世界遺産を眺めながらのメシ
2009年のチュニジアより。
<エルジェムの闘技場>MZ-3/FA35mm
チュニジアのスースとスファックスの間の内陸部にエルジェムという小さな都市があります。ツワモノはチュニスから日帰りしてしまうようですが、わたしゃ、スファックスからルアージュという乗り合いのワゴンで日帰りしました。ま、タイでいうロットゥみたいなものです<ルアージュ。
<闘技場内部>MZ-3/Sigma20mm
闘技場ということはもちろんローマ時代のもので、ローマにあるコロッセオ同様、剣闘士(グラディエイター)同士の戦い、あるいは剣闘士と猛獣との戦いが見世物として行われたところです。
<モノクロヴァージョン>GR1s/GR28mm
ここが世界遺産となっています。
当時はフィルムカメラをメインで使っていましたが、コンパクトカメラとしてレンズが優れているRICOHのGR1sというカメラにモノクロフィルムを詰めて持っていきました。
今では大したことはない性能だと思いますが、コンパクトカメラなんだけど、初心者向けの一眼レフのレンズセットと同じくらいの価格はしましたね。
<なかなかに暑い>MZ-3/FA35mm
闘技場のグラウンドレベルや観客席は日を遮るものがなく、真夏のアフリカなのでかなり堪えます。
では、そろそろ昼めしにしますか。
<昼食>GR DIGITAL
エルジェムは小さなところで、闘技場以外これといったものがありません。闘技場を出ると一番最初に見つけたレストランに入りました。
結構絶好のロケーションなのであえて店内ではなくわずかに日よけが設けられたテラス席に座りました。水だけは注文したものです。パンとオリーブは自動的に付いてくるものですね。中央にある皿は「ハリサ」というもので、チュニジアでは最もスパイシーなペーストです。これをパンにつけたりします。食事にはなくてはならないものですね。
オレンジは初めからテーブルにあったもので、食べると料金が発生しますね。
<プロシュット>GR DIGITAL
頼んだのはこれだけ。羊肉の串焼きで、トルコではケバブになりますね。モロッコでも同じマグレブの国なので「プロシュット」で通じますね。
串1本では少なそうですが、暑いのでこれで十分でした。
<食事中の眺め>MZ-3/Sigma20mm
座席からはこんな具合。闘技場はあるし、ラクダ(もちろん観光用)もいるし、ムスリムの伝統的な服装をした女性も通りかかる。
これ以上のシチュエーションはないでしょう。この1枚がこの年のベストショットだと思います<自画自賛。
<落書き>GR DIGITAL
さて、闘技場ですが剣闘士や猛獣の待機する地下のスペースに行くと、こんなものを見つけました。しっかりと彫られてしまったアラビア文字のイタズラです。この他にアルファベットのものもありました。
他の国でも見かけましたね。さすがに当時は緩かったようです。今このような行為をしたら逮捕ですよ。それに、係員が見逃してもSNSで上げられちゃいますので、そのうちだれがやったかわかるでしょう。
| 固定リンク | 2
「Food」カテゴリの記事
- 台湾の日式咖哩新事情(2024.02.22)
- シーロムの水没オフ(2024.01.26)
- ランプーンのバミー(2024.01.21)
- チャンタブリーのふたつの市と海鮮ガパオ(2024.01.09)
- シャコと胡椒(2024.01.05)
「05b Tunisia」カテゴリの記事
- チュニジアのクルマ(2022.01.08)
- 世界遺産を眺めながらのメシ(2021.12.29)
- タバルカのHôtel Novelty(2021.12.23)
- 指導者の肖像画のある国(2021.12.18)
- 北に地中海を望む(2021.12.10)
コメント