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2021年8月24日 (火)

「天国ホテル」の明暗

これまでに「天国」を名乗るホテルに2か所ほど泊ったことがあります。

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<ルンビニ>K-7/DA21mm

ひとつはインド・ネパール国境のスノウリでヴァラナシのPトラベルというぼったくりツアー会社と提携している安宿で、国境を越えたネパール側にありました。

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<UDタウン>KP/DA18-50mm

もうひとつは、タイのウドンタニーです。もともとは米軍相手の安宿をリノベーションしたところだったようです。

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<ぼろぼろのシングルルーム>GR DIGITAL

Pトラベルはヴァラナシーからポカラまでのバスを運行するとのことで、そのオプションとしてルンビニも付いてました。実態としてはヴァラナシーからインド側のスノウリ(国境の両側が同じ名前の町です)までバンで人を運び、ネパール側で1泊させ、翌朝民間のバスを使ってポカラまでというものでした。

全額払えば宿泊料もタダ、もちろん交通費もかからないというものでしたが。

ワタクシの場合は翌日ルンビニに行くと告げてありましたが、当然連絡は行っておらず、現地での交渉です。ルンビニまで往復のバスでもあるのかと思いましたが、そんなものはなくマルチスズキのアルトのチャーターとなりました。

バンに同乗していた日本人学生と韓国人と同じ部屋を割り当てられましたが、2泊することになるので別の部屋を希望すると100ルピー追加され、上記の画像の部屋に放り込まれました。

ちなみに、facebookでこの画像をアップしたら、旅のカリスマ、蔵前仁一氏からコメントが付き、コルカタのモダンロッジあたりと変わらない、30数年前とほとんど変わらない貴重な部屋だといわれました。

壁には旅行者の怨念みたいな落書きが書き込まれ、蛇口からバケツに水を汲んでシャワーを浴びるというひどいところでした。一番閉口したのは風が通らないことで、停電(計画停電)もあって、暑くてたまりませんでした。こういうところにいると、絶対病気になりますね。

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<朝食>GR DIGITAL

スノウリは店もあまりないので、宿の食堂で味のないトーストなどを頼みます。これで45ルピー。

ま、考えてみれば激安ですよね。部屋も食事も。クルマのチャーター代は1300ルピーと高め。当時も現在も9掛けすればおよその日本円となります。でも、ネパールルピーは当然持ってなかったので国境の両替所で換えたものですけど、このレートがひどい。

結論からいうとルンビニはネパール国内からアクセスしたほうがいいと思います。ルンビニにはそこそこいい宿もありますし。

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<Hotel Paradise>GR DIGITAL

では、ウドンの天国はどうかというと、地方にしてはかなりのいい部類。飛び込みで1泊1300バーツでした。

部屋の前には1階だったこともあり、プールがあります。部屋からプールサイドに出れるという好条件ではありますが、そのプールサイドに人が行き来をするという悪条件でもありました。カーテンをあまり全開にしておけないという。

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<つまみは有料>GR DIGITAL

部屋も適度に広く、バンコクだったら倍の値段はしそうな感じです。

滞在中何も困ることがないです。ただ、かなり奥まったところにあり、路地には野犬がいました。あまり遅い時間に出入りはしたくないですね。

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<朝食付き>GR DIGITAL

無料の朝食が付きました。まったく至れり尽くせりです。

さて、スノウリの天国とウドンの天国、どちらを選ぶかというと、そりゃあ、ウドンですよね。

でも、ウドンをバスで発ってラオス国境のナコンパノムについたその夜、猛烈な腹痛に襲われました。

いろいろ考えたのですが、ウドンの天国で出された朝食の卵が半熟以下だったため、サルモネラ菌が死滅せずにそうなったと思います。この時まであまりタイの卵(というか日本以外の卵)の怖さを知らず、半分は自業自得ともいえますが。

なお、ウドンにはもっと中心地に大型の昔からあるホテルがあり、こういうところはかなりのディスカウント料金で泊まれるとか。

そういや、スペイン語版「天国」というところもあったかもしれない。

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