観光のハイライトだが、天気最悪
ソ連があったころのウズベキスタンツアーから(4)
コルホーズバザールからいったん引き上げます。バスに乗る直前、アイスクリーム売りが登場して、ルーブル減らしに買ってみました。これは美味かったです。ソ連の牛乳加工品は割と美味いという評判があったんですね。
<ソ連のバス>ME Super/SMC28mm*別の日です
さて、ソ連のバスですが当然ながら西側諸国で作られたものは入っておりません。乗用車も同様です。見たこともないようなバスで、クッションなどはほとんどないに等しいものです。とはいえ、サマルカンドだけ回る分には移動も短時間だし、なおかつこのツアーは総勢20人くらいでしたので、ひとりで2席を余裕で使えました。つまりはそんなに不満はなかったです。
これがそのようなバスを使って毎日中長距離を移動するとしたら、大変だったと思いますが。
ところで、当時のソ連を中心とする経済圏はコメコンというものがありソ連が介入して戦後にできた社会主義諸国の製品も入ってきているわけです。ここで、「ソ連のバス」とは書いていますが、もしかしたら東ドイツ製だったりチェコスロバキア製だったりした可能性もあります。
<ナン>*イメージです
さて、いったんホテルに戻りまして昼食です。毎日登場するのはナンです。現地発音で「ヌン」ともいうようですが。インドのナンも窯で焼いていくので、ルーツは同じようです。
しかも、ティムール朝が消滅後、王朝の子孫が現在のアフガニスタンに逃れ、その後インド亜大陸に入りムガール朝を建てたともいわれているので、割と信憑性はありそうです。ただし、全インドでナンを食べているわけではありませんが。
これにラグマンとサラダあたりでしょうか。夜はプロフと肉がついたような気がします。ともかく、ウズベク共和国に入ってからは食事の不満はありませんでした。
<レギスタン広場>ME Super/SMC50mm
午後の遅い時間まで休憩です。一行はレギスタン広場に向かいます。
ところで、画像の色調が暗いのはフィルムのせいといって差し支えないでしょう。用意したフィルムはフジのISO50くらいのリバーサルでした。しかも、当時使っていたカメラはPENTAXの一眼レフで、露出をカメラ任せにできるタイプで、すべてオートで撮っていたのですね。
この、リバーサルフィルムは晴天だとものすごくコントラストのはっきりしたものに仕上がるのですが、冬場とか曇りの日はあまりそれが発揮できないのです。ともかく、この日はこんなくすんだ感じのものに見えました。
<シルドルメドレッセ>ME Super/SMC28mm
こちらが比較的まともに撮れた画像です。ここはいうまでもなく、3つのメドレッセ(神学校)が向かい合う世界的にも稀な場所です。特にこのシルドルという神学校は正面にライオンのような動物が描かれていて、偶像崇拝を嫌うイスラム社会では当時あまり尊重されたかったとのことです。
<ティリヤカリメドレッセ>ME Super/SMC28mm
そのため、ティリヤカリメドレッセが新たに作られたとのことです。
<ウルグベクメドレッセ>ME Super/SMC28mm
正面から見て左側にある神学校が最も古いそうです。
現在さらに修復が進み、ここはかなりツーリスティックになっているようです。カフェもあるらしいです。
<グルエミル廟地下>ME Super/SMC50mm
ますます、日が傾いてきたころ、グルエミル廟に向かいました。地下にティムール一族の墓があります。
ここに見えているものは石棺ですが、実際に葬られたのはここよりさらに深いところにあるようです。ムスリムは土葬を行いますので、直接見えている部分を暴かれるのを避けたのでしょう。
このあと、ホテルに戻り夕食。続きます。
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コメント
ここはやはりスコーンと抜けるような青空が一番映えますね(^^;。
投稿: おりんぴあ | 2021年2月23日 (火) 00時50分
おりんぴあさん。
コメントありがとうございます。
季節的にしんどそうですが、やっぱり夏ですね。
青い空に複雑な青のタイル。
間違いないです。
投稿: ヒョウちゃん | 2021年2月23日 (火) 20時21分