« 2021年5月 | トップページ | 2021年7月 »

2021年6月29日 (火)

高速ラーメン@酒々井

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.29

Cidc152

<酒々井PA>PowerShot

4月のショートトリップの帰り、東関東自動車道に乗り自宅へ向かいます。成田からほどなく、酒々井PAで遅い昼食です。

ここは上り線です。成田空港への往復時に酒々井で休むことが多かったですね。ということで、まあまあ知っているところですが、下り線はリニューアルされていて店が一新されておりました。

Cidc153

<リニューアル>PowerShot

内部はこんなに奇麗になってました。これまでは食券の食堂みたいなレストランがひとつ入るだけでしたが、ご飯もの、そば・うどん、ラーメンと専門店ができていました。

さて、どれにするか。

Cidc154

<北海道味噌ラーメン>PowerShot

滝野商店というところがやっているラーメンショップです。

食券を購入後、窓口で呼び出しの機械と交換し順番を待ちます。席も充分にあるのでどこで待っても大丈夫ですね。

Cidc155

<シンプル麺>PowerShot

味噌ラーメンの一番安いやつです。800円。

もやし、コーン、肉みそだけという潔さ。

チャーシューが入ると名称が変更されやや値段が上がります。

Cidc156

<リフトアップ>PowerShot

とはいえ、これはなかなか美味いです。

なんだろう、これまでのサービスエリアで食べるモノとは全然違いますね。普通に駅前で店を出しても「美味い」と評判になる味ですね。

ま、値段が800円ですからね。

とにかく、最近のサービスエリアは進化が著しいです。食事に関してもこんな感じで専門化、細分化されています。

やりすぎと思うのは地域とあまり関係なく、肉類と鮮魚を扱った高額な料理も出てきていることですかね。ご飯の上に肉か鮮魚をこれでもかと盛って、生卵をのせる2000円もするような一品を誰が頼むのか。それだったら、それなりの店に行きますね。

海老名SAのトイレなども便座に体調を計るセンサーがついていているとかやりすぎじゃないかと。

| | | コメント (0)

2021年6月27日 (日)

浜田省吾「八月の歌」を読み解く

かすてら音楽夜話Vol.120

Hamadashogo

本日はlastsmileさんのからのお題、「小説のような心に残る詞の名曲」におこたえいたします。

とはいえ、全面的に筆者であるワタクシ個人の解釈であります。

取り上げるのは浜田省吾の「八月の歌」です。しかし、現在浜田省吾公式YouTubeチャンネルには「八月の歌」がアップされておりません。いくつか上がっているものは個人の違法アップロードですので、リンクのみ付けておきましょう。

浜田省吾「八月の歌」

この曲は1986年リリースの2枚組アルバム『J.Boy』に収録されたものです。シングルカットはされておりません。

一応歌詞を引用しておきます(公式の映像があった場合引用はやめます)。

砂浜で戯れてる 焼けた肌の女の子達
おれは修理車を工場へ運んで渋滞の中
TVじゃこの国豊かだと悩んでる
だけどおれの暮らしは何も変わらない
今日もHard rain is fallin'
心にHard rain is fallin'
意味もなく年老いてゆく
報われず裏切られ
何ひとつ誇りを持てないまま

八月になるたびに
”広島…ヒロシマ”の名のもとに
平和を唱えるこの国
アジアに何を償ってきた
おれ達が組み立てた車が
アジアのどこかの街角で
焼かれるニュースを見た
(後略)

曲のバックグラウンドは2つあります。

1つは「どうあがいても現在の状況を脱しきれないやりきれなさ」です。

水着の女子を見かけながら壊れた車を工場に運ぶ主人公。どんなに頑張ってもサラリーが上がらない閉塞感がある。

ただし、1986年ということを考えると、高度成長時代末期とはいえ、サラリーはちょっと我慢すれば上がっていく傾向にあって、曲の主人公が語るほどひどい状況ではありません。そのあたりは、フィクションであるので絶望的な人物を描いたと思ってください。

もう1つは「原爆を落とされた広島とその後の日本を取り巻くアジアの状況」ですね。

浜田省吾は広島出身で1952年生まれですので戦前戦中のことはリアルな体験をしておりません。しかし、浜省の父親は警察官をしていて被災活動中に原爆の後遺症があったといわれています。

そして、おそらく田中角栄が(首相として)東南アジアを訪問したころ、日本製品のボイコット運動が起き、日本車も焼き討ちにあったニュースをモチーフにしているのでしょう。広島といえば当時の東洋工業、現在のマツダですが、マツダの車が当時アジアを席巻していたかは不明。とはいえ、身近にクルマの部品を作ったり、組み立て工場で働いていた知り合いも多数いたはずで、ひときわ浜田省吾にはインパクトのあった事実でしょう。これも1986年の状況ではありませんけど。

同じ『J.Boy』収録のオープニング曲、「A New Style War」では「飽食の北を支えている/飢えた南の痩せた土地」という歌詞もあるように、浜田省吾はある種のメッセージを発信する人です。ただし、政治的な立場はBruce Springsteen(民主党支持者)のように明らかにしていません。

そんな浜田省吾のスタイルに1980年代の若者はなびいていったことも事実です。『J.Boy』は二枚組にもかかわらず、オリコンのアルバムチャートで1位を獲得しています。浜田自身にも初の1位でした。

当時の若者はそのような状況にはおかれている人はごく少数で、ちょっと頑張れば定期的に給料は上がるし、社会からドロップアウトした人も積極的にアジアにバックパッカーとして出かけていたんですけどね。

これはすべて浜田省吾の描いた世界観で、リスナーはそれをわかっていて浜田省吾という人を追いかけていたのではないでしょうか。

さて、違法アップロードした「八月の歌」には映像を作った人がバックに広島原爆の日の式典映像、しかも前首相まで登場させる演出を行っているものもありました。

こちらのコメントの一部には「浜田省吾と長渕剛は政治を語らないほうがいい」とか「日本はアジアがどうなろうと放っておくべきですよね」というものまであります。まったくもって現代の若者らしいコメントだなと思います。そういうことはいいので、曲について書けよと思いますが。

むしろ、現代の状況、むしろ悪化してないでしょうか。どんなに頑張ってもサラリーが上がらない。気が付けばG7諸国の中で生活レベルは最低限に近く、軽自動車が大ヒットする。100円ショップはいつも混雑。こんな日本に誰がした!でございますよ。このあたりは時空を超えて「八月の歌」の1番の歌詞にまたリンクしているのではないでしょうかね。

むしろそのあたりは共感できることではないかと。

さて、長くなりましたのでこのあたりでお終いにします。あと数曲、気になる曲もありますので、lastsmileさんのお題、もう少し続けさせていただきます。

今回動画がありませんでしたので、同じ浜田省吾でこちらをお楽しみください。

 

後半の「恋は魔法さ」は阪神大震災へのチャリティソングです。収益はすべて寄付されました。

★引き続き、ご意見、リクエスト、ご要望を受け付けております。記事が気に入りましたら「いいね」をください。さらには、コメントも下さるととても嬉しいです。

| | | コメント (2)

2021年6月25日 (金)

日米バーガー比較

Hw0913

<ハワイ>KP/DA21mm

ハワイでかなり美味いハンバーガーを食べたのですが、日本にも出店していて緊急事態宣言が明けたら食べに行ってみようと思っておりました。

ですが、いい機会でもありますので、日本のハンバーガーとも比較してみようかと思い、連日ではありましたが食べ比べてみました。

まずは日本編。

Jp0315

<MOS BURGER>PowerShot

古淵にあるニトリモール内のMOS BURGERです。モスバーガーのモスって「苔」じゃなかったんすね。

Jp0309

<フードコート>PowerShot

ここは400席あるとのことです。これならいつ行っても問題ないですね。

ちなみに、ここも県境を越えるんですけど電話局番も一緒だし、同じ生活圏だと思うことにして自己判断でしょっちゅう買い物に行っておりました。

Jp0310

<呼び出し機>PowerShot

ここは「はなまるうどん」以外はこの機械で呼び出すことになってます。無料の飲料水もあるから、ドリンク類は売れ行きが悪いと思います。

Jp0311

<モスバーガー>PowerShot

呼び出しがあり、受け取りに行くと、こんな籠に入って登場です。ちなみに、McDonald、Burger King、ロッテリアくらいまでは食べたことがあるんですが、モスは盲点でした。

第一に地元に店舗がほぼない。チェーン店のハンバーガーは好んで食べるもんじゃないという理由ですね。

そんな中で、モスバーガーは誰もが美味いといいます。果たしてそれはどうなのか?

Jp0313

<開いてみた>PowerShot

頼んだものは定番ともいえる「モスバーガー」でした。結構な厚みがあります。

ちなみに、MOSとは、「Mountain」「Ocean」「Sun」なんだそうで。

で、モスバーガーですが、バンズとパティ以外はトマト、ミートソース、刻みタマネギ、カロリーハーフマヨネーズ、アメリカンマスタードが入っているようです。

画像では白く見えるのがマヨネーズですね。

やっぱり食べてみるとなかなか美味いです。マクドのハンバーガーはケチャップ、ピクルス、マスタードくらいで薄っぺらです。ただし、単品110円と驚異的な価格ですけど(もしかしたらGDPが日本より低いタイのマクドナルドのほうが高いのでは)。

このモスバーガーが単品390円。マクドの3倍以上の値段ですが、マクドのバーガー3個食べるか、モスを1個食べるかといわれると、やっぱりモスに軍配は上がりますね。

個人的には昼だったらこれひとつで十分です。ナゲットもポテトもいらんですわ。

続いてアメリカ編。

Jp0317

<外観>Sharp SW001SH

こちら、横浜市都筑区にあるノースポートモールという商業施設です。ここに、ハワイで「美味い」と感じた「Teddy's Bigger Burger」が出店しております。

ちょうど1階にありまして、表からも入れそうですがドアはダミーですね。

Jp0318

<かなり値引き>Sharp SW001SH

Jp0319

<ここも呼び出し機>Sharp SW001SH

こちら、「お席を決めになりましたらこちらでご注文ください」とのことです。昼にちょっと早かったですが、ガラガラです。オーダーするとまたもや機械を渡されます。

そして、ドリンクバーが無料。アメリカ人の大好きなコークだけじゃなくていろいろありました。コーヒーやカフェオレ、カプチーノもあります。ただし、グラスはオーダー後に渡されます。

Jp0321

<来ました>Sharp SW001SH

こちらは籠ではなくて皿にのっております。頼んだものは最もリーズナブルな「プレミアムビーフバーガー」ですね。

テーブル上のハインツのケチャップとマスタードがアメリカだわ。

Jp0322

<旗が立つ>Sharp SW001SH

ハワイのハレイワでもバーガーは厚みがあったので楊枝が刺さっていました。旗に代えているのは日本仕様でしょうか。

右手の包装紙はこれでバーガーを包んで食べろとのこと。あちらは新聞紙に見えるような包装紙でしたけど。

Jp0324

<プレミアムビーフバーガー>Sharp SW001SH

こちらモスよりも厚みがあります。特にパティが厚いですね。挟んでいるものはレタス、トマト、タマネギ、大量のマスタードとなります。ケチャップは自分で卓上のものを好みでかけろということですかね。

こちら、パティをダブル、トリプルにできます。もちろん課金されますが。

ハワイの場合は「Big」「Bigger」「Biggest」となり、バンズもそれなりにでかくなったと記憶してます。単純なBigでも単体はこのサイズより大きかったと思います。ま、あちらの人とは胃袋のサイズも違いますからね。

包装紙で包んで食べるのは、このマスタードがどんなに注意しても溢れてしまうからですかね。パティもジューシーです。

こちら、税込み759円でした。ま、ドリンクバーが使えると思えば。

これなら、たまに食べてもいいかな。ちなみに、店舗ごとに値段やメニュー構成が違います。この港北ノースポートモール店が最もリーズナブルかな。

Teddy's Bigger Burgers

Jp0325

<接種券>Sharp SW001SH

こんなん来ましたけど。でも、予約はだいぶ先になりました。

| | | コメント (2)

2021年6月23日 (水)

いすゞのその他の乗用車

いすゞプラザの続きです。

Jp0292

<いすゞピアッツァ>KP/DA21mm

いすゞプラザを入ってすぐに展示してあるのがこのクルマです。

いすゞピアッツァ。1981年デビューですから40年前のクルマです。

Jp0291

<リア>KP/DA21mm

バス・トラックメーカーとは思えないような外観なのは、イタリアのジウジアーロにデザインを依頼したからです。

Jp0287

<フロント>KP/DA21mm

ベースとなったのは初代ジェミニと同じGMのTカーです。いわば、大衆車と同じですね。

「羊の皮を被った狼」という言葉がクルマの世界にはあります。外観は冴えないオジサン仕様のセダンでありながら、中身のエンジンとサスペンションが走りに特化しているようなクルマですね。

その真逆でいかにも走りがよさそうに見えるものの、実はたいしたことはない。それがピアッツァですかね。「エレガントな皮を被った実はジェミニ」なんです。

エンジンはターボを付けたり、のちにロータスやイルムシャーというチューニングメーカーに依頼し、サスペンションも改良を加えるなど、努力はしましたが、所詮はジェミニです。

おそらくはこのデザインに惚れ込んだ人が購入することが多かったのではないでしょうか。

このモデルは1991年まで作られましたが、当時のいすゞのフラッグシップカーであったことは間違いありません。

こののちに二代目が生産されました。そちらは新しいジェミニをベースに開発され、駆動方式も前輪駆動のFFに変更されました。

現代の車に置き換えると、車幅は5ナンバー一杯ではなく、サイズ的にはトヨタヤリスや日産ノート、ホンダフィットより少し全長が長いくらいです。

それにしても、自社生産の乗用車をすべて展示していないことが残念です。

と、いうことで、ネットから拾ってきたいすゞの乗用車をまとめて紹介です。

Florian

<いすゞフローリアン>

いすゞベレルの後継車種になりますか。

1967年から1983年まで生産していた中型の車種です。直接のライバルはトヨタコロナや日産ブルーバードですので、太刀打ちできませんね。

ほとんどマニアックな人が購入していたのではないでしょうか。

のちにフローリアンアスカという後継車種に生まれ変わりやや時代にマッチするデザインとなりましたがこちらも短命に終わっています。その後はスバルとホンダからOEM(他社製品を生産すること)でアスカを名乗らせ、2002年に発売が終わり、いすゞの乗用車もこれで完全に幕を下ろしました。

Belett

<いすゞベレット>

こちらは1963年から1974年まで。

ボディタイプは4ドアセダンと2ドアセダンがあり、いすゞとしてはジェミニと並ぶ人気車種です。

いかにも走りそうな面構えですね。GTというタイプがあり、ユーミンの歌詞にも「ベレG」として登場するほどです。

ということは、50年くらい前の状況ではちょっとしたお金のある家の長男坊が購入していろいろとチューニングを施し、同年代の女子に見せつけるといった図が思い浮かびます。

これ、中古車市場でもそれなりに人気があるのではと思いますね。後継はジェミニです。

117coupe

<いすゞ117クーペ>

こちらは、1968年から1981年まで生産されたロングセラーです。

ベースはフローリアンですが、デザインは一新され、カロッツェリアに依頼されます。手がけたのはカロッツェリアにいたジウジアーロ(のちに独立)ですので、ここから関係が生まれました。

このようなクルマを普通乗用車でも生産していたら、トヨタや日産、ホンダには対抗できなかったのせよ、インパクトのあるメーカーとして今でも乗用車生産を行っていたかもしれません。

さて、いすゞのクルマはこれだけではないのでさらに続きます。

| | | コメント (0)

2021年6月20日 (日)

さくらの山でエアプレインウォッチング

4月のミニトリップの続きです。

Cido117

<かつて来た場所>OMD10/ED14-42mm

ずっと以前にヤムの会でワットパクナム日本別院を訪れた帰りにここには来ております(記事にはしてません)。

空の駅なんてものがあったのか。ここは成田空港の滑走路が見える、さくらの山という公園です。当時は確か2月というとてつもなく寒い時期で強風が吹き荒れておりました。

飛行機が見えることは見えますが、GR DIGITALという35mm換算で28mm単焦点のコンデジしか持っていませんでしたので、まったく写真を撮っておりません。

今回、道の駅風和里しばやまから東関東自動車道へと向かい、そろそろ帰ろうかというところの途上にここがあったので、立ち寄ってみました。そして、カーナビには「空の駅」というものも表示され、ここで昼食を取っていってもいいかなと考えたのです。ま、食事のほうは大したものがなく、パスしましたが。

Cido129

<ピーチ>OMD10/ED40-150mm

空の駅から丘を登ると、目の前は成田空港です。

早速、望遠ズームに付け替えます。このレンズを使うのも1年以上ぶりです。

すると、LCCのピーチが到着いたしました。

Cido124

<JAL>OMD10/ED40-150mm

離陸の場面。大半の飛行機には乗客はほとんど乗っていないはずです。大方物資を運んでいるのでしょう。

大型のボーイング767、777、787とかエアバスA380などは皆無で、小型の機体が多かったような。

Cido126

<見慣れない機体>OMD10/ED40-150mm

ひときわ目を引く飛行機が滑走路に向かいます。主翼が胴体の上部から生えている感じです。「Volga」という文字も見えました。

調べてみましたが、アントノフのAn-124という機材です。もともとはソ連の飛行機製作メーカーで、ソ連崩壊後はウクライナに本拠のある会社ですね。

そして、ヴォルガ・ドニエプル航空が所有する機材でした。こちらの本拠はロシアです。

Cido132

<指示待ち>OMD10/ED40-150mm

こちら滑走路上。管制塔の指示待ち待機中。これがえらい長かったです。

耳慣れないヴォルガ・ドニエプル航空ですが、国際貨物チャーター事業がメインとなり、日本へは定期便は飛んでいません。

請け負った仕事が、マイケル・ジャクソンやマドンナのステージ機材の輸送とか、JAXAの実験棟「きぼう」をケネディ宇宙センターまで運んだ実績もあるとのことでした。

なかなかすごい仕事をしてますね。

動画も撮ってきました。

 

それはいいのですが、コンデジで風が強くしかも手持ちですから、ブレまくり。

さあ、あと数分で宣言解除ですね。

| | | コメント (0)

2021年6月18日 (金)

ふたりの「A」は星になった

かすてら音楽夜話Vol.119

Asei

今回緊急ってことで。

作曲家の小林亜星さんが先日お亡くなりになりました。享年88歳。

マルチタレント的な方でテレビにもよく出演されておりました。作曲家としては都はるみの「北の宿から」(作詞:阿久悠)でレコード大賞を受賞しております。

俳優としてはテレビドラマから映画まで。なおかつバラエティ番組から司会までと、なかなか表に顔を出さない筒美京平さん、都倉俊一さんとは真逆のスタンスでしたが、彼は多数のCM楽曲を担当するというあまり知られていない一面もあります。

CM曲というと、売れない時代の大瀧詠一さんが思い浮かびます。彼も多数のCM楽曲を手掛けていたのです。…と、いうわけでこの二人は同じ作曲家であるので相まみえることはありませんでしたが、小林亜星さんより少し前にお亡くなりになった伊藤アキラさんとコンビで作った曲もかなりあります。

伊藤アキラさんというと、フォーリーブスの「ブルドッグ」(作曲:都倉俊一)、「南の島のカメハメハ大王」(作曲:森田公一)などで知られ、独特の韻を踏むような言葉の使い方により、人々にインパクトを与えたものです。

伊藤さんは大滝御大と「アンアン小唄」(山田邦子など)や「三ツ矢サイダー」、「出前一丁」などを手がけました。彼もCMにかなりかかわっていますし、子供番組の楽曲などにも大きくかかわっています。

さて、この星になったふたりがタッグを組んだのがこちら。

 

老若男女、だれでも覚える「ぱっと!さいでりあ」でした。

この手の曲はもちろんオリコンのチャートには上がってきませんが、日本中に浸透しますよね。これこそ、CMの真骨頂です。でも、「さいでりあ」の会社って新興産業というのですが、悪徳商法といわれ後年倒産の憂き目にあっております。

そして、2021年現在も流れている企業CM曲がこちら。

 

「世界ふしぎ発見」の番組中に流れる「日立の樹」です。

いつも気になるのですが、テレビで流していて作詞家、作曲家、歌手への印税が支払われているかという問題です。まあ、それがあったら、これ以外にも多数の曲を担当しているので、相当な金額が入ってくると思いますけど、それだけ多作ということは、印税は買い取りなんでしょうね。1曲いくらということで。

小林亜星さんの場合、初期のCM曲では作詞も担当しています。レナウンの「ワンサカ娘」やブリヂストンの「どこまでも行こう」などです。自分で何でもできちゃうから、後年の俳優・タレントなどでも「あいつなら何とかなるんじゃない?」ってことになったのかも。

個人的に亜星さんの曲で最も好きなのはこちら。

 

シモンズで「チェルシーの唄」(作詞:安井かずみ)でした。ベーシストの某Gという男がいなかったらシモンズはもっと長く活動できたと思います。

伊藤アキラさん作詞で最も好きなのはこちら。

 

渡辺真知子で「かもめが翔んだ日」(作曲:渡辺真知子)でした。1978年のオリコンシングル5位。この年のレコード大賞最優秀新人賞に輝いた曲でもあります。

今頃ふたりの「A」はあっちの世界で曲作りにディスカッションしているのかもしれませんね。

★引き続き、リクエスト、ご意見お待ちしております。記事が気に入りましたら「いいね」をください。コメントもいただけると飛び上がって喜びます。lastsmileさん、ひとつ飛ばしましたが、次リクエストお応えいたします。

| | | コメント (0)

2021年6月16日 (水)

リバーサイドホテル

Izdc026

<沼津リバーサイドホテル>PowerShot

半年ほど前のお話。あの頃の新規感染者はどのくらいだったかな。

Izdo059

<箱根神社>OMD10/ED14-42mm

12月に伊豆半島をぐるっと回る小旅行をしました。

Izdc005

<箱根峠>OMD10/ED14-42mm

箱根を回り1泊目に泊ったのが、沼津リバーサイドホテルです。

Izdc045

<大階段>PowerShot

箱根からのアクセスは簡単でした。カーナビに沿っていくのみ。

JR沼津駅からはやや離れていましたが、中心部には変わりなく便利です。

Izdc020

<例のクーポン>PowerShot

食事をつけず、部屋の料金だけでしかも、最も安いプランでしたが、今となってはお目にかかれないこんなものまで付いてきました。わずか1000円だけでしたが、ありがたく日用品に使用させてもらいました。コンビニがあるところは便利ですな。

Izdc021

<眺め>PowerShot

天気はいまいちでしたが、このような眺望が広がっております。

左にパンしますと、海が見えました。

Izdc010

<ツインルーム>PowerShot

こちらをひとりで使用します。おそらくシングルルームが少ないのでしょう。

Izdc017

<備品類>PowerShot

ベッド周りはやや狭苦しさを感じますが、デスクのあたりは問題ありません。冷蔵庫もあるしな。

Izdc011

<ユニットバス>PowerShot

日本のビジネスホテルになりますと、つくりはどこも一緒ですね。

バスタブが備わっているのがかえって狭く感じるんですよね。東南アジア、まれにヨーロッパもそうだけど、ワタクシが泊まるような安宿にはほとんどバスタブは備わっておりません。ま、お湯に肩まで浸かれないという条件が付いて回りますが、その分広くなるんですよね。

バスタブ取っ払ってその分安くしてほしいわ。

Izdc018

<空気清浄機>PowerShot

こんなものも。

Izdc014

<除菌スプレー>PowerShot

こんなものも。

絶対的宿泊数が減少しているというのに、ホテル側の投資は増えていると。

こんなホテルに確か当時3000円ちょっとで泊まれたんですよ。これも与党の幹事長のおかげですかね。←決して称えるもんではございません。

さあ、宣言解除まであと5日。もうちょっと我慢するべ。

| | | コメント (2)

2021年6月13日 (日)

The Policeの消したい過去

かすてら音楽夜話Vol.118

Police

イギリスで結成されたThe Police(ポリス)というバンドがありました。

短期間の活動に終わりましたが、スリーピースバンドとしては最も成功したバンドかもしれません。

 

曲はデビューアルバムの『Outlandos d'Amour』から「Roxanne」でした。曲自体は英米ともに中ヒットに終わっております。

ポリスのメンバーですが、Sting(スティング、Vo & Bass)、Andy Summers(アンディ・サマーズ、Guitar)、Stewart Copeland(スチュワート・コープランド、Drums)で、スチュワート・コープランドだけはアメリカ人です。ただ、スチュワート・コープランドは父親の仕事の関係でアメリカに定住しておらずイギリスで教育を受けています。そして、その兄がレーベルを開設しそこからデビューしております。

「ロクサーヌ」を聴いておわかりかと思いますが、レゲエを取り入れた新しいタイプのロックバンドです。そして、セカンドアルバムもフランス語表記の『Regatta de Blanc』(邦題「白いレガッタ」)であり、直訳すると「白人のレゲエ」なんです。

こんな感じでなかなかにスノッブな人たちであり、どことなく近寄りがたいカリスマ性を持っているバンドだと思っていました。2度目の来日をするまでは。

3枚目のアルバムが『Zenyatta Mondatta』(ゼニヤッタ・モンダッタ)というタイトルで意味不明です。Wikiの英語版によれば禅とケニアの初代大統領ケニヤッタから名付けたようなことが書いてありますが。

ともかくその頃にはアメリカでも名が知られ始め、日本でもかなり知られるようになってきました。その、2度目の来日時に「夜のヒットスタジオ」に出演した映像が残っております。

 

これ、リアルタイムで見ていましたけど、自分が勝手に思い込んでいたポリスのイメージを見事にぶち壊してくれました。

なんでも武道館公演直後だったようで、よくぞポリスも出演をOKしたものです。

スティングはステージでは決して演奏しないサックスを持ち込むわ、MCの井上順はメンバーとコントのようなやり取りをするわ、挙句の果てにスティングは当時出始めたカシオのデジタルウォッチ(決してG Shockではありません)を見せびらかすわという有様です。

おまけに、ザ・ぼんちのおさむちゃんもちゃっかり世界的アーティストと絡んでますけど。

演奏曲は「De Do Do Do, De Da Da Da」というこれまた意味不明なもので、ビルボードで10位、UKチャートで5位のスマッシュヒットです。しかも、演奏自体が明らかな口パク。スティングはベースさえ持ってないし、スチュワート・コープランドはドラムセット自体をたたいてないです。アンディ・サマーズだけはギターを弾いてますが、これまた本体とアンプがつながれていないと。

ま、これはポリス自身も口パクなのがわかっていたからわざとこのようにふるまっていたと。でも、このように後世に証拠が残っちゃうんですよね。

ちなみに、流れていた音源はシングル・アルバムと同一です。

それにしても、当時のフジサンケイグループってすごかったんですね。

さて、ポリスの隠したい過去はこれだけではありません。

なんと、日本語版の「ドゥ・ドゥ・ドゥ・デ・ダ・ダ・ダ」でございます。この日本語訳詞はあの湯川れい子御大が手掛けているのです。

湯川さんというと同時期に稲垣潤一の作詞も担当し、シャネルズ~Rats & Star、果てはあの大ヒット曲の「恋に落ちて」も担当しているのですが、このやっつけ感はないでしょう。

スティングの日本語も誰か発音指導してよというレベルですけど、すべてを入れなおすわけですからそれなりの時間は必要だったと思われます。

まあ、世界的なプロモーションのため英語以外の言葉でリリースするという戦略は結構昔からありました。

あのビートルズでさえ、ドイツ語版の「Sie Liebt Dich」(「She Loves You」)とか「Komm, Gib Mir Deine Hand」(「I Want To Hold Your Hand」邦題「抱きしめたい」)もあるくらいですから。

でもねえ、日本語版のこれはなくてもそれなりに売れたんじゃないかな。でも、このシングルを持っている人はかなり貴重ですね。

その後のポリスは1983年のアルバム『Synchronicity』でビルボードのアルバムチャートも1位を獲得し、シングルカットされた「Every Breath You Take」(邦題「見つめていたい」)でもシングルチャート1位のダブル制覇となりました。でも、直後に解散しちゃいましたが。

スティングはその後ソロアーティストとして成功しています。

やあ、誰にでも黒歴史はあるもんだわ。

★リクエスト、ご意見よろしくお願いします。記事が気に入りましたら、「いいね」をくださいませ。もちろん、コメントも喜んで受け付けております。

| | | コメント (2)

2021年6月11日 (金)

幸楽苑のロボットデリバリー

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.28

Su191

<幸楽苑>PowerShot

ご近所でランチ。

対面通行ながらなぜか外食産業の店が連なる町田街道にある店です。駐車場も広めなので使いやすいです。

Su179

<タブレット注文>Sharp SW001SH

店内はそんなに広くありませんが、4~6名用テーブルと、一人用にアクリル板で仕切られた席が混在してます。当然一人用の席に着きますが、かなり狭いです。

ファミレスからタブレットのオーダーは始まったのでしょうか。幸楽苑もそうでした。これがあると店員数を減らせるんですよね。コスト削減というわけです。

Su181

<減塩中華そば>Sharp SW001SH

さて、タブレット注文、ワクチン接種の予約取りと同じでやっぱりできない人はいるでしょうね。でも、テーブルに店員の呼び出しボタンがあるので、結局は人を介して注文ということになりますか。

ちなみに、水もセルフでございます。

Su184

<具は同じ>Sharp SW001SH

具の構成はチャーシュー、メンマ、ナルトに刻みネギです。

Su183

<リフトアップ>Sharp SW001SH

いつものお約束ですが、スマホによる左手撮影です。カメラと違ってなかなかに難しい。

Su205

<味噌らーめん>Sharp SW001SH

こちらは後日のもの。具は同じです。なんかスマホですとスープの色があまり変わらないんだけど、確実に味噌味です。

Su206

<またもやリフトアップ>Sharp SW001SH

こちら「中華そば」のスープを変えると平仮名の「らーめん」表記になるんですね。

バンコクの「らあめん亭」を思い出してしまったじゃないか。あ、でもあちらは伸ばさずに「らあめん」なのか。

ちなみに減塩メニューは醤油には対応してますが、味噌と塩には対応してません。どの程度のカロリー減になるかは不明ですが、やっぱり減塩じゃないほうが美味いです。

メニューはトッピングを増やしたり、「プレミアム」などのこだわったものを除けば、440円と非常にリーズナブルです。これも、タブレットのおかげだよな。

Su180

<デリバリーロボット>Sharp SW001SH

そして人件費節約に一役買っているのがこれです。

といっても1台しかないんですけどね。2回入って1回自分のところに運びに来たですよ。

これがしゃべったりするんですよね。配達中に「わたしの写真を撮ってSNSにあげてね」とかね。「受け取ったら頭をなでなでしてね」とかね。ま、頭を触らないと、いつまでもそこにいることになりますが。

ちなみにですが、幸楽苑のCMに「どこかで見たことのあるタレント」が出演していると思ったら、きゃりーぱみゅぱみゅでした。ロボットの声もきゃりーで出せばもっと話題になるんじゃね?

| | | コメント (0)

2021年6月 9日 (水)

アンコールトム@町田

Cv0705

<バイヨン>K-7/DA50-200mm

バイヨン、いわゆる「アンコールトム」ですが、最後に訪れたのは5年前の2016年。当然、ここの話ではございません。

Yam986

<店内>PowerShot

明るい店です。ビルの3階にあり西側の窓から光が差し込む作りですね。

現在ほぼ活動休止中のヤムの会ですが、極秘の会議がありまして(ウソです)、幹部で集まりました。

ま、ワタクシの地元なんですが、エスニック系の料理を昼間から出す店は3つありまして、では久しぶりにクメール料理だなということでやってまいりました。カンボジア王宮料理アンコールトムでございます。

Yam987

<ランチメニュー>PowerShot

この6種類から選びましょうか。ランチ、960円ですがこれが一番安いです。

Yam989

<スープとサラダ>PowerShot

王宮料理ということからでしょうか。スープとサラダが先に来ます。

Yam990

<スープ>PowerShot

塩分控えめなスープです。控え目ですがちょうどいい感じ。

Yam991

<サラダ>PowerShot

上にかかっているのは何でしょうね。あらかじめドレッシングがかかっていて違和感なく食べられますね。

Yam992

<セット>PowerShot

ランチセットはスープとサラダが必ず付きます。あと、食後のデザートも。

Yam993

<コーサイチュルック>PowerShot

メインはこれです。コーサイチュルック。豚肉とゆで卵の魚醤煮込みです。奇しくも対面の主賓も同じものをオーダーしておりました。

Yam995

<美味し>PowerShot

この豚肉がほろほろで、スプーンやフォークでスーッと切れます。

この秘密(でもないけど)は魚醤のトゥックトレイにあるかもしれません。具を魚(ナマズあたり)に代えても旨味が出ますね。

ベトナム料理にも呼び名は異なりますがヌクマムを使った煮込みがあって、これまた美味いです。おかずの定番ですかね。

Yam1000

<壁の飾り>PowerShot

これはアンコール遺跡の拓本でしょうか。アンコール遺跡また行きたいですね。

Yam997

<デザート>PowerShot

ココナッツと卵のデザート。そんなに甘くないし、これもまたいいですね。

結局メインのコーサイチュルックは完食できず。でも、いいんです。とにかく、ここアンコールトムは満足できますよ。

Yam1001

<食後の一服>PowerShot

こちらも頼んでしまいました。ランチ時にドリンクは100円プラスで頼むことができます。

お勘定はコーヒーを入れて1078円(税込み)でございました。お得感あると思います。

カンボジア王宮料理アンコールトム

Yam1005

<仲見世通りの気になる店>PowerShot

その後、こんなところを見つけました。作りがいかにもタイっぽい。でも、テーブルクロスにはドラえもんの柄を入れておいてほしいです。

次はここでオフしますか。

| | | コメント (4)

2021年6月 7日 (月)

千葉の道の駅ふたつ

Cidc147

<九十九里>PowerShot

銚子の犬吠埼から九十九里浜沿いを南下します。

現在は山武市に属するのでしょうか。旧蓮沼村にある道の駅「オライ蓮沼」に到着しました。

今回の旅は、鹿島神宮を訪れること、銚子電鉄に乗ること、銚子の地魚を食べることくらいが頭にあったわけです。翌日はさらに南下し、南房総の名物麺でも食べようかと思っていたのですが、用事が立て込みまして、それは無理ということになりました。

では、あとは帰るだけなのですが、せめて道の駅をいくつかは制覇しておこうということで、こちらにやってきたのですね。

Cidc144

<漁船>PowerShot

かつては有料道路であった九十九里ビーチラインを延々と走ってきました。とはいえ、道幅の狭い対面通行の道路でした。信号が少ないのがせめてもの救いです。また、「ビーチライン」という割には、海が全く見えません。堤防のようなものができていました。

まあ、震災が起きると怖いですからこれは仕方ないかも。

小さな道の駅です。1枚目の画像にあるようにイワシが捕れるところのようです。

Cidc148

<いわしの郷>PowerShot

小さなところですがレストランがあります。でも、まだ午前中で腹もすいておりません。

「いわし丼」「なめろう定食」というものもありますが、謎の「なぶら丼」というのがお手頃っぽい。結局はあきらめました。

トイレを利用し、スタンプをゲットして次に参ります。

Cidc150

<道の駅風和里しばやま>PowerShot

道の駅オライ蓮沼からは北上し、東関東自動車道方面へ進みます。

あっちゅう間に到着です。

Cidc149

<レストランなし>PowerShot

こちら、オライ蓮沼よりも小さなところでした。駐車場もあまり大きくなく、しばらく待ちます。

しかも、喫茶・軽食コーナーしかありません。玉こんにゃくくらい食していってもよかったか。

Cidc151

<ゆるキャラ>PowerShot

オライ蓮沼は田んぼの真ん中に作られたところでしたが、こちらは小規模ながらも街道沿いで安い野菜をゲットしようという人で混雑していました。

しかも、スタンプ置き場がわかりづらい。それでもゲットしましたが。

んー、結局2つ回ったものの一銭も使わずにここを後にしました。関東道の駅(山梨を含む)制覇の道は遠いです。

続きます。

| | | コメント (0)

2021年6月 5日 (土)

山田洋次へのヒントとなった曲

かすてら音楽夜話Vol.117

Yamadayoji

<とあるシーン>*画像はネットから拾いました

山田洋次監督映画「幸せの黄色いハンカチ」のスクリーンショットです。

シナリオはいうまでもないんですが、出所した健さんが妻の元へ戻り、前と変わらず自分のことを受け入れられる気があるならば、木に黄色いハンカチを結んでおいてほしいという手紙を書くというもの。

その妻の元に戻るロードムービーですね。

これはかなり有名なんですが、元ネタがあります。

それは次の曲をお聴きください。

 

Dawn featuring Tony Orlandoの「Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree」でした。

この曲は1973年のビルボード1位獲得曲(4週)で、1973年の年間シングルでも1位でした。大ヒット曲です。そして、邦題は「幸せの黄色いリボン」というのです。

歌詞はもちろん英語ですけど、内容は「幸せの黄色いハンカチ」とほぼ同様です。結びつけるものがハンカチではなくリボンになるくらいのもの。

これはアメリカではかなり有名な話のようで古くから語り継がれているようです。ところがこれにかみついた人間がいまして、ピート・ハミルが自分のコラムに基づいたものとして訴訟になったのですが、古くからの伝承であると認められ訴訟は取り下げになりました。

有名になるとこうした風評被害のようなものも起きてきますね。George Harrisonの「My Sweet Road」という曲も盗作騒ぎに巻き込まれましたし。

「幸せの黄色いハンカチ」は1977年の作品で、原作はそのピート・ハミルの「Going Home」ということになっています。

ですがね、ニューヨークポストにちょこっとだけ載ったコラムとビルボード年間シングル1位とでは、どちらがきっかけになったものだか。しかも邦題も酷似してますし。

Todawn

Dawnとは、実態としてTony Orlando(トニー・オーランド)のバックコーラスです。この3人、単に「Dawn」だったり「Tony Orlando & Dawn」だったり、名称もよく変わっております。

余談ですが、「悲しき願い」(新しいほう)の尾藤イサオもバックに「ドーン」をつけて尾藤イサオ&ドーンでございました。

ともあれ彼らはアフリカ系女性ふたりにメインヴォーカルはヒスパニック系、おそらくメキシコ系アメリカ人ですね。

トニー・オーランドも下積みが長く、スタジオシンガーとしてやっていたのですが、「Candida」という曲をリリースしたところ、ビルボードのTop10シングルとなり、「幸せの黄色いリボン」の前には「Knock Three Times」(邦題「ノックは三回」)という曲でビルボード1位を獲得してます。

その後も「He Don't Love You(Like I Love You)」(邦題「恋のシーソーゲーム」)でも1位になっております。いわば、一世を風靡したアメリカ版歌謡界のスターです。

その後、リメイクされたテレビドラマ版「幸せの黄色いハンカチ」では「幸せの黄色いリボン」が劇中歌として使われました。めでたし、めでたしです。

★引き続き、ご意見、リクエストお待ちしてます。記事が気に入りましたら、「いいね」をください。コメントを頂けるとさらに嬉しいです。

| | | コメント (2)

2021年6月 3日 (木)

ご近所ラーメン

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.27

Su200

<万寿園>PowerShot

自宅から徒歩10分程度の店です。

駅近でもなんでもなく、アクセスはバス。高度成長期にできたマンモス団地にある商店街です。あの時から約半世紀です。

早い話が若年層が少なく、平日の昼間などは平均年齢がものすごく高いです。ま、そんなところですが、一度も店が閉まることなく続いているところです。これは何かあるでしょう。

Su119

<ラーメン>Sharp SW001SH

本日食べるのはラーメンです。

団地の店ですが、典型的な町中華ですね。ラーメンにもいくつか種類があり、醤油、味噌、塩とあり、そちらから外れた形のいわゆる昔ながらのラーメンがこちら。

Su198

<生ニンニク投入>PowerShot

具はナルト、わかめ、ウズラの卵、メンマ、チャーシューです。

スープは醤油ベースですが、別にある「醤油ラーメン」のスープとは全く違いますね。

その違いをなんと表現していいのか。この店の麺類はほぼ食べたことがあるんですが、記憶が消えかけてますね。いずれ食べることにしましょう。

Su199

<リフトアップ>PowerShot

ここでラーメンを食べたのは数年ぶりだったのですが、スープが美味いのと立ち上る香りがいいなと思いました。

麺の味もいうことなし。

このラーメン、具沢山なんですが、チャーシューとメンマは単独で齧り、次に麺も一緒に食べ、最後に全部一緒に食べるなど自分で味変を楽しんでおります。

ラーメン、800円。こういうところで個人の店だとどうしても単価が高くなります。でも、美味いです。

ホームページはないのですけど。これからここのメニューをひとつずつ制覇していこうかなと思います。

| | | コメント (2)

2021年6月 1日 (火)

ヒルマンミンクス

Jp0285

<初代>KP/DA21mm

いすゞプラザの続編です。

いすゞプラザの自社製品のレストアされた乗用車(すでにいすゞでは乗用車は生産してません)のコーナーが終わり、出口へ向かおうかという一角にクラシックなクルマが展示されていました。

Jp0283

<二代目>KP/DA21mm

それが「Hillman Minx」(ヒルマンミンクス)という乗用車です。

Jp0276

<ヒルマンミンクス>KP/DA21mm

見ての通りのクラシックカーですが、1950年代まで存在したイギリスの自動車メーカー、ルーツ自動車内のヒルマンというメーカーのクルマです。このあたりちょっと複雑ですね。

乗用車部門を持たなかったいすゞはルーツ自動車と提携し、ヒルマンミンクスをノックダウン生産することになりました。1953年のことです。

手前の展示車が二代目、奥が初代になります。

Jp0277

<二代目ヒルマンミンクス>KP/DA21mm

一見初代と二代目は違いが分かりにくいですが、フロントフェイスとサイズが異なります。

二代目の登場が1956年で、翌1957年にはパーツの組み立てではなくすべてを自社生産することができました。

このようなところで1台ずつスポットライトを浴び、台上で展示されていると、クルマも大きく見えます。

ですが、二代目のサイズは、全長4140mm、全幅1543mm、全高1510mmです。ホイールベースは2438mm。これを現代のクルマと置き換えてみると、長さはトヨタヤリスや日産ノート、ホンダフィットよりやや長いくらい。車幅は当時と安全基準がかなり変わりましたので単純比較はできませんが、現代の軽自動車よりやや広いくらいです。

取り回し感がわかりませんが、これなら都内の狭い道でも入って行けそうです。

Jp0286

<白いタイヤ>KP/DA21mm

白いといってもサイドウォール部分ですが。

こういうタイヤはそれこそ1950年代のアメ車、それもバカデカのキャディラック、それもオープンカーなどが履いていたイメージがあります。もっとも、さすがに現物を見たことはなくて、映像の中だけですけど。

ともかく、こんなタイヤが似合うヒルマンミンクスなのでした。

Jp0280

<リア>KP/DA21mm

エンジンは初代が1.3リットルで、徐々に拡大され、1.4リットル、最終的には1.5リットルまでになりました。

初期のクラウンやセドリックもそのサイズのエンジンだったんじゃないかな。

ヒルマンミンクスは1964年で製造を終え、後継車は自社で設計したベレルになりました。

ですが、ほとんどクルマとしての進化が見られず、がっかりなつくりでしたけど、小型車のベレットが人気モデルとなりました。

ともかく、ヒルマンミンクスがいすゞの乗用車の基礎になったことだけは違いありません。1960年代後期から1970年代の初期くらいまで、ヒルマンミンクスも結構走っていたのを思い出します。

続く。

Il1206

<メコンの滝>K-7/DA21mm

待望の6月1日となりましたが、予想通りでございます。あー、どこか行きたい。

| | | コメント (0)

« 2021年5月 | トップページ | 2021年7月 »