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2020年6月29日 (月)

新シリーズ・ワイン

1000円以下のお手軽ワインVol.1

ども、無類のワイン好きです。

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<ローマ>K-7/DA21mm

ワイン好きになったのはイタリアに行ってからですかね。初回はツアーだったんですが、ある日の昼食時にツアーメンバーから自分たちでは飲みきれないからと、1杯赤ワインが回ってきたんです。夏でしたが、キャラファ(デキャンタ)に入れられたハウスワインだと思いますが、少し冷やしてあって、これがとても美味しかったんです。

その後、自分で再訪したときに夕食時にキャラファに250mlまたは500ml持ってきてもらい、食事とともに味わうようになり、美味しさを再認識した次第です。ちなみにあちらでは、リットル単位での注文となりますので、クワトロ(1/4)とかメゾ(1/2)などという必要があります。グラス1杯という頼み方もありますが、割高になります。キャラファで扱ってないとかハウスワインがない場合はハーフボトル(375ml)となりますが。

うんちくはこれでお終いです。

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<Alpaca>PowerShot

近所のスーパーで購入しました。

ワイン名:Alpaca Carménère
原産国 :チリ
生産年度:2019年
生産者名:Santa Helena社
容量  :750ml
度数  :13%
ぶどう種:カルメネール、赤
タイプ :フルボディ
輸入会社:アサヒビール
価格  :498円(+税)

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<表ラベル>PowerShot

アルパカというくらいですから南米のワインですね。カルメネールはフランス原産のぶどうですが、現在のフランスでは生産が止まり、主にチリで作られているらしいです。

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<裏ラベル>PowerShot

チリのワインはかなり日本に輸入されてますね。アサヒビールがフルボディとうたってますが、色や味は濃いものの渋みが強いかというとそうでもなく、飲みやすいのではないでしょうか。

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<グラスに注ぐと>PowerShot

確かにかなり濃い赤です。

ま、500円のワインですから、こんなもんでしょう。

最近は毎晩ではありませんが、こんなものを飲みながら録りためた番組やDVDを見ています。

これ、シリーズ化しますが、当分の間白やロゼは登場しません。悪しからずです。

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2020年6月27日 (土)

また行きたい国・インド

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<ブッダガヤ>K-7/DA21mm

またしても、コロナ感染者の多い国が上がりました。

インドは4回訪れているんですけどね。国土が広大なので、まだ行ってないところに行きたいと思います。

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<バラナシ>K-7/DA21mm

インドのカルチャーショックみたいなものはどうしても消せないと思います。でも、そこを乗り越えていくところに面白さがありますね。

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<ティルバンナマライ>K-7/DA16-50mm

インドの困難さというと、トイレと食事ですかね。

トイレに関していうと、これは克服済み。インドに限らずトイレットペーパーを使わずに事後処理する国は多いですよね。タイのように水の出るノズルを使うところも多いですが、インドはないところもあります。自分で水をすくってってやつですが、人間何とかなるものですって。でも、なるべくならば非衛生的なトイレには入りたくないですが。

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<ティルチラパッリ>K-7/DA16-50mm

食事も基本、フォークやスプーンを使わないスタイルです。5年前の南インドではほぼこれでやっていきました。右手(一部の人は利き手で)で直接食べ物をすくって食べるってやつです。

これも、だんだんと上手になっていくんですよね。インドから戻って数年後、日本のインド料理屋でコメ主体のミールスを食べましたが、この時も久々に右手を使い、上手に食べることができましたから。ま、それからもだいぶ経ってますので、少々のリハビリは必要でしょうが。

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<カーニャクマリ>K-7/DA16-50mm

まだ、障害は立ちはだかるかもしれません。次々に現れるインド人をどのようにあしらうか。これには路上のバクシーシを要求する人も含みますね。

移動の問題。特に鉄道の指定席がなかなか取れないということがあります。それでも、長距離でなければバスはあるだろうと思います。ま、最悪インド人に交じって3等座席で行くことも可能。

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<ポンディシェリー>K-7/DA16-50mm

酒が飲めないとか。これも、大丈夫ですね。常に観光モードではありませんが、結構歩きますので、夜とか疲れて自然と眠くなりますし、しばらくすると慣れてきます。

といって、レストランなどであれば、飲みたいですけど。このアルコール類のあるレストラン・食堂というものが極端に少ないです。あとは、穴倉バーを探してやや高額な度数の極端に高いストロングビールを飲むか、自分で買ってきて部屋で飲むですけど、そこまでしなくても大丈夫ですね。

ま、ポンディとかゴアみたいな都市が適当にあるといいんですけど、そういうわけにはいかないですからね。

ということで、オレをインドに行かせてくれい。当分無理でしょうけど。

今日のナニコレ

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<近所の施設>PowerShot

太陽光パネルかな。電気製品の量販店です。ただし、ローカル。

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2020年6月25日 (木)

オリンパス、お前もか

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<Olympus OM-D EM10 MarkIII>

1年ちょっと前、このカメラを購入しました。

旅に持ち出したのは2回ほど。あとは、国内での試し撮りと、成田でのヤムの会くらいですね。

昨日のことですが、用事がありついでにヨドバシカメラを覗いたんです。いろいろ購入するものもあったのですが、出向くといつも自分が所有するカメラを中心にチェックするんですね。

で、このカメラ、オリンパスのホームページでもオープン価格となっていて、定価が決まってません。自分の場合、昨年3月あたりにAmazonでネット購入しました。長短のダブルズームで諭吉8枚くらいでしたかね。で、ヨドバシでチェックすると諭吉6枚でおつりがくるくらいまで下がっていました。

結構値段は変動するものですが、なんでと思いながら自宅に戻りニュースを見ていると、衝撃が走ります。

「オリンパス、カメラ部門売却」

あいやー、でございます。

ま、同様のことはメインカメラとして使っているPENTAXでも過去に起こりました。

PENTAXは業績不振からHOYAに売却されました。その後、HOYAがPENTAXを手放し、RICOHの傘下に入りました。同じカメラメーカーでまあよかった。めでたし、めでたし。なんすけど、RICOHも企業としては優良な業績を上げているとはいえないんです。いつどうなるかわからないという、危機感はいつまでも付きまとってますよ。

とはいえ、PENTAXは開発ロードマップによると、今年の後半か来年のはじめくらいまでに、新しいレンズを数種類出すみたいなんです。一眼レフのボディ自体もK-3というカメラの後継機種を出すみたいなので、当分はこのまま行けそうですけど。

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<カンチャナブリー>OMD10/ED14-42mm

オリンパスの(デジタル)レンズ交換式カメラはマイクロフォーサーズというフォーマットのものです。35mm一眼レフカメラあるいはミラーレスあるいは、APS-Cフォーマットの一眼レフあるいはミラーレスとは映像素子の大きさがだいぶ違い小型になります。

幸いなことに、マイクロフォーサーズ規格のカメラとレンズはPanasonicのミラーレスカメラが互換性を持っているので、一気にカメラとレンズが消滅することはないでしょう。とはいえ、今後機種やレンズの整理が行われるかもしれません。

個人的にはオリンパスのカメラ部門が売り渡された挙句、生産中止となった場合、これが困りますね。

日本のカメラメーカーの場合ですが、メンテナンスをしっかりと行っていれば、故障はほぼ起きませんね。カメラボディと交換レンズを比べた場合ですが、これは圧倒的にレンズのほうが故障は少ないです。というか、皆無に近いですね。ボディのほうが壊れる確率が高いです。そうして新しくボディを手に入れたほうが修理するよりいいかもしれません。値段が同等なら新しいほうが機能も高くなっているでしょうし。

オリンパスのOM-D EM10というボディはこのシリーズの一番廉価版ですから防塵・防滴ではないのです。過酷な条件で使うとなるとPENTAXのKPよりも早く壊れる可能性はありますね。荷物の軽量化ということを考えた場合、オリンパスを使うことのほうが多くなりそうです。壊れてしまうまで、OM-Dシリーズのボディを生産してくれることを願ってなりません。多分その時は、OM-D EM5またはOM-D EM1の後継機種をゲットするまでですかね。それまで作り続けてくれるといいんだけど。Lumix(Panasonicのミラーレス)じゃ、いやだし。

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<クワンリアム水上マーケット>OMD10/ED14-42mm

レンズはボディよりも耐久性が高いんですが、短いほうのズーム、ED14-42mmは電動ズームなんです。ということは、これが壊れる可能性が高いですね。長いほうのED40-150mmは手動なので、心配はありません。なので、短いほうのズームは、別のレンズを購入したほうがいいかもしれません。

同様カメラボディも、電子ファインダーを使っているので、ここもやられる可能性がありますね。

さて、デジタル一眼もコンパクトカメラも需要が減ってきています。それは当然、スマホの普及によるものです。あれで写真を撮ったという気には全くなりませんが、カメラの需要は日々低下しています。

日本のカメラメーカーとしては安泰のはずのNIKONとCANNONですが、今後機種の整理が行われていく可能性はありますよね。どう考えても、この二つのメーカー、機種を出しすぎです。それでも報道の世界ではどうしても使われるでしょうから、なくなってしまうことはないでしょうが、キヤノンが光学の世界から撤退する可能性だってありますよね。

あの世界のソニーだってVAIOというコンピューター部門を切り離したくらいです。そのくせ、コニカミノルタのアルファマウントを引き継いだりしてますが。ここだって、今後どうなるかわかりません。

せめて、今度オリンパスを引き継ぐ日本産業パートナーズ(VAIOを引き継いだ会社です)、機種の整理縮小は仕方ないと思いますが、まかり間違っても映像部門を韓国とか中国とかには売り渡さないでもらいたいです。

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2020年6月23日 (火)

富士そばの変わりメニュー

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.4

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<富士そば>PowerShot

ご存じ富士そばです。首都圏の駅前中心に展開するチェーン店ですね。

ここは食券方式。券売機では具から選ぶ方式です。ただし、温かい・冷たいはボタンの位置が異なります。注文カウンターでは蕎麦かうどんかを告げる必要があります。食券には番号が振られていて、手元に残った半券の番号を呼ばれますので、セルフで取りに行くというやり方ですね。

この店では立ち食い用カウンターはなく、テーブルと椅子のあるカウンターでいただきます。ソーシャルディスタンスは取られてなく、通常営業でした。

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<新生姜天そば>PowerShot

1年以上前に頼んだやつです。季節限定メニューですね。新生姜の天ぷらの他、わかめとねぎが入ります。

味は微妙ですかね。新生姜といっても、紅ショウガにしたものを練り物っぽいものに入れて天ぷらにしたものです。わざわざ新生姜とうたわなくとも、そこらの紅ショウガで代用できそうな。今年の販売はまだのようですが、なんでも「岩下の新生姜」を使っているからみたいです。

値段は忘れましたが、400円台で収まるはずです。

富士そばは店舗限定メニューなどもあるようで、Luntaさん宅の近くではあのバクテーを使った蕎麦・うどんがあるようです。でも、この店にはなかったな。

また、鮫の天ぷらを都内の某店では売り出しているようです。これ、全国的に売り出してほしいです。

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<冷やしピリ辛鶏ネギそば>PowerShot

本日はこれです。本当は頼みたいものがあったのですが、なぜか自動券売機が反応せず。

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<具>PowerShot

こちら、冷やしのみです。ピリ辛のネギ、当然長ネギですね。たまにラーメンで使われるものと同じです。鶏肉も同様に赤く染まってます。

大量のネギですから、輪切りにしたネギは入ってないです。わかめは付きますね。

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<かき混ぜます>PowerShot

鶏肉はこんな感じ。ワサビもよく混ぜていただきます。これ、割と蕎麦に合います。美味いですね。ボリュームもそこそこありますね。値段は480円です。

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<テーブルのセット>PowerShot

SBの胡椒があるのは、ラーメンも出すからですね。ホームページにはラーメンについて記述がありませんが、いろいろとあるはず。

その他、カレーもかつ丼もやってますね。数年前の水道橋店では「カレーかつ丼」というものを食べてます。

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<右に注目>PowerShot

本当はこの鴨せいろを食べたかったんです。店頭の見本にはあって券売機でも表示されているというのに。限定メニューでこの日は終わってしまったんですかね。またチャレンジですか。

富士そばは季節限定とか店舗限定がおススメかも。たぬきとかきつね食べてもしょうがないし。

名代富士そば

今日のナニコレ

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<都知事選ポスター>PowerShot

始まりましたね。元熊本県副知事が立候補してるんですが、本人の顔写真の下に小さく大阪府知事の顔も。この党の代表の写真じゃないんだ。

県をまたぐ自粛要請終わりましたね。時々お出かけしてみようかとも考えてます。でも、日帰りかな。

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2020年6月22日 (月)

また行きたい国・メキシコ

現在、日本への入国並びに日本からの出国はほぼできないことは、この際置いときます。

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<プエブラかな>MZ-3/FA28-105mm

メキシコに行ったのは2004年のことです。それ以来ありません。

当時デジタルカメラはありましたが、一眼レフはものすごく高額でした。コンパクトデジタルカメラもあるにはありましたが、画像を記録するメディアもかなり高額で、旅にストレージとしてパソコンを持参するということは一般的ではありませんでした。

なおかつ、メキシコではデジタルカメラを盗難されることがあり、その確率がかなり高いとのことで、メシ・スナップ用カメラもフィルムカメラである、RICOH GR1sにしました。

当時はフィルムでも遜色ないよなとか思ってましたが、やはり解像度は落ちますね。一眼レフにはリバーサルフィルムを使いましたが、使えば使うほど金額もかさむし、荷物も増えるという悪循環になりますね。

ということで、デジタル一眼レフ(ミラーレス含む)導入前ですから、残り枚数を気にせず写真を撮りたいですね。

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<モーレ料理>GR1s/GR28mm

GR1sに使用するのは通常のネガカラーフィルムで色合いがまた異なります。当時は帰国して、フィルムを現像に出し、出来上がったものを自分でフィルムスキャナーに通してデジタル化しました。これがまた、ひどく時間と労力を費やしました。

それ以前からも料理写真は撮っていましたが、やっぱりフィルムですから、1料理1カットくらいです。現在のように、角度を変えてとか、もっと迫ってとかできません。だから、あまり料理も美味しさが伝わってこないですね。

メキシコの料理は独特で、レストランなどでもいろいろな味を体験できるのですが、このときあまり屋台を体験してません。これまた、再訪したい理由の一つですね。

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<ゲラゲッツァショー>MZ-3/FA28-105mm*外部フラッシュ使用

メキシコは先住民を含めて民族のるつぼなんですが、人物写真もあまり撮れてないです。

上の画像はたまたまショーを毎晩上演するホテルに泊まっていたので撮れたようなものですが、今ならこの時よりも高倍率のレンズもありますので、ショーではなく一般の人たちの生業を撮れるチャンスも高いでしょう。ただし、先住民はいまだにカメラの被写体になることを嫌いますので、撮影とは別のテクニックが必要になるでしょうが。

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<カンペチェ>MZ-3/FA28-105mm

ルートはそれこそ千差万別ですね。前回は3週間ほど旅しましたが、メキシコ中を回り切ったわけではありません。やっぱり広大すぎる国です。

特にメキシコ市から北方面は未踏です。でも、極端な話、前回と同じでも全然かまいません。

メキシコはバス網が発達していて、移動は割と楽です。鉄道もありますがほとんどは貨物扱いです。

メキシコでの難点は結構物価が高いことですかね。特に日本円のレートはものすごい悪いです。それに、アメリカの隣国ながら英語がほとんど通じないです。

ま、それらを考慮してもまた行きたい国ですね。

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2020年6月21日 (日)

シモンズ、悪魔やめるんだってよ

かすてら音楽夜話Vol.81

今回はどなたのリクエストでもありませんが。ちょっとこの前、興味深いドキュメンタリー番組をやっていたのでございます。

で、タイトルの「シモンズ」。明治チェルシー「アナタニモ、チェルシー、アゲタイ」で有名な大阪出身の女性フォークデュオ…ではありません。ちなみに、このデュオはアイドルキラーである後藤次利というベース弾きの毒牙に、低音パートの玉井タエさんが引っかかってしまい、解散いたしました。

ちなみにその後、後藤氏は木之内みどり、河合その子とアイドルを妻にとっかえひっかえでございました。ま、現在も某漫才師の片割れが大騒ぎになってますが。この手の男はいつでも出現しますね。特に音楽界。小林武史とか小室哲哉とか。

Genesimonz

余談が長くなりましたが、シモンズとはこの人、Gene Simmons(ジーン・シモンズ)のことです。

もう見たら誰でもわかるでしょ。アメリカのハードロックバンド、KISS(キッス)の顔でもありベーシストのジーン・シモンズです。メイクしているのでわからないでしょうが、1949年生まれですから誕生日が来れば71歳ということになります。

正式結成は1973年ですが、それ以前からバンドは行っていました。今年で47年です。この人の場合、メイクもさることながら、総重量20キロになる衣装と20センチにもなるという超厚底ブーツを身に着け、演奏以外にも火を噴いたり、血を吐いたり、空中に上がるパフォーマンスも行っております。ちなみに、身長は190センチだそうで、ブーツ込みだとすごい身長になります。

 

パフォーマンスはこんな具合です。バンドは40年以上やってますので、メンバーチェンジもありますが、ヴォーカル&ギターのPaul Stanley(ポール・スタンレー)とジーン・シモンズだけがオリジナルメンバーです。リードギターとドラムスはメイクはしているものの、契約メンバーとのことです。

ジーン・シモンズは大変な実業家でもあり、各メンバーのメイク(ペルソナ)は商標登録され、厳重な管理を行っています。そしてバンド関連のグッズ開発なども行い、これらによって、彼らは大変な収益を上げているとのことです。

ですが、一時期白塗りのペルソナをやめたことがありました。

 

結局は再びメイク姿に戻ることになりますが、このことがかえってメイクによる擬人化をより明確にし、各キャラクターを以前よりも具体的に打ち出すことにつながったのではないかと考えます。

KISSというバンドは、楽曲・アルバムがメガヒットしたことはないと思いますが、世界中にツアーに出ていて、しかもファン層が厚いですね。CD聴くだけじゃなく、実際に動く彼らを見たいと思う人はかなりいると思います。やはり彼らはライヴバンドです。

そんな彼らも孫がいるような年齢層になってきています。次の映像をご覧ください。

 

ももクロとのコラボですね。もうデレデレでしょ。

ジーン・シモンズはユダヤ人で母親はドイツでナチの強制収容所に入れられた経験を持っていました。イスラエルからアメリカに移住し、苦労を重ねてここまで来たのですが、まずやったことはユダヤ人の名前から改名し、メイクを施し完全なキャラクターになることだったのでしょうね。そして、信じられるものはお金なんだそうですよ。

20キロの衣装を着けて2時間のパフォーマンスを繰り返すことにもはや限界が来ているとのことで、今年をもってKISSを完全に終わらせるため、ワールドツアーを企画していたのですが、このコロナ騒動で中断してしまったとのことです。

世界最長寿のロックバンド、ローリングストーンズを引き合いに出して、「彼らは20キロの衣装を着けていない。空中も飛ばない」と発言しています。

ジーン・シモンズは限界が来ているとのことですが、だましだましやればあと数年はできるとワタクシは考えています。でも、完全なパフォーマンスを見せるにはここらが潮時と思ったのかもしれません。彼らに比べれば、聖飢魔IIなどちょろいもんです。KISSに倣って、素顔でも活動してほしいものですが。

 

★リクエスト募集しております。お気軽に声をかけてください。

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2020年6月19日 (金)

西のうどんチェーン

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.3

ある日、長崎出身で福岡で勤務経験のある某氏(ヤムの会関係者ではありません)が彼の地を懐かしがり、こんなことをいいました。「福岡じゃ、安いうどん毎日食うとりました。こっち(東京)じゃ、ウエストなかばってん、寂しかです」(誇張を含みます)

ん?なんだそれは。と思っていたら、なんと市内にそのウエストがあったんです。ここからは余談ですが、故郷が懐かしくてたまらない某氏は、たったの2年で仕事を辞めて舞い戻っちゃいましたが。そんなに美味いのか。ならば、行かねばなりませんね。

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<ウエスト>PowerShot

ちなみに、ワタクシの居住する都市は交通の要所というわけでもないのに、やたらめったらとファミレスがたくさんあります。市内には国道というものが通ってなく、市域のはずれに国道がちょっとかするくらいです。追い越し車線のあるような幅の広い道路もほとんどありませんが、なんかこんなタイプの外食産業がたくさん立地しているんですね。

ということで、ちょっとした用事のついでに来てみました。駐車場は20台くらいですかね。

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<メニュー>PowerShot

看板には生蕎麦居酒屋みたいなことも書いてありました。でも、クルマで来る客のほうが多いんじゃないかな。13時前という混みそうな時間でしたが、「お好きなところへどうぞ」とのことで、2人用テーブル席に着きます。カウンター席もありますが、ソーシャルディスタンスということで、2人分くらいの間隔をあけるようになっていました。

「そば3玉まで同一価格」には惹かれるものがありますが、某氏が絶賛していたうどんに決めてました。うどんは増量できないんですが。

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<店内>PowerShot

なるほど、これがつまみメニューですか。いずれも安いですね。日高屋のメニュー構成と似ている気もしますね。

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<ごぼう天うどん>PowerShot

頼んだものはまたしてもごぼう天うどんです。うどんにごぼう天って、西のほうがポピュラーらしいので、かのやとの比較もあって頼んでみました。

スープは色合いからして薄いです。かのやよりも薄いですね。一口味わうと、塩分もかなり少なめということがわかります。はっきりいって、あちらの味です。関東に進出したからといって、こちらの人に媚びることはないようです。

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<ごぼう天>PowerShot

具は青ネギとごぼう天だけです。かのやとの違いは、ごぼう天がかき揚げ状になってないです。そして、初期状態だと、ごぼうがかなり固いです。

麺はかのやの讃岐ほどのコシはありません。やわらかいです。でも、モチモチしているんですよね。

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<テーブルのセット>PowerShot

置いてあるものは、箸、れんげ、醤油と七味唐辛子程度です。うどんですから、なんにも入れません。

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<やわらかくなってきました>PowerShot

ごぼうがかなり太めです。その太めのごぼうを2~3本にまとめて天ぷらにしたものです。8つくらいの天ぷらが入ってますね。ワタクシにしてはかなりゆっくりと食べていたんです。すると、ごぼう天がやわらかくなってきて、食べやすくなりました。それも、汁を吸って最初よりも美味しくなりました。

これは麺も同様で、ごぼう天の油がスープに染み出し、ちょっと味がついてきたんですね。美味しくいただけました。これが、480円です。

メニューを見ていると、「ごぼうかき揚げうどん」というものもありました。これも興味ありです。それに、そば3玉ってのも魅力ですね。

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<道路に面した看板>PowerShot

この店、入って食券方式ではなく、店の人が注文を取りに来ます。お勘定はレジにて食後に。消費税込みです。

ウエストのホームページを見てみましたが、福岡に店が集中しています。あとは、九州と山口県までで、関東には8店舗のみで、うち7軒が千葉にあります。山口県からワタクシが訪れた店までの間は空白地帯ですね(埼玉県に系列の生そばあずまという店もありました)。

そして、西日本のほとんどの店舗はうどんのみで、蕎麦をやっているところはごくわずかです。逆に関東ではうどんだけの店は1店舗のみ。ここはもうちょっと調査する必要がありますね。また来るわ。

ウエスト

今日のナニコレ

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<アクリル板>PowerShot

ちょっと用事がありまして、クルマのディーラーに行ったらアクリル板を設置してました。ソーシャルディスタンスしっかり取れている場所だし、平日なんで必要なのかとも思いましたが。

さすが、世界の大企業ではありますね。

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2020年6月18日 (木)

3人のギタリスト

かすてら音楽夜話Vol.80

三大ロックギタリストってご存じでしょうか。Eric Clapton(エリック・クラプトン)、Jeff Beck(ジェフ・ベック)、Jimmy Page(ジミー・ペイジ)の3人ということになっています。

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<Eric Clapton>

たぶんですが、この3人というように限定したのはおそらく日本のロック雑誌あたりがいい始めたものでしょう。

長いロックの歴史を紐解きますと、チャック・ベリー、レス・ポール、チェット・アトキンスといったギタリストもいるわけで、Rolling Stoneというあちらの雑誌では「Rolling Stoneの選ぶ偉大なギタリスト100人」なんてのを10年おきくらいに独自に選出しています。この3人は上位に来るものの、決してベスト3というわけではありません。

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<Jeff Beck>

では、なぜこの3人なのかというと、3人がイギリスのYardbirds(ヤードバーズ)というバンドにそれぞれ属していたことと、1944~1945年生まれという同世代のイギリス人で、ギターテクがとりわけ優れていたからでしょう。

Page

<Jimmy Page>

ま、ここではジェフ・ベックを取り上げるんですが、ヤードバーズに最初に入ったのは、エリック・クラプトンです。クラプトンの脱退により、ジェフ・ベックが入り、その後、ジミー・ペイジがギターではなくベーシストとして参加します。その後、もう一人いたギタリストとペイジが配置転換になり、ベック&ペイジという強力なラインナップとなります。しかし、ベックがバンドを辞めます。両巨頭ともに立たずといったところでしょうか。ヤードバーズもその後、オリジナルメンバーがとうとういなくなるに至り、残ったペイジが新メンバーを迎え、Led Zeppelin(レッドツェッペリン)を結成することになります。

クラプトンはその後、Cream(クリーム)~Blind Face(ブラインド・フェイス)~Derek & The Dominos(デレク&ザ・ドミノス)と自分主導でバンドを作りますがいずれも短期で終わります。クラプトンはこのバンドでヴォーカルも担当するんですね。デレク&ザ・ドミノスの「Layla」(邦題「いとしのレイラ」)などで知られます。その後、ギターをアコースティックに持ち替えてのアンプラグド・ライブなど話題になりました。実は3人の中で一番若いのですが、見た目落ち着いて見えますね。こういう守備範囲の広さからV9時代の読売ジャイアンツで例えると、長嶋茂雄でしょうかね。あくまでも私見ですが。

さて、ペイジですが何といってもツェッペリンが鮮烈でしょう。間違いなく、ブルースを根底にしたイギリスのハードロックを確立させた功績は唯一無二のものです。その中でRobert Plant(ロバート・プラント)のヴォーカルと並び、インパクトありすぎのギターテクを惜しみなく発揮した人物です。どれだけのギター小僧がペイジを目指していたことか。Charなんか、モロに影響を受けているんじゃないすかね。もういつでもホームランをかっ飛ばす王貞治みたいな存在でしょうか。

さ、お待たせいたしました。おりんぴあさん。

ジェフ・ベックですがヤードバーズ脱退後、自身がリーダーとなるバンド、Jeff Beck Groupを結成します。バンドのヴォーカリストはRod Stewart(ロッド・スチュワート)、ベックはリードギターを担当し、リズムギターにRon Wood(ロン・ウッド)が加入しました。ロッドとロニーは後にFaces(フェイセス)に参加し、ジェフ・ベック・グループは別のメンバーで続けることになりますが、この3人がいた時が全盛期だったでしょうね。

 

いやあ、画質悪いですね。でも、ジェフ・ベック、ロッド・スチュワート、ロン・ウッドが揃ったライヴ映像というものはかなり貴重かと。

結局、ジェフ・ベック・グループも解散してしまい、スリーピースのバンドを組んだ後はひとりで活動していくことになります。

面白いエピソードがありまして。The Rolling Stones(ローリングストーンズ)のMick Taylor(ミック・テイラー)というギタリストが、ストーンズを脱退することになりました。テイラーはリードギターを担当していて、最年少ながらストーンズにはなくてはならない存在でした。そのため、ストーンズは後任のギタリストを探すことになり、ジェフ・ベックも(ストーンズの)アルバム収録中のロッテルダムまで呼び出されたことがありました。

ですが、1晩で帰ってしまったそうです。結局は後任のギタリストはロン・ウッドに決定します。でも、ロン・ウッドはアルバム等のクレジットではメンバーの扱いでしたが、長らく報酬面でも正式メンバー扱いではなかったとか。ベックの入っていたストーンズというものも音的には聴いてみたいですが。

でも、リーダーシップを取っていなければどうしても輝けないベックですから、もしストーンズに入っていたら間違いなくストーンズはすぐに終わっていたでしょう。でも、のちにストーンズの公演にゲストで呼ばれた映像を見つけました。ご覧ください。

 

いやもう、弾きまくりですね、ジェフ・ベック。かつての仲間、ロン・ウッドがいるので、呼吸もぴったりです。その代わり、いつもならば存在感抜群のKeith Richards(キース・リチャーズ)の所在のなさそうなことったら。

ベックはキャリアの中ほどからギターを指で直接弾くようになりました。この映像ではあまりはっきりしませんが、この時もフィンガーピッキングのはずです。

ロックギタリストはほとんどがピックというプラスティック片を使って弾いています。あの印象的なイントロのEagles(イーグルス)の「Hotel California」でさえ、ピックで弾いていますし、クラプトンもペイジもピックで弾いています。

ベックはやはり、「人と違うことをしたい」、「人より目立ちたい」、「主導権を取りたい」人なんだなと思います。ベックをジャイアンツの選手で例えると…んー外様だった金田正一あたりでしょうかね。

え?例えが古いですか。安心してください。ここには若い読者はいませんので。失礼いたしました。

あと、記事のタイトルは沢木耕太郎の「三人の三塁手」という短編にインスパイアされて思いつきました。

★リクエストまだまだ受け付けてます。

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2020年6月16日 (火)

北タイのムスリム料理

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<集まったメンバー>*画像はカルロスさんから拝借しました。

昨年の8月末日、ヤムの会が行われました。

場所は2次会のマラコーを考慮し、大久保エリアです。ここもまたエスニックタウンで、各国の料理店が多いです。当然タイ料理店もいくつかあるのですが、ムスリムの作るハラルのタイ料理なんだそうです。

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<リオー>PowerShot

ムスリムの店ですが、ビールは置いてありました。ただ、なんというか店の人がビールに対してあまり熱意がありません。8名もの人間が集まりますと、ビールも次々空になっていくわけですが、口頭で頼んでも反応が遅かったりします。しょうがないので、我々が勝手に冷蔵庫から出すことにしました。

なんでも昔はビールを置いてなくて持ち込んだという話も耳にしましたが。

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<ケーンマッサマン>PowerShot

ここの料理は何かを頼むとご飯が必ずついてくるようでした。つまり、定食みたいになってます。ビールの件と相まってあまり宴会向けではないような。

それにさ、自分の脳内では勝手にタイ南部の料理と思っていたんですね。でも、メニューにあるのはごく普通の料理ですね。ただ、ムスリムということもあって、マッサマンカレーの具は鶏肉だったような。

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<ヤムウンセン>PowerShot

これは、海老がでかかったです。タイだともっと小さい海老だよな。でも、イカは入ってなかったような。

この年の夏の旅でタイ南部を回ったのですが、タイ南部特有の料理は食べる機会がなかったんです。ま、土地柄か使用するトウガラシの量は半端なかったですが。

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<ラープ>PowerShot

ハーブ弱目な感じです。肉は牛ですかね。

なんでも、女性シェフの出身地はチェンマイだとか。全然南部じゃないですね。あとで調べてみましたが、元朝の時代、現在の中国では回族と呼ばれる人たちを、雲南省あたりに移住させたことがあるとか。その末裔がかの鄭和でもあるんですが。その移住したムスリムがさらに、南下してタイ北部にもいるみたいです。

ワタクシがよく見ている「激旨!タイ食堂」でもタイ北部のムスリムの料理を紹介していました。なんか腑に落ちませんが、妙に納得です。

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<パッタイ>PowerShot

この時、カルロスさんはお元気そのものでしたが、思わぬ事故にあわれたようで、大変だったと思います。お~い、元気かい?

ルンルアン

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<ソムタム>PowerShot

あれ、なんか違いますね。雰囲気が。

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<酔いしれるおじさん>PowerShot

お馴染み、マラコーなのでありました。

窓がありません。混んでくるともう大変。この時以来、マラコー行ってないっす。次はいつかな。

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2020年6月15日 (月)

わが沿線の定番蕎麦

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.2

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<小田急の新旧ロマンスカー>*画像はネットで拾いました

ワタクシは小田急の沿線住民です。

小田急線利用者はほぼこの店を使ったことがあると思います。それは「箱根そば」です。通称「箱そば」というらしいんですが、個人的にはそういういい方をしたことはないです。

小田急レストランシステムの会社で小田急線の駅を中心に展開しています。とはいえ、どの駅にもあるわけではありません。ちなみに、駅の改札内にある店は4つだけ。あとは、改札外にあります。ちなみに、ワタクシの利用する駅には2軒ありますぜ。

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<ちくわ天蕎麦>iPhone5c

店に入り、食券を購入します。蕎麦以外にもうどん、カレー、ご飯類とのセットなどもあります。蕎麦とうどんの食券は共通で、注文時にどちらかを店員に告げます。でも、店名が「箱根そば」ですから、ここは蕎麦で行ってみたいですね。

出来上がると「〇〇蕎麦の方…」と呼ばれ、トレイに載せた丼がカウンターに置かれます。地元の店の大きいほうはカウンターでの立ち食いはなく、すべてテーブルで食べることになります。ま、これは店の規模によりますかね。場合によってはテーブルがなく、すべてカウンターだけという店舗もあるはずです。

スープ用のお玉みたいなものは丼の出るカウンターに置かれています。水はセルフですね。お茶もあったと思います。割りばしは食べるところに用意されています。

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<かき揚げ天蕎麦>iPhone5c

ここの蕎麦はつゆが濃いめですね。なんといっても箱根八里の山坂の激しい地形から登場した蕎麦ですから、味は濃いめ、塩分多めといったところでしょう。西日本の方からすると、「真っ黒」とか思われそうですが。

名物はこのかき揚げみたいですよ。400何十円(失念しました)なんですが、「富士そば」より10円安いです。

その他の具としては、定番のたぬきやきつね、珍しいところではコロッケ、めかぶなどがあります。いずれもメインの具のほかにワカメが入っていることが特徴でしょうか。

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<カレーセット>iPhone5c

あまり頼んだことはないんですが、こちらはメインの夕食として入った時のものです。カレープラス、蕎麦かうどん。それも、温かいものと冷たいものが選べます。ただ、蕎麦・うどんには具は入らず、わかめとねぎだけになります。

あと、冷たいほうの蕎麦・うどんですが、食券は別になり、具も異なりますかね。

通い慣れた客になると、「ネギ多めで」などという注文も付けられますが、どの店もできるかというと、それはわかりません。

また、テーブルには清潔な台拭きが常に用意されています。ちなみに、小田急新宿西口地下にはこの「箱根そば」とはちょっと違う、プレミア店舗もあります。そちらは、また後ほど。

名代箱根そば

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2020年6月14日 (日)

オノヨーコと加藤ミカ

かすてら音楽夜話Vol.79

Smb

<アルバム『黒船』>

今回ははるばるバンコクからNaozoさんのリクエストにお応えして、Sadistick Mika Band(サディスティックミカバンド、以下ミカバンド)を取り上げます。

ミカバンドのデビューは1972年です。初期メンバーは加藤和彦(ヴォーカル&ギター、元フォーククルセダーズ)、つのだ☆ひろ(ドラムス、あの「メリージェーン」の人です)と加藤の妻ミカ(ヴォーカル)でした。

バンド名はPlastic Ono Band(プラスティックオノバンド)にあやかりつけたものです。

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<John Lennon & Yoko Ono『Double Fantasy』>

プラスティックオノバンドとは、ビートルズ解散前あたりからジョン・レノンが始めたセッション的なバンドで、メンバーはかなり入れ替わってます。

ジョンはヨーコさんにぞっこんでしたから、当然ながらヨーコさんをバンドにフィーチャーしますよね。ヨーコさんもジョンに相当な影響を与えたと思いますので、相当ぶっ飛んだ人物だと思います。ですが、もともとは前衛芸術家なわけで、音楽的な素質のようなものは皆無であったとワタクシはいい切りたいです。

のちに、ジョンの遺作となった『Double Fantasy』を購入しましたが、ヨーコさんのヴォーカル曲はスキップして聴いてました。

一方、加藤ミカですが、なんでも加藤和彦の楽屋に訪ねてきて、「ギターの弾き方を教えてほしい」といったところから交際が始まり、結婚に至ったとのことです。つまり、加藤ミカもど素人そのものなんですよね。でも、このど素人が大化けするんです。

ミカバンドは活動期が3回あります。つまり2回解散しています。

初期のメンバーは前述したとおりですが、つのだ☆ひろがメンバーから抜け、高橋幸宏(ドラム、のちYMO)が入り、ギターに高中正義、ベースに小原礼(尾崎亜美のダンナ)、キーボードに今井裕が入ります。このメンバーでイギリスに渡りアルバム『黒船』をレコーディングします。

第2期は、加藤和彦、高橋幸宏、高中正義、小原礼のラインナップに桐島かれんを迎え、アルバム『天晴』、シングル「Boys & Girls」をリリースします。ただし、ミカバンドではありますが、アルファベット表記はSadistic Mica Bandでした。1989年のことです。

 

この曲はMazda FamiliaのCMでタイアップ曲として使われ、ヒットします。桐島かれん以外のメンバーはすでに大物感が漂ってます。といって、かつて持っていたワクワク感、ぶっ飛び感は消えてますね。ワタクシもアルバム買いましたが、ほとんど内容を覚えてません。

第3期は、桐島かれんが抜け、ヴォーカルには木村カエラが抜擢されました。こちらは比較的最近の2006年のことです。これでキリンビールとのタイアップで使用されたのが、「タイムマシンにお願い」という、1974年のシングルの再収録盤です。

 

この時の映像では奥田民生がゲストでギターで参加してます。木村カエラも比較的飛んでる人だとは思いますが、あとのメンバーがもはや丸みを帯びてしまったような感じがしますね。

では、お待たせしました。第1期のミカバンドの映像です。

 

いやもう、ぶっ飛びすぎでしょ。それにみんなとんがってますね。このメンバーで活動が続いていたら、相当すごいバンドとしてかなりの足跡を残したと思いますが。

加藤ミカ、オノヨーコなんぞ足元にも及びませんよね。よくぞ、素人のお嬢さんがここまで…。

第1期ミカバンドですが、海外レコーディングの『黒船』が良くも悪くも終止符を打ったといえます。『黒船』のプロデューサー、クリス・トーマスとミカがイギリスツアー中に恋愛関係となり、その後加藤和彦と離婚し、ミカバンドも解散するのです。

その後の加藤和彦は作詞家の安井かずみと再婚しますが、安井の死去後、オペラ歌手の中丸三千繪と再々婚したのち、離婚します。2009年に軽井沢のホテルで遺体が発見されました。自殺とみられています。

最後は悲しい結末となりましたが。ミカが去った後もミカバンドの名前にこだわり、とんがったインパクトを与えた人でした。フォーククルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」、北山修とのデュエット「あの素晴らしい愛をもう一度」なども忘れることはできません。

一方のミカさんですが、クリス・トーマスとも別れ、料理研究家や作詞家として活動していました。せめて、第1期のミカバンドが1980年代まで続いていたならば、ものすごいインパクトのあるライヴを経験できたかもしれないですが。かなわぬ夢ですね。

★引き続きリクエスト募集しています。

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2020年6月13日 (土)

新宿の百年老店

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<がらがらの電車>PowerShot

2ヶ月半ぶりくらいに電車を利用しました。これでも夕方の時間帯ですが、上り電車なので乗客は少ないです。

緊急事態宣言が解除され、都庁やレインボーブリッジが赤くライトアップされた最後の日でした。終着の新宿に着きましたが、緊急事態宣言前よりも人出は多かったと思います。

先日讃岐うどんの店を紹介したところ、あっという間にミニオフが決定いたしました。三密を避けるため、大々的には行いません。

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<本日の会場>PowerShot

JR新宿駅の東南口を出て、エスカレーターか階段を使って降り、まっすぐ歩いたところにある食堂です。しかも、角地です。向かいは甲州街道の高架ですね。その高架下にはオサレなカフェみたいな店があります。

見た目、もろレトロですよね。この周りはFlagsやら、NewManやら、ルミネやらが立ち並び、このようなモルタル造りの建物は皆無に等しいです。でも、この建物の甲州街道側の外壁にはCMの流れるウルトラビジョンのようなものが取り付けてあります。

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<さりげない自慢>PowerShot

なんと、第一次世界大戦真っ最中の創業です。いい直せば大正四年ということになります。今年で105年。老舗と呼ばれる店はかなりあると思いますが、同じ場所で営業していても、建物などは大幅にリニューアルしているところのほうが多いでしょう。

でも、長野屋はまるで創業当時のままのように見えます。第二次世界大戦末期に米軍の空襲が激しくなり、新宿一帯も焼け野原になったとききます。ワタクシが想像するに、甲州街道の高架があることで、この店の建物は大々的な被害は被らなかったのではないでしょうか。

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<店内の甲州街道側>PowerShot

外の感じから想像していたのは、もっとうらぶれたものだったんですが、いい意味で裏切られました。大衆食堂であることには変わりませんが、かっぽう着姿の女将さんがひとりでこのフロアを担当していました。黒い札は定食類が白い文字で書かれています。中央の屋号のある木片は創業時のものでしょうか。テーブルや椅子も年季の入ったようなものではありません。決して高価なものではありませんでしたが、清潔感が感じられました。

酔いつぶれちゃってるような客は誰もいません。むしろ、常連さんが来るようで、いずれも上品そうな人が多いです。なんだか大衆食堂の品格みたいなものを感じました。

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<つまみ類のメニュー>PowerShot

これらが安いです。新宿あたりだと、ちょっとしたものを頼むと1000円近くすることもざらですが、財布に優しいです。

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<食事メニュー>PowerShot

こちらもお安いです。がっつりいけて、1000円超えないというのが素晴らしい。

なお、厨房は上の階にあるようで、料理は小さなエレベーターで降りてきます。その写真も撮っておけばよかったな。

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<メンバー>iPhone5c

本日のメンバーです。ワタクシの頭で半分隠れていますが、kimcafeさんと、すずき銀座(=トーマスさん)さんです。写っていませんが、フードライターの「よっぱさん」(女性)もご一緒です。これなら、密にならんだろ。

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<まずは乾杯>PowerShot

一番搾りですが、業務用かな。ラベルが違うような気がします。

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<ハムサラダ>PowerShot

どこにでもあるようなハムとポテトサラダですね。特に工夫はありませんが安定の味です。

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<まぐろ刺身>PowerShot

これまた定番の赤身ですね。ここの女将さん、一見クールに振舞っているんですが、我々が旅や音楽の話をしていると、さりげなく会話に加わってくるんです。でも、軽くです。深入りはしません。

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<肉豆腐>PowerShot

これ、名物らしいですね。なんと、肉は牛肉でした。で、女将さんの続きですが、食べ終わったり飲み終わった皿や瓶を頃合いを見計らって、さっと片付けるんです。それは、テーブル上が汚い感じになるのを避けるためと、狭い店であり、ひとりで担当していることから、効率よくしかも、客に迷惑がられないように仕事している阿吽の呼吸みたいなものがあるんじゃないすかね。

この女将さんのファンもいるでしょうね。すずき銀座さんもよっぱさんも女将の人柄に惹かれて、ここに通っているみたいでした。

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<イカフライ>PowerShot

辛子も付いてます。それに、あらかじめ切ってあります。我々に供されるのは割りばしと取り皿だけですから、当たり前ですが、うれしい配慮ですね。

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<卵焼き>PowerShot

はっきりいって我々が一番ここに長居してました。ほとんどのお客さんはさっと来て、さっと食べて飲み、帰っていきます。

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<ほうれんそうおひたし>PowerShot

見るからに学生風の三人組が入ってきたんです。こいつら、間違ってきちゃったんじゃね?と、思ったんです。でも、定食をそれぞれ頼み、食べて当たり前のように帰っていきました。

やっぱり、この店が彼らのものになっている感じがしました。ここ、はっきりいって新宿にありながら猥雑さや毒を持たない、オアシスみたいなところです。あるいは安全地帯というか。

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<五目煮>PowerShot

これは薄味でした。食べログなどを見ていると、ここがかつては外食券食堂だったとか、いろいろなうんちくが口コミで書かれています。

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<ハイボール>PowerShot

ビールの後はこっちに行ったんですが。久々、夜の外食+飲みということもあって、眠くなってきましたね。

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<戦利品>PowerShot

結構遅くまでいましたね。でも、この日はまだStep2です。営業は22時まで。って、元からそうですか。帰りの電車は1本待たずに座れました。通勤時間帯は密になるんだろうけど。

よっぱさんより、業界新聞をいただきました。そして、とうとうゲットした、宮本浩次『宮本、独歩』(DVD付き)であります。

この店の前は何度も通ったことがあるんですが、ひとりじゃ入りづらく、相当ディープな世界なのかと思い込んでいたところがあります。でも、全然そんなことはないですね。

今回食べることのできなかった定食類またはワンプレートの食事をしたいですね。なんでも、カレーは評判いいみたいですし。

長野屋

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2020年6月10日 (水)

30数年ぶりのアンサーソング

かすてら音楽夜話Vol.78

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皆さん、Juicy Fruits(ジューシィ・フルーツ)というバンドをご存じでしょうか。デビューは40年前の1980年、シングル「ジェニーはご機嫌ななめ」(作詞・沖山優司 作曲・近田春夫)でデビューしました。

 

当時はやっていたテクノ歌謡といった感じで、ヴォーカルのイリア(奥野敦子)が裏声で歌う色物っぽいバンドとみられていました。

ワタクシ個人の好みは、「ジェニーはご機嫌ななめ」ではなく、セカンドシングルの「なみだ涙のカフェテラス」(作詞・近田春夫 作曲・柴矢俊彦)なんです(リンク)。この映像は再結成後のもので、イリアとドラムのトシ(高木利夫)だけがオリジナルメンバーです。

他のメンバーはギターの柴矢俊彦とベースの沖山優司です。もともとは近田春夫のバックバンドBEEFが母体となったバンドで、ほとんどの曲を柴矢氏と沖山氏が作曲しています。ちなみに作詞はほとんど近田春夫です。まあ、ほとんどが企画ものっぽいノリで作られていますが、演奏力は高いですね。それに、柴矢氏と沖山氏のコーラスワークもばっちりです。ちなみに柴矢氏はその後「おさかな天国」の作曲を担当しました。沖山氏はスタジオミュージシャンやライヴのサポートメンバーとして現在も活躍中です。

で、こうしたバンドのヴォーカルにありがちなのが、「まずまず歌がうたえりゃいいや」みたいなノリだと思います。でも、イリアはなんと中間部でしっかりとギターソロを聴かせてくれるんですね。

しかも、持っているギターがギブソンのレスポールですよ。これ、ものすごく重いんだそうですが、イリアは淡々と弾きこなしてしまうって、何気にすごくないですか?

その、「なみだ涙のカフェテラス」のカップリングで両A面としてリリースされたのがこちらです。

 

「恋はベンチシート」(作詞・近田春夫 作曲・沖山優司)でした。

わかりますかね。ベンチシート。当時もほぼタクシーやトラックくらいしか採用されてなかったと思いますが。シフトレバーが足元になく、ステアリングコラムに付いていて、シートが左右で分割されてないタイプですね。つまりはドライバーと助手席の人の距離を近くできるってやつです。それ以降何が起こるかは野暮なことは申しますまい。

これ、TVK(テレビ神奈川)のファイティング80の映像で蒲田にある日本電子工学院のホールで収録されたものです。このホール、今でもあるんですかね、トーマスさん?

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<グランタクシー>MZ-3/FA28-105mm

余談になりますが、モロッコではグランタクシーという乗り物があり、大型のメルセデスなどを使っていたものの、前席はベンチシートではございません。でも、その助手席側に大人2名を乗せるんですね。これはキツイです。ちなみに後席には大人4名です。これ、ベンチシートだったらなと思いますね。

その後のジューシィ・フルーツは近田春夫のサポートを離れ、迷走時代に突入します。コンセプトがずれてきたんですね。サザンの桑田佳祐のサポートを受けた時期もありましたが、1984年に解散します。

時は流れ、2009年にオリジナルメンバーの半分でJuicy Halfとして始動し、2013年にJuicy Fruitsに戻ります。ギターとベースは新メンバーですが、まったくの素人ではなく、キャリアを積み上げてきた人たちですね。そして、2018年には34年ぶりのオリジナルアルバムを発売しますが、その中の1曲が「恋はベンチシート」への自らのアンサーソングになっていますので、お聴きください。

 

「ハイブリッドその後」でした。作詞はイリアですが、作曲はオリジナルメンバー、柴矢俊彦です。

こういう遊び心のあるバンドは好きですね。コミックバンド(例えばビジーフォー)なんかもそうなんですが、こうしたバンドはしっかりした演奏力があってのものです。ただふざけているだけじゃ、ダメなんです。「知子のロック」もそうした一面のあるしっかりしたバンドでしたねぇ(遠い目)。

★引き続きリクエスト、お待ちしています。

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2020年6月 9日 (火)

行ってみたい国・ウズベキスタン

2020年6月現在で、観光旅行のための渡航というのは99.9%無理な状態です。ま、そういう考えを除外して「行ってみたい」「また行きたい」国や地域を取り上げます。初回はウズベキスタンです。

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<サマルカンド・レギスタン広場のメドレッセ>PENTAX ME-Super/A28mm

ウズベキスタンに注目したのは、ビザがいらないことです。日本人にはビザが免除されています。そして、夏季はウズベキスタン航空の直行便がタシケントまで飛んでいます。

でも、夏はかなりの酷暑だそうです。

観光資源はかなり豊富で、ティムール帝国の拠点であったサマルカンドやブハラ、砂漠の中のオアシス都市、ヒヴァなどがあります。

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<ブハラ・アルク>ME-Super/A28mm

実は初めての海外がウズベキスタンでした。というか、当時まだソ連があったので、かつてのソビエト連邦内の「ウズベク共和国」に行ったことがあるのです。この時は、隣の旧タジク共和国(現タジキスタン)にも行き、パンジャケント(当時ペンジケントと呼んでいたような)まで足を延ばしました。ここは、ソグド人の遺跡があるところです。

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<ヒヴァ>ME-Super/A50mm

初めての海外なのに、しかもソ連時代なのに、自由に旅ができたのかというと、できません。ツアーでした。

入国はハバロフスクで、ここに1泊し、タシケント経由でサマルカンドへ。2泊し、夜行列車でブハラへ。観光後、またタシケント経由でヒヴァの近くのウルゲンチへ。そこで1泊し、ヒヴァ観光後タシケントに戻り1泊という、かなり強行日程でした。

これをひとりで手配するとなると、目がくらむようなことになったでしょう。しかし、時は流れ、ソ連が崩壊し、独立したウズベキスタンは観光立国となったのです。

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<タシケント>ME-Super/A28mm

今なら、簡単にチケットは取れるし、宿も予約サイトなどで簡単に済むでしょう。また、当時はロシア語ができないと何にもできないような状況でしたが、今ではツーリスティックなところでは英語も通用してそうです。

それに、ウズベキスタンの鉄道は海外からも予約可能みたいなので、移動も何とかなりそうです。

ソ連時代の名残で、宿泊証明というものが必要なのですが、民泊以外のちゃんとしたホテルならば問題なしです。

てなことで、昨年の後半にガイドブックを購入しある程度研究済みでしたが。

以前行った時期は年末年始だったんです。といって、めちゃくちゃ寒いかというと、それほどでもなく、日本よりやや暖かいくらいでした。でも、写真が物語っていると思いますが、天気が悪いです。夏の前後でしたら天気の心配はいらないです。

当時のカメラ事情ですが、当然デジカメはなく、すべてフィルムに記録しました。何かの役に立つだろうと、この時初めてリバーサルフィルム(スライド用)を使いました。高額だったので、10本も持参しません。1枚1枚、惜しみつつ撮影しました。

ついでにいうと、カメラにオートフォーカスもなくて、すべてピントリングを回してのマニュアル撮影です。それに、交換レンズは標準の50mmと広角の28mmだけでした。当時世界最軽量といわれた一眼レフでしたから、重さは感じませんでしたが。これらの画像はフィルムスキャナーを使って自分でデジタル化したものです。今ならその苦労はなく、当時撮れなかった料理写真も行けますしね。

具体的にはカザフスタンと合わせて3週間とか考えていたんです。場合によってはキルギスタンも併せてですね。この3つの国は日本人はビザが免除されてます。これですと、ウズベキスタン航空ではなく、アシアナあるいは大韓航空のオープンジョーを使うことになります。

本当だったら、今頃行っていたと思いますが。ちきしょう、いつか絶対行ってやるでございます。

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<例のブツ>PowerShot

2週間くらい前にポストに投げ込まれていたでございます。東京はたぶん完了したんじゃないかな。

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2020年6月 7日 (日)

この通り要注意

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<シーロムを見下ろす国王>OMD10/ED14-42mm

本日より旅レポはなくなりました。ランダムにいろいろなカテゴリーのものが登場しますが、やっぱり最初はバンコクから。

前回の旅ではシーロムに滞在してました。場所でいうとシーロム通りのSoi6を入ったところです。場所柄うるさいと思われがちですよね。でも、ソイの入口から徒歩5分ほどなのに、周囲は住宅地でかなり静かです。

ま、そんなところなんですが、日夜被写体を求めて朝のパッポンを歩いてみたら、向かいのビルにワチラロンコン国王の肖像があったんです。

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<とある店の外壁>OMD10/ED14-42mm

朝のパッポンは特筆するものはないです。パッポンからパッポン2へと移動します。パッポン2のスリウォン通り側の途中でさらに小路が現れます。その通りが異様でありました。

肉体を誇示する男性の写真。それを取り囲む女装の人たち。女装です。この中に決して本物の女性はいないはずです。もういちいちいわなくてもいいと思いますが、女装した男性または女性化した男性ですね。

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<同じ店の窓の文字>OMD10/ED14-42mm

これなんか、はっきりとLGBTなんて書いてありますよ。つまりはそちらさん向けの店ですね。

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<怪しい看板>OMD10/ED14-42mm

この狭い通りのほとんどがこういう店ですね。いわばその道の人たちが集うんでしょうか。

ちなみに、背後のビルはパビリオン・プレイスというホテルですね。なんでもインド・ネパール長期旅行のヤムの会幹部が泊まったことがあるようです。

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<怪しい看板その2>OMD10/ED14-42mm

こっちもですね。パビリオン・プレイス、うるさくないんでしょうか。

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<怪しい看板その3>OMD10/ED14-42mm

シルエットのポーズが怪しすぎる。

こういう店があるからかどうか、このシーロム・サラデーン・スリウォンのエリアは男性二人組が非常に目立つというのはうがちすぎでしょうか。それも、かなりガタイがよくて筋肉ムキムキ、かなり短いショートパンツを穿いていたりします。

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<宿近くのマッサージ店の看板>OMD10/ED14-42mm

ちなみに、自分の泊まっていた宿近くにはこんな看板がひっそりとありました。ボーイズマッサーとも呼ばれるところですね。営業時間の夕方くらいからこの前を通りかけると、中から呼び込みの人が現れて「マッサージ?」と声をかけてきます。

スリウォン通り側からはここを通らないと宿に戻れないのでしょうがないんですが。声をかけてくるだけなので首を振って通り過ぎるだけですけどね。

でも、先ほどのパッポン2のあの通りはヤバイ。夜に迷い込まないようにしたいです。

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2020年6月 6日 (土)

スクート搭乗記

2019年12月26日(木)、2020年1月3日(金)

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<成田のチェックインカウンター>PowerShot

2019年12月~2020年1月の旅ではスクートを利用しました。

スクートはシンガポールのLCCです。通常ですと、シンガポール経由でバンコクとなると思いますが、TR869(行き)、TR868(帰り)という便に関してはやや特殊です。

成田発ドンムアン経由シンガポール行き(またはその逆)となります。この便でシンガポールまで行く客がいるのかよくわかりませんが、日本人が使うには便利ですね。ただし1日1便です。

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<吉野家の牛丼>PowerShot

これがかなり早朝の便です。食事は付かないので搭乗口そばにあった吉野家で腹を満たしていきました。

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<スクート機>PowerShot

黄色いカラーが独特でしょうか。タイのノックエアと合同で設立したノックスクートというLCCがありますが、そちらではありません。ただし、機体のカラーリングは似ています。

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<機内>PowerShot

機材はボーイング787です。LCCとしては大型機を飛ばしてますね。ただしサービスはほぼありません。シートバックにモニターさえありません。非常にシンプルです。

そして、当然ながら飲み物も一切出ません。当然ながらペットボトル持ち込みです。ま、これが正しいLCCのあり方なんでしょうが。

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<機内誌>PowerShot

こういうものはあります。でも、内容は英語記事ですね。そして、タイの情報はほぼなく、シンガポールの記事主体ですね。

わたしゃ、搭乗中は映画も見ませんのでこれはこれでいいのですが、たいていフライトマップを表示させておくんです。でも、それもありませんからね。ひたすら、手持ちの音楽を聴いているか、眠っているかですね。

非常に味気ないですが、直行便ですからありがたいです。タイ時間の午後4時くらいにはkimcafeさんにお会いできましたから。

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<例によってカツ丼>PowerShot

帰りは深夜便となります。しかも、0時を回ったところで飛びますから、チェックインは前日ということになりますね。

チャチューンサオからロットゥでエカマイに戻り、ターミナル21の大戸屋で腹持ちのよさそうなカツ丼とビールを頂きます。おかげでフライト中空腹感はありませんでした。

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<ドンムアン空港>PowerShot

宿に戻り、シャワーを浴びてチェックアウトです。宿はこの日も取ってありました。激安とまでは申しませんが、たまにはそういうこともします。ちなみに、2019年の3月にも泊まったSunflower Placeというところなので、ホテルレビューはなしです。

BTSでモーチットに出てエアポートバスに乗ります。ちなみに、シーロムからもバスはあるのですが、乗り場がわからず、勝手のわかるここにしました。渋滞対策というのもありますね。

チェックインは搭乗2時間前というのがきっちり守られていました。戻りは同じ機材だし、飲食できないのでひたすら寝てました。

また、座席(当然エコノミー)の居住性ですが、大型機ということもあり、良好でした。前後の座席間隔もレガシーキャリア並みです。それだけは特筆しておきましょう。

つうことで、ようやく年末年始の旅レポを終了いたします。コロナ騒動が終わるとして、スクートその他のLCCは生き残ることができるのでしょうか。ともかく、素早く収束していただき、入国制限の緩そうなところから旅をしようかなと思います。いつになるかな。

長々とレポしましたが、多くのコメントありがとうございます。さあ、次回の記事からは何が飛び出すかわかりませんよ。

<2020/06/07>一部追記しました。

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2020年6月 5日 (金)

ゆで卵寺院

2020年1月2日(木)

再び年末年始のレポです。

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<黄色いソンテオ>OMD10/ED14-42mm

バーンマイ百年市場からソンテオでチャチューンサオのバスターミナルへ出ました。息をつくいとまもなくワット・ソートーンへ行きます。この黄色いソンテオですか。料金やはり8バーツです。

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<ワット・ソートーン>OMD10/ED14-42mm

到着しました。15分程度でしょうか。かなり大きな寺院です。そして、参拝客がかなりいます。あるネット情報によれば、タイではワット・プラケーオに次ぐ参拝者の多い寺院だといいますが、ホンマかいな?

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<ウサギの像>OMD/ED14-42mm

同じくチャチューンサオのピンクのガネーシャではウサギの耳に願い事を囁くことがトレンドなんですが、ここではそうでもないようです。

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<本堂内>OMD10/ED14-42mm

建物に入ると円形の台座に仏像がのっています。その前では僧侶が一心にお経を唱えています。さらに、その外側では信者の皆さんも祈ってます。

これがよくわからんです。

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<信者>OMD10/ED14-42mm

この方はご高齢なので、椅子に座って祈ってましたが。ほとんどの信者は床にぺたりと座り込んで(あのタイ独特の座り方)祈っておりました。

その後、別の建物に移動します。

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<卵ケース>OMD10/ED14-42mm

この寺院は卵を持参して祈るといいことがあるのだそうです。バンコクアパート住まい(当時)のkimcafeさんは卵を持ち帰り、食卓に加えたかったようです。

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<ゆで卵でした>OMD10/ED14-42mm

でも、生卵ではなく、茹でたものでした。かなりの卵が持ち込まれますが、そのうちの何割かは割れてしまうでしょう。それが生卵であったら、かなり悲惨なことになりますね。ゆで卵でよかった。

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<おみくじ>OMD10/ED40-150mm

これ、中華式のおみくじっぽいですが、手順が変わっているようです。

 

こんな感じで占うようです。木簡のようなものに「大吉」みたいなものが記してあるのでしょうか。紙のおみくじをその後引きに行くという場所もないようでした。

今日のコンタイ

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<金箔貼り>OMD10/ED40-150mm

このゆで卵とおみくじのスペースでは多数の仏像もあり、金箔でタンブンする人たちも多いです。でも、なぜか犬とも虎とも取れそうな像があって、これにも金箔を貼ります。

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2020年6月 3日 (水)

天才少年歌手が満を持してのソロデビュー

かすてら音楽夜話Vol.77

皆さん、少年や少女のシンガーというとどのような人を思い浮かべるでしょうか。最近でしたら「崖の上のポニョ」の大橋のぞみ。古くは「黒ネコのタンゴ」の皆川おさむとかですかね。芦田愛菜もそうかな。海外でいうと、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)がいまだに現役です。

ま、スティーヴィーは別格として、たいていは児童合唱団の出身だったりします。彼らに立ちふさがるのは「声変わり」という壁でして、シンガーとしてはたいていは青年期になる前に消え去ることになりますね。芦田愛菜は生き残ってますが、もはや歌手とはいえないでしょう。

Miyaji

本日取り上げるのはエレファントカシマシのヴォーカル、宮本浩次(みやもと・ひろじ、通称ミヤジ)です。画像はNHKのポップジャム出演時のもので、20年くらい前のものです。1966年生まれですから、誕生日が来れば54歳。

なんと、ミヤジは小学生当時にNHK児童合唱団に所属していて、10歳の時にレコードデビューを果たしているんです。しかもそれが、10万枚のヒットを記録したんです。

その曲は「はじめての僕デス」。「みんなのうた」で放送され、その後は競作され、あの加藤茶のヴァージョンもあります。リンクをつけておきましたので、聴いてみてください。皆川おさむとか問題になりませんから。

余談ですが、皆川おさむはひばり児童合唱団に所属していて、叔母がひばり児童合唱団の代表でした。そのデビューはある程度コネみたいなものもあったんじゃないでしょうか。ミヤジの場合、まったくコネはなく、歌唱センスなどからの大抜擢だったんじゃないでしょうか。

時は流れ、1988年、大学生のままエレファントカシマシでデビューします。紆余曲折はありましたが、現在まで活躍中です。

2018年、椎名林檎とのデュエット「獣ゆく細道」でソロデビューします。その後、東京スカパラダイスオーケストラの「明日以外すべて燃やせ」のヴォーカルに起用されます。そして、2019年、53歳にしてソロシングルを発売します。2020年、アルバム『宮本、独歩』をリリース。これまでも、プロモーションを行ってきましたが、コロナ騒ぎでソロツアーが延期ということになってしまいました。それだけは残念ですが。ワタクシもアルバムを手に入れたいんですが、タワレコなどが閉まってしまい、手に入れておりません。Amazonで入手可能ですが、やっぱり直接手に取りたいです。

 

こちら、デビュー曲ではありませんが、月桂冠のCMでも流れているので、聴いた方も多いのではないでしょうか。

ミヤジはエレファントカシマシの活動に100%全力を尽くしてきましたが、ソロ活動を決意するのは2012年に感音性難聴を患ってからといいます。左耳がきこえなくなり(その後手術で回復)、湘南の海で左耳を海風に当てているのが癒しになったと語っています(「NHK SONGS」)。そうしているうちに、「もうそろそろいいんじゃないか」という思いが沸き起こってきたといいます。

それからだいぶ時間は立ってしまいましたが、エレファントカシマシデビュー30周年などのイベントもありましたからね。

エレファントカシマシでのヴォーカルでは、だいぶ喉に負担のかかるような歌い方をしていました。楽曲(ほとんどを自身で作詞・作曲)が歌うとなるとかなり難しいというものもあります。これはバンドということを考え、あえて、そうしているのだと思います。作詞ということを考えますと、意外にもエレファントカシマシのミヤジの言葉はごく普通の日本語です。英語のフレーズなど皆無に等しいです。ま、ライヴなどでは「楽しんでくれ、エビバデ!」とか叫んでますけどね。

でも、ソロ作品の言葉では英語のフレーズも結構多用されてます。聴くとかなりわかりやすく、ストレートにミヤジの思いが伝わってくるような気になりますね。

 

これだけのキャリアがある人がソロになると、ターゲットを大衆寄りにべったりということがあります。そのいい例が谷村新司や堀内孝雄ですかね。でも、そこまで迎合せず、自分の立ち位置を維持したまま、わかりやすいソロ曲を作っていくというのは、桑田佳祐、奥田民生あたりに通じるものがあるのではと思います。

個人的にはソロ活動は今年いっぱいで、来年からはエレファントカシマシに戻ってきてほしいのですが、ソロとしての大きな可能性を見せてくれました。

今後も末永くロック歌手として頑張っていただきたいです。

最後におまけです。NHKの「うたコン」での「雨上がりの夜空に」(RCサクセション)のカバーです。これは天国の忌野清志郎も喜んでいると思いますよ。奥田民生、トータス松本、斉藤和義などのカーリングシトーンズのメンバーも大喜びでした。

宮本浩次、その未来にハレルヤ!

★引き続きリクエスト受け付けてます。洋楽もアリですよ。

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2020年6月 2日 (火)

かのやのごぼう天うどん

今日の立ち食い蕎麦・うどん Vol.1

新企画です。2年間、新宿経由で電車通勤してました。その間だけでなく、これからもあるかもしれない、サラリーマンのソウルフードをシリーズ化しようと思います。

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<黄昏の新宿駅>iPhone5c

以前は小田急から埼京線に乗り換えるのに、連絡口を使ってそのまま1番線ホームあたりに直接行っていたのですが、ここはかなり混むことに気づきました。

同じホームの渋谷寄りまでたどり着けば、人も少なく、特に新宿始発に乗ると確実に座っていけることに気づきました。

とはいえ、ホームを移動するのはかなり大変で、いったん南口または東南口から外に出て、甲州街道の下をくぐりNew〇Man脇のエスカレーターで反対側に出てミライナタワー口からまた入ることにしました。こうすると多少時間はかかりますが、便利なんです。

その過程で見つけたのが、「かのや」という立ち食いの店でした。場所は、新宿駅東南口を出て、Flagsというビル脇のエスカレーターか階段を降りた広場の向かいにあります。

激務で疲れ、たまには腹をちょっとだけ満たして帰ろうということもあります。ここは、立ち食いならば当然の食券方式です。メニューはそば・うどん・カレーなど。ほかにセットものとかもあります。

こういうところで食べるとなると、蕎麦を選ぶのですが、店の看板に堂々と「讃岐」の文字が躍っています。そこで選んだのがごぼう天うどんです。

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<ごぼう天うどん>iPhone5c

澄んだスープです。これがもう絶品。とても立ち食いの店とは思えません。

それに、関東でごぼう天を具にしている店はあまりないですね。このごぼう天をスープにどっぷり浸し、柔らかくして食べるともっちもちのうどんと相まって、とても美味しいです。

確か、470円だったかな。立ち食いの店ですが、カウンターがあり、10数名は座ることができます。いや、これ、美味しいわ。

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<ごぼう天蕎麦>iPhone5c

ここはカウンターで「蕎麦ですかうどんですか?」ときかれます。さらには「温・冷」も選べます。後日、蕎麦で試してみましたが、スープがやはり関東風になるんですね。値段は同じです。こちらはうどんよりも味が濃い目になりますね。

おすすめはやっぱりうどんです。その中でも「ごぼう天うどん」は最高。

食べログを見てみましたが、「かのや」は新宿西口にもあるようです。でも、そちらにはごぼう天がないみたい。コロナ騒ぎが始まる春節あたりには、中国人観光客もキャリーバッグを持って店に結構いましたね。ここ、穴場だと思いますよ。

究極は蕎麦を頼んで、うどんのスープで作ってもらうことですかね。最初に入ったころ、そのような張り紙があったと思いましたが、今はないんですよね。だれかやってみて。

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