ノルブリンカとパルコル散策
西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(15)
<ノルブリンカ入口>P-30/SMC A28mm
セラ寺の後は、市内に戻りダライラマの離宮であったノルブリンカへ。
<ノルブリンカ>P-30/SMC A28mm
ここも内部は撮影禁止でした。寺院と違い、係が監視しているので、袖の下は通用しません。
しかし、立派な寝室やバスルームがあり、チベット動乱以前の時代にしてはかなり豪華なつくりであったと思えました。やはり、当時のダライラマの権威や力は絶対的なものであったと思われました。
ということで、建物の写真はこれくらいです。しかも、このあと、現地ガイドの尹さんは2軒も土産物店に案内する始末です。
<パルコル>P-30/SMC A28mm
夕食をホテルではなく、外で取ることになりました。場所は八角街とも呼ばれるパルコルというところです。
ラサの中心街でここにはジョカン寺があり、巡礼や物売りなども多くにぎわったところです。なお、パルコルは中心の環状巡礼路という意味を持つとのことです。
バスは店の前に付けてくれましたが、食後にパルコルを散策しようということになりました。これが結構大変でしたが。
<喜捨を受けるラマ僧>P-30/SMC A28mm
ジョカン寺が中心にあり、巡礼路は一方通行です。それも、マニ車を回すときと同じくの右回りでした。
ラサにこれだけ人がいたのかというくらいです。なにしろ、1週間くらい人口希薄なところを回ってきたわけで、人混みというものに遠ざかっておりました。でも、このような散策ができたのも西寧以来ですからありがたかったです。
とはいえ、はぐれるのが恐いので皆つかず離れずでした。個人旅行でしたらそんな心配はいらないのですが。
<皆さん同じ方向へ>P-30/SMC A28mm
やはり逆行する人はいませんね。
<五体投地>P-30/SMC A28mm
こちら、ジョカン寺の入口です。これが人生初の五体投地を目撃した瞬間ですね。
大部分の人はここで五体投地を始めますが、巡礼の中には五体投地をしながらやってきた人もいるわけで、画像の左端にいる二人は着ているものがボロボロに擦り切れていました
ジョカン寺にはまた改めて来ることになります。
<康のパフォーマンス>P-30/SMC A28mm
バスに戻るように回っていくと、康(カム)と呼ばれる一般のチベット人とは異なるやや異形の人たちが何やらやろうとしていました。結局それは謎なのですが、これを取り巻くように見ているのは普通のチベット人です。
Wikiで調べると、カムというのはチベット東部から四川省と雲南省にまたがる地域の名称ですね。そして、カム地方の人々は長年中国政府ともかつてのチベット政府ともちょっとしたいざこざを起こしていたようです。独自の文化を貫き通そうとする人たちなのでしょうかね。
<土産攻撃>P-30/SMC A50mm
バスに戻るとチベットのおばさんたちがバスを取り巻いておりました。ハンドメイドの土産を買わそうという試みです。やっぱり現金収入は大事なんすね。
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