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2021年9月 7日 (火)

松山軍用隧道

Hs0517

<サンパウロ天主堂跡>K-7/DA21mm

2014年、マカオの話です。

Hs0840

<ギアの要塞>K-7/DA21mm

この時のマカオでは路上のB級グルメを探すとともに、世界遺産の登録物件を歩いて回るということをやっておりました。

ほとんどの登録物件は散歩しているうちに次が現れるという具合で、非常に楽なのですが、このギアの要塞及びギアの灯台のみがぽつんと離れたところにあります。

とはいえ、マカオですので徒歩圏内にあります。でも、ここだけが一番後回しになりました。

Hs0850

<公園の一角>K-7/DA21mm

ギアの要塞はマカオで最も高いところにあります。その帰り、来た道を戻るのも芸がないので、別のルートを歩いてみようと、山を回るようにして降りていこうとしました。

すると、このような入口があったのです。

Hs0853

<内部>K-7/DA21mm

狭い通路に飾られた写真はどうやら第二次世界大戦時のものです。

Hs0852

<発電機>K-7/DA21mm

このようなものも残されていました。

Hs0851

<ジオラマ>K-7/DA21mm

内部の説明文を見ていると「日本軍」の文字がありました。

その時はここまで日本軍がやってきてこの地下壕を掘ったのかとも思いましたが、もともと見晴らしのいい場所で、ギアの要塞もあったことからマカオ側というか旧宗主国のポルトガルが作ったものかもしれません。

日本は香港を一時占領しましたが、マカオは中立の立場にあり、日本軍であったとしても大掛かりな工事は行っていない可能性があります。

ここはガイドブックにも載ってません。ネットでやっと引っかかったのが1930年に作られたものということで、それを日本軍が利用したという可能性はありますね。

もっときちんと説明文を読んでくればよかったのですが、やはり内部は息苦しくすぐに出てきてしまいました。

ま、わずかに10メートルほどの地下壕だったんですがね。

Hs0763

<カジノ>K-7/DA21mm

このような負の遺産ですが、またマカオに行けることができるならばもう一度きちんと訪れてみたい場所の一つです。

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