ついに高山病の症状が出た
西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(9)
<沱沱河沿の食堂>P-30/SMC A28mm
悪夢のような一夜が明けました。眠れるのかと思いましたが、疲れていて適度な睡眠は取れたようです。前日の夕食もこの建物で済ませましたが、ツアー一行が入ると、キャパシティが足りないようで、ガイドの李さんと陳さんが手伝うような状態です。
味がどうこうの問題ではなく、栄養補給といった状態です。それでも、ここには卵がありました。
<長江第一橋>P-30/SMC A28mm
この、沱沱河沿は長江の最上流部にあたり、ここより上流には橋がないことから「長江第一橋」がかかってました。
<この日のバス>P-30/SMC A28mm
ゴルムドからのガイドは昨日で終わり、この日からは尹さんという漢民族の男性がガイドとなります。この人が結構な曲者だったのですが。
そして、バスも交代です。三菱製ではありますがいつ製造されたのかわからないオンボロぶりです。そして、暖房が入らず、車内でもモコモコに着込むことになりましたが、馬力はあるので距離は稼げました。
<雁石坪の住人>P-30/SMC A28mm
バスが最初に止まったのは雁石坪というところで、チベット族のテントがありました。近くにはヤクの糞が乾かされていました。
<長江>P-30/SMC A28mm
このあたりは標高4500メートルあたりをキープしてました。チベット高原のちょうど真ん中くらいで、平原状態です。長江の最上流部もこの程度の幅がありました。
<絶景>P-30/SMC A28mm
この日は太陽が昇ってからは天気が良く、車窓も飽きません。
<事故現場>P-30/SMC A28mm
しかし、こういう場面は結構目撃しました。
<唐古拉山口>P-30/SMC A28mm
それほどの山道を登ってきた感じはなかったのですが、なだらかな上り坂がずっと続いていたのでしょうか。唐古拉山口に到着しました。標高5231メートルと、この旅での最高地点となります。あとは下るのみ。山を越したかもしれません。
<唐古拉山>P-30/SMC A50mm
この山も軽く7000メートルくらいあるのかもしれません。
<アムドの食堂>P-30/SMC A28mm
バスは一気に高度を下げてアムド(安多)の町に入りました。ここで昼食です。
店は尹さんが「衛生状態のいい店をわたしが選びます」といい、見つけたのが四川料理の店です。ということは彼の嗜好が反映されるということで、この後一切、ムスリムの店には寄り付かなかったのでした。
<昼食>P-30/SMC A28mm
ここは標高3900メートルということで、普段とあまり変わらない内容の麺料理とヤク肉のおかずですが、火の通りもよくなったのか味は良かったです。
標高も下がったということで、社長がビールを注文しました。しかしこの後再び、4000メートル台に復帰し、社長の体調は悪化しました。彼はこの後、チベット自治区を離れるまで一切のアルコール類を口にしませんでした。
メンバーの中にはすっかり体調が悪くなり、食事にも出てこずにバスで休む人も出始めました。
<チベットの空>P-30/SMC A28mm
この後は快調に飛ばし、ナチュ(那曲)には18:00という明るい時間に到着しました。これも、オンボロだがエンジンの調子のいいバスのおかげかも。
<今夜の宿>P-30/SMC A28mm
同室のHさんとほとんど何もないナチュの町歩きをしたところ、今度はこちらが体調悪化です。軽い頭痛が続きました。Hさんも同じだといいます。
夕食は食べに行ったものの、明らかに不味く体調も関係するのかもしれません。
近くのテーブルに西洋人のグループがいましたが、彼らは盛大に飲み食いし、生ぬるいビールもがぶ飲みしておりました。これは体格の差なのか、奴らが鈍感なのか。
部屋ではHさんともどもゴロゴロと横になったままで、カロリーメイトなどを齧りながら、そのまま眠ることとなりました。このホテルもお湯が出ず、入浴はしませんでした。
続きます。
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