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2021年10月31日 (日)

ビエンチャンのオールドホテル

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<メコン>MZ-3/FA35mm

ルアンパバーンでトゥクトゥクをチャーターし、メコン沿いにある酒造りの村と洞窟を訪れました。

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<ATR-72>IXY digital500

その足で空港に行き、ビエンチャンへ。

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<Phoxay Hotel>IXY digital500

ビエンチャンのワッタイ国際空港でタクシーに乗ります。今から15年ほど前の話なので、宿は予約しておりません。

この時代、日本でのホテル予約サイトは2つくらいしかなく、Agodaなどのサイトは知られていませんでした…というかまだ存在してなかったのではないでしょうかね。当然、ラオス国内の宿は予約しようがなく、これは日本人に限らずいわゆるファランの人たちも現地で宿を見つけるということだったと思います。

1960年代に生産されたコロナがタクシーでした。料金メーターはなく、運ちゃんの言い値です。行先はガイドブックに載っているところを告げましたが、部屋が空いてませんでした。

では、ということで運ちゃんの知っているホテルへ。「ファソイホテル」とでも読むのでしょうかね。

ちなみに運ちゃんは英語ができなかったです。でも、ソ連へ仕事で行ったことがあるとのことで、ロシア語はできると。そして、旧宗主国の言葉、フランス語は話せるとのことでした。これらは単語の羅列で何とか意思疎通したものです。これで、ビエンチャンを出るときのクルマも頼んだのですから、何とかなるものですね。

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<狭いベッド>IXY digital500

一応、ダブルベッドみたいです。タオルの置き方がラオス流ですね。たたまれたタオルの中に石鹸があるはずです。

でも、ファランのお二人はここで寝るのか。

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<トイレ・シャワールーム>IXY digital500

1日目は問題ありませんでしたが、翌日温水が出ない羽目に。それは従業員が電気を切っていたからでした。

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<給湯器>IXY digital500

このタイプ、今でもバンコクのバジェットホテルやゲストハウスでは普通ですね。まあ、給湯器自体はもっと良くなっているでしょうが。ガスではなく電気でお湯を沸かすやつです。これのスイッチが廊下にあって、切られていたのですね。

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<唯一の調度品>IXY digital500

このような宿でしたが、ルアンパバーンから乗ってきたラオス航空に乗っていたファランも数名いました。

やはり、どこかが満室でここに連れてこられたかと。

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<朝食付き>IXY digital500

トースト2枚とフルーツ。それも、わざわざ皮をむいた柑橘類です。見かけも味も日本のミカンみたいな感じでした。

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<卵料理>IXY digital500

これがなければコンチネンタルの出来損ないですけど。まあまあ助かりました。

今となっては宿泊料金を忘れてますけど、USドルで支払ったのかタイバーツで支払ったのか。1泊10ドルちょっとだったと思います。

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<路上のティップカオ>MZ-3/Sigma20mm

ここを拠点にビエンチャンを観光いたしました。

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2021年10月29日 (金)

青春のトマト焼きそば

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.32

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<道の駅とよとみ>PowerShot

9月某日、1泊で出かけてきました。泊を伴うショートトリップは2か月ぶり。

行先は諏訪方面ですが、高速を途中で降りまして、山梨県中央市のこちらに立ち寄ります。

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<無残なスタンプ>PowerShot

目的はスタンプ集めもあるのですが、中央市のB級グルメがここにあるとのことで立ち寄ってみました。

それにしても、取っ手が取れてしまったスタンプ、残念です。ま、それだけ訪れる人が多いともいえますかね。

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<アピール度高し>PowerShot

3つも幟のある「青春のトマト焼きそば」がご当地グルメなんだそうです。

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<レストランシルク>PowerShot

道の駅にしては広めなところで、レストランを名乗っております。でも、食券を買うんですよね。

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<来ました>PowerShot

ま、セルフでやることはここまでです。頼んだものはお店の人が運んでくれます。下げるのもやってくれます。

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<青春のトマト焼きそば>PowerShot

なんか見た目がスパゲッティっぽい。

中央市はトマトが名産らしいです。中央市と名乗っていますが、かつては北巨摩郡…。例の平成の大合併で2町1村が集まって市になったそうで。沿線は身延線ですね。

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<サラダ付き>PowerShot

かなり細かく刻んだサラダです。こちらにはトマトはありませんね。程よくドレッシングがかけられていて、とても田舎のサラダには見えません。

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<よく混ぜます>PowerShot

「青春の…」とかとってつけたようなネーミングですが、なんでも40年ほど前(時期は諸説あり)に甲府の喫茶店などで提供されていた「ミート焼きそば」が親しまれていたとのことです。

昔のことですが、乾麺のスパゲッティくらいあっただろうに。でも、焼きそばでやっていたことがヒントでもあるようです。

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<頂きます>PowerShot

見た目、ナポリタンですけど、麺はソース焼きそば用のものでした。

県内一を誇るトマトの出荷量とやはり中央市のブランド豚、フジザクラポークを使うという条件付けで、この青春のトマト焼きそばを市内の19店舗で展開しているそうです。ミートソース用のトマトは完熟であることも条件のひとつですね。

まあ、新しくまちおこしのため、B級グルメを開発したよくあるパターンです。

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<パンフレット>PowerShot

こちらに詳しくは書いてありました。

味のほうは、麺を焼きましたという感じはあまりないです。でも、中華麺とミートソースの合体は意外に合っております。

これ、道の駅クオリティを超えてますね。おススメに入れていんでないかい。

最低条件として上記のものがあります。あとは店によってアレンジ自由なので、そういう店を探して行くのも悪くないです。詳しくは食べログなどのグルメサイトでほかの店舗も出てくるでしょう。

でも、道の駅とよとみはランドマークでもあるので、最初はここにたどり着きますかね。

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<へえ>PowerShot

東京オリパラではメダル量産でしたから、このようなものは日本全国でしばらく見かけることになるでしょう。

続きます。

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2021年10月28日 (木)

バンダラナイケ国際空港のドル建てカフェ

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<キャンディ>KP/DA50-200mm

2018年にスリランカを訪れました。かつてスリランカへは定期航路もあったそうですが、現在は空路による入国に限られています。

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<エアランカ航空機>PowerShot

スリランカの玄関口がバンダラナイケ国際空港です。いわゆる「コロンボ国際空港」ですね。

スリランカに他の国際空港があるのかどうか。とにかく、日本や近隣諸国からの便はここに発着します。

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<チェックインカウンター>PowerShot

この時はバンコクからスリランカ入りしました。使ったのはエアランカ航空です。

バンコクーコロンボ便は到着はお昼ごろ(バンコクは早朝のチェックイン)。出発は早朝のチェックインとなり、スワンナプームには昼頃の到着となります。

空港からまたは空港まではバスもあるらしいですが、出発時の2時間前のチェックインとなりますと、バスでのんびり向かう時間はありません。そもそも、「コロンボ」の名前がついていますが、コロンボ市内ではなくニゴンボというところのほうが近いです。

ということで、最後に泊まったホテルで送迎車を頼みました。まだ、真っ暗な中を空港に向かうことになります。当然、朝食は取っておりません。

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<免税店内の喫煙所>PowerShot

この空港はやや不思議な作りで、到着時はEビザやアライバルビザのブースを抜けた直後に免税店が現れます。

出発時はチェックインカウンターにたどり着くまで数回荷物チェックがありました。イミグレ通過後も1回あったような。まるで社会主義国…と思っていましたが、国名からして「スリランカ民主社会主義共和国」であるし、昔は社会主義体制でもあったと思います。ちなみに、国名と違い、計画経済は行っていないはずです。

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<高っけ~>PowerShot

ようやく免税点などのある自由に歩けるエリアにやってきました。何も食べてないので、ここで食べていきますか。

でも、ドル建て表示なんですよね。一瞬たじろぎましたが空腹には勝てません。

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<番号札>PowerShot

カウンターで注文してその場で支払うシステムでした。そして、このように目立つ札を渡され、席に立てておけば持ってきてもらえるというものです。

ドル表示でしたがスリランカルピーも受け付けてもらえました。

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<やや味気ない朝食>PowerShot

これが届くとともに、札は持っていかれました。

コーヒーとチーズサンドイッチです。1200ルピーでした。約840円くらいですか。空港メシとしてはこんなもんかと思われそうですが、街の朝食はせいぜい300ルピー(約210円)ですからね。

ま、これで空腹はまぎれました。

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<さらばスリランカ>PowerShot

無事に出国です。

この時はもちろん機内食が出まして、それがスリランカの朝食の定番であるキリバットだったんです。これは美味いと思いましたね。

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<アヌラーダプラのキリバット>PowerShot

もちろん、アルミに包まれた形ではありましたが、味は遜色なしです。

インドに向かう便などでもカレーが出ますけど、あれも機内食のイメージを覆す美味さですよね。

機内食というものもすでに2年近く食べてないです。

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<エアランカのアテンダント>PowerShot

この時はスワンナプームから直接パタヤに向かったんですよね。

11月からいよいよタイが制限付きながら観光客を受け入れるんですよね。日本はかろうじて入国の対象国となったようですが、かなり手続きは面倒みたいです。

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2021年10月26日 (火)

三崎マグロを城ヶ島で食らう

8月のミニショートトリップの続きです。

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<城ヶ島>PowerShot

京急油壷マリンパークを後にし、向かったのは城ケ島でした。

移動はほんのわずかです。この島に渡る、城ケ島大橋、以前は有料でしたが通行料を取らなくなっておりました。些細なことですが、ラッキーです。

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<目指した店>PowerShot

県営駐車場にクルマを止め、こちらを目指します。あらかじめネットで調べてきた店なんですが、店内を覗くと客は半分以下の入りです。

ならば大丈夫だろうと突入しようとすると、貼り紙があり「昼食時間帯は入場制限をしています。しばらくお待ちください」とのことでした。

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<ひと気なし>PowerShot

この一角は海を挟んで向かいが三崎漁港なんですよね。したがって、魚料理の食堂も数多いんですが、歩いている人がほとんどいません。

また、食堂も大部分が閉まっていました。さて、どうするか。

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<ここはやってる>PowerShot

城ヶ島灯台に続く狭い通りです。ここを進んでみますか。

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<中村屋>PowerShot

ここは歓迎してそうな。暖簾も強風にめくれ上がってます。ではここにしましょう。

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<座敷>PowerShot

通されたのは座敷でした。

有名人の写真やサインがずらっと並びます。結構来店してますね。だからといって味には関係ないけど。

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<写真入りメニュー>PowerShot

どれにします?あ、そうですか。もう1品シェアしますか?あ、そうですか。

ということで、3人とも単品での注文です。

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<副食>PowerShot

浅漬けのきゅうりはもともと付くものです。

隣のところてんは店のサービスのようでした。

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<味噌汁>PowerShot

こちらも定食には付きます。かすかに磯の香りがするような、しないような。ま、ごく普通の味噌汁でした。

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<まぐろ丼>PowerShot

頼んだのはこちら。やっぱり、三崎のマグロでしょ。

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<拡大>PowerShot

小さなものではありますが、エビまでのっていました。ただし、生ではなくボイルされたものですね。

それに、ごはんには刻んだ海苔もかかってますね。

さて、これをどう食すですが。わさびを醤油で溶いて、それをぶっかけるのか。それとも…。

自分の場合は醤油にわさびを少しだけ溶いて、残りのわさびをマグロに少しずつ付け、マグロを醤油につけて頂きました。

マグロの生きのよさみたいなものはあまりわからなかったです。どっちみち、マグロって遠洋で捕ったものを冷凍して港に運ぶんですよね。近海物の大間のマグロはどうだか知りませんが。

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<年季の入った栓抜き>PowerShot

そして、水揚げされたマグロは三崎漁港からこの店に来るんですが。いくら近いとはいえ、海を挟んでますね。

城ヶ島大橋のなかった時代は船で運んだんでしょうね。橋があっても有料の時代は?今はトラックで来るんでしょうけど。

それとも、三崎からこの島向けに運ばれるとか?わからんですね。

ともかく、まぐろ丼、税込み1450円でした。

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<シャッターを閉ざす店>PowerShot

この店、「黙食」ということで、店のおばちゃんはやたらと恐縮しておりましたが。

ところてんや浅漬けはお代わりもどうぞとか、なんかすまなそうにしてましたけど。

みんなコロナが悪いのよ。今はこのあたりも活況を取り戻しましたかね。個人的には空いていたのでラッキーと思いましたよ。

おばちゃん、美味しかったぜ。

中村屋(食べログ)

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<同行者>PowerShot

アロハ&短パンオヤジブラザース。

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<戦利品>PowerShot

カルロス氏より。

いやあ、すいませんね。すでに美味しく頂いております。

あれから2か月が過ぎ、ひとりは透析を受けながら社会復帰を遂げました。もうひとりはキリル文字の世界をさまよっております。オレだけ不自由な世界をつまらなく過ごしております。

今回、本当にくっだらねー用事がこのあと入っていて、天気も回復したというのに短時間のミニトリップですいませんでございました。あと半年すれば、かなり時間が自由に使えるようになります。また、どこかへ案内させてもらいますぜ。

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2021年10月24日 (日)

テクノポップとテクノ派生の音楽

かすてら音楽夜話Vol.132

 

いきなりの「Rydeen」(作曲:高橋幸宏)でございました。終盤がカットされていますが、一応SONY MUSICの公式チャンネルからのアップです。

いうまでもないことですが、Yellow Magic Orchestra(イエローマジックオーケストラ、YMO)は、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏からなるテクノを主体とするグループです。

YMOの結成は1978年で同年にアルバムデビューするとともに、翌年にはワールドツアーを行っていて世界的な評価を受けたグループでもあります。

YMOのすごいところは、やろうと思えば打ち込みやサンプリングで演奏できそうなところを、しっかりと高橋幸宏のドラムを据え、細野晴臣のベースとでリズムを作り、その周りで坂本龍一のシンセやサポートメンバーのギターなどを絡ませた、ライヴも凄い「バンド」であったことですね。

Ymo

この「テクノ」という概念ですが、電子音を主体とする無機質なサウンドともいえますが、やや曖昧です。

1970年代後半になり、自由に音色を変化できるシンセサイザーが安価(それでも相当高額)に普及してきたことと、音をコンピューター処理できるサンプラーなどが登場してきたことで、日本ではYMOが、ドイツではクラフトワークが登場してきたのです。

YMOのワールドツアーの成功も大きな影響を生み、テクノのテイストを取り込んだバンドやグループも続々と登場します。ま、それ以前もシンセサイザーを使用した電子音楽はあり、その下地はすでに作られていたと思います。

 

いうまでもない、「Star Wars Theme」(作曲:John Williams)ですが、Mecoというグループのディスコヴァージョンです。1977年と映画と同じ年にリリースされ、インストゥルメンタルとしては異例のビルボード1位獲得曲でもあります。

個人的には、映画やジョン・ウィリアムズのオリジナルよりもインパクトあったかもしれません。

また、1979年にはこんな大物までが影響を受けております。

 

Wingsの「Goodnight Tonight」(作詞作曲:Paul McCartney)でした。英米ともに5位のシングルで、なぜかアルバム未収録ですね。

イントロはもろフラメンコですけど、ディスコシーンを意識していたような気もしますね。そして、これまでのポールにない電子音やヴォコーダーで声を加工するなど、明らかにテクノを取り入れた曲です。

でも、わたしゃ、この曲が好きですね。そのため、普段は購入しないポールのベストなども手に入れたほどです。

まあ、影響を受けたのは日本も同様です。

 

ここからは日本の派生曲ということになりますが、イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」です。1981年のリリースでオリコンシングル7週連続1位を獲得。年間4位ですね。

イントロがもろ「ライディーン」なんですが、それもそのはずで作曲は細野氏。作詞は松本隆というはっぴいえんどでおなじみのコンビですね。細野氏は松本隆の詞をもらって30分で作ったとのことですが、長江健司の歌はともかく、ユーミンや坂本龍一からかなりの評価を受けたとのことです。

細野氏がその後さまざまな歌手へ曲を提供するようになったのは「ハイスクールララバイ」以降のことでした。

そして、テクノはひとりのフォーク歌手を変貌させてしまいます。

 

ヴァージンVS(ヴァージンヴィズ)の1981年のデビュー曲、「ロンリーローラー」(作詞作曲:A児)でした。映像はTVKのFighting 80より。

A児こと、あがた森魚(あがたもりお)は1972年に「赤色エレジー」という自作曲でデビューし、オリコン7位のヒットを記録しています。ですが、当時の印象は曲の印象もあり、とても暗いものでした。

それが長髪を切って、サングラスをかけてのイメージチェンジです。

とはいえ、このグループ、「ロンリーローラー」がフジテレビ系のドラマのテーマソングでもあり、その後もフジのタイアップが続き、さらに有名にしたのが「うる星やつら」の挿入歌やエンディングテーマなどに起用されたことですかね。

「ロンリーローラー」は中古シングルで購入しました。

そして最後はこちら。

 

1979年のPlasticsのデビューシングル、「Copy」(作詞:中西俊夫 作詞:立花ハジメ)でした。

彼らは最初はドラムもベースもいるバンドで仕事つながりのアマチュアバンドでしたが、ヴォーカル兼ギターの中西、ギターの立花、女性ヴォーカルの佐藤チカだけがバンドに残り、元四人囃子の佐久間正英(ベース)と作詞家でもあった島武実(高田みずえ「硝子坂」など)が加わり、ニューウェイヴ、テクノへとシフトしていきました。

佐久間は伝説のバンドのベーシストではあったものの、メンバーの演奏テクニックではほかのバンドとは太刀打ちできないと考え、自らがシンセサイザーに転向し、島さんはリズムボックス(ドラムの代わり)へ配置しました。このあたりからテクノ的な要素が加わっていったと思われます。

この、「Copy」はイギリスのインディーズレーベルからのシングルで、ファーストアルバム発表後にはアメリカツアーを行うという、海外での評価を受けるバンドでした。

しかし、1981年に突如の解散です。これは佐久間氏が期間限定の参加を事務所から申し渡されていたからともいわれています。

さて、この後は日本の楽曲ではあからさまなテクノは姿を消していくのですが、シンセサイザーはもはや欠かせないものとなり、打ち込みやサンプラーもどんどんと取り入れられていくことになります。

それでも電気グルーブとかPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅなどに受け継がれていったことになりますかね。

★ご意見、リクエスト等、コメントでお願いします。高評価もお願いします。

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2021年10月21日 (木)

ニッポンの炭酸水

世界のミネラルウォーターVol.24

久々、この企画です。思い起こせば、1年半ぶり。ま、その間まったく渡航できてないですからね。

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<サントリーThe Strong>Powershot

夏の暑い盛りに訳あってビール及び発泡酒の購入をやめることにしました。

ステイホームする→運動不足になる→体重が増える…ということで、一念発起したんです。

その代わりが炭酸水でございました。

なお、家飲みの発泡酒・ビールはやめてますが、外でいただく分にはOKしております。また、アルコール断ちというような極端なものではなく、週に1本はワインを購入しております。

まあ、色々炭酸水も出てますね。ビール替わりなんだから炭酸の強いほうがよかろうと、サントリーのThe Strongというものを試してみました。ま、炭酸が含まれているだけで水としての味などは違いが判らないのですが。

これを、氷をぶち込んだビールジョッキに注ぎます。500ml程度なので、ジョッキ2杯くらいです。

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<WILKINSON>PowerShot

厳密にいうと、WILKINSONは日本生まれじゃないですが、アサヒ飲料が出していますね。商標を買い取ったんですかね。

アメリカのビールとして有名なバドワイザーも実はチェコのビールで、アメリカ資本がそっくり買い取ったんですよね。それと同じですかね。

これも、味の違いが判らんです。でも、なんか物足りない。

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<サントリー天然水SPARKLING>PowerShot

こういうのを見つけました。The Strongと同じくサントリーの製品です。

こちら、オレンジ果汁の味が付いております。でも、果物の成分は使ってなくて、味のみです。つまり、ノンカロリー。

しかも、The Strongよりも炭酸が強そうなんです。というのも、開栓するときの音がこちらのほうが強いのですね。炭酸の持ちもよさそうです。惜しむらくは量が少ないので、ジョッキ2杯は無理。仕方ないので大目に氷を入れました。

こちら、グレープフルーツ味もありますが、オレンジ味のほうがわたしゃ好みです。

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<WILKINSONも>PowerShot

ここも、同じく風味付けした製品がありました。オレンジ味はなかったです。天然水と比べると炭酸はちょっとばかり弱め。

天然水で決まりかなと思っていたのですが。

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<三ツ矢サイダーW>PowerShot

とある日、これを見つけました。

カロリーゼロ、糖類ゼロとあります。

しかしですね、これほとんどサイダーと同じ味なんですね。しかも、炭酸は同じくらいあって、違和感ないです。キャップを回して開栓すると、サイダー独特の香りが立ち上ります。

これははまりました。

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<健康飲料>PowerShot

帯を見ると、「食後の血糖値の上昇をおだやかにする」とあります。特保にはなってないようですが。

三ツ矢サイダーもアサヒ飲料の製品でした。

こちら、三ツ矢サイダーWは1本120円くらいします(スーパー三和価格)。前述の製品は1本80~100円くらい。やや高いですが、これなら飽きません。

炭酸水といっても特大ペットのサンガリアとか安い製品もあります。ただ、1000mlくらいあるので、きつく栓を閉めていても炭酸が抜けちゃうんですよね。

つうことで、ワタクシ的にはこの三ツ矢サイダーWで乗り切れる…はずでしたが、このところの冷え込みで、冷たい飲み物もそうそうたくさんは飲めなくなってきました。といって、常温で炭酸というのはさらに飲めませんしね。

しかし、この4か月くらいで体重は約5kg減りました。運動しないでこれは結構な成果では。もうちょっと頑張ろう。

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2021年10月19日 (火)

マカオでおススメの世界遺産

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<媽閣廟>K-7/DA21mm

マカオは世界文化遺産に30の物件が登録されています。

すべてがマカオ地区の南部にあり、だいたい集中しているのでいい散歩コースですね。

また、画像の媽閣廟とバラ広場は隣接しているし、3つくらいかたまっているところもありますね。そんなに頑張らなくとも見て回れるんですけど、30もあるといささかうんざりしてくるのも事実です。

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<ギアの要塞とギア灯台、ギア教会>K-7/FA35mm

ここはぽつんと離れています。

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<カーサ庭園>K-7/FA35mm

こことプロテスタント墓地、カモンエス広場はほとんど同じような場所にあります。

でも、この3か所はやや離れたところにあります。媽閣廟をスタート地点とすると、セナド広場が中間点、サンパウロ天主堂跡あたりでやり切った感が出てきますかね。

ああ、まだあるの?みたいな。

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<ドンペドロ5世劇場>K-7/DA21mm

おススメはここ。

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<劇場二階席>K-7/DA21mm

1860年に作られた中国で初の西洋式劇場です。こちら、300の座席があります。

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<一階席>K-7/DA21mm

こうしてみるとステージは小さいですね。

一階席は床がフラット。二階席はステージに向かって湾曲した作りながら、後部がだんだんと高くなる、ホールやシアターの定石を踏襲してます。さて、どちらが見やすいのか。

現在、劇などは演じられていないようですが、催事や祝賀会に利用されているとマカオ政府観光局のサイトには説明がありました。

閉館日(火曜)以外は自由に見学できます。もちろん料金はかかりません。

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<民政總署>K-7/FA35mm

そしてもうひとつは、セナド広場向かいのこちら。

ポルトガル植民地時代からマカオ市の市庁舎であり、現在もマカオ特別行政区の役所です。ここも入れるんですね。

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<クラシックな雰囲気>K-7/DA21mm

マカオでは香港のように民主化運動が盛んではないので、大丈夫だとは思うのですが、中国側が警戒してここも自由に入れなくなっている可能性はありますね。

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<歴代総督の写真>K-7/DA21mm

歴史を感じますね。

また、中庭も結構いい感じです。

ここはロケーションもいいので、かなりの数の観光客がいて、あまりいい写真が撮れませんでした。

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<かつての花街>K-7/DA21mm

福隆新街というところで、ここは世界遺産じゃないです。

でも、通りの建物は扉や窓の木製の部分は赤く塗られています。これはここがかつて花街だったことに由来するようです。

現在は健全な店が並ぶところです。雰囲気は日中もかなりいいです。ワタクシが宿泊したホテルはこの近くにありました。

世界遺産の登録物件ですが、訪れてみると「え?これが」というものも少なくありません。マカオにもありまして、ただの壁であったり古臭い廟であったりしますけど。

一応全部回りましたが、もう一度ゆっくりと散策してみたいですね。マカオもどういうわけか冬しか訪れてないので、気候のいい時期に明るい陽の下で写真を撮ってみたいですね。

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2021年10月17日 (日)

駁二芸術特区のトイトレイン

2017年の台湾は高雄より。

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<オブジェ>K-7/DA21mm

高雄港の近くに駁二芸術特区というところがあります。

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<旧臨港線バックヤード>K-7/DA15mm

一部はすでに廃線となった貨物線の駅の構内を利用した公園のようなところに隣接してます。

当初はここが縦貫線の終着駅だったそうです。愛称は哈瑪星(ハマセン)。日本語の浜線の発音そのまま繁体字を当てたものですね。「ハマセン」といいますと、我ら町田市民もJR横浜線のことをそう呼んでいますけど。

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<高雄港>K-7/DA21mm

また、このように港も近くなかなかに雰囲気はいいところです。

ところで、「駁二」とは、この港の第二号接駁碼頭の略称とのことです。倉庫がカフェやお店になっていて、その間にオブジェや立体的な巨大アートがあります。

台湾はこのような使われなくなった施設や設備を再利用するのが上手いです。日本もそういう傾向がこのところ出てきましたが、そこに企業が絡んできて再開発ビルを建てたり新交通システムを通したりと、話が大きくなって資金もかかってきます。台湾はその点もあまり資金をかけないながらも人を集めるようなものを作り出している印象がありますね。

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<台湾新幹線型>K-7/DA21mm

その倉庫群の中に、とても狭い線路が8の字型に巡らされています。

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<MRT型>K-7/DA21mm

それがこのようなトイトレインですね。ほとんどが親子で利用してます。

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<台鉄型>K-7/DA21mm

このように、車両の形も様々。

見た目は鉄道模型をかなり大きくしたような感じですが、かなりスピードは出ます。

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<倉庫前を疾走>K-7/DA15mm

運行ルートは2系統あるみたいでした。

乗ってみたくはありましたが、写真を撮っていたほうが面白かったですね、当時は。

今なら、乗ってみて動画を撮ったりすると思います。

 

なんと、当時のデジイチ、PENTAX K-7というカメラで動画を撮っておりました。デジイチで動画を撮ると、SDカードの容量がかなり減るし、バッテリーも相当消耗するので、今はほとんどやらないんですが。画質はいいですよね。

遊園地などにあるミニトレインよりも、車両が小さいので乗るとかなりのスピード感を感じると思われます。

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2021年10月16日 (土)

Last Show

8月に突如振替休日となった日に、ちょっくらお出かけしてきました。

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<某所のお知らせ>PowerShot

ほとんどのカレンダーが休日の移動に対応できず、この日が休みであることに気づいていない人も多かったようです。でも、自分にとってはラッキーなのでした。

オリンピックは閉会式を終えた直後でしたが交通規制はまだやっているようです。でも、ここは関係ありません。なぜなら横浜横須賀道路だからです。それより、台風の余波で、豪雨のため前がほとんど見えなくなることのほうが厄介でしたが。

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<到着>PowerShot

三浦半島にある、油壷マリンパークにやってきました。

昨年の入院生活から復帰したと思ったら、再び入院する羽目となったカルロス氏の復帰祝いを兼ねてやってきました。

どこかで食事でもという当初の案でしたが、どうせ緊急事態宣言中なのでビールも飲めないので、三浦でマグロでも食べるついでにここはどうかということで、合意いたしました。

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<回遊水槽>PowerShot

正式名称「京急油壷マリンパーク」は1968年に開業し、当時東洋一といわれる設備を誇りましたが、老朽化により閉演が決定し、今年の9月いっぱいで営業を終えたのです。

ま、それだけならばお誘いはしません。ここは小学校の遠足を含め何度も来てますし。

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<ファンタジアム>PowerShot

ここで、イルカ・アシカのショーを行います。ま、それも、しながわ水族館などで見ることはできますが。

このショーが結構物語風で、幼児は思わず(恐くて)泣いちゃうようなシュールな内容なのです。しかし、どこか物悲しいという。

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<ショーの始まり>PowerShot

こちらは1981年から続くもので、わたしゃ、仕事の関係でこれまた何回か拝見しております。

これを見たいがためにやってきたのですね。通常であれば、入場券だけで見ることができました。しかし、閉演が決まってから入場整理券(300円)を事前購入してみることができるのです。そのために、ネットで3枚揃えましたとも。

このショーも1日数回行われるわけですが、その時間指定までされておりました。確かに、マリンパークのチケット売り場はいつになく列ができていたし、この館内もいつになく入場者がたくさんいて、気づくと満席に近い状態でした。

 

冒頭のシーン、水戸黄門のテーマ「ああ人生に涙あり」をアシカが手作り感あふれる大きなキーボードを弾いております。

これまでのショーでは悪の支配を、イルカとアシカが協力して倒し、平和が戻るみたいな割と壮大なストーリーのものでした。今回は最後ですので、ファンアジアム40年の歴史とこれまでありがとうというような、ものに変更されていました。シュールな内容ではなかったですね。

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<ペンギンの着ぐるみ>PowerShot

こちら、陰の主役です。まあ、人間が入った着ぐるみですが、さすがにペンギンをショーに向けて調教はできなかったからだと思います。

悪の親玉などを担当してきた「ペンギンくん」ですね。

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<イルカのジャンプ>PowerShot

アシカに続いてはイルカのパフォーマンスですね。

ちなみに、アシカの演奏の終盤、イルカたちが声を発してコーラスをやってます。

 

このイルカはもう40歳だそうで、相当なおじいさんにもなりますかね。とはいえ、ジャンプの高さは尋常じゃないです。

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<ファンタジアムの歴史を語る>PowerShot

そして、ショーは終盤。ペンギンくんによるマリンパークとファンタジアムの歴史の説明でした。

 

ま、こんな感じで約30分のラストショーは終了。

個人的にはちと、ショーの内容に不満はありましたが、最後を見届けることができて満足ではあります。

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<Caution>PowerShot

なお、同行したBグルの巨匠はマリンパークは来たことがないと申しておりました。そのかわり、油壷のヨットハーバーには来たことがあるとのこと。海の男なんすか。だからアロハなんだね。

ちなみに、三浦半島は上記の鳥の生息地で、「ソレイユの丘」というところでワタクシの同僚女子が、ソフトクリームを見事にかっさわれたのを目の前で見ておりました。皆さん、注意しましょう。

余談ですが、伊豆の加山雄三ミュージアムも来年閉館するそうです。そのうち行くかな。

さ、では昼飯を食べに行きますか。

<追記>
ちなみに、マリンパークの入場料はカルロス氏の障害者割引、および2名の介護者割引でぐっと安くなりました。別に、カルロス氏の介護はしないんだけどね。ありがとうございました。

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2021年10月13日 (水)

ドドンパ…富士急ハイランドにあらず

かすてら音楽夜話Vol.131

 

渡辺マリの「東京ドドンパ娘」(作詞:宮川哲夫 作曲:鈴木庸一)でした。1961年のシングルで、当時はオリコンがなかったので売り上げ実数は不明ですが、ミリオンセラーということですので相当売れた曲です。

この「ドドンパ」というリズム、都都逸とルンバ(もしくはマンボ)が融合したものといわれています。

前回も登場した『昭和レジデンス・赤盤』では知子のロックが、さらにアップテンポなイカしたカバーを収録しております。

んで、何がドドンパなの?といいますと、いささか「東京ドドンパ娘」ではわかりにくいので、次の曲を。

 

1964年、前回の東京オリンピックを挟み250万枚をうりあげたという、和田弘とマヒナスターズwith松尾和子の「お座敷小唄」(作詞・作曲:不詳 採譜:和田弘 編曲:寺岡真三)でした。

イントロ部分を除いて全編リズムがドドンパという曲ですね。音符のちゃんとしたフォントがないので、「トン」とか「ト」などで表現しますと、「♪トン トン トトト トント」の繰り返しです。

この曲、作者不明なんですが、なんでも某所の歓楽街で歌われていたものを無断で使ったということです。歌詞はさらにきわどいものだったようですが、そのあたりは発禁になってしまう恐れがあるので修正したといわれています。

この曲にドドンパのリズムを当てたということですね。

本来、マヒナスターズはハワイアンのバンドなんですが、デビュー後はムード歌謡に特化し、演奏のみはスティールギターも使うなど、ハワイアンの形をとっています。その音で、「小唄」ですからね。なんともシュールな世界です。

それにしても、作者不詳ということでのちに「自分が作った」という人が名乗り出て裁判沙汰にもなった曲ですね。

 

1962年の北原謙二のヒット、「若いふたり」(作詞:杉本夜詩美 作曲:遠藤実 編曲:山路進一)でした。

これも、強調こそしてませんがリズムはドドンパです。

この1960年代はじめはドドンパがブームになり、ドドンパのダンスも作り出されたということですが、なんともドメスティック感が付きまといますね。そのブームも「東京ドドンパ娘」や「お座敷小唄」を超えることができず、ついには終息したとのことです。

でも、あの国民的歌手、美空ひばりも「ひばりのドドンパ」というシングルをリリースしているほどなので、とんでもない流行ではあったはずですね。

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しかし、ドドンパのブームから約10年後、ドドンパが復活しました。

 

桜たまこの1976年のセカンドシングル、「東京娘」(作詞:石坂まさを 作曲:杉本真人)でした。映像は引退後のもので1988年の映像ですが、全然衰えを感じません。

彼女は1961年生まれなので中学3年でデビューしたことになります。歌はうまいですね。と、いうのも作詞を担当した石坂まさをの門下生だったんです。石坂まさをは作曲も行い、代表曲として藤圭子の「新宿の女」があります。

「東京娘」は40万枚のヒットを記録してます。現在ならば相当なヒットですが、当時といえば「およげ!たいやきくん」に「木綿のハンカチーフ」というメガヒットに埋もれたのでしょうかね。1976年の紅白出場者を見てみると伊藤咲子あたりに持っていかれたかと。

それにしてもいきなり「♪ お・じ・さ・ん」ですからねえ、結構インパクトあったと思いますよ。続くシングルは同じ作者による「おじさんルンバ」でしたが、こちらは見事にこけております。

そして、桜たまこですが、シングル4枚、アルバム1枚をリリースしたものの、1979年に引退しております。いったい何があったのか。

さて、ドドンパですが、これ以降新曲のリリースはない模様です。しかし、「東京ドドンパ娘」は相当な数のミュージシャンにカバーされていますので、やっぱりかなりのインパクトはあったのだと思いますね。

ちなみに、この記事は『昭和レジデンス・赤盤』を聴いていてひらめきました。

★ご意見、リクエスト等、コメント欄でお待ちしております。

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2021年10月11日 (月)

レストランが見つからない

例によって過去の没記事から。今回は2013年のジョージタウンです。

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<チュリア通り>KP/DA18-50mm*画像は2019年のものです

ペナンには4回行っております。

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<路面電車の廃線跡>KP/DA21mm*画像は2017年のものです

宿泊するのはペナン通りとマスジット・カピタンクリン通りの間、その中心を貫くチュリア通りあたりの狭い範囲になることがほとんどです。うち、2回はシントラ通りの宿でした。

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<屋台仕様のトラック>K-7/DA16-50mm

その理由ですが、ひとつには島内バスのターミナルとなるコムタに徒歩圏内であること。もうひとつは様々な食を食べられることですね。

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<爆竹>K-7/DA16-50mm

この年、はからずも断食月最終日にペナンにやってきました。

その日の夜はあちこちで爆竹や花火が上がり、その翌朝が「ハリラヤプアサ」というラマダン明けのいわば「ハレの日」です。実際、宗教関係なくマレーシアでは休日に当たります。でも、この日からしばらくは食べたいものをなかなか食べられないという苦境にぶち当たることになりました。

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<ローカル桟橋>K-7/DA16-50mm

逆じゃないのかと思われそうですが、国民の休日で翌日も休む飲食店が多かったです。また、お祝い気分で家族連れで出歩く人が増え、その人が数少ない美食の店に押し寄せるので、「孤独な旅人(ワタクシのこと)」(by エレカシ)が入り込む余地が少なくなるのです。

そんな浮かれ気分も落ち着いてきた3日目、店もほぼ開いてきたので、ニョニャ料理を食べに行くことにしました。

なんといっても、店があまり開いていなかったのでニョニャ料理は食べていなかったのです。場所はHotel Royal Penang近くで、歩くと30分くらいかかります。

なお、この情報は「地球の歩き方」のもので、当時はまだスマホを持っておりませんでした。もちろん、部屋ではネットにつなげるのですが、外に出たときに頼りになるのは印刷された媒体です。

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<店の調度品>GR DIGITAL

しかし、その店は見つけられませんでした。B級グルメの密度の濃い宿周辺と違い、この付近では別の店を探すのも大変です。

結局見つけたのは「笑圓」というところで、その日オープンらしく入口に花輪のかかったところでした。メニューを見ましたが、西洋料理、タイ料理、ベトナム料理の店です。マレーや中華じゃないんですね。店員は中国系のようです。

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<アイスレモンティ>GR DIGITAL

なんと、ビールを置いていない店でした。内部はなかなかオサレな作りですが、客はいません。なんたって評判がないからな。

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<ケーン・キアオワーン>GR DIGITAL

ごはんとカレーは別々に来てました。それをぶっかけたの図。

いや、これは本格的です。マレーシアにはない辛さ。合格、タイの味でした。

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<ビールが欲しかった>GR DIGITAL

これは何料理に分類されるのでしょうか。カレーだけじゃ物足りないので追加の1品でした。

これらにいくら払ったのかはメモを取っているのに記載なしです。よほど、目指すレストランが見つからなかったショックがあったものと思われます。

でも、味はなかなかでした。

とはいえ、現在Google Mapで探してみてもこの店は見つかりませんでした。まあ、場所と知名度でしょうね。

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<アイスバー>GR DIGITAL

帰りにコンビニで仕入れました。路上でかじる。1.2リンギ。

マレーシアのコンビニはセブンもファミマもありません。たぶん、華人が展開しているような店です。酒売ってるし。

<2021/10/12追記>
マレーシアのコンビニにはセブンもファミマもない…と書いたところ、facebookでご指摘を受けました。振り返ってみると初めてのマラッカでセブンに入りました。KLのチャイナタウンにもファミマがありました。

でも、ペナンにはないよなあと思っていたら、できたそうです。

コロナにも負けずに海外進出する日本企業。一般庶民も海外行きたいんだけど。

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2021年10月 9日 (土)

ポタラ宮殿

西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(13)

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<ポタラ宮殿>P-30/SMC A28mm

青蔵公路を走破し8日目にしてチベット自治区の区都、ラサ入りしました。その翌日いよいよラサの観光になりました。

ようやく低地に降りてきたといっても、富士山頂並みの標高です。宿泊していた拉薩飯店は当時Holiday Innと提携していましたが、部屋には酸素吸入器がありました。

道中具合の悪そうなメンバーもいましたが、結局酸素を補給する人はいませんでした。今ならちょっぴりでも吸って試してみるところです。

さて、画像はポタラ宮の正面ですが、我々が入ったのは裏からでした。

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<修復中の裏側>P-30/SMC A28mm

ラサに入ったものの、ツアー一行の移動は陀陀河沿からはるばる乗ってきた暖房もない、三菱ふそうのおんぼろバスのままでした。とはいえ、もう寒さに震えることもないのでそれほど問題はないのでした。

バスは裏につくと、チベット人労働者が働く脇を進みます。平らな土地ではそれほど問題ありませんが、この程度の坂道でも標高のため息が切れるのでした。

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<漢字表記>P-30/SMC A28mm

さて、ポタラ宮の内部は赤宮と白宮に分かれてます。これは外壁の色合いの違いで、建設時期が異なっています。

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<赤宮とラサ市街>P-30/SMC A28mm

ポタラ宮の内部には数えきれないくらいの部屋がありますが、公開されているのはごく一部でした。

そして、内部は撮影禁止でした。それでも、いかにも中国といったところですが、監視の僧侶に撮影料を渡すと撮影許可が出ました。ま、そこまでして撮りたくないというか、当時の撮影感度はとても低く、外付けのストロボを使用してもあまりよく写らないだろうと自主的に判断して撮りませんでした。

現在のようにデジカメになるとばっちり写せるでしょう。とはいえ、このやり方が現在でも通用するかは不明です。おそらくダメでしょう。

ちなみに、当時の中国は公安なども意外な緩さがあり、一線を越えなければかなり自由な撮影ができました。絶対現在のほうが厳しいでしょう。

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<白宮>P-30/SMC A28mm

また、撮影料を渡して内部を撮る方法ですが、ほかの見学者がいると収拾がつかなくなる場合もありますね。

ラサにある別のスポットでもこの方法をよく使いましたが、ポタラ宮に比べ圧倒的に観光客が少ないので、そっちのほうが有効でした。

そして、内部にはヤクのバターから作った灯明が燃え盛り、異様な匂いに満ちてます。慣れの問題でしょうが、いささか気分はダウンしました。

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<空中トイレ>P-30/SMC A50mm

有名な空中トイレがあるので覗いてみました。その時も使用可能なトイレでしたが、しゃがんだ下には遮るものがなく、そのまま排泄物が落下していくというものでした。

絶対写真を撮りたかったのですが、中国人観光客が使用中で、撮影ははばかられるのでした。

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<土産攻勢>P-30/SMC A28mm

裏から入って正面から出るという不思議なルートで退出します。

なんか、観光は短時間で終わってしまった気もしますが、結構な時間をかけていたようです。

バスまでの道すがら、康(カム)と呼ばれるチベットの行商女性たちから土産を買わないかとしきりに誘われます。

当時、日本人は世界中に出て行ったはずですが、ここでは日本語では声をかけられずに、もっぱら英語でした。ツアーの監視役である陳さんは英語ガイドですが、「Where are you from?」と声を掛けられ、「From Tokyo」などと返していました。ま、陳さんが最もあか抜けていることもあります。ちなみに、日本語は全く理解できない人です。

しかし、最もしぶとい商売人は現地ガイドの尹さんでした。高額なタンカを欲しいという社長などを知り合いの店に案内し、そのリベートをしっかりと稼いでいるのでした。

チベットでガイドを数年やるだけでひと財産作れるとも言われていました。

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2021年10月 7日 (木)

無人のタイ寺院+群馬の道の駅

7月の埼玉・群馬遠征最終回です。

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<3つめの寺院>PowerShot

台湾寺院の法水寺から渋川に戻るようなルートをとります。昼食を取った元祖田丸屋も通り過ぎます。

そして脇道に入り、見事な山中にあるのがこちら。

タンマガーイ寺院群馬別院です。

まあ、山の中とはいえ全面舗装道路です。この寺院までの短い道も舗装されてますが、生命力の強い木の根っこがアスファルトを持ち上げており路面がうねってます。ご注意のほどを。

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<尊師>PowerShot

入口を入り靴を履き替え中に入りますがまるで人気がありません。

なので、勝手に見学しましたが何となく居心地が悪いです。

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<瞑想用かも>PowerShot

畳敷きの大広間には、一人用の座椅子のようなものが並べられていました。ざっと30名くらいは入れるようです。

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<托鉢セット>PowerShot

広間に続く廊下です。

タイのデパートやスーパーで見かけるような托鉢用の捧げものがずらっと並べられていました。

しかし、日本ではこうしたものをこういう形で売ってないし。托鉢をしても差し上げる人がいなさそうだし。謎です。

もしかしたら日本国内の遠くに住むタイ人の信者が自分たちで作って持ってきたものでしょうかね。

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<シンボルか>PowerShot

廊下に続き食堂と厨房がありました。その壁にはこのようなものが。

に、しても誰も来ないな。

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<謎のバンガロー>PowerShot

敷地内にはこのようなものが。

誰もいませんでしたが、敷地内にはクルマが1台だけ止まってました。全員でどこかに出向いてる?あるいはこの中で瞑想中でしょうか。

とにかく、誰にも出会わないので謎は謎のままに終わりました。

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<道の駅おのこ>PowerShot

その後、山を下り長野原方面への道へ。

ここに道の駅があります。目的はただのスタンプ集めですが。腹は減ってないし、名物もなさそうなので、やることがホントに地味です。

でも、あとで判明しましたが、ここの食堂では「おきりこみ」を出すそうです。

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<道の駅こもち>PowerShot

戻って、渋川市中心部に近いところです。関越道までもすぐ。

こちらのほうが新しそうですね。売っているものも地元野菜とか山菜類もありました。

「おのこ」=旧小野上村の地区名。「こもち」=旧子持村。平成の大合併、味気ないすね。

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<高坂SA>PowerShot

オリンピック期間の週末の高速でしたがまるで渋滞なしです。帰りに休んだ高坂では水沢うどんを出していたようです。結構有名なんすね。

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<同行者>PowerShot

今回ご一緒したkimcafeさんとItoさんでした。Ishiiさんの画像は今回なしです。

Bグルの巨匠、もしかして、バルカンの地でもアロハにハーフパンツなのか。

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2021年10月 5日 (火)

俺にカレーを食わせろ

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<オムカレー>PowerShot

いつだったか外食でカレーを食べました。

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<すき屋>PowerShot

でもこれはすき家のカレー。普通のカレーベースに卵をのせたもの。これで620円也。

味気ない割に意外に高い。

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<味は良し>GR DIGITAL

一応カレー専門店ですが。しかも、地域限定のほうれん草ベーコンカレー。

辛さの指定のできないターミナル21のCoCo壱番屋。でも、これじゃない。

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<ミニイドゥリ>GR DIGITAL

チープでもこういうのがいいですね。

ガラスではなく金属製のカップで飲み物をいただく。

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<ゴビマサラ>GR DIGITAL

同じ店で金属の容器に入ったカリフラワーのカレー。

量がたっぷりありますが、数名でシェアするものなんでしょうね。

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<カタカリのシール>K-7/DA16-50mm

そう、ここはインド。南インドでカレーを食べたいです。

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<ティルバンナマライ>K-7/DA16-50mm

記事のタイトルはわかる人がいるかどうか、大槻ケンヂがヴォーカルを務めるバンド、「筋肉少女帯」の「日本印度化計画」という曲のフレーズです。

松屋やすき屋のチープなカレーじゃなくて。ココイチの(日本の)本格カレーじゃなくて。インドのカレーが食いたいのよ。

それならば、急増しつつあるインド系の人がやっている店に行けばいいじゃん。と、思われそうですが、やっぱりロケーションが店を出ると日本だしね。

インドなんだよ。

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<ティルチィ>K-7/DA50-200mm

こういうロケーションであちらのカレーを食べたい。

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<マドゥライ>K-7/DA16-50mm

インド人に囲まれながらインドのカレーを食べたい。

いや、極端な話、カレーじゃなくてもいいです。あれ?

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<バラナシ>K-7/DA21mm

現実的な話、インドでは朝食の食パンのトーストや、一部の都市にあるなんちゃって中華、マクドナルドなどを除き、基本インド料理となります。

渡航できたとしても、終盤には「日本のカレーライスを食わせろ」となりそうですが。

ともかく、自分を異空間、異次元の世界に放り込みたいわけです。特にインドは年に1回くらいは発作的に行きたくなります。

とはいえ、バックパッカーの教祖、「ゴー・ゴー・インド」で有名なあの作家さんも、年に1回はインドをバイクで走り回る旅写真家も国内に踏みとどまってますね。

自分の場合は暇があってもなかなか家を空けられない事情がしばらく続きますので、先人に見習ってしばらくは踏みとどまって、扉が開かれるのを待つことにしましょう。希望をもってですね。

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<アレッピー>GR DIGITAL

インドは逃げない!

本日、75万アクセス達成いたしました。コメント減ってるんですけど、なぜかアクセスは上がっております。ありがとうございました。

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2021年10月 3日 (日)

昭和カルト歌謡

かすてら音楽夜話Vol.130

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ワタクシの知り合いにミュージシャンをやっていた人がおります。ブログにも数回登場し、かつコメントも下さる「すずき銀座」さん、またの名を「トーマス」さんといい、かつてテレビ朝日で深夜に放送していた「えびす温泉」という勝ち抜きのオーディション番組に「知子のロック」として登場された方です。

初めて登場した時のインパクトはかなりのものでした。お揃いのパンタロンにフリルのついたシャツといういでたち。インタビューに対応するのはリーダーのトーマスさんでしたが、茨城訛りがロックというよりはのど自慢の出演者みたいでした。

また、ヴォーカルの知子はアニメ声ながら歌いだすとパワフルでど演歌調にもなるなど、未知の可能性を感じさせるグループでした。

そして、1年ほどが過ぎ知子のロックはついにCDデビューを果たします。当然ながらデビューアルバムの『ルートRockで待ってなよ』を購入し、渋谷の小さなライヴハウスに演奏を聴きに行ったものです。その時にメンバーと話すことができました。

また、新宿のライヴハウスの演奏では時間があったのでとある喫茶店に立ち寄ると、そこに知子のロックのメンバーが入ってきたのでした。不思議な縁でございます。

そんな彼らの演奏ですが、すでに解散してしまってますので公式なものはございません。削除覚悟でアップしてみましょう。

 

知子のロックで「サイケな街」(作詞:水木ひろし 作曲:桜井順)でした。

この曲は万里れい子という人の1968年のシングルのカバーです。昭和カルト物を集めた『昭和レジデンス・赤盤』というコンピレーションアルバムに収録されております。

さて、その万里れい子とは、のちに森田公一とトップギャランに加わった渡部玲子さんでした。

んでは、万里れい子オリジナルをどうぞ。

 

コーラス部分などが知子のロックに通じてますね。

もっとも、知子のロックは「平成のヤングに昭和のサウンドを聴かせるためにタイムスリップしてきたバンド」ですから、大いに昭和40~50年代の香りがプンプンなんですけど。

<2021/10/08追記>
作曲の桜井順さんですが、つい先日お亡くなりになりました。代表作として「黒の舟歌」「マリリン・モンロー・ノーリターン」などがあります。これまた、深堀したくなるお方ですね。合掌。

さて、『昭和レジデンス』(赤盤・青盤とあり)の収録曲をたどってみると、あの人がこんな曲をという例もあります。

 

西郷輝彦の1973年のシングル、「ローリングストーンズは来なかった」(作詞作曲:藤本卓也)でした。

1973年なんですがあのストーンズが初来日する予定で武道館のコンサートもありチケットも完売だったのですが、メンバーの麻薬不法所持などによる逮捕歴やビートルズ来日時の混乱が予想されるため、入国許可が出ませんでした。

それにしても「星のフラメンコ」で一世を風靡した大スターですから、ストーンズの話題にも敏感なんでしょうかね。それにしても、事務所はよくぞこの曲をリリースしたものです。しかもA面ですよ。

ちなみに作者の藤本さんは五木ひろしの「待っている女」などのヒット曲もある方です。

しかし、今でもそうですが日本の入管って非人道的ですよね。元ビートルズのPMさんや超大物俳優(パンツ事件)みたいに成田で不法所持が見つかったわけではないのに。

Snacky

さて、最後に紹介するのはこちら。

 

海道はじめの1968年のデビューシングル「スナッキーで踊ろう」(作詞:三浦康照 作曲:船村徹)でした。

いやあ、地獄の底で歌っているような独特のインパクトですね。

ちなみに、ジャケットに写るスナッキーガールズですが、小山ルミ(左)と吉沢京子(中)でございます。

この海道はじめという方、船村徹のお弟子さんなんですね。船村徹によるとこの曲は厄年を乗り切るために作ったともいってますね。

そして、この謎の「スナッキー」とは、プリマハムの新製品のソーセージの商品名で、このシングルを先行発売し、ジャケット裏のスナッキーダンスなどを流行らせてプロモーションをさせたかった狙いがありました。ジャケ写の海道さんの手つきもソーセージを思わせるようなものです。また、プリマの社員にはこの曲を密かにリクエストさせて、全国に「スナッキー」の名前を浸透させようという狙いもあったようです。

なお、リンクは張りませんがYouTubeには「スナッキーで踊ろう」の誕生秘話が3作上がっております。かつてNHKで放送された番組なので、きっちりしております。

なお、海道さんは民謡教室の師匠で中野で麦とろを出す店や喫茶店を経営しているそうです。

Sresidence

また、『昭和レジデンス・赤盤』には海道さんと知子のロックによる「新・スナッキーで踊ろう」ライヴ盤が収録されております。残念ながらYouTubeにはありませんが。

この手の話はものすごい好きで、話は尽きませんが今回はこのあたりで。

トーマスさん、なんとかネタを生かせました。

★ご意見・リクエストなどコメントでお待ちしております。

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2021年10月 2日 (土)

コンケンのクイッティアオ

2017年の話です。

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<コンケン第二バスターミナル>KP/DA18-50mm

この年、イサーンを旅しました。主な交通手段は鉄道だったのですが、ウボンからコンケンというルートはバスになります。

以前、ウボンからナコンラチャシマー(コラート)へバス移動したことがあります。バスはバンコク行きで、鉄道沿いのスリンやブリーラムなどを経由していくのかと思ったら、ヤソーントン、ローイエットを経由し、コンケン直前にコラート方面に方向を変えるというものでした。

この時は経由地で10分程度の休憩があって、食べ物を仕入れる余裕がありました。

さて、2017年のバスもヤソーントンやローイエット、カラーシンに立ち寄りますが、休憩なし。まったく何も仕入れられません。

バスが到着したのはコンケン第一バスターミナルです。コンケン郊外で宿まではタクシー。出費がかさみますね。

泊ったのはコンケン中心部です。その近くにコンケン第二バスターミナルがあります。次に行くルーイへの便がここから出ているのか見に行きます。

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<麵屋にて>GR DIGITAL

なにしろ、昼抜きでしたので、その麺屋を見つけた時にはすぐにテーブルについていました。

「センレックナーム」とだけ注文しました。米粉の中くらいの太さのスープ麺ですね。

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<具>GR DIGITAL

おお、美味いです。腹が減っていればなんでも美味いよ。具はルークチンと豚肉ですね。全部のせにしてくれたようです。

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<リフトアップ>GR DIGITAL

野菜がたくさんあるのは、イサーン流でしょうか。ラオスでは麺を頼むと野菜が別皿で提供されます。イサーンもかつてはラオスの領土だったりしますし、別皿提供の店も結構あります。また、イサーンの人の中には箸をうまく使えず、レンゲだけで麺を食べる人もいますが。

麺をよく見るとセンレックというよりセンミーみたいな感じもします。つやつやしてますし。ま、美味かったからいいことにしましょう。

麺屋の兄ちゃんにどこから来たと英語できかれました。なかなかフレンドリーなとこらしい。料金は40バーツでした。

第二バスターミナルでは無事にルーイ行きの便を見つけました。

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<出発日>GR DIGITAL

ルーイに発つ日、別の麵屋に行きます。ここはどうやら50バーツらしい。

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<来ました>GR DIGITAL

別の店にしたのは異なる味を期待してのこと。「センヤイナーム」と告げて注文したのがこちらです。センヤイは米粉の最も太いもっちりした麺なのですが。

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<またもや>GR DIGITAL

あれ?どう見てもセンヤイではありません。2日前の麺と同じような感じです。

具は二種類のルークチンと焦がしたニンニクでしたが。

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<調味料>GR DIGITAL

なんだか当時はよくわからなかったのですが、思い返してみると麺のつややかさなどから、タピオカが練りこまれた、「クワイジャップユアン」の店だったのかもしれません。

どちらの店も普通の麺屋だろうと、作っているところや置いてある麺の種類などは確認してないのですね。

クワイジャップユアンとはベトナム風クワイジャップということですが、ベトナムでは「バインカイン」という名前になります。でも、ベトナムでは食べてないんだよな。

ま、腹が満たされたからいいか。ウボンでこの時初めてクワイジャップユアンを食べたのですが、その前のウボンでも別の店で変わった麺を食べたことがあります。あれも、クワイジャップユアンだったようで。今度またイサーンに行くときには麺をよく観察しましょ。

ちなみに、センミーはめったに食べません。さ、ルーイに行こうか。

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