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2021年2月 8日 (月)

オーケーの本命ワイン

1000円以下のお手軽ワインVol.9

久々、この企画です。

オーケーというスーパー、自宅近くは駐車場が狭いとかいってましたが、相模原の古淵近くにあるニトリモールにも入店しておりました。このスーパーは大方の商品が10%程度他よりも安いのではないでしょうか。

以前、オーケーがメルシャンに特注してオーケーのみで販売する安いワインを紹介しました。でも、オーケーには隠し玉があったのです。

Wine0196

<隠し玉>PowerShot

オーケーのホームページで社長自ら絶賛しています。だったら、もっと声高にプロモーションしてもいいと思いますが。

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<表ラベル>PowerShot

でも、供給量とかあるんでしょうね。オーケーのワイン売り場の棚ではひっそりと置かれている感じでした。

Wine0199

<裏ラベル>PowerShot

いつぞやは、「ワイナリーの問題で品切れになっていることもございます」みたいな張り紙もありました。絶対的生産量が不足しているのでしょう。

それに、ぶどうという果実ですから、天候等に左右されますしね。

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<注いだ状態>PowerShot

ワイン名:Altos de Tamaron Roble
原産国 :スペイン
生産年度:2017年
生産者名:Pagos del Rei
容量  :750ml
度数  :13%
ぶどう種:テンプラニーリョ
タイプ :フルボディ
販売会社:オーケーコーポレーション
価格  :699円(+税)

ちなみに、輸入はメルシャンです。

Wine0201

<コルク栓>PowerShot

オーケーの社長のこだわりだと思いますが、スクリューキャップ全盛のこの時代にありながら、コルクを使ってます。ま、激安のワインでもコルクなので、これをスクリューキャップにすることは、許せないんでしょうね。

ラベルやコルクに書かれている、Ribera del Dueroとは生産地のことです。スペイン語でドゥエロ川の河岸という意味ですね。

そのドゥエロ川とは、下流でポルトガルに入り、ポルトで大西洋に注ぎます。ポルトガル名はドウロ川。ポルトガルのドウロ川沿岸もワインの生産が盛んです。とくに有名なのがポルトで生産される強化ワインである「ポルトワイン」です。

スペインでの「リベラ・デル・ドゥエロ」とは、カスティーリャ・イ・レオン州の一部でバリャドリッドよりやや上流に当たりますので、まるでポルトワインとは関係なくなります。ほとんどスペインの内陸部ですし。

さて、味ですが、スペインの風土が関係するのか、フルーティさはまるでありません。といって、渋みもあまりなく、飲みやすいのかもしれません。表記はフルボディになってますが、もう少々軽めかも。合うとしたらやっぱり肉料理なんじゃないすかね。できれば、ハモンセラーノとかチョリソとか。

ま、値段が値段ですから国産生ハムなどでも十分です。

オーケーの社長によれば、木樽で3か月、ボトルで6か月熟成させたとあります。調べてみると、同じような名前を持つ「Altos de Tamaron」、つまり「Roble」抜きのワインもあるようです。でも、こちらはスペインで仕込まれて同時にボトル詰めされる純粋な輸入ワインでしょう。

わずか700円弱で提供できるのは、ぶどう液を輸入し、メルシャンで樽詰めということなんじゃないかと思いますが。買って損はしないワインですね。

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