やっと観光に
ソ連があったころのウズベキスタンツアーから(3)
<山の向こうはアフガニスタン>ME Super/SMC50mm
ツアー3日目。全行程8日しかないのに、まだ観光してません。この日ようやくサマルカンドを回ります。
宿泊したのはホテル・サマルカンド。前夜真っ暗な中到着し、ほとんど眠るだけだったのだが、小さいながらバルコニーがあり、そこからは雪をかぶった山が見えた。方角的にはあちらがアフガニスタンということになる。
当時すでに、ソ連によるアフガニスタン侵攻があり、アフガニスタンに行くということは事実上無理でした。でも、かなり年上の同僚はアフガニスタンに行ったことがあるといってました。その時以来の内戦継続中。どうにかなりませんかね。
同室のOさんとちょっとだけ外に出ることにしました。ホテルの敷地を出た途端、小学校低学年くらいの子供が「ガム!シガラ(煙草)!」と叫んで近づいてきましたが、この後面倒なことになりそうだったので、引き返しました。
戻りのエレベーターでは明らかに「西側」から来たツアー客に持っていたカメラのことを話しかけられました。どこかは忘れましたが北欧の国から来たとのこと。やはり、このホテル・サマルカンドも各国からのツアー客を集めているわけですが、ここで東アジアではない欧米からの人とも出会うわけです。
交易物はありませんが、さすがはシルクロードで、東西の人々がすれ違う場所でもあるわけです。
<ウルグベクの天文台>ME Super/SMC28mm
さて、観光です。サマルカンドというとティムールですが、その孫にあたるのがウルグベクで、当時の超保守的なキリスト教会と違い、学問の上でもイスラム社会は先進的でした。ウルグベクは天文台を設けました。画像の長方形の入口から覗くと、六分儀の形が見て取れます。
<シャヒー・ジンダ廟群>ME Super/SMC28mm
次に向かったのがシャヒー・ジンだ廟群です。早くもサマルカンドブルーと出会うわけですが、天気がイマイチ。
その次はビビハニム・モスクでしたが、すっかり崩れ落ちていて写真を撮るのをやめました。ちなみに、現在はすっかり修復されているようです。
<コルホーズバザール>ME Super/SMC28mm
その後、徒歩でバザールへ。現在あるシヨブバザールではありません。まだできてなかったのではないでしょうか。
ここで珍しく自由行動となり、適当に見て回ります。ワタクシは、両替したお金でメロンを一切れ購入しました。金額は覚えてませんが、確実にぼられていたでしょう(そもそも、両替自体が実勢レートではないはず)。
同行していた人は、100円ライターをかなり用意してきて、物々交換でメロンをゲットしていました。しかし、メロン一切れですよ。この後、それを見ていた現地のおじさんが100円ライターとルーブルの交換を申し出ていました。両替率からしてもかなりの額となったようです。
なんでも物資の不足するソ連では、このようなライターもガスや石の補充をして、かなりの間使い倒すようなんです。このあと、同じような条件下にあると思われた中国に行き、100円ライターを用意して交換してみたのですが、金銭との交換はできませんでした。また、物々交換も渋々という感じでした。中国ではすでに100円ライターが普及していたようですし、もともと外国人は兌換券であるため、両替には積極的ではなかったのではと思われます。
本日はここまで。
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コメント
あれ、レギスタン広場やティラカリ・メドレセは行ってないのですか(・・?
投稿: おりんぴあ | 2021年2月19日 (金) 00時49分
おりんぴあさん。
コメントありがとうございます。
サマルカンドまで行って、レギスタン広場に行かないというのは詐欺にも等しいですね。
もちろん行ってます。
この日の午後ですね。
続きでどうぞ。
投稿: ヒョウちゃん | 2021年2月19日 (金) 22時06分