルバム『AmiYumi』だけでこのコンビは終わる予定だったようですが、人気はアジア圏でも火が付き、奥田のプロデュースが続くことになります。

 

こちらは実質セカンドアルバムの『Jet CD』から、「これが私の生きる道」です。このあたりからは奥田の実験みたいなことがちりばめられています。

つまり、演奏の端々にビートルズのフレーズを取り入れ、「わかる人にはわかる」という、奥田の挑戦的なメッセージが隠されていたように思います。

その後しばらくは奥田プロデュースが続きますが、その間にアメリカでPuffyが冠番組を持つようになりました。その後のアルバムでは奥田の手を徐々に離れていくのですが、この間に彼女たちが作詞も手掛けるなど音楽性も高めていきました。奥田が手放した、Puffyが離れていったではなく、奥田がPuffyを育て上げ、自分たちでやっていけるところまでにしたというのが正しい表現でしょう。

そんなPuffyもデビュー24年です。たまにテレビなどに出てきますが、40代になってもデビュー当初とほぼ姿勢が変わらず活動を継続しています。こういう人たちも珍しいです。

今時こういうことをいうのもどうかなと思いますが、女性のミュージシャンやシンガーの場合、どうしても出産や子育てで長く活動を継続する人は少ないんです。ソロ歌手ならともかく、二人でここまで継続している女性は日本にはいないでしょうね。こうなったら、彼女たちがどこまで行きつくのか見届けたいものです。

<予告>
Puffy関連でもうひとつネタを見つけましたので、また後日お届けします。

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2020年5月11日 (月)

ガピを使ったご飯

2019年12月31日(火)

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<ゲストハウス街>OMD10/ED14-42mm

カンチャナブリー3日目の夕食です。そして、2019年の大晦日。2018年の大晦日は日付変更線を東から越えましたので、1日遅れとなりましたが、今回は2時間遅れ。体内時計はまあ普通です。

基本タイ人は旧暦で物事を進めていますので、大晦日だろうと元旦だろうとほぼ関係ありません。カレンダー上はこの2日は連休になります。ですが、こうも外国人の多いところになりますと、大騒ぎですよ。

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<Smiley Frog>PowerShot

つうことで、空いていることが分かっているスマイリーフロッグに来ました。

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<ナムケーン入り>PowerShot

ここまで来てあまりみみっちくやりたくないんですが、ビールは5バーツ高いチャーンです。くぅーっ、しみますねぇ。2019年はなんか不条理な仕事ばっかりだったもんな。でも、あと2日で帰らなきゃならないんだよな。

さて、何を食べるかです。

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<本日の夕食>PowerShot

左、ヤムタレー。右、カオ・クルッ・ガピ。

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<ヤムタレー>PowerShot

夏も数回頼んだヤムタレー、海鮮のヤムです。普通、ヤムだとメインの具材と野菜をバジルの葉とマナーオなどで和える感じですが、トマト、レタス、キュウリは和えてありません。ファランが多いのでファラン向けにサラダみたいになった感じですかね。

タレーといいつつ、イカもルークチンも入ってなく、エビがたくさんあります。これは写真入りメニューから選んだので、エビばかりというのは了解済みです。

ヤムタレーはとりわけ辛く作りますが、これはかなり辛めでした。画像では見えませんが、かなりトウガラシが使われてました。辛さには結構慣れておりますが、腹に来そうだったので、途中からトウガラシはよけております。

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<カオ・クルッ・ガピ>PowerShot

ガピというのはエビというかオキアミのような小さなエビの魚醤のようなものです。液体というよりはペースト状ではないかと思います。

一般的にナムプラーよりも癖が強く、それ単体では苦手な人も多いと思われます。

ガピとご飯をカオパットにするのですが、この時点で癖はなくなり美味しいご飯となります。あくまでも当社比ですので。

で、そのご飯の周りにいろいろなものを配置し、ご飯と混ぜながら食べます。

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<カオ・クルッ・ガピの具材>PowerShot

具は錦糸卵、鶏肉、トウガラシ、もやしですね。こちらのトウガラシはそれほど辛くありません。

カオ・クルッ・ガピはほとんどレストランでは登場しないメニューです。ワタクシも食べるのは2度目だったりします。

なんで、あまり出ないのかというと、下ごしらえが大変みたいです。普通のカオパットならば、ご飯と具材を炒めるくらいですね。でも、この料理はご飯だけ炒め、あとは別調理です。錦糸卵を作るには薄く卵焼きを作って包丁を入れます。鶏肉もそぼろ状にして炒めます。トウガラシも下茹でするか、軽く炒めるかですね。

つまり、それぞれが混ざってませんので、手間がかかるんです。それに、ご飯ですが、ガピだけでなく、胡椒をはじめとしたさまざまなものを石臼(クロック)ですり潰し、一緒に炒めますのでさらに下ごしらえが大変なんです。

 

最近ワタクシが見ている西尾旅行社というYouTubeチャンネルから、カオ・クルッ・ガピの調理映像を引っ張ってきました。自粛中の暇つぶしにはいいんじゃないすか。

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<ヤムタレーのトウガラシ>PowerShot

どちらも大変美味しゅうございました。でも、ヤムタレーのトウガラシは量が半端じゃなかったです。

ビール、70バーツ。ヤムタレー、80バーツ。カオ・クルッ・ガピ、70バーツ。総額220バーツでした。

カオ・クルッ・ガピは見つけたら食べておくのが賢明かもしれません。本当になかなかないですよ。

今日のコンタイ

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<サイドカータクシーの運ちゃん>PowerShot

カンチャナブリーにはサイドカーで人を運ぶ商売があります。もちろん、モタサイも健在ですが、荷台にキャリーバッグなども置けるので、便利なんです。バス乗り場まで言い値は80バーツでしたが、60バーツに値切るとそれでOKでした。

途中から英語を話し始め、それがかなり流暢です。さすがはファランの多いところで商売しているだけはあります。

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2020年5月 9日 (土)

サイヨークの滝

2019年12月31日(火)

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<ガパオ・ムウサップ>PowerShot

ナムトクの駅前で昼食です。定番ガパオでさっと済ませます。卵を付けて70バーツ。やや高いです。

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<線路は続く>OMD10/ED14-42mm

ナムトクの駅前ではこの先のサイヨークの滝まで行く人向けにソンテオが待っています。2012年に訪れた時、勝手がわからず食事をしてクルマをチャーターしました。ま、タクシー代わりですね。

ところがあっという間に着いてしまいました。それがわかっているので、ナムトクからは歩きます。

ナムトクの先ですが、まだ整備された線路が続いています。これに沿って歩けば問題ありません。

問題がひとつあって、ぽつぽつと民家が現れるんですが、そこの飼い犬に十分注意が必要ですね。

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<駅舎>OMD10/ED14-42mm

ここが線路の果てです。この先には線路はありません。ナムトクの駅には引き込み線があるんですが、ここはどのように使われているのでしょうか。タイ国鉄ではお金を出し合えば特別列車を仕立てることができるようです。その際にここまで列車を走らせることもできるのではないでしょうか。

とはいえ、ここに駅員はいませんが。

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<蒸気機関車>OMD10/ED14-42mm

駅舎のはずれにはSLが置いてありました。古そうな感じですが、錆びついてはいませんね。でも、実際走ることができるかはわかりません。

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<サイヨークの滝>OMD10/ED14-42mm

SLの先には滝があります。驚くほどの人がいました。天然のプールであり、ウォータースライダーでもあります。

 

楽しそうですね。タイ人は水にぬれることをいとわないんですが、この人たちはほぼ全員クルマで来ていて、当然着替えも持参していますね。

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<天然のプール>OMD10/ED40-150mm

当然水着もなく、精密機械のカメラも持っていますので、ひたすら撮影に努めました。一応、ここには食堂もありますし、ここを降りると国道に出ます。国道の反対側にはコンビニもあります。

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<戻りはバス>OMD10/ED14-42mm

少し早かったのですが、バス停でバスを待ち、乗り込みました。しかし、満席。最後部に行き、空いた空間にそのまま座り込みました。戻りは50バーツでした。

今日のコンタイ

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<車内販売>OMD10/ED14-42mm

ぎっちり満席状態のときは現れませんでした。いったいどこから乗ったのか。トンブリーからではないような気がします。カンチャナブリーの先でしょうかね。いずれにせよ戻らなくてはならないし。

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2020年5月 8日 (金)

泰緬鉄道・後半のハイライト

2019年12月31日(火)

再び、年末の泰緬鉄道です。

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<平野部>OMD10/ED14-42mm

クウェー川鉄橋を渡ると、やや車内は落ち着いた感じになります。列車は結構カーブを描きながら進みますが、山の中ばかりではなく田んぼの広がる平野部が現れたりします。

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<車内>PowerShot

また、クウェー川が左手に見えだします。次に現れるのがこちら。

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<チョンカイの切り通し>OMD10/ED14-42mm

絶壁すれすれです。乗客も身を乗り出して見入ってますが、本当に壁との距離が近いです。

 

続く映像はアルヒル桟道橋(タムクラッセー桟道橋)。泰緬鉄道の後半のハイライトです。

とても現代の鉄道では作れないと思われる、細い支柱の橋を時速10km/h以下で進みます。たぶん、それ以上のスピードを出せないか、出すと転落の危険がある箇所ですね。

これ、架け替えようと思っても無理なんじゃないすかね。そうなると当分運休ということになりますし。残念ながら列車の右側に乗っていたので、あまり迫力ある映像は撮れませんでした。ま、座席指定なんでしょうがないです。

この桟道の先のタムクラッセーの駅で半分くらいの人が降ります。この列車の折り返しを待って、外から列車が橋を渡るのを見たいのでしょう。列車の左側(クウェー川のある側)に確実に乗るには、終点のナムトクにバスで行って、戻りの列車に乗ったほうが確実かもしれません。

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<さらに列車は進む>OMD10/ED14-42mm

車内は幾分空いてきて、進行方向を向いて座れるようになりました。また、進行方向左手のボックスに陣取ることができました。そろそろ、列車も終点に近づきます。

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<ナムトク>OMD10/ED14-42mm

30分ほどの遅れだったような。なにもなさそうなところですが、駅前には数軒食堂などもあります。

さらに続きます。

今日のコンタイ

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<検札>OMD10/ED14-42mm

外国人100バーツで、タイ人は距離に応じた料金です。偽コンタイを見分ける眼力も必要ですが、あまり細かいことは言わないような気がします。

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2020年5月 6日 (水)

エスニックタウンでクルド料理

*2018年8月の話です。

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<ヤムの会>PowerShot

思えばもう2年ほど前のことになります。

ワタクシ、埼京線のとある駅まで通勤していたんですが、結構外国人の多いところでした。コンビニのレジや店員は外国人だけということもありました。また、商店街にはかなりの数の外国料理店があります。その程度は驚かなくなっていたんですが、ある時線路わきに「クルド家庭料理&手芸カフェ・メソポタミア」とあるのを見つけました。

ん?これはここでヤムの会をやったら面白いなと思い、幹部に相談しヤムの会を実現いたしました。

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<メニュー>PowerShot

予約はしてありますが、料理はその場で決めます。メニューの冊子にはクルディスタンの地域とクルディスタンの旗が載っています。

最近は訪れていませんが、トルコには4回ほど行ったことがあります。うち1回はトルコとアルメニア国境付近のカルス、イラン国境付近のドゥバヤジットまで行ったことがあります。もろ、クルド地域ですね。1980年代初頭くらいのトルコ政府の見解としては、トルコではクルド人という存在を認めていませんでした。ワタクシがクルドという民族を知ったのもそれからずいぶんとあとのことです。

クルディスタンはトルコとイラク、イランにまたがる地域です。

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<オクラとひき肉のトマト煮>PowerShot

これは作り置きの料理かもしれないです。というか、トルコではメネメンと呼ぶ前菜類はたった今熱を通しましたというものは少ないと思います。なんか素朴で優しい味です。

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<インゲンと牛肉のトマト煮>PowerShot

こちらも先ほどの料理と同じく、冷製です。これまた、食べやすい優しい味ですね。さきほど、うんちくめいてメネメンの話をしましたが、この2品はトルコで遭遇したことはないです。

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<ムサカ>PowerShot

え?ムサカってギリシャ料理じゃないの…と思っていましたが、こちらの人がメニューに載せるのだからクルディスタンでもムサカで通じるのでしょう。とはいえ、ギリシャのムサカとは大違いです。

それでも、ナスは使ってあり、ピーマンとトマトを細かく刻み、徹底的に煮込んだ感じです。これは暖かかったです。

ちなみに、ムサカはバルカン半島からエジプトあたりまでの地中海沿岸地方で食べられているそうで。

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<ケバブセット>PowerShot

色の薄いのが鶏肉です。あとは羊肉ですね。4本セットで、羊はシシケバブと内臓を使ったものです。初のトルコで大衆食堂のシシケバブを数名でシェアして食べましたが、それがものすごく美味しかったんですね。でも、その後、こういうものは冷めるとあの独特の羊肉の臭みが出てくるということも学習しました。

熱々はもちろん美味いでございます。

これ、薄いパン(店ではナンと呼んでました)付きで、ナンを使って肉を串から外してくれました。

 

こういう店では肉類はハラルでなくてはなりませんね。結構調達が難しそうですが、エスニックタウンですからハラル食品を扱う店やムスリムのネットワークもあることでしょう。

串を外してくれたのはガジアンテップ出身の店のお母さんです。ご主人は厨房でしょうか。

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<ひき肉のケバブ>PowerShot

こちらはキーマケバブということでした。ワタクシの知識では、アダナケバブといい、トルコでも南部のアダナ地方のケバブであると刷り込まれていました。アダナケバブはトウガラシが効いていてスパイシーなんですが、呼び名が違いますね。

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<クスル>PowerShot

挽き割り小麦のピラフですね。つまりはクスクスと同じ材料です。コメと間違いやすいです。

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<シーシャ>PowerShot

これも体験できます。ま、やりませんでしたが。

ここ、店内に段差があるんです。異なるビルの2階部分をつなげた構造だからでした。

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<ピスタチオコーヒー>PowerShot

コーヒーの代用品です。珍しいので頼んでみました。どことなく粉っぽいです。もちろん、トルコ式コーヒーもあります。

クルド家庭料理&手芸カフェ・メソポタミア

ま、クルドといってもあの地域の料理ですから、トルコ料理とやや違う感じですかというところ。でも、珍しい体験をいたしました。ちなみに、このご時世ですが、時短営業で頑張っているようです。

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<土産>PowerShot

いつもすいませんね。ありがとうございます。

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<ヒジャブ>PowerShot

店の人ではございません。次のヤムの会で是非とも被ってきてほしいものです。

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2020年5月 3日 (日)

クウェー川鉄橋を列車で渡る

2019年12月31日(火)

記事がいろいろ錯綜しますが、ご了承ください。今回は年末のカンチャナブリーです。

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<カンチャナブリー駅>OMD10/ED14-42mm

12月30日にもカンチャナブリーからナムトクまでの列車に乗るつもりで駅に出向きましたが、「ものすごく混んでますよ」(駅員の英語。最近のタイの主要駅では窓口でほぼ英語が通じます。)といわれ、あきらめました。

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<チケットゲット>PowerShot

このナムトク支線は、外国人はどこまで乗っても一律100バーツです。例外はずいぶん先のターキレン・ナムトク間だけは50バーツだそうで。もちろんタイ人は距離に応じての料金です。こういうことを行っているのはタイ国鉄(State Railway of Thailand、略称SRT)でも、この路線だけです。

タイにどっぷりつかって見た目もしぐさもいかにもコンタイという人ならば、タイ人価格で乗れるかもしれません。ま、それだけドル箱路線ということですかね。

ともかく、この日は窓口で何もいわれず、チケットを手に入れることができました。なんと、座席指定です。手書きで書きこまれた数字が豪奢番号と座席番号です。1両あたり100席未満でしょうね。これを逃すと、座れません。裏ワザとしては、窓口ではなく、駅の脇で特別チケットを手に入れることです。これには乗車証明と保険、クッキー&ドリンク付きのスペシャル車両で、300バーツですね。これが4両分あります。

通常の100バーツの車両は2両ありますが、カンチャナブリー駅で発券されるのは1両分のみです。残りの1両は隣のクウェー川鉄橋駅で販売されるようです。列車自体は、バンコクのトンブリー駅から運行され、カンチャナブリーで6両増結されるのです。

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<記念撮影>PowerShot

すでに列車は待機しています。その前で自撮りです。見えている車両の最後尾に乗ることになります。

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<車内>OMD10/ED14-42mm

まだ早いのでガラガラですが、満席となりました。このあと、トンブリーからの列車が後ろに連結されました。そちらも満席です。

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<クウェー川鉄橋駅>OMD10/ED14-42mm*画像は前日のものです

一駅でクウェー川鉄橋駅に到着しました。英語表記では相変わらずクワイ川なんですね。ここからは、映像でお楽しみください。結構長く撮りました。

 

いかがでしたでしょうか。超スロー運転です。ディーゼル機関車と車両の能力的にはもっとスピードを出しても問題ないはずですが、観光客がやたらいますからね。

橋脚の両側にあるスパンという部分がなだらかな曲線を描いている部分(岸に近いほう)が日本軍が作ったオリジナルで、角ばっている台形の部分(中央部)が修理されたところですね。

続きます。

今日のコンタイ

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<後ろの席の子供>OMD10/ED14-42mm

座った席はなんと、通路側でした。ボックスの残りの3席はなんと、インド人です。ひとり、インド人の男の子がいて、それにちょっかいを出すタイ人の女の子という図です。

こういう時、ミラーレスは便利ですね。ファインダーを使う必要がありません。シャッター音も静かですし。同じようなやり方で撮ったもの、まだありますぜ。

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2020年5月 1日 (金)

タイの大衆的石鹸

世界の石鹸Vol.3

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<Parrot Botanicals>PowerShot

昨年の8月、マレーシアとタイの旅の終盤、ペナンで購入した石鹸が早くも消耗しそうになりました。実際使い切ったのですが、なくなりそうになって、トンローのコンビニで新しい石鹸を購入してきました。それがこれです。

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<裏側>PowerShot

包装は紙です。非常にシンプル。多分、コンビニでも一番安いものではないでしょうか。タイでもLuxなどの世界的メーカーの石鹸も意外に安く売っていますが、それは日本でも買えますから、こちらですね。

裏側に書いてあるのはほとんどがタイ語です。かろうじて、容量70グラムというのが読める程度ですね。

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<パッケージ左側>PowerShot

こちらも英語表記です。「White Thanaka」って、ミャンマーで使用されるタナカの成分入りですか。

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<右側>PowerShot

こちらはタイ語です。同じことが書いてあるんでしょう。

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<中身>PowerShot

包装紙から出すと、そのまま石鹸が。見にくいと思いますが、中央にオウムのマークが。そのまわりはツタのような植物が囲んでいるということでしょうかね。

使い勝手ですが、ごく普通の石鹸です。ネット情報を拾ってみると、匂いがきつめという評判もあるみたいですが、個人的には全然気になりませんでした。

<まとめ>
石鹸名  :Parrot Botanicals(White Thanaka)
原産国  :タイ
購入地  :バンコク、トンローのセブンイレブン
価格   :13バーツ
試用期間 :2019年8月~現在進行形
使用感  :泡立ちなどタイの水によく合います

この、Porrot Botanicalsですが、その後トンローのTopsで再確認したところ、外装のパッケージが7色展開していました。それぞれに色と香りがあるみたいです。

また、ネットで拾ってみたところ、日本でも通販で購入できます。その価格なんと、218円です。これ、正真正銘タイのメーカーが作っているようですが、創業者は外国人だったとか。でも、70年以上タイで販売されている誰もが使う石鹸ですね。土産にもよさそうです。

これは、他の6つも購入して使ってみなくては。この石鹸、年末年始も使いましたがそれでも10日くらい。まだ、消耗しそうになく長持ちもしそうですね。

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