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2021年5月25日 (火)

いすゞプラザに行ってみた

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<いすゞプラザ>KP/DA21mm

4月某日、神奈川県藤沢市にあるいすゞプラザに行ってきました。

その前は日野オートプラザに行ってきたのですが、いすゞプラザもまた、自動車博物館なのです。

しかも企業博物館ですから無料です。ただし、ここも予約制で数日前にメールで予約しました。2時間限定の自由見学です。

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<いすゞのトラック>KP/DA21mm

いすゞといいますとこれまた日野自動車同様にバス・トラックに特化したメーカーです。

2階は小中学校の社会科見学にも対応するような、工場のラインの仕組みの開設や、自動車の基本部品の解説、体験コーナーとなっています。

ま、そのあたりはスルーして、展示車にまいります。

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<いすゞベレル>KP/DA21mm

こちら、いすゞが初めて自社で開発し、生産した乗用車です。

こちらヘッドライトが丸目の二灯式ですので、前期型みたいですね。後期型は丸目の縦四灯式になります。生産開始は1962年と日野自動車のコンテッサよりもわずかに遅いです。

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<ベレルのリア>KP/DA21mm

コンテッサよりも1年遅れで登場したベレルですが、排気量1991cc(ガソリン・ディーゼル)と1491cc(ガソリン)の3車種構成でした。車格としては当時の大型車に相当します。

トヨタですとクラウン、日産ではセドリックあたりに相当するクルマですね。

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<ベレル>KP/DA21mm

2000ccクラスのディーゼルですが、なんとエルフ(小型トラック)のエンジンを強引に収めたというシロモノでした。

コンテッサと違いエンジンは前置きで後輪を駆動するFR方式です。ただし、あまりにもなデザインが影響してかかなりの不人気車でした。生産は1967年に打ち切られ、後継車種のフローリアンに受け継がれますが、このフローリアンも不人気でした。

そんなクルマですが幼少期に何回かは見かけたことがあります。

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<いすゞジェミニ>KP/DA21mm

どういうわけか、フローリアンも人気車のベレットも展示がなく、自社生産の乗用車はこちらが展示されていました。

ジェミニというと後年パリをアクロバティック走行するCMが話題となりましたが、そのクルマは二代目でこちらではありません。

この初代ジェミニは1974年に登場しました。そのころ、いすゞはアメリカのGM(ジェネラルモーターズ)と深い関係があり、大衆車部門で「同じシャシーから派生したクルマを世界中で展開する」Tカーという構想がありました。

その戦略に乗ったのが初代いすゞジェミニです。ベースは西ドイツ(当時)のオペル・カデット(Cタイプ)で、アメリカ、オーストラリア、韓国などで姉妹車が作られました。

いすゞというメーカーが乗用車部門で世界に名を知らしめたクルマともいえます。

こちらも後輪駆動のFRで、セダンとクーペが作られました。

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<ジェミニのリア>KP/DA21mm

エンジンは1600ccのガソリンで、のちに1800ccのガソリンとディーゼルが追加されました。

カテゴリー的には小型車ですが、他のメーカーを持ち出すとトヨタならコロナ、日産ならブルーバードよりやや小さい、カローラやサニーよりやや大きい位置づけでしょうか。

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<初代ジェミニ>KP/DA21mm

またのちに、ライトは角目に変更され、フロント部分も下部がややせり出すスラントノーズに変更されました。

後年、オペル・カデットの新世代モデルをベースとしたFFの二代目ジェミニが登場しますが、よほど人気があったのか初代のFRジェミニもしばらくは並行して販売されたほどです。

見た目は地味ですが、いすゞの誇る名車ともいえましょう。

続きます。

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