鉄道でロッブリー往復
近県ショートトリップの画像ですが、まだ処理しきっておりません。その他に、何を話題にするかというこちらの問題もありますので、これまた次あたりですかね。
ま、そんなに期待するほどの内容ではありませんので、さらっと流しましょうかね。
と、いうことですので、2003年3月に時を戻そう。
<チャオプロム市場前>MZ-3/FA28-105mm
これ、17年前のアユタヤ島内中心部の様子です。雰囲気的には現在とあまり変わってません。
ただ、自転車三輪タクシーの「サムロー」がいたんですね。何を隠そう、今気づきました。現在は消滅しています。
アユタヤはバンコク以上に起伏のないところなので、サムローでもいい商売になると思います。ただ、それはアユタヤ島内に限ります。アユタヤ島外に出るには立体交差になっている片側2車線の陸橋を超えるか、渡し船にサムローごと乗せる必要があります。後者は絶対無理でしょう。陸橋はかなり危険ですね。もっとも、わたしゃ3年前に自転車で数回わたりましたが、もうやりたくないです。
これまでのアユタヤ2泊で、アユタヤのだいたいは回ってしまったので、ロッブリーに行くことにしました。歩き方の巻末には鉄道の時刻表があり、これなら無理なく往復できそうなので、行くことにしました。ただし、アユタヤ駅はアユタヤ島外にあります。
<渡し船乗り場>MZ-3/FA28-105mm
ホテルから渡し船乗り場までは徒歩数分で到着します。当時は渡し船は2ルートあり、料金は短いルートが1バーツで、川を斜行するルートが2バーツでした。川を斜行するルートはチャオプラム市場近くから出て、駅に近いところに到着します。1バーツのルートはチャオプラム市場からやや遠めのところから出て、駅側には2バーツの渡し船と同じところに到着します。
3年前アユタヤに行きましたが、短いルートのほうが廃止になっていたようでした。
<アユタヤ駅>MZ-3/FA28-105mm
アユタヤの先で行き先が分かれます。ロッブリーはチェンマイ方面のいわゆる「北本線」になります。
料金は11バーツ。今でも変わらないでしょう。窓口では切符を問題なく買えました。しかし、当時のアユタヤ駅にはアルファベット表記のものは、バンコク方面とノンカイ・チェンマイ方面という、ざっとした列車の方向を示すものだけでした。ものすごく不安です。なにしろ、列車を間違うとロッブリーに接近することなくノンカイまたはウボンラチャタニー方面に行ってしまうのですから。しかも時刻通り来ませんし。
何回も駅員に確認しました。それで何とか間違わず、列車に乗れました。
座席指定のないチケットです。それでも先頭付近の僧侶の横が空いていました。僧侶専用座席ではありません。信心深いタイ人でしたらこの席は遠慮することでしょう。普通列車なのに、物売りがかなり乗っていました。
さて、列車に乗ってもまだまだ不安がありました。ロッブリーがアユタヤからどのくらいかわからないのですね。到着する駅でその駅と次の駅を確認できます。でも、大きなタイ文字の下に小さく書かれたアルファベットだけが頼りなんです。しかも、窓側に乗ったタイ人はほとんどが窓の遮光板(日よけというには大げさなシロモノ)をおろしてしまい、あまり外が確認できないんですね。
<ロッブリー駅>MZ-3/FA28-105mm
それでも何とかロッブリーに到着し、降りることができました。
<首のない仏像>MZ-3/FA28-105mm
廃墟となった寺院です。ロッブリーもアユタヤ王国がビルマによって徹底的に破壊されたところです。アユタヤと同じように首をはねられた仏像があります。同じ上座部仏教を信じる同士であってもこういうことはするんですね。
また、このような仏像にも袈裟のような布を巻いてあげるというタイ人の優しさをこの時初めて知ったような気がします。
<猿生息地>MZ-3/FA28-105mm
ここは実に猿が多いです。
<ロッブリーの猿>MZ-3/FA28-105mm
駅の付近は猿のテリトリーではないようでした。ただ、もう少し北上すると、街中であっても猿が出没していました。
<昼食>Coolpix880
帰りの時刻を気にしながら、駅に近いところにちょっと洒落た、いわゆるカフェ風の店がありました。でも、客はタイ人ばかりです。でも、英語メニューがありました。
それによると、「Spicy Thai Noodle」です。具は海鮮ですね。麺もクイッティアオぽくないです。ずっとパッタイだと思い込んでいましたが、あらためて画像を見てみると、パットキーマオのようです。それもスパゲティを使ったスパゲッティ・パットキーマオなのかもしれません。これ、結構美味かったです。ペプシも頼んで50バーツでした。当時としては高めですかね。
<帰りの列車>MZ-3/FA28-105mm
帰りの列車の切符を窓口で購入しようとしたら、係員が「早い列車があるけど、どう?」ときいてきました。迷わず購入しましたが、40バーツしました。乗る予定の前の「Rapid」という快速です。いずれにせよ、遅れて到着したし、座ることもできませんでした。もちろん、冷房もなしです。結局は疲れたでございます。
雰囲気的にはあまり変わらないかもしれませんが、ディーゼルカーのカラーリングは今と違いますね。こうして、タイ6日目にして、SRTに乗ることができました。
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コメント
なかなか海外旅行というわけにはいきませんね。
しばらくは国内をぶらぶらですかね。
投稿: カルロス | 2020年10月 3日 (土) 23時53分
カルロスさん。
今、ビジネスマンのバンコク赴任でホテルに2週間隔離になっているYouTube動画が上がってます。
滞在費7万バーツだそうで。
ショートトリップを月1くらいかな。
そのうち、どーんと1週間くらいやりたいですが。
投稿: ヒョウちゃん | 2020年10月 4日 (日) 00時24分
最後から2枚目はスパゲッティ・パット・キー・マオでしょう。
家族全員大好きです。 前回オフ会をしたステーキ屋の
メニューにもあります。休業や閉店になってしまった店が
多数ありますが、あの店はコロナ渦の影響で大変なことに
なってもいろいろな工夫をして頑張っていますよ。
旅行者が何の規制もなくタイに入国できる日はまだまだ
先になりそうです。1日でも早く規制が解除されることを
願うばかりです。
投稿: Naozo | 2020年10月 4日 (日) 20時52分
Naozoさん。
ああ、やはりそうでしたか。
まだわからないことだらけですが、それなりにタイに通い続けたからこそ、自分でも理解できるようになったことですね。<スパゲティ・パットキーマオ
日本も飲食関係に限らず個人の事業者は大変なんですが、タイもデリバリーをやったり大変ですよね。
Naozoさんのお仕事も大変でしょうね。
頑張ってください。
投稿: ヒョウちゃん | 2020年10月 4日 (日) 22時00分
タイ国鉄
3等車だと
めちゃめちゃ安いですけど
2等車エアコンだと
めちゃめちゃ高いですよね。
そして
どちらにしても遅い
車内禁酒になり
ビールの販売もなくなって
さらに魅力が薄れました。
そう
ロッブリの猿
友好的でしたか?
投稿: 裕治伯爵 | 2020年10月 7日 (水) 07時49分
裕治伯爵。
バンコク・アユタヤの3等料金、15バーツってのが長年変わらないのが嬉しいですね。
近郊コミューターで、1~2駅ですと2バーツらしいんですが。
2等エアコンは日中の列車の最高運賃ですね。
下手すりゃ、LCCよりも高額かも。
バスのほうが安くて速い可能性がありますね。
禁酒になってしまったんですが、3等列車の割と長距離を走る便は、車販が充実しているので、またタイに行くことができるようになったら、利用しようかと思ってるんです。
走っていれば割と涼しいし。
この時は猿にはなにも悪さはされませんでした。
後年、また訪れたら、背負っていたリュックを引っ張られました。
プラチュアップキーリーカンの山のほうが猿の数が圧倒的に多いですがね。
投稿: ヒョウちゃん | 2020年10月 7日 (水) 18時35分